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2011年12月の17件の記事

2011年12月30日 (金)

国民の素行等を点数化、6点で国民免許停止処分?

 以下、28日付け朝日新聞、の一部。

外国人の年収などを点数化 「高度人材」には優遇措置
 研究者や医師、経営者ら専門知識や技術を持つ外国人にもっと日本に来てもらおうと、法務省は出入国管理に「ポイント制」を導入する。学歴や年収に応じて点数をつけて高い人ほど日本に居やすくする仕組みで、平岡秀夫法相が28日、概要を公表した。来春にも始めることを目指す。
 新しい制度では、外国人の学歴や職務の経験年数、年収などの項目ごとに点数を積み上げていき、70点以上で「高度人材」と認定する。年間約2千人が対象になる見込み。

 紙の新聞には「『ポイント制』の主な加点項目(研究者の場合)」というのが載ってる。それによると…。

 学歴 博士号を持つ:30点 修士号を持つ:20点
 研究歴 7年以上:15点 5年以上:10点 3年以上:5点
 年収 1000万円以上:40点 900万円以上35点 800万円以上:30点 …等々。

 私は昔、「国民免許制度」というのを雑誌のコラムに書いたことがある。
 銭湯で体を洗わずに湯船に入ったら2点、道路に痰を吐いたら2点、日本国旗の前で敬礼しなかったら6点…。
 累積6点で国民免許は30日間停止。自宅から出られなくなる。国家治安省の天下り法人がつくった、素行改善効果のある国民講習ビデオ(6時間、1万3800円)を買って視聴すると、停止期間は1日に短縮される…。

 そういう社会にだんだんなっていくのかな。
 てゆっかさ、国の収入を増やす方法として、消費税とか税金を上げることのほかに、なんにでも資格や免許を設けて、その受験手数料や更新手数料、また上述のような講習費用で設ける方法もある。
 国民免許制度を創設すれば、莫大な市場が生まれる。国民管理の手段としてもばっちりだし。

 あと、なんでも禁止しておいて、違反だからと取り締まってペナルティを稼ぐ方法もある。駐車違反の取締りは、いまやハッキリと地方の収益事業だ。
 自転車の違反に、そして現在はほとんど不起訴で終わってる軽い交通事故に、行政制裁金を課せば、新たにどでかい財源が生まれることになる…。

 以下は29日付け朝日新聞、の一部。

学力調査で家計把握へ 文科省、格差解消に活用計画
 文部科学省は28日、2013年度の小中学生の全国学力調査で、家庭の経済状況を把握するアンケートを行うことを決めた。学力と家庭の豊かさの関係を調べ、格差をなくす対策を考えるのに生かす狙いだ。
 所得の低い世帯に給食費や修学旅行費などを支援する「就学援助」を受けている子が多い学校は、学力調査の正答率が低い傾向があることが分かっている。

 点数の高い外国人は日本に居やすくして、ダメな日本人は外国へ行ってもらう。「国民交換制度」、そのうちやるかもね。

 メルマガ「裁判傍聴バカ一代」(月105円、初月無料)を購読登録してることは、国民免許の停止・取消処分の軽減事由になるそうですよ、きゃはっ。happy02
 逆だろ、かえって処分が重くなるぞ? え~ん、しょんなこと言わないで~。crying

2011年12月28日 (水)

裁判員裁判専用法廷対応モバイルパソコン等

 「性犯罪被害者の情報・裁判員リストをネット誤掲載」と27日付け産経新聞。いったいどこの事務所がどんな情報を? その点は27日読売新聞の「裁判員候補名簿が流出…弁護士のネット掲示板に」との記事が詳しい。以下は当該読売記事の一部。

 同事務所などによると、この弁護士は数年前から自らが関係した約30件の事件ごとに掲示板を設け他の弁護士らと情報交換していた。掲示板は閲覧者を制限できるが、昨秋と今夏に東京地裁で行われた殺人と性犯罪事件の裁判員裁判を含む13件は、簡単な手続きで誰でも見られる状態だった。掲示板には〈1〉裁判員法で検察、弁護側への送付が決まっている裁判員候補者名簿(計61人)〈2〉性犯罪被害者の実名入りの判決文〈3〉この被害者の携帯電話番号、被告の両親の名前や電話番号――などが載っていた。

P1040854  その弁護士事務所の「お詫びとご報告」がネット上にある。

 27日、裁判傍聴の合間に法務省へ寄り、「平成21年度 モバイルパソコン等の供給に関する契約書」と「裁判員裁判専用法廷対応モバイルパソコン等仕様書」をゲットしてきた。
 契約金額、業者名、どこの地検へ何セット供給したか等々はメルマガで。「裁判傍聴バカ」にふさわしい情報でしょ(笑)。
 ただ、各機器の性能や各ソフトについてについては、pigに真珠、catに小判、今井にカツカレー(←そりゃ違うだろっ)なので、傍聴界のIT担当こと昼下がりの傍聴妻さんにさっそく写しをお渡ししたょ。

 検察の側は、「裁判員の理解をより深めるために」莫大なカネ(元は税金)を投じ、裁判員裁判の「専用法廷に設置された大型ディスプレイ」で、裁判員の印象を、巧みに操ってる一方、弁護人の側は…という話ですかね。 27日は警視庁にも寄り、すっげぇお宝文書をもらってきた。あそうそう、27日はまた駐車監視員に対する「公務執行妨害」に当たったし、毎日が刺激的でもう。その公妨は、“あの情報”とともに第643号に書きますんで。

※ 上掲記事に「昨秋と今夏に東京地裁で行われた殺人と性犯罪事件の裁判員裁判を含む13件」とある。私はエクセルの表に、東京地裁の全裁判員裁判の事件名と被告人氏名と期日を入力しており…。

 「岐阜弁護士会でも情報流出…苦情者の実名など」と28日付け読売新聞。

2011年12月25日 (日)

村八分を国家が強要

 現在発売中の『週刊アサヒ芸能』(合併号)、元航空幕僚長・田母神俊雄さんの連載、「田母神大学校」、第129回「震災で露呈した日本政府の無能ぶり 保守政治の復活こそ“再生”に繋がる」に…。

 このような時こそ、組織力を発揮するのが、いわゆるヤクザです。今年は彼らへの締めつけが厳しかった年ですが、阪神大震災の時、真っ先に炊き出しを行ったのは任侠団体の人たちでした。彼らに救われた人たちがたくさんいるのです。
 社会秩序とは、オフィシャルである警察組織の他に、任侠団体が守る一面があります。彼らは警察が対応できないこと、例えば新宿・歌舞伎町を統制できる組織力があります。任侠団体が力を持っていた時代は、中国マフィアもおとなしくしていました。彼らを排除して警察だけで動こうとしても難しく、現に歌舞伎町には数多くの中国人や韓国人が進出しています。
 ヤクザは社会的反逆者と言われていますが、「社会の役に立ちたい」との思いは強いのです。これも日本的な反社会勢力の特徴であり、よその国のマフィアにそのような気持ちはありません。
 世の中はきれい事だけではいかないのです。
 ここ数年、政治、経済、金融、雇用、任侠団体の扱い方など、日本のよさがぶち壊されています。

 「彼らへの締めつけ」とは、暴力団排除条例のこというんだわね。
 国家が民草の一部を「暴力団員」と定義して、村八分を強要してるようで、ヤな感じ。いや、べつに、ヤクザを「ヤの字」と呼ぶのに引っ掛けてるわけじゃないんで。coldsweats01

 東京都暴力団排除条例
 事実報告書 : 別記様式第3号(第6条関係)
 誓約書 : 別記様式第4号(第6条関係)

 さて来週、26日(月)、27日(火)、東京地裁は開廷が多いょ~。争われてた事件が次々判決となるし。東京高裁も続々判決。例のあの事件の判決もあるし。
 28日(水)の東京地裁は、現在把握できてるところでは開廷は4件のみ。東京高裁は0件。詳しくはメルマガで~。

 条例を制定するのは都道府県。「国家」というのはおかしい? でもね、この条例は警察主導であり、都道府県警察といえども警視正以上は国家公務員。都道府県警察は警察庁(国家警察)の統制のもとにある、という意味で「国家」としたにょ。happy01

2011年12月23日 (金)

白バイにドライブレコーダ

 交通違反マニアとしては非常に興味深い。以下、12月21日付け朝日新聞。

白バイにドライブレコーダー導入へ 神奈川県警が全国初 
 神奈川県警は来年1月10日から、映像や日時を記録するドライブレコーダーを搭載した白バイを導入する。これまで試験運用の例はあったが、正式に運用を始めるのは全国で初めて。多発するひったくりなどの捜査に役立てたいという。
 県警交通指導課によると、白バイ隊員は2人1組のパトカー隊員と異なり、1人で行動する。逃走車両を追う際もナンバーや車種、経路や容疑者の服装などをメモする余裕はなく、記憶と無線での伝達が頼りだ。安全に注意しながら追跡するため、全てを正確に把握するのは難しい。
 そこで県警は約135万円をかけ、警察署に配備する54台のうち車種が最も多い1300ccの白バイ31台にレコーダーを着ける。映像が撮影日時とともに記録でき、遠くや夜間の車両も映像解析でナンバーや車種の識別が可能になる。映像は9時間分保存されるが、捜査に必要ない場合は自動的に上書きされるという。

P1020381  スピード違反の取締りを行うときは、当然、使わないだろう。なぜなら、追尾式の取締りは『改訂新版 なんでこれが交通違反なの!?』のQuestion3536で述べたとおりのものだから。
 画像はパトカーの車載カメラ、2008年6月1日撮影。

 31台で約135万円って、1台約4万3500円。若干高め?
 情報開示マニアとしては、契約書と仕様書をさっそく開示請求しなきゃね。運用についての“達”のようなものがあるはずだから、そこも相談してみよう。

 裁判傍聴マニアとしては、たぶん東京電力社員(事件で解雇)の「強制わいせつ致傷」(裁判員裁判)の判決を傍聴したょ。え~っ? と思う部分があった。それはメルマガ第640号で。

2011年12月22日 (木)

駐禁取締り民間委託、入札で数千万円トクする方法

裁判官 「主文。被告人を罰金6万円に処する」

 ええ~っsign02 すっごいのを傍聴してしまった。スピード違反じゃないょ。その判決理由もすごかったsign01
 被告人は到底納得できないんだろうと思うけど、事件数で3300件近くを傍聴してきた立場から言わせてもらえば、これは最高の判決じゃないのかな。詳しくはメルマガ第639号で。出かける前にかき揚げたい、もとえ書き上げたいっ。

 その前にちょっと。以下、21日付け河北新報。

車差し押さえ 違反金滞納、厳しいお仕置き
 駐車違反に問われた車の持ち主が支払わなければならない放置違反金を滞納したとして、宮城県公安委員会は20日までに、多賀城市の自営業男性(65)と仙台市青葉区の自営業男性(36)の乗用車をそれぞれ差し押さえた。
 県警によると、多賀城市の男性の車は2010年10~11月、県内で計4回、駐車違反を繰り返したが、男性は違反金と延滞金計7万8100円を支払わなかった。
 青葉区の男性の車も09年12月~10年12月、県内で3回、駐車違反の取り締まりを受けたが、男性は違反金と延滞金計3万7800円を滞納していた。
 県警は本年度、悪質な違反金未納者対策として車などを差し押さえ、インターネット公売にかける仕組みを導入。公売で得た代金を未納金に充てる方針を打ち出した。
 県警によると、差し押さえを受け、青葉区の男性は20日、未納金を納めた。多賀城市の男性も「近日中に納める」と話しているという。交通指導課は「悪質な滞納者には今後も強い姿勢で臨む」と話している。

 同じネタについて、22日付けの朝日新聞はこう言及してる。

 放置違反金は、違法駐車の反則金を支払わないドライバーが後を絶たないため、持ち主にも同じ金額を納めさせる制度で、2006年に始まった。普通車の場合、最高2万円だ。
 だが、持ち主も支払わないことが多く、宮城県では11月末現在、計約2200件、3千万円が未納だ。
 県警は、これまで未納者の預貯金を差し押さえてきたが、残高を減らして逃れる事例があり、車を差し押さえることにした。2カ月ほどたっても支払われないと出品する。ヤフオクを使うのは「公売に人手も経費もかけられない」(交通指導課)ためだ。

 宮城県の今年10月までの確認標章(黄色い駐禁ステッカー)取付件数は7592件。大震災&原発大爆発があったにしても、約2200件が未納って、放置違反金制度スタート前の“逃げ得”(不出頭者)の割合より多いじゃん。うーん。

 それはそうと、確認事務委託(駐禁取締りの民間委託)の入札、「うちの会社は首尾良く落札できるだろうか」と不安な担当者もおいでだろう。
 表の入札額には現れず、数百万か数千万か、確実に差をつける方法があることに、私は気づいちゃいましたよ。それ、たぶんまずメルマガに書きます。競合他社に読まれるとヤバイっすよ、ひひ。 ←今回の宣伝はなんか嫌らしいぞオイっ(笑)

 追記: メルマガ第641号の編集後記に書きました~。

2011年12月20日 (火)

警察官証人が無断録音

兵庫県警の警官が法廷で無断録音 「上司に報告のため」
 神戸地裁尼崎支部で8月にあった覚せい剤取締法違反罪の男性被告(42)の公判で、証人出廷した兵庫県警地域指導課の巡査部長が、無断で自身の証言をICレコーダーで録音していたことが19日、裁判関係者への取材で分かった。
 刑事訴訟規則は、裁判所の許可なく公判を録音することを禁止。同支部側から注意を受け、巡査部長は「尋問内容を上司に報告するためやった」と釈明したという。
 被告の弁護人は「他の警官の証人尋問も予定されており、証言の口裏合わせをされれば、裁判の適正さが失われる」と批判している。

 と19日付け河北新報。
 8月の公判でのことが、12月「19日、裁判関係者への取材で分かった」…河北新報のスクープのように読める。でも、河北新報は宮城県。なぜ…?

 それはともかく、傍聴マニア的には非常に面白い記事である。
 ICレコーダーについては、「ほとんどメモを取ってないのに、あれだけ詳細なレポートをネットにアップしてる。あいつは録音してるに違いない」との噂があったことはある。
 私は録音してない。現在のところ、メモのほうが確実で便利、で済んでるから。B5サイズA罫200枚のお徳用ルーズリーフは3週間くらいでなくなるかな。ボールペンのインクは0.5mmで2週間もつかどうか。こんなに文房具を消費する大人になるとは、小学生の頃、思わなかったな~(笑)。

 それにしても、巡査部長の録音はなんでバレたのか。巡査部長はICレコーダーの操作に慣れず…。あるいは、証言が終わって廊下で再生してるところを、書記官か事務官に見られ…。はたまた、次の期日に証人出廷した警察官が、無許可録音が禁止とは露知らず、ぽろっとしゃべってしまったのか。

 「口裏合わせ」については、警察官の証言というのはもともと、警察のほうで、また検察官の証人テストにより、裁判官が有罪判決を書きやすいよう、完全につくってから行うもの。傍聴席で上司がチェックする。
 だから、証言が初めての警察官は緊張して、頭に中に暗記したのを棒読みしてるのがありあり見えることもある。
 ま、録音により「口裏合わせ」の精度が上がるってことはあるだろう。

 以下、刑事訴訟規則

(公判廷の写真撮影等の制限)
第 二百十五条
 公判廷における写真の撮影、録音又は放送は、裁判所の許可を得なければ、これをすることができない。但し、特別の定のある場合は、この限りでない。

 どういう場合にその「許可」をしているのか、「許可」の件数は年間どれくらいになるのか、調べてみようか…。

2011年12月18日 (日)

個人医院で病院長を務めております時東洵子と申します

 諸兄はどうですか、私のほうはこの種のメールが1日百数十通くる。

From: "時東 洵子" <junko.tokitou.officialmail@lover-celeb.info>
To:
Sent: Sunday, December 18, 2011 7:02 PM
Subject: 個人医院で病院長を務めております時東洵子と申します。

> 父の遺産の一部〔58,900,000〕を大至急処分しなくてはいけない自体に追い込まれております。
>
> そこで、第三者の方に秘密裏に譲渡してしまおうと思い今回募集に踏み切ったのが経緯で御座います。
>
> 銀行からの簡単振込みにてすぐにお渡ししたいと思いますのでもし希望される方がいましたら連絡下さい。
> 条件は問いません。
>
> 詳細を記したものを登録してありますので、
> ぜひご覧になってお返事のほどよろしくお願いいたします。
> http://director-of-a-hospital.lover-celeb.info:99/prof6d4o5fdo/

 送信する側は、安アパートにパソコンを何台も置くなどして、1日に数十万通か数千万通か、自動的に送信してるんだろう。

 で、数十億通に1回くらいか知らないけど、URLをクリックする者がいる。
 すると、最初は登録料とかの名目で2000円程度か払わせ(ここで払えばカモ認定)、身元が確かじゃないと大金は払えないからとか言って運転免許証などの画像を送信させ(個人情報を掴んで逃げられなくして)、あとはもうまっしぐら、「文字化けを解除するには費用がかかる」「あんたがヘンな操作をしたからシステムが壊れた。復旧費を払え」等々、あらゆることを次々言いだし、払え払え、払わなければ自宅や職場へ行くと1日に何十通もメールを送る等して、相手がパンクするまでカネを引き出す…。

 そんな被害に遭うバカがいるかょ、げらげら…と普通は思うが、1週間か1カ月に1人くらいは、いるようだ。
「もう少しで5890万円が手に入る。5890万円全額はムリでも、たとえ1割でも自分のものになれば、ここまで払ったカネはすべて取り戻せる」
 と深みへ嵌っていくらしい。
 1カ月に1人から100万円でも引っ張れば、経費を差し引いても十分に儲かるのである。

 現職警察官がまんまと引っかかり…という裁判を傍聴したことがある。バカと言ってしまえばそれまでなんだけど、可哀想だったょ。それはメルマガ第296号「警察官は“ラブドッキュン”の絶好のカモ?」でレポートした。
 引っかかったおばちゃんが「白馬の王子様」を求めて業務上横領をやっちゃったというのも傍聴した。
 その種のメールを、いろいろ文面を工夫して約19億6000万通も送った事件も傍聴したっけ。事件名は「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律違反」。

 ある送信者を告訴しようか、と思ってるんだが…。

2011年12月17日 (土)

浮気男と原発村

 日本国民として、ここは黙っていられない。野田首相はまったくもって正しい。「原発収束宣言」は理にかなっている。
 以下は17日付け産経新聞、の一部。

首相の原発収束宣言に「現実は違う」 各国から懐疑的反応
 野田佳彦首相が16日、東京電力福島第1原発の事故収束への工程表の「ステップ2」完了を宣言したことについて、各国のメディアは首相の記者会見を中継するなど関心の高さを示す一方、「日本政府は画期的な出来事としようとしているが、現実は違う。過去、約半年間の原発の安全性に関する状況は基本的に変わっていない」(米CNNテレビ電子版)などと懐疑的な見方を伝えた。
 福島の事故を受けて2022年末までの脱原発を決めたドイツの公共放送ZDFは「危機が存在しないというような言い方は間違いだ」とする専門家の話を紹介。DPA通信は、別の専門家が「冷温停止を宣言するのはごまかしに等しい」と批判したと報じた。

 原発はもう、どうしようもないのである。どうしようもないけれども、原子力政策を止めるわけにはいかないのである。地方は莫大な“原発ガネ”がなければ破綻するし…。

 浮気の証拠となる携帯電話の発着信履歴やメール等は、可能な限り隠し、一部バレても知らぬ存ぜぬを通し、浮気相手とベッドで重なってるところへ妻に踏み込まれても、堂々と「浮気してない宣言」をすべし。
 妻のほうも、ほんとは婚姻の破綻という現実に直面することを恐れてるので、なんとかうまくいく(浮気も続けられる)ものさ…。

 それと同じ。ウソでも「原発収束宣言」をしてくれれば、国民はほっとするのである。そして、日本はもう、ウソに身を任せるしかないのである。

 なーんて、16日(金)に地裁民事部で事件名「慰謝料」を傍聴して、連想した次第(メルマガ第634号「民事の小さな法廷でダブル不倫の修羅場」)。

 あっ、「傍聴マニアの大忘年会」なんですけど、今年は私がどうにも忙しく、ぐずぐずしてるうちに遅くなってしまい、1月下旬か2月上旬に新年会をと考えてます。
 メルマガでスクープ(笑)したように、国土交通省の中華・麺食堂は夜の営業をヤメてしまったそうで、だから、有楽町か銀座のチェーンの居酒屋で、3000円程度の宴会コースにしようかな、と。
 1月に入ったら、裁判所内の、傍聴券抽選の案内とか貼ってあるあの掲示板に張り出します。ってそりゃムリだろっ。happy02

2011年12月16日 (金)

陰茎押し付けと美人検事と男子高校生

 本業の交通違反・取締りに戻ったらどうなんだ。
 と各方面からご心配いただきつつも、これぞオイラの代表作だぁsign01 と夢中になってるメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」(←リンク先のページの、現時点で上から3番目)。久しぶりに基本的なお知らせを。

one 年末年始と日曜を除く毎日配信で、なんと月105円(1配信当たり約4円)lovely
two 1カ月無料(課金は翌月から)crying
three 月半ばで購読登録しても、その月の記事は全部読めるshine
four クレジットカードがない方も購読可happy01
five スマホでも購読可。

 記事は原則、1号に1件、その時点でいちばんお伝えしたい事件の簡潔レポート。
 編集後記には、東京地裁、東京高裁、東京簡裁の開廷予定のうち、被告人氏名で報道ヒットがある事件、マニア的に注目と思われる事件を、1号につき10件程度を目安に載せてます。たとえばこんなふうに。

1330~1430 826号(20席) 強制わいせつ 審理 ※第3回。罠にハメられたと真っ向否認。被告人は交通ジャーナリスト

 これを参考に傍聴する方もおいでなので、外せません。東京高地簡裁へ来られない方には不要な情報なのですが、「報道されたあの事件が今そうやって刑事裁判の法廷へ出てきてるのか」とお読みいただければ。

 2011年11月以前のバックナンバーのタイトルはまぐまぐのサイトにあります
 2011年12月の、現在までの発行号のタイトルは、以下のとおり。

第633号 あまり期待できないですよと裁判長
第632号 陰茎押し付けと美人検事と男子高校生
第631号 交通無差別殺人のデビルは怖くて謝罪せず
第630号 被告人は法務大臣の庭もやった植木職人
第629号 オービス83キロ超過、20分で結審
第628号 危険運転を認めず予備的訴因の自過傷に!
第627号 シャブ密輸、またも無残な逆転有罪!
第626号 ドキュメンタリエビデンスの取調べは却下
第625号 3日前に別件で逮捕され出廷できません!
第624号 可視化の資機材、ワンセット約97万円!
第623号 こんなダメ男にこんなイイ女が、なぜ?
第622号 手錠の被告人が赤ちゃんのほっぺにキス

 いま購読登録すると、それらがどどっと送信されてきて、数時間後に、これから書く第644号が送信されてきて、月末までに購読解除すると無料、解除しなければ2012年1月分が105円、つーわけです。

 発行(購読)部数はどれくらいなんだ? それは毎号、編集後記の最後に載せてます。
 その部数のうち初月じゃない人の部数×105円(100円?)×60%が、まぐまぐから私の口座に振り込まれる、そういう仕掛けなのです。今井のおおよそのメルマガ収入を把握するためだけに購読登録してすぐ解除する? やめてぇ~。wobbly

2011年12月13日 (火)

ダンテ・カーヴァーさんの無免許運転

 私は悲しいよ。何がって、ダンテ・カーヴァーさんはもちろん、その周囲の人たちも誰ひとり、拙著『最新版 なんでこれが交通違反なの!?』を読んでないことが明らかになったから。
 以下は12日付け産経新聞、の一部。

「白戸家」兄役ダンテを書類送検、無免許運転で
 海外で取得した日本では無効の免許証で車を運転したとして、警視庁目黒署が、道交法違反(無免許運転など)の疑いで、携帯電話CMなどに出演する米国出身の俳優、ダンテ・カーヴァーさん(34)を東京地検に書類送検していたことが12日、同署への取材で分かった。
             (中略)
 道交法では、国外で免許を取得した場合、3カ月以上、その国に滞在していないと国際免許証として認められない。同署によると、ダンテさんは短期滞在で免許を取得しており、「規定についてよく知らなかった」と説明しているという。

 2002年6月1日からそれはダメになったんだと、Question121に分かりやす~く書いたのに。

 ダンテさんは、報道のとおりなら、無免許については不起訴で終わるはず。ただしUターンの違反については、通常は反則金で済むけれども、いちおう無免許なので罰金になる。

 裁判傍聴をしてても、拙著を読んでくれてれば不起訴だったろうに、不起訴はムリでもそんなトラブルにならずに済んだろうに、ということがほんとよくある。
 警察は、てか法務省、最高裁は、拙著を買い上げて全運転者に、全国民に配布すべし。その際は、出版社(草思社)は1冊500円くらいに下げてくれるはず。え~と、印税10%で1冊500円で1億冊だと、ご、5千万円か? やたっ、大金持ちだっsign01 ←こいつ絶対、カネに縁がねーな。sad

電車内での陰茎押しつけ、なぜ逮捕されたのか

 「危険運転2人死傷  被告男に懲役7年 地裁の裁判員裁判」と9月22日、千葉日報が報じた「危険運転致死傷」の控訴審判決。
 その短い報道からは想像もつかない、驚き呆れる運転態様、なるほど被告人は…。という傍聴記をメルマガ第631号「交通無差別殺人のデビルは怖くて謝罪せず」に書きました~。

 昨年9月に電車内盗撮で逮捕された○○党議員、と同姓同名の被告人の「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反」は、電車内での女性臀部への陰茎押しつけだった。いったいなぜ逮捕されたのか。検察官は独特な雰囲気のあるタレント風美人で、「陰茎」という語を連発。傍聴席にはマジメそうな男子高校生が10人いて…。それはこれからメルマガ第632号に書きます~。

 裁判員裁判で検察官は、まぁ見事にモニターを使う。プレゼンテーション用の特別なソフトを使ってるんじゃないかと法務省へ行き、もしかして意外なことが分かったかも。その話はメルマガ第632号の編集後記に。
 「指掌紋自動押なつ装置」のことは第633号の編集後記にしようか。

 あと、法務省で、更生保護施設についての面白い文書をゲットしてきた。警視庁では、「博徒」(山口組、住吉会、松葉会、稲川会等)と、「的屋」(極東会、飯島会、姉ヶ崎会等)、その他、東亜会等のデータを。木村昇一副検事の『新交通事件供述調書記載例集(改訂版)』(立花書房)は面白くてたまんないし、ネタがありすぎてもう…。

2011年12月12日 (月)

650基のNシステムはどこへ?

 ところでNシステムの話。
 自民党政権末期、2009年度の補正予算で増設が決まった約650基、もうすぐ2012年になる現在、ほとんど確認されてない。
 こちら側の諸々の事情から単に把握できてないだけなのか、大部分の設置が遅れているのか、はたまた従来とは違う、目立たないタイプになったのか。
 Nシステムブログの、プロフィール欄にあるメルアドへ、“Nシステムかなと思われるカメラ”の写真と、道路名など場所を特定できる情報をお寄せいただけるとありがたい。ついでに、近くに旨い食堂があるとか、怪しい秘宝館があるとか、付近に原子力関係の施設ができたとか、コメントもいただければ。
 よろしくお願いします~。

2011年12月10日 (土)

違反車両が無いなら無いなりにどうにかできなければ

 週プレで警察とか安協の記事をよく書いてるジャーナリスト・西島博之さんから、11月22日に東京新聞がこんなことを報じてたと教わった。知らんかったsign01

駐車監視員にノルマ 警視庁 板橋署員が指示
 駐車違反を取り締まる民間の駐車監視員に取り締まり目標を設定させた行為は、労働者派遣法に抵触する恐れがあるとして、警視庁が厚生労働省東京労働局から是正指導を受けていたことが、同庁などへの取材で分かった。同庁幹部は「誠に遺憾なことで、関連法規についてまとめた説明書を全署に配布するなど、再発防止を指示した」としている。
 警視庁によると、昨年十一月、板橋署の交通担当の係長が朝礼で、駐車監視員の男性(51)らに、取り締まりの目標件数を述べさせ、目標達成の報告をさせていた。
 男性によると、係長は外来者にも見える署一階のフロアで朝礼を開き、目標を達成できなかった監視員に「大きく手を挙げてください」と指示。「違反車両が無いなら無いなりにどうにかできなければ。プロなのだから」などと言ったという。
 東京労働局は、朝礼での係長の行為は、請負契約の発注者(警視庁)が請負労働者(駐車監視員)に直接、指揮命令することを禁じた労働者派遣法に抵触する恐れがあると判断したもようだ。
 厚労省によると、警察が駐車監視員に指示を伝えたい場合、受託会社に依頼して駐車監視員への指示を出してもらわなければならない。
 男性は、昨年十二月、東京労働局に申告。同局は板橋署への立ち入り検査を実施し、今年五月十七日、警視庁に是正指導した。
 指導を受けて警視庁は、説明書を配布するとともに、六月、受託会社向けの業務マニュアルから「駐車監視員は、特異な事案の発生その他の事情により警察官から指示を受けたときは、必ずこれに従わなければならない」といった記述など、警察が監視員に指揮命令できるとする趣旨の記載を削除した。

 「取り締まりの目標件数を述べさせ、目標達成の報告をさせていた」、この部分は、警察官の場合と同じようだ。
 取締りのノルマってのは、上から「×件やれ」と指揮命令するのではなく、前年の実績などをもとに現場自ら目標を立てさせ、自らその目標に縛られる形を取るらしいんだよね。

 「違反車両が無いなら無いなりにどうにかできなければ。プロなのだから」ってオイ~(笑)。たとえば一時不停止なら、「タイヤが完全に停止してなかった」とか「3秒停止してなかった」とか言って強引に違反キップを切ることもできるが、駐車違反じゃそれはムリっしょ。巡回活動のコースから外れても取り締まれってことなのかな。原付バイクも狙えってことなのかな。

 驚くのは、駐車監視員に対し警察署側が指揮命令することが「労働者派遣法に抵触する恐れがある」って部分。違法を前提に取締りの民間委託は成り立ってたの? 駐車監視員が「東京労働局に申告」ってのも驚きだ。
 違法状態を解消するには、警察が行うはずの指揮命令を、警察と一体不二の統括責任者がやればいい…。統括責任者を必ず元警察官とし、給料を上げ、人数も増やすことになるのか。雨降って地固まる…と。

夕方追記: これを書くのを忘れてた。駐車監視員には特にノルマはないと、複数の駐車監視員氏から聞いている。ノルマなどなくても1日巡回活動をしてれば数件は取り締まることができ、それで十分なんだそうだ。そのことは、他の複数のことと符号する。
 今回の報道の件は、1日ゼロ件が続くユニットに対して、係長はそんなやり方でそんなことを言ったんじゃないかと、まずは思える。
 なぜゼロ件が続いたのか。その「男性」が労働局に申告したってのを併せると、マニア的にはいろいろ想像できる…。

2011年12月 8日 (木)

またも出ました逆転有罪、ひっでぇなこりゃ!

 「裁判員裁判の無罪 2審が取り消し」とNHK。「覚醒剤密輸で逆転有罪判決 犯罪組織との共謀認める 東京高裁」と産経ニュース。「裁判員裁判で無罪の被告、2審で逆転有罪 全国2例目」と朝日新聞。

 12月8日(木)11時~、東京高裁・第4刑事部(小川正持、川口政明、任介辰哉裁判官)410号法廷(42席)、平成23年(う)第1220号、「覚せい剤取締法違反、関税法違反」。

裁判長 「次のとおり判決をします。主文。原判決を破棄する。被告人を懲役12年及び罰金600万円に処する。原審における未決勾留日数中180日をその懲役刑に算入する。その罰金を完納できないときは金1万5000円を1日に換算した期間被告人を労役場に留置する。覚せい剤5966.03g…を没収する」

 訴訟費用は原審、当審とも不負担。
 控訴審における未決勾留日数は、刑訴法第495条により法定算入(全部算入)。

 裁判員裁判の無罪に対し検察官が控訴して高裁(官僚裁判官)がごろんとひっくり返すのは、これが全国2例目なのか。
 そしたら私は2例とも傍聴したょ。
 1例目は小倉正三裁判長だった。あれはひどかった。そして2例目の今回も、ひっでぇ判決だと思ったス。
 裁判員裁判が無罪の決め手としたんじゃないかと思える“あのこと”を、高裁判決はまったく無視しちゃってるんだね。あれを無視したうえで、無罪にも有罪に解釈できることを、徹底的に有罪に解釈する…。
 あと、被告人の態度が印象的だったよねぇ…。

 2例とも傍聴した者としては、最高裁・法務省のチームは、覚せい剤の密輸事件を裁判員裁判の対象事件から、たぶん外すんじゃないかな。それは、世間で言われてるような理由じゃないよ。統治の基本、裁判の役割、国にとって(裁判員制度にとって)国民とは何かってことに関係する。
 でもって私としては、いま警察庁があおってる“自転車騒動”と併せ、日本の未来(中央官僚が目指す日本)が見えるような気がする。

 ちなみに今日は、「危険運転致傷」が認められず「自動車運転過失傷害」になった判決も傍聴した。
 毎日刺激的で、裁判傍聴はヤメられない、止まらないっ。メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」に力が入るってもんじゃないかっsign01
 はい、ここでいったんCMでぇーす。じゃなくて、いったん風呂入って寝て、それから今日のレポートをメルマガに書くょ。また3時間睡眠なんで、もうダメっす。sleepy

2011年12月 6日 (火)

性犯罪者は必ず物色する!

 いまチョー忙しいので簡単に。
 以下、12月5日付け産経新聞、の一部。

強姦致傷罪などで懲役50年の判決 求刑60年
   女性9人に乱暴したなどとして9件の強姦致傷罪などに問われた静岡県■■町、無職、■■■■被告(35)の裁判員裁判で、静岡地裁沼津支部(片山隆夫裁判長)は5日、平成13~20年の5件について懲役24年、21~22年の4件について懲役26年、合計で50年の判決を言い渡した。

 フジテレビのFNNニュースが「9件の強姦致傷などの罪に問われた無職男に懲役50年の実刑判決 静岡地裁沼津支部」として、けっこう長く報じてる。

 マニア的には、「強姦致傷など」ってあるけど、ほんとの事件名は何だったの? と思う。「住居侵入、強姦、強姦致傷、強盗強姦、強姦未遂、強盗、窃盗…」とか、内容も並びも分かんないけども、ほんとは長い事件名だったはず。あとで沼津支部に確認してみようか。

 問題は、裁判員裁判でなくても、検察は懲役60年を求刑したのか、また裁判官は懲役50年を宣告したのかってこと。

 しかし、確定判決(窃盗罪で懲役1年執行猶予4年)の前と後を分けてそれぞれ量定する(←その表現、適当かどうか分かんない)ことについては、私はそういう裁判を傍聴した記憶がない。「確定判決前の余罪」だけなら、たまに見かけるんだが。
 加えて勉強不足があるので、裁判員裁判でなくてもこういう求刑及び判決になるのかどうか、なんとも言えない。
 世間の流れ等からすれば、裁判員裁判ゆえに…だったのかな、とは想像できるけれども。

 とにかく、傍聴マニアとして言わせてもらえば、本件のような犯行を重ねる者は、10万人に1人か100万人に1人か、確実にいるようだ。
 本件被告人がどうだったか知らないが、多くの性犯罪者は、実際に犯行に至らなくても、1人で帰宅する女性のあとをつけたり、女性1人暮らしのアパート、マンションを嗅ぎ分けて、無施錠の窓やドアを物色したり、しているのである。
 本件とは関係なしに一般論として言うなら…ベランダに派手なブラジャーとパンツを干し、窓は開け、玄関は無施錠、そこへ、耳にイヤホンを突っ込んでスマホの画面に熱中しながら帰っていく…。そんな場面を、10万人に1人か100万人の1人の犯罪者に見られたら、もうアウトだと…。

 その程度のこと、検察も裁判所も重々承知だろうに、彼らは被告人を有罪に(ときに重い罪にすることに)しか興味がないように見える。そうして裁判員制度をつくって推進し、さらに重罰化していく、「悪い奴をやっつけろ」という気分ばかり煽っていく。
 世間は、懲役50年と聞いて「ざまぁみろ」「まだ軽い」とだけ思い、相変わらずスマホの画面に目を落として帰宅する…。それでいいのか、と私は思うのだ。 ※悪い奴をやっつけること自体が悪いと言うつもりは全くないので。

 本件は、早ければ来年3月頃、東京高裁の法廷へ出てくるかも。傍聴しよう。
 ちなみに今週の東京高裁は、裁判員裁判が無罪とした事件が2件もある…。

2011年12月 4日 (日)

自転車騒動、警察庁の狙いは!

 自転車の歩道通行。以下は12月1日付け産経新聞、の一部。

現場無視の交通秩序対策に困惑
 幅3メートル未満の歩道を、自転車が通行できなくなるらしい。警察庁がまとめた自転車交通秩序の総合対策のひとつだ。
 これまで、自転車は幅2メートル以上の歩道ならば通行が許されていた。だが、ここ数年、自転車が加害者となる事故が急増したことから、「自転車は車両」「歩道は歩行者優先」をあらためて徹底するのだそうだ。そこには近年横行している、ブレーキのない競技用自転車などの普及もあるようだ。

 だから自転車を車道へ出す。だけど車道は危ない、怖い。どうすりゃいいんだ、ということに世の中はなってるようである。

 ナニ言ってんのか、と思う。
 道路交通法第63条の4第2項により、普通の歩道を自転車が通行するときは、徐行しなければならず、歩行者の通行を妨げることとなるときは一時停止しなければならないのだ。罰則は第121条第1項第5号、2万円以下の罰金又は科料。
 この法律がそこそこ守られてれば、自転車と歩行者の事故なんぞ滅多に起こらないのだ。
 事故が目立つほど起こるとすれば、第63条の4第2項は罰則も含めてザル法なのか。あるいは、ザル法ではなくほとんどすべての自転車は遵法走行してるのに、ごく一部に無法者がいて、しかし分母が大きいので目立つほど事故が起こることになる…のか。

 前者だとすれば由々しきことだ。以下、ホームページのほうに書いたことだが…。
 「法制局長官在任10年」という著者の『法令作成の常識』(日本評論社)に、ズバリこう書かれてる。

 社会の大部分の人々がある法令に違反するという状況にあり、また、その人々の意識では、そういう法令に違反することが別段悪いことと思われず、たまたまつかまったものが運が悪いと思われるような状態になっては……その法令は空文化し、いわゆるザル法となる……こういうザル法が出現することくらい、一般の人々の遵法精神をそこなうものはない……人々に、その法令のみならず、一般に法令を守る気がなくなってくるのは無理もない。

 後者だとすれば、そんな一部の無法者のために、善良な遵法運転者を車道へ追い出すなど、バカとしか言いようがない。

 ま、どうであろうと警察庁の目標は、one自転車登録の義務化、two行政制裁金である自転車違反金の創設、three自転車取締りの民間委託、four自転車で誕生させた行政制裁金をクルマ、バイクの違反へも、そして交通事故へも…これに間違いなかろうと私は推理する。

 「悪質自転車7人赤切符」と12月2日付け読売新聞。こうして取締りを増やせば必ず、
「同じブレーキ違反で、クルマやバイクはソク反則金を振り込めばすむのに、自転車は後日裁判所へ出頭して罰金、前科1犯。不公平だ」
 と新聞、テレビが言うことになる。そこからはfourへ向かってまっしぐら、かな?

 

 ところで…。

P1040850 (1) 平成18年度 録音・録画送致一式の供給及び請負に関する契約書(同業務に係る仕様書を含む。以下同様)
 (2) 平成20年度 録音・録画装置75式の供給及び請負に関する契約書
 (3) 平成21年度 録音・録画装置一式の供給に関する契約書
 (4) 平成22年度 録音・録画装置一式の供給に関する契約書
 (5) 平成23年度 録音・録画装置一式の供給に関する契約書

 いわゆる“取り調べの可視化”の資機材の契約書、仕様書、納入場所一覧表、法務省から開示を受け、メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」(月105円)の第624号でレポートした。もしかして本邦初のレポート?
 これだけ見るために同メルマガを購読登録して、月末までに購読解除で無料で済まそうって? いいっスょ、べつに。他の記事も面白くて解除できなくなるに決まってるから。あっ、ムカつく態度なので絶対解除してやる? 宣伝、失敗こいた~。crying

2011年12月 3日 (土)

警察官が調書を破っても公用文書毀棄!?

P1040847  警察官は、調書の文章をノートパソコンのキーボードを打ってワープロソフト(警察は一太郎だっけ?)で作成する。それをプリンターでプリントアウトして“読み聞け”をやる。被疑者が加除訂正を申し出れば、キーボードを打って加除訂正し、新たにプリントアウトして“読み聞け”を…。
 ただ、「被疑者の供述をネジ曲げて何とか調書を作成したが、あとで否認されるかも。それでも確実に有罪にしたい」というときは、どうでもいいような部分を手書きで加除訂正し、被疑者と警察官の訂正印を押し、裁判官に判決で「加除訂正も適宜為されており、被疑者の供述のとおりに録取されたと認められる」と言わせる…。
 そういうもんだと私は思ってた。

 被疑者が調書を破くと「公用文書毀棄」になる。その裁判は何件か傍聴してきた。
 一方、作成者である警察官や検察官が、被疑者の署名押印を取る前の調書を破いても、何枚でもプリントアウトできる紙切れを破くだけ、どってこたない、と思ってた。
 ところがっsign01 以下は12月1日付け秋田魁新報。

県南の巡査長、供述調書破り訓戒処分 容疑者に内容確認拒否され
 県南の警察署の20代巡査長が公文書である供述調書を破り、本部長訓戒処分を受けていたことが1日、分かった。
 県警監察課によると、巡査長は6月下旬、暴行事件の容疑者を取り調べ、パソコンで供述調書を作成。内容確認のため調書を読み上げようとしたところ、「昨日と同じ内容なので、その必要はない」などと拒否され、容疑者の前で調書を破り、取調室に置いたという。
 同日中に巡査長は調書を破ったことを刑事課長に報告、作り直したため捜査への影響はなかったという。巡査長には、容疑者が内容確認をしていない供述調書であっても公文書だとの認識がなかった。
 処分は10月4日付。

 なんでsign02 だいたい、そんなのを「刑事課長の報告」ってこと自体が解せない。裏に何かあるんじゃなかろうか。
 とにかくね、「容疑者が内容確認をしていない供述調書であっても公文書」、これが全国に広く報じられたら、「俺も調書を破かれたぞ」と手を挙げる者がたくさん出るんじゃないか。私もその1人ですぅ。coldsweats01

(公用文書等毀棄)
第二百五十八条
 公務所の用に供する文書又は電磁的記録を毀棄した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。

 12月からメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」(月104円、1配信当たり約4円)を購読された方、「もう3日なのに1号も届かない、どうなってんだ?」と訝っておいででしょう。
 ごめんなさい、1日発行号、もうほとんど書けてるのですが、その後どうにもこうにも時間が取れなくて、裁判所内でとんでもないことをやらかしちゃうし。shock
 1日発行号は、「覚せい剤取締法違反」の法廷で起こった前代未聞の珍事。日が暮れる前には送信できるかと…。
 2日発行号は、「公務執行妨害」の法廷で、被告人が裁判官に「ヤクザの世界だってこんなバカげたことやってねーぞsign01 フザケんじゃないコラ、オイッsign01」と…などを。3日発行号はちょと趣向を変えて、法務省分の、“取調べ可視化”の資機材の契約者、契約金額、スペック、納入先検察庁など…の予定ですぅ~。

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