強制わいせつ無罪 キャバ嬢の狂言か?
月
日(木) その
出かける頃には雨は上がり、しかし風が強く、ハゲヅラを飛ばされないよう…ってオイッ
JRが止まってるとかで東京メトロがたいへんなことになっており、しかし私が改札に着くと同時くらいにJRの山手線は動いたとアナウンス、人の群れがどっと出て。
裁判所では、民事の広い法廷へ駆け込んでいく男性がいて、何か大きな事件か? と覗き窓から覗いたら、傍聴席はスカスカ、男性はどっちかの本人か代理人弁護士で、遅刻したのだった…ということもあった。
11時30分から東京簡裁826号法廷で、9月24日にたまたま第1回を途中から傍聴した「建造物侵入、窃盗」(高校の女子更衣室から下着盗)の判決。
侵入したのは、男子より女子が3倍くらい多い高校。盗んだのはパンツなど27枚、1万9300円相当。
懲役1年6月、執行猶予3年。
モデルのような奥さんが鼻と口にハンカチを押し当てて泣いた…。
11時から「道路交通法違反」の新件が始まってる地裁529号法廷へ行ってみると、もう閉まってた。そこで、11時15分から「犯罪による収益の移転防止に関する法律違反」が始まってる簡裁728号法廷へ、11時41分頃に…。
他人の通帳を売り、1万8000円をもらって自分は6000円取った、という事件だった。
やっちゃいけないと俺はぜんぶよくわかってる、そのときは仕方なかった、反省した、俺はぜんぶよくわかってる、というタイプの被告人と見えた…。
求刑は罰金30万円。
東京簡裁でこの罪名を傍聴するのは3件目。前の2件も通帳で、売値は2万円、1万2000円だった。いずれも罰金30万円、満つるまで算入だった。
地下の藪伊豆で、かけそば大盛り290円。締切原稿がすべて終わった開放感から、かき揚げ100円を付けた。旨いな~。
彼がどんな傍聴をしてるのかよく知らないが、傍聴マニア、傍聴監視人などより“傍聴民”がふさわしい、かもしれない、そんな傍聴民氏から、13時ちょうどから「強制わいせつ」の否認の判決が30分間で入ってると聞き…。
13時から東京地裁532号法廷(刑事5部、伊藤雅人裁判官)で「強制わいせつ」の判決。
被告人は50代だろうか、スーツのおじさん。保釈中のようだ。
裁判官 「主文。被告人は無罪」
え…ええ~~~っ
行為は、ブラジャーに手を差し入れて乳房を揉み、下着の上から陰部の上に手を押し当て、首筋に接吻するなど…。それを、キャバ嬢を乗せてドライブに行き、千葉県内の第1の現場で行い、都内へ戻っていっしょに焼肉店で食事し、さらに千葉県内の第2の現場で行い、×××まで車で送った、というのが公訴事実で、その証拠はキャバ嬢の証言のみであるところ、その証言には重大な変遷や矛楯が見られ、結局、犯罪の証明がなく無罪…要するにそういうことか。
拙著『裁判中毒』に収録した「強制わいせつ未遂」の無罪に似ている。
一部無罪、控訴審で逆転無罪、検察官請求の再審無罪も含めると、言渡しを傍聴したものとしては、私にとって今回が17件目の無罪になるのかな。
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