人を殺すのをヤメた理由
東京・渋谷のライブハウス「チェルシーホテル」でガソリンのようなものがまかれた事件、被疑者は「殺すぞ」「死刑になりたい」などと叫んでたとか。
先日傍聴した「銃砲刀剣類所持等取締法違反」も、「もう刑務所へ行くしかないと思っていた。人を殺して死刑になることも考えた」と被告人の調書にあったという。
『実話漫画ナックルズ』の真ん中のカラーのページに、短い傍聴記を連載させてもらってる。以下は、今月発売号のその原稿から。
弁護人 「自殺したいというのは?」
被告人は大きな声でキッパリと答えた。
被告人 「自らを捨てたかったんです、破棄ですっ! 僕は理想がものすごく高いんです! ケチな人間のくせに、たえず人と自分を比べてしまうんですね!」
うーむ、極端な自己誇大感と劣等感との間で苦しみ抜いてたったことなんだろうか。
弁護人 「死刑になるような重大事件も考えたということですが、ヤメたのはどうしてですか?」
被告人 「人を殺すのは、端的に言って気持ち悪いことですから、できませんでした」
この被告人は、自分の手に握ったナイフで相手の生身の体を刺すとか、苦しみもがく相手の首を絞めきるとか、想像したのか。
催涙スプレーを噴霧し、撒いたガソリンに火を点けて逃げるという方法を、あるいは遠く離れた場所からミサイルの発射ボタンを押すという方法を思いつけば、気持ち悪く感じたかどうか。
さて今日は、女性被告人のたぶん大震災義援金詐欺と、今年に入り勾留理由開示と東京簡裁の開廷表に氏名があった被告人の、東京地裁での1回目の公判期日、かもしれない事件と、どっちを傍聴しよう。
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