大阪府警はDPA-5型を使ってる!?
こういう手口は、巡査部長に昇任して、管区の警察学校での幹部研修だっけ、そのへんの名称等は忘れたが、宿舎でみんなで酒を飲みながら知恵を付け合うのだと、ある警部補氏から聞いたことがある。もちろん、現場で先輩のやり口を見て覚えることもあるんだという。
以下、3月6日付け産経新聞の一部。
飲酒運転摘発、捏造疑い 検出数値水増しか 警部補取り調べ
大阪府警泉南署の50代の男性警部補が、飲酒運転の取り締まりで報告書類に虚偽の内容を記載するなど不正行為を行っていたとして、府警は6日、虚偽公文書作成などの容疑で警部補の取り調べを始めた。捜査関係者への取材でわかった。警部補は、飲酒検査でアルコールの検出数値を水増しし、捏造(ねつぞう)した結果をもとに飲酒運転として摘発していた疑いもあり、府警が事実関係を調べている。捜査関係者らによると、この警部補は同署交通課に所属し、大阪府泉南市内の路上などで車やバイクに停止を求め、近くの交番などで飲酒検査を実施。その際、検査作業の一部を運転者に見せなかった。
さらに、検査を1人で済ませていたにもかかわらず、報告書類には複数の警察官が検査内容を確認したように記入していたほか、運転者が説明した飲酒状況を改変するなどしていた疑いが持たれているという。
警部補は飲酒運転の摘発件数が突出して多く、検査の結果は呼気1リットルあたりのアルコール数値が飲酒運転として摘発する基準となる0.15ミリグラム前後に集中。検査でアルコールの検出数値が基準に満たず、一般的には警告などにとどまるとされる運転者についても、数値を水増しして摘発していた可能性があるという。
昨年、一部の運転者が府警に「飲酒運転の取り締まりがおかしい」と抗議し、疑惑が浮上。府警は警部補を交通取り締まりから外し、捜査を進めている。
このケースで使われたのは、記事からして、印字式ではなく「北川式飲酒検知器SE型」なんだろうね。
呼気を入れた風船を、内径約2.5mm、全長約150mmの検知管の一方に取り付け、もう一方を呼気採取器(ポンプ)に取り付け、ポンプのハンドルを引っ張る等するタイプだ。
ポンプを2度引きしたり、静置秒数を長引かせたりしたのかも。SE型とSD型、また印字式の操作方法は、拙著『最新版 なんでこれが交通違反なの!? 』を読んだ方以外は知らないだろうから、やり放題なのだ。
あるいは、未使用の検知管を複数本、自宅へ持ち帰り、晩酌をしながら、0.15mgをちょっと超える程度のものをつくり、現場ですり替えたのかもしれない。
…と思ってたら、どうやらこのケースのは「北川式呼気中アルコール測定器DPA-5型」らしいとの情報が。
へぇ~
警視庁はもうほとんど「DPA-7型」だとかで、その契約書や取説はゲットしてたけど、「DPA-5型」はまだ使われてるんだぁ。てゆっか「5型」のほうが新型だったりして? 盲点つかオイラが間抜けだった。さっそく大阪府警へ開示請求しなければ。いや、先に警視庁が持ってるか確認してみよう。また今井が来るのか? しょんな冷たいこと言わないでぇ~。![]()
ところで、この報道でひとつだけ不思議なのは、「一部の運転者が府警に「飲酒運転の取り締まりがおかしい」と抗議し…」の部分だ。
「一部」とあるところからして複数人の抗議かと思えるが、だとしてもそんなもの、「自己の刑責を逃れたくて殊更に疑惑なるものを申告する者が偶然連続したか、ネットを通じて連携するかしたんだろう」と一蹴すればいいのに。刑事裁判になったって、裁判官は「警察官たる者が職を賭してまで、見も知らぬ者を陥れようとするはずがない」との決まり文句(テンプレート)で護ってくれるだろうに。
動かぬ証拠をつかまれてしまったのか、あるいは、ほんとはもっとすごいことが大阪府警では行われてて、報道に出した部分だけで幕引きをはかろうとしてるのか…。
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