とうとうオイラも大富豪!?
以下、7月21日付け毎日新聞の一部。
自転車:一方通行規制 対面事故を防止--警察庁方針
警察庁は21日、歩道や自転車道を走る自転車に、標識で左側一方通行を指示できるようにする方針を決めた。対面通行に伴う事故を減らすとともに、道路を有効活用して自転車専用の走行空間整備を促進するのが狙い。年内の実施を予定している。(社会面に「銀輪の死角」)
道路交通法などで、自転車は車道や車道の端を白線で区切って専用通行帯とする自転車レーンでは左側通行が義務づけられている。これに対し歩道や、縁石、柵で車道、歩道と分けた自転車道は左右どちらも通行可能だ。
警察庁によると、標識標示令を改正し、歩道や自転車道で矢印方向に自転車を一方通行させる標識を新設。都道府県公安委員会などが区間を定めて反対方向への通行を禁止し、左側の歩道や自転車道を通行させるようにする。違反の罰則は3月以下の懲役か5万円以下の罰金。22日から8月20日まで改正案に対する意見を募集する。
自転車について警察庁はどんどん手を打ってくる。全国の検挙件数、指導警告票の交付件数の激増ぶりは20日発売の『ドライバー』に書いたとおり。
検察庁も呼応してか、自転車の事故を「重過失致死」、「重過失傷害」としてときどき公判請求するようになった。
警察庁の一番の野望は、「行政制裁金」制度だ。簡単に言えば、警察官または警察に委託された業者が「違反だ」と現認した事実のみをもって、検察官、裁判官には関係なく、直ちにカネを徴収できる制度だ。ま、運転免許の行政処分のカネバージョンである。
それで、ふと思ったんだけど…。
「自転車の違反をもっと取り締まれ!」という声はあおりやすい。もっと取り締まろうとすれば必ず、「自転車には反則金制度がなく、違反者にも警察にも国(検察&裁判所)にも負担が大きい」という壁にぶち当たる。
そこで、反則金を飛び越えて、自転車専用の行政制裁金を導入する。そうしてばんばん取り締まって“良い実績”をつくり、それから、クルマ、バイクの違反について、反則金を廃止して行政制裁金制度へ移行させる これは素晴らしいアイデアだべ
法制度の特許権って取れるのかな。制裁金1000円につき特許使用料1円でも、年間10億円くらいは楽勝で入る。うわ~、旨い酒を飲みまくって、閉店間際の半額じゃないトンカツや唐揚げを買いまくって、また痛風になっちゃうな~。困ったな~。 ←こいつまた始まったよ(笑)
※ 画像のような、バカ迷惑なバカ駐輪を理由に、とくに迷惑のない駐輪に規制の網をバサッとかける、それが交通行政の基本かと思う。人々は次第に、迷惑かどうかではなく、違反かどうか(→捕まるかどうか)しか考えなくなっていく…。そこからカネを生み出すのが“交通錬金術”なのだ。
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