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2012年2月17日 (金)

長崎地裁・五島支部のポエム

 以下、メルマガ第680号「出ました犯人隠避教唆、真っ向否認!」の編集後記より。

異例の執行猶予求刑 知的障害者の裁判、長崎
 旅館で現金を盗んだとして、窃盗罪などに問われた知的障害のある男性(41)の長崎地裁五島支部での公判で、検察側が「再犯防止が期待できる」として、2年以上の更生施設入所を条件に、懲役2年と保護観察付き執行猶予を求刑していたことが16日、関係者への取材で分かった。
 検察側が執行猶予付きの求刑をするのは異例。公判は15日に開かれ、即日結審。溝口優裁判官は同日、「施設で更生に向けて歩ませるのが相当だ」として懲役1年6月、保護観察付きの執行猶予3年を言い渡した。
 論告で検察側は、男性が被害弁償をしたことのほかに、社会福祉法人「南高愛隣会」(同県雲仙市)が男性の受け入れを確約していることを評価。「同会が策定した更生支援プログラムを受けることで、再犯防止が期待できる」とした。

 と2月16日付け産経新聞。これ、諸君はどう読む?
 記事をそのとおりに読めば、マニア的には非常に不十分な報道だわね。だって、この被告人の前科がどうなのかによって、評価がだいぶ違うから。

 しかし、それにしても、「懲役2年と保護観察付き執行猶予を求刑」ってのは、私は傍聴したことがない。「仮に執行猶予を付するとしても保護観察に」という趣旨の論告は聞いたことがあるけど。

 長崎地裁五島支部ってのは、五島列島の1つ、福江島にある

 ここ10年近く、東京地裁の裁判官の経歴に、少なくとも私は五島支部を見た記憶がない。そこからすれば、溝口優裁判官は出世コースから既に外れた人…とは直ちに断言できないとしても…。

 小さな島の裁判官と検察官が、被告人のためを思って、異例な求刑&判決をした。心温まるポエムではないか。

 東京だと、その種の知的障害者やお年寄りは、どんな事情を抱えていようと最後の福祉施設=刑務所へ行くのが当たり前なんだよね。
※追記: それが当たり前なのは、同種服役前科があるとか、同種執行猶予中だとかの話です。
※更追記: 2013年の秋頃だっけか、今ちょっと定かでない(超絶マニアックデータに当たってない)が、病的窃盗と診断され治療の計画及び資力がある等の場合に限って、再度の執行猶予が付くケースがぽつぽつ出始めた。

 五島支部の開廷日は毎週水曜だそうだ。1日1件もないときもあるのかもしんないが、福江島に1年ほど住み、水曜以外は長崎の本庁へ行ってみたり、嗚呼、そんな生活がしたい。
 なにっ、あたしも連れてって? 父の隠し遺産が5億円あるセレブ女医です? 詐欺SPAMきたーっ(笑)。

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