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2012年4月の22件の記事

2012年4月30日 (月)

突き刺さる防音壁

 今回の高速バスの関越道での重大事故、高速道路側にも、落ち度とまで言えるかどうか分からないが、考えが足りない面があったんじゃないかと私は思うのだ。

 警察庁の「原付以上運転者(第1当事者)の法令違反別死亡事故件数の推移」。第1当事者とは、過失が大きかったほう、過失が同程度なら被害が小さかったほうをいう。
 その違反(2011年。違反不明49件を含め4118件)で最も多いのは、速度でも酒でも信号無視でもなく、「安全運転義務違反」なのだ。以下道路交通法。

第七十条  車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
 「特別違反はないけど、事故ったからにはこの違反で処理(違反点数を登録)しときましょ」という形でもっぱら運用されてるようだ。
 上記4118件中の「安全運転義務違反」の内訳は…。

 運転操作不適 404件
 漫然運転 733件
 脇見運転 648件
 動静不注視 107件
 安全不確認 429件
 安全速度 141件
 その他 41件

 合計2503件60.78%を占める。
 要するに、ちょっとした不注意なのである。信号無視(173件)だって、信号無視という外形的事実があるから信号無視に分類されてるのであって、その多くは不注意による見落としなのだろう。故意に無視すれば危険運転致死傷が問疑されることになる。

 クルマはどんなに高性能で快適でも、運転するのは人間、不注意はつきもの。事故は必ず起こる。進路を外れたり、停止、減速すべきところをしなかったりする。すぐにハッと気づいて進路を戻したり、相手が避けてくれる等すればセーフだが、そうはならずに事故ることもある。
 だから、シートベルト、エアバッグ、ガードレール、ボラード等々があるのだ。

 ガードレールの長い板の両端を、クルマの進行方向に対して先端、後端と呼ぶなら、後端は必ず次の板の先端にかぶさるようになっている。クルマが進路をそれて浅い角度で突っ込んだとき、先端に突き刺さらないよう配慮されているのだ。
 ところが今回の関越道の重大事故では、高速バスが防音壁に突き刺さっている。そのことが被害を無惨、重大なものとした…。
 高速バスが進路をそれて防音壁に突っ込むこともあり得る、という考えが、防音壁の設計・設置に当たって、なかったわけだ。高速道路会社もいろいろ考えてるんだろうと思うが、ここは盲点だったのか…。

 もちろん、防音壁に突き刺さらず、バス左前部を激しくこすっただけで済み、しかし居眠りから覚めた運転者があわててハンドルを右転把(てんぱ)し、本車線を塞ぐ形で停止してそこへ高速の後続車が次々と…ということもあり得る。反対側の下り車線へ飛び出してしまうことも、あり得るかもしれない。
 そういう事態を防ぐため、あえて突き刺さる構造の防音壁にしていた、とは考えにくく、やはり、結局は、人間が運転する以上必ず事故は起こる、ということについての認識が社会全体に薄いことに帰着するんではないかと…。

 滅多に起こらない“突き刺さり事故”の防止にカネはかけられない? 天下りを増やしといてその言い分はどうかと思いますけど。

2012年4月29日 (日)

約9時間30分~約11時間30分を1人で運転

 28日(土)、某テレビ番組のスタッフから電話あり。通学の小学生を被害者とする交通事故が京都と愛知と千葉で立て続けにあったことについて。防止策が工夫されている場所があり、翌日午後、ロケをやること。埋もれてる資料を探し出して準備…。
 29日(日)午前、同スタッフから電話あり。群馬県内の関越道で高速バスの重大事故が発生、香川県でも長距離観光バスの事故が、と。私はバスの運行管理等は専門外。
 電話を切ってテレビをつけたら、うわぁ、信じられない光景が!
 同日午後、同スタッフから電話あり。ロケはいったんバラすことになったと。そりゃそうなるだろうねぇ。

 専門外とはいえ、高速バスに乗ったことはある。1度は、だいぶ前、『ドライバー』の取材で福岡→東京間を。
 中津川簡裁(岐阜県)と仙台高裁のいずれもオービス事件を傍聴するため、何度も高速バスを利用した。ネットから予約する技も使えるようになった。
 高速バスの料金は、安いのはめちゃめちゃ安い。金沢→TDR間のハーヴェストツアーは3500円~。魅力だ。
 ただ、「所要時間:約9時間30分~約11時間30分」って…。

 東京→金沢間を、私は自分のクルマを1人で運転したことが何度もある。でも、出発時刻、到着時刻を決めての運転ではないし、休みたくなったら自由に休む。パーキングエリアでぐっすり眠ったり、途中で温泉施設を利用したり。
 そうじゃなしに1人で定刻出発で「約9時間30分~約11時間30分」は、やっぱ危ないと思う。上述の福岡→東京間は、運転手は2人だった。1人が運転中、もう1人は車体下部の狭いスペースで横になって休む形だった。

 本件は1人運転で、それは法令上問題ないらしい。
 そうだとすれば、自由競争、価格競争のもとでは、1人運転にせざるを得ないでしょ。
 いろんな業者が参入でき、乗客は低料金で観光等の頻度、範囲が増す、経済は活発になる、たまに重大事故が起こったときは運転手と業者を責め、しばらくすれば忘れる…それもまた新自由主義なんだっけ、専門外なのでよく分かんないス。

 ドライブレコーダの記録映像がこれから出てくることになるのか。高速バスを何度も利用したことがある者としては正視できないかも…。

P1040050追記: 29日付け産経新聞「高速道でのバス運転は670キロ、9時間が基準」にある「20年9月施行」の「交替運転者の配置指針」。私の粘りが足りないのか、現時点では国土交通法のホームページに見つけられない。
 が、2008年6月27日付けの「貸切バスの乗務距離に基づく交替運転者の配置指針を試行的に定めました!」との報道発表資料はあった。
 一般社団法人・日本旅行業協会のホームページには、国土交通省自動車交通局安全政策課長及び旅客課長が同日、社団法人・日本バス協会会長宛てに発出した「一般貸切旅客自動車運転事業に係る乗務距離による交替運転者の配置の指針について」というのがある。「670㎞」「9時間」という数字が出てくる。

2012年4月27日 (金)

原因は明白なのに、、、

 ある確率で必ず起こり続ける事故被害(4月23日の当ブログ参照)、それが立て続けに起こった。

 「小学生の列に車突っ込む…男児重体 千葉・館山」「死亡男児、十数m引きずられる 千葉・館山の事故」「愛知で車突っ込み小学生2人けが…男逮捕」等と、いずれも27日付け産経新聞。

 こうした事故被害がなぜ生まれ続けるのか、原因は明白、当ブログでもメルマガでも『ドライバー』でもさんざん書き続けてきた。同じような事故被害が起こるたびに、悔しくてならないと何度書いてきたか。
 少し言い方を変えるなら…。

「交通事故はなぜ起こるのでしょう」
「はい、運転者がルールを守らないからです」

「どうすれば事故を防げるでしょう」
「みんなでルールを守ればいいのです」

「そのためにはどうすればいいでしょう」
「取締りを厳しくすればいいと思います」

「それでも事故が起こったときは」
「加害者を厳罰に処してください。罰則を重くし、取締りを強化してください」

 社会全体のこうした認識こそが、事故被害を防ぐことの大きな妨げになっているのだと思う。
 その意味については、ちょうど間もなく『ドライバー』の連載「悪い違反者(やつ)こそよく眠る」の締切りなので、そっちで書かせてもらうことにします。今夜はもう寝ます。

被告人のための「イソップ童話」の正しい読み方

 また裁判傍聴とメルマガ「裁判傍聴バカ一代」に埋もれてしまった。おかげさまで少しずつ購読者数が増えており、感謝感激、ありがたいことです。lovely

 以下、最新話題本を少し。

book 『検察官に騙される裁判官、騙されない裁判官』(幻冬舎新書)
 判検交流(刑事)はその歴史的役割を終え今年度から廃止されたようだが、まだまだ…。

book 『裁判員裁判立会検察官の教科書――結果を出すためのプレゼンテーション58の法則』(ダイヤモンド社)
 裁判員を感動させて結果を出せる検察官になるための重刑指向型コミュニケーション。

book 『執行猶予になる法則』(赤れんがビジネスカレッジ)
 前科・前歴の荒波を笑い飛ばして執行猶予を獲得した男の感動秘話。

book 『被告人のための「イソップ童話」の正しい読み方』(赤れんが新書)
 童話に秘められた教訓を読み解けば情状酌量が見えてくる。

 さ、バカなこと言ってないで早く寝よう。明日は朝から夕方まで裁判所だ~。crying

2012年4月23日 (月)

同じような事故被害がくり返され続ける理由

 某テレビ番組からコメント依頼をいただいたが、そのメールを私が見たとき、番組が始まってすでに1時間も経過しており…あれ~。
 以下は4月22日付け産経新聞、の一部。

集団登校に暴走車…逮捕の18歳少年は無免許運転
 23日午前7時55分ごろ、京都府亀岡市篠町の府道で、集団登校中だった市立安詳小学校の児童ら約10人の列に軽乗用車が突っ込んだ。このうち児童3人が意識不明の重体、保護者とみられる妊娠中の松村幸姫さん(26)を含む4人が重傷、3人が軽傷を負った。京都府警は自動車運転過失傷害の疑いで、軽乗用車を運転していた亀岡市内の自称、無職少年(18)を現行犯逮捕した。

 その記事の写真を見ると、現場は路側帯上かと思われる。以下は道路交通法第2条第1項第3号の4。

路側帯 歩行者の通行の用に供し、又は車道の効用を保つため、歩道の設けられていない道路又は道路の歩道の設けられていない側の路端寄りに設けられた帯状の道路の部分で、道路標示によつて区画されたものをいう。

 メルマガでもこのブログでも雑誌記事でもくり返し述べてきたように、そんなところを歩いていれば必ずある確率で事故被害に遭う。
 被害者に落ち度があると言ってるわけでは、もちろんない。ま、先を聞いてください。

 クルマの側がちゃんと前を見て交通ルールも厳格に守っていれば事故は起こらないだろう。
 だが! 人間はそもそも不注意な生き物なのである。普段はマジメな人がたまたまミスを犯すこともある。交通事故の原因で最も多いのは、脇見や前方不注視など要するに不注意なのだ。そうでなくても、強がりからか見栄からか、無謀なことをやりがちな人もいる。中には故意で人に突っ込む者もいる。

 たとえちょっとしたミスでも、クルマは1~2トンもある(主に)鉄の塊、そんなものの進路が生身の人間と交錯すればどうなるか…。

 こうした事故を防ぐには、頑丈なガードレールを設ける等して、クルマの進路が人と物理的に交錯しないようにするしかないのだ。
 ところが残念なことに、そういう発想は日本ではポピュラーではないようだ。ある確率で必ずクルマが突っ込んでくる路側帯を通学路としたり、青信号の横断歩道は聖域との認識で、クルマの様子は気にせず歩行者信号の青色灯火だけ見て横断歩道(=さっきまでは車道!)へ進み出たり、それが当たり前になっている。
 そして、重大事故が(起こるべくして)起こるたびに、加害者を責め、厳罰化と取締りの強化という方向へばかり向かおうとする。同じような事故被害がいつまでもくり返され続ける…。残念無念というほかない。

 交通事故および事故がらみの裁判だけで(事件数で)460件ほど傍聴してきた者として、そのように思う。

2012年4月20日 (金)

重過失傷害はドーベルマンの事件!

 連日3~4時間睡眠、今日は休もうかどうしよう。でも、13時30分からの「傷害致死」(裁判員裁判)は、自転車通行トラブルらしい。私の専門に近い…。
 30分だけ仮眠して13時頃に行ったら、ぎゃっsign01 もう30人ほどの行列ができてた。法廷のドアの施錠が解かれるのは通常10分前。その頃には50人を軽々超えるだろう。
 この法廷の傍聴席は42席。今ならまだ座れるが、私は窮屈なのが大嫌い…。

 先輩マニア氏からお教えいただいた、元大相撲力士が原告の「損害賠償」へ。ま~、格好いい巨漢だった。たしかテレビでたまに見かけるあの巨漢の人も…。

 それを早々抜けて、簡裁の「横領」と「窃盗」を傍聴。いずれも始まる時点で傍聴人は私のみ。前者の被告人は2ちゃんねるで話題の人物。後者の被告人は若めの女性で…sign01

 そうして、「重過失傷害」の勾留理由開示へ。たぶん自転車の事故だろ、これは見逃せないっ、と傍聴したら大ハズレ、なんとドーベルマンの事件だったsign01

 来週、小澤一郎議員の「政治資金規正法違反」の判決がある。期日はなんと10時~17時。
 言渡しに6時間もかかるはずがない。でも午前だけでは終わらないと裁判所は考えたんだろうか。
 それにしても長すぎ。無罪を有罪とするにはレトリックにレトリックを重ねなければならないからか、あるいは、無罪を許せない“勢力”に対して、無罪にせざるを得なかった言い訳が長くなるのか…。

 メルマガは1号に原則1事件。とても全部はレポートできない。しかし幸いなことに間もなく複数連休。開廷がない日の発行号に、濃い事件のレポートを充てることにしよう。
 その前に、雑誌の締切原稿を書かねば。だから寝る時間がないのだよぅ。 ←よし、出だしと終わりが繋がった。天声人語みたい? ぅふふ。gawk

 以下、文句ナシに最近のお勧め本。Do not say けっこう before you see 日光. と高校の英語で教わった。以下の2冊を読まずして警察を語るなかれ、である。

2012年4月19日 (木)

その瞬間、被告人は声を出して泣いた!

 東京地裁・刑事第7部、竹下雄裁判官、いつものようにニコニコ登壇。しかし書記官は何やらやけに暗い。まさか竹下さん、軽々と有罪を言い渡すのかsign02
 

 「窃盗未遂」、電車内すりの否認事件の判決。6回にわたる審理を、1回を除いて全部傍聴してきた。傍聴できなかった1回は、信頼できるマニア氏から詳細報告をいただいた。
 じつはこの事件、2008年7月18日の「窃盗未遂」(やはり電車内すり)の、あの感動の逆転無罪を一審から傍聴するきっかけとなった、その「ひょんなこと」の被告人なのだ。

 そしてこの事件も、審理が進むにつれ明らかになってきた、うわ~、そうだったのか~、マジで無実でしょ、最低限無罪でしょ。しかしっ、これは裁判なのだ。無罪が無罪になるとは限らない。

 傍聴人は私とそのマニア氏と、有罪なら保釈取消で身柄拘束するために来た検察庁職員2人と、飛び込みらしいカップル1組。合計6人。
 竹下裁判官は、何ら“溜め”をつくらずさらっと述べた。

裁判官 「主文。被告人は無罪」

 その瞬間、大柄で無骨な感じの被告人が、傍聴席に背を向けたまま、声を出して泣いたsign03

 途中から記者氏が2人来て、終わってから弁護人と被告人にインタビュー。少なくとも1人はよくお見かけする。マニアックにいろんなのを傍聴してる。この判決も、無罪になりそうだと傍聴に来たのかも。てゆっか私のメルマガを見て来たとか?
 読売新聞が「「捜査員証言は信用できず」スリ未遂男性に無罪」と報じてる。「竹下雄 無罪」で検索すると、なぜか2つを超える媒体が本件無罪を報じてる。

 でも、竹下裁判官が無罪の心証をつくったと思われる決定的な理由は、どこも書いてないような。それを私はメルマガに、雑誌原稿の締切もあるのでちょっと遅れるかもしれないが…。crying

 拙著『裁判中毒』がお手元にある方は147ページを見てほしい…。

2012年4月18日 (水)

『真実 新聞が警察に跪いた日』

 「「読者モデルにならないか」 20代女性誘い出し体触る 42歳男逮捕」の「詐欺、強制わいせつ」の審理は、ドアの施錠が解かれると同時に満席。
 私はその隣の法廷で「恐喝」の新件を傍聴。以下、2月3日付けスポニチ、の一部。

手口「熟知」一目で見破り…盗撮男が盗撮男を恐喝
 女性を盗撮していた男性から現金を脅し取ったとして、警視庁東京湾岸署は2日までに、恐喝の疑いで東京都足立区の会社員■■■■容疑者(41)を逮捕した。自身も盗撮で逮捕され、その調べの中で事件が明るみになった。

 似た事件は傍聴したことあるが、こっ、これはsign03 ここにどう書くか5分ほど悩んだんだけど、やっぱヤメときます、詳しくはメルマガで。ごめんね。

 続いて、非常にビックリな自動車運転過失致死傷」の控訴審を傍聴。
 こういうのを、偶然たまたまじゃなく狙って傍聴してると、マニア的裁判傍聴の深みへ嵌るばかり。
「少なからぬマニア諸氏がどんどん卒業していく。俺も…」
 と週に何回か思うのだが、ヤメられない、止まらないっ。crying

 裁判所からの帰りの電車内で、downこの本を読了した。諸君、これ絶対お勧め、必読sign03

 「警察が新聞に跪(ひさまづ)いた日」、まさにそういう内容。もともと警察のポチに甘んじていた新聞はともかく、ポチから抜けだそうと頑張った(本当に頑張ったと思うsign01)北海道新聞を、警察はいかにして跪かせたか、震撼するょsign01 高田昌幸さんの書きぶりがまた良いのだ。各章の終わりの1~2行が、次章を読まずにおれなくさせるのだ。そして最終章の2行…。ま~、すごい本ですわ。

2012年4月17日 (火)

山梨県が駐禁取締りのドル箱路線購入へ

東京都が尖閣諸島購入へ ワシントンで石原知事が明言 「日本人が日本の国土を守る」
 【ワシントン=石元悠生】東京都の石原慎太郎知事は16日午後(日本時間17日未明)、ワシントン市内のシンクタンクで講演し、「日本人が日本の国土を守るため、東京都が尖閣諸島を購入することにした」と述べ、尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島を個人所有する地権者と交渉を開始したことを明らかにした。
 代理人を通じて詰めの交渉を続けているといい、基本的な売買の合意はすでに得ているもようだ。購入後は、沖縄県や石垣市に共同所有を提案する考え。
 石原知事によると、売買交渉は昨年末に開始。山東昭子参院議員を通じて地権者の埼玉県在住の男性と会談する機会があり、男性が「東京都が買ってくれるのなら売ります」と話したという。

 と4月17日付け産経ニュース、の一部。

 2006年6月1日にスタートした「放置違反金」は、小泉行政改革により、国から地方への交付金を1兆円削減する見返りの1つとして、駐車違反の金銭ペナルティを地方の財源とするもの。駐車違反を理由に「放置車両確認標章」(黄色い駐禁ステッカー)を取り付け、その車両の持ち主から「放置違反金」を徴収して都道府県の収入とする。
 しかし、駐車違反の取締り(確認標章の取り付け)件数は地方によってバラつきが大きく、不公平が問題となっていたところ、今回の石原都知事の発言を受けて横内正明(しょうめい)山梨県知事が記者会見を行い、こう述べた。

たとえば2011年10月末までのデータでいいますと、全国の取締り件数が162万8809件なのに対し、東京都の取締り件数は40万7291件。約25%を占めております。
 ところが、我が山梨県はたった380件、約0.02%。不公平などという段階をもはや飛び越えておるというべきであります。
 地方への補助金の4分の1を東京がぶんどっていることにほかならないのであります。石原都知事が尖閣諸島を購入してさらに領土を拡げようとするなら、山梨県としては、東京の築地、秋葉原、渋谷など駐車取締りのドル箱路線購入へ向け、地権者と交渉を開始すべくプロジェクトチームを立ち上げます

P1030746_2 この動きに、鳥取県、佐賀県、岩手県など駐車取締り弱小県も呼応すると見られています。
 石原都知事はワシントンで会見を行い、目をしばしばさせて述べた。

放置違反金収入を増やしたいなら、どこもかしこも駐車禁止とし、民間の時間貸し駐車場の料金を引き上げ、車両による移動、配送を活発にするなど、各自治体が努力するのが当然でしょ。領土侵犯は絶対に許さない。独自の軍隊を設けても阻止しますよ

 と4月17日付けウソぴょんニュース。bleah

2012年4月14日 (土)

秋田のナマハゲは「はげ頭病」って!

 もう14日なので、エイプリルフールってことじゃないんだろうと思う。以下4月14日付け秋田魁(さきがけ)新報。あまりに面白すぎっsign01

誤訳多発で東北観光博HP閉鎖 観光庁、修正して再開へ
 観光庁は13日、東北6県で3月に始まった「東北観光博」のホームページ(HP)で紹介している観光名所やイベント情報の英語、韓国語、中国語訳に誤りが多数見つかったため、日本語以外のHPを閉鎖した。
 自動翻訳機を使い、その後のチェックをしなかったのが原因。同庁は「関係者にご迷惑を掛けた」としており、修正して4月下旬に再開する。
 観光庁や各県によると、秋田市の「あきた千秋公園桜まつり」では「あきた」を英語で「飽きた」の意味の「tired」に誤訳。仙台市指定有形文化財「旧伊達邸」はローマ字表記で「きゅういたつてい」に。男鹿市の伝統行事「ナマハゲ」に至っては中国語で「はげ頭病」の意味になっていた。
 「観光はイメージで左右される。しっかりしてほしい」と本県担当者。宮城県も「復興に向けた大切なイベントなのに、あまりにレベルの低い間違いだ」とあきれている。

 「はげ頭病」ってナンだ、許せんっ! ←そこかょsad

 「観光庁」って、そんなのあったっけ、やっぱウソぴょん記事か? と思ったらあったんだぁ、国土交通省の「外局」として
 ごく常識的に想像するに、HP作成業務を天下り会社へ大金で発注し(どうせ税金だもの、byみつお)、次の天下り会社へ丸投げし、丸投げに丸投げを重ねた先のアルバイト君が仕事をやり、事業の本来の目的は天下り会社が甘い汁を吸うことなので、甘い汁を吸えた以上は仕事の出来になど誰も興味を持たず…ということかな。

議長 「国道交通省大臣、前田武志君っ」

大臣 「笑う門には福来たる、放射線の影響は笑うことで吹き飛ばせるやに聞いております。全国民を、と言っては大げさでありますが、多くの国民を爆笑させたわけでありまして、国民の健康増進に寄与した面も少なからずあろうかと存じます」

 以上、一部UPN発。UPN=ウソぴょんニュース社。

 エステーのエアカウンター、私も買ったよ。自室も法廷もだいたい0.07マイクロシーベルトだった。 

2012年4月13日 (金)

京都・祇園の重大事故で厳罰化が行われるとすれば

 昨年4月、栃木県の鹿沼市で、てんかんが原因とされるクレーン車の重大事故が起こった。以下は、同年6月発行の車雑誌『XaCAR(ザッカー)』に書いた原稿の一部。

 昔は、「精神病者、知的障害者、てんかん病者、目が見えないもの、耳が聞こえないもの又は口がきけないもの」は運転免許を取れなかった。「口がきけないもの」までって、ひどいんじゃない? と思うでしょ。そもそも運転能力は病名等により一律に決まるもんじゃない。てんかんも、多くの人たちが適切な治療により普通に社会生活をしているという。
 そこで2002年、道路交通法が改定された。てんかんについては、「発作により意識障害又は運動障害をもたらす病気であって政令で定めるもの」の1つとして挙げられる形になり、ただし、「発作が再発するおそれのないもの、発作が再発しても意識障害及び運動障害がもたらされないもの並びに発作が睡眠中に限り再発するもの」は除くとされた。
 そのへんをどう見分けるのか。
 免許の取得、更新を申請するとき、事前に警察で「運転適性相談」をするか、申請書の「病気の症状等申告欄」の「病気を原因として又は原因不明により意識を失ったことがある方」「発作的にけいれん又は麻痺を起こしたことがある方」というところにチェックマークを入れることになっている。
 そうすると、担当の職員から具体的な症状などを問われ、「臨時適正検査」が必要となると、公安委員会が指定した医師がいる病院で検査を受けることになる。結果、OKとなればいいが、免許の拒否や取り消し処分を受けることもある。症状によっては6カ月以内の保留、停止の処分となることもある。
 問題は、その相談をするかどうか、チェックマークを入れるかどうが自己申告ってことだ。道交法が改定されてゆるくなったのではない。昔からそうなのだ。

 今回の京都・祇園の重大事故もてんかんが原因と判明して、警察庁が何らかの“厳罰化”をやるとすれば、道路交通法第117条の4「次の各号のいずれかに該当する者は、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する」の、第4項「偽りその他不正の手段により免許証又は国外運転免許証の交付を受けた者」をいじって、上記免許の更新、取得時の申請の“虚偽記載罪”を別立てで設けるんじゃないかな。もちろん、「交付を受けようとした者」も加え、未遂犯も処罰できるように…。
 ついでにチェック事項を増やせば国民管理にもなるし、逮捕の理由が増えることで治安法としての側面も強化されるから、法改正として正しいあり方というか。

 とにかく、車両自体が、アクセルが踏まれた理由を関知せず、直前に人がいようと電柱があろうと、アクセルが踏まれた分だけ車両を進め、かつ、車両と人の進路が交錯することを物理的に遮らない状況がある限り、法律をどういじろうが、こうした悲惨な事故はある頻度で必ず起こる。
 てんかんばかりではない。アクセルとブレーキの踏み違えもあれば、酒酔い運転や居眠り運転や脇見運転もある。体調急変もある。

 そんなことを、交通事故および事故がらみの裁判だけで事件数で460件ほど傍聴してきた者として思います。

傍聴人からの司法改革!

 新年度、東京簡裁・刑事1室1係~3係、2室1係~3係(つまり刑事公判担当)の6人の裁判官は、1室1係の須田賢裁判官(賢の文字、貝の上の右側は又でなく忠)だけ残して全員交代。
 傍聴人に人気の2室1係、武内晃裁判官は定年退官されたようだ。お疲れ様でした~。
 5人の新しい裁判官は…。

1室2係 三好一幸裁判官
1室3係 吉岡俊一裁判官
2室1係 片岡博裁判官
2室2係 佐々木次郎裁判官
2室3係 山本有之助裁判官

 ある裁判官の初傍聴でさっそく、開廷表に記された期日の2分前にもう起訴状朗読が始まっちゃってるという、つまりあからさまに期日を守らない訴訟指揮に遭遇した。

 ま、それは以前もあったし(でもちゃんと定刻まで待つ裁判官もいたょ)、東京地裁、東京高裁でも普通にあり、こっちが急いてるときは「早く始まってラッキー」とズルイことを思ってたんだが、やっぱ期日無視はダメでしょ。逆に遅れたときは、理由を述べて詫びなきゃダメでしょ。
 裁判員ばかりちやほやもてなすことで、司法に対する国民の理解と信頼を深めさせようとする方向は、間違ってると思う。
 もう事件数で3450件ほど傍聴してきたことだし、この6月で30歳になるし(←ウソつけっbleah)、本年度から心機一転、傍聴人(裁判員と違って司法監視者)としての役割を、それなりに果たしていこうと思う。いわば「傍聴人からの司法改革」である、うむ。

 そのときどきの報告等は、メルマガ「裁判傍聴バカ一代」でやっていきますので、裁判官、書記官、事務官でまだ購読してない方はお急ぎを。
 なお、“会社”のパソコンで購読登録すると懲戒等の対象になりますょ。私物のパソコンまたはスマホでどうぞ。
 よし、うまく宣伝できたじょ。happy02

 読書できる時間が、裁判所への往復の電車内しかない。いま、上掲『真実――新聞が警察に跪(ひざまづ)いた日』を、ハードカバーで分厚くて重いんだけど鞄に入れ、電車で読んでる。5分の3くらい読んだ。新年度で開廷が少なくて裁判所へ行かない日が続いたんで、進みが遅いのだ。coldsweats01
 これは凄い本だわsign01 内容自体が仰天なうえ、各章の最期の1~2行が読み手をぐいんと次章へ引き寄せる。ラストページは一体どうなるんだろう、想像もつかない。
 「事実は小説よりも奇なり」というけど、ほんと、これが小説だったら、つかこんな小説を書くバカはいないっしょ。あまりにバカげてる…。

2012年4月11日 (水)

洋菓子で酒気帯び運転になる方法

 この報道を、世間はどう読むのだろう。「バカな言い訳をしやがって」と感じる方が多いのではなかろうか。
 
 以下4月10日付け産経新聞。

“自称”パティシエが飲酒運転「酒入り洋菓子食べた」
 福岡県警東署は10日、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、福岡市東区水谷、自称「パティシエ」の郡嶋極容疑者(29)を現行犯逮捕した。
 東署によると、郡嶋容疑者は菓子店で働いていると供述し「お酒の入った洋菓子をたくさん食べた」と容疑を否認。呼気から1リットル中0.15ミリグラムのアルコールが検出されており、東署は「かなりの量を食べたとしても、これだけの濃度が出るとは考えられない」としている。
 逮捕容疑は10日午前3時5分ごろ、同市東区千早の道路で、酒気を帯びた状態でミニバイクを運転した疑い。ふらつきながら運転しているのを署員が見つけた。

 もちろん、被疑者はウソを言ってるのかもしれない。ウソではないけれど、その洋菓子を肴に酒を飲んだのかもしれない。
 しかし、『ラジオライフ』の、年末恒例“アルコール消しグッズ”の実験、の被験者を2度やらせてもらった私としては、「お酒の入った洋菓子」で酒気帯びヒットとなる可能性はあると考える。
 
 洋菓子の欠片(かけら)が歯の間や歯周ポケットに残り、そこにごくわずかでもアルコールが含まれていると、検査値に大いに影響を与えるのだ。逆に、0.15mg出そうなのに出さないようにすることもできる。
 知らない者は損をする。正直者はバカをみる。これは交通違反・取締りの多くの場面に言えることだと思う。
 詳しくは拙著『最新版 なんでこれが交通違反なの!?』のQuestion67「酒気帯び検査でアルコールが出ない方法がある?」に書いた。『交通取締りアウトorセーフ』(全国のファミマとサークルKで販売)の「打ち上げの乾杯で飲んだ一杯のビール、アルコール検査で捕まっちゃう?」にも書いた。

 「ふらつきながら運転」については、散った桜の花びらの塊を避けたとか、かもしれないし、そんなことがなくても、取締りを正当に見せるために、報告書にはそう書くものなのだ。横断歩行者妨害では「歩行者は驚いて後ずさった」とか、ネズミ捕りでは「目測でも毎時90キロメートルを超えていた」とか。

 糖質制限食up、私は約10日間で4kgくらい減ったょsign01 夜中に豚バラ肉200gとか閉店間際のスーパーの半額の揚げ物とか従前以上に食べ、焼酎を飲む、あれもヤメたらもっとぐんぐん痩せるんだろうなぁ、と思いつつ。
 裁判所(東京高地簡裁合同庁舎)で困るのは、新年度オープンの食堂「きゃら亭」の、三元豚のカツカレー600円sign01 前年度より120円も安いじゃないかsign01 困ったなぁ、悩むなぁ。sad

※追記: カツカレー600円というのは、私が見たその日だけの特別メニューだったようです。その後ずっと、従来と同じ720円。
 なお、ご飯半分とかご飯抜きでの値引きはないとのこと。なので私はまだ一度も「きゃら亭」を利用してない(2012年5月25日現在)。

2012年4月 9日 (月)

自転車の占脱が刑法犯の検挙率を押し上げ

 今日は東京簡裁は開廷がないし、地裁、高裁はがくんと少ないので、すぱっと休ませてもらい、有酸素散歩約1時間。桜が満開だった。
 桜は、おめかしした若いお母さんと可愛い新一年生が歩く上に、小学校の桜が満開というシチュエーションと、視界を遮るほど一斉に降り散る桜並木の下を歩くのがいいよねと、そんな普通のことも言えるのさ俺だって。

 新年度のメルマガ「裁判傍聴バカ一代」は、第720号からのスタートとなります。いま購読登録すると…。 

第725号 自転車の占脱が刑法犯の検挙率を押し上げ
第724号 15キロで突っ込んだ自転車に落ち度なし
第723号 前後とも撮影タイプのNシステム登場っ!
第722号 無罪は破棄、重罰は容認、その奥にあるのは
第721号 また出ました逆転有罪、疑わしきは罰する
第720号 寂しいオバチャン、女連れの若い男を突然…

 以上がどどっと送信されてきて、今日の夜あたりに第726号が送信され、その後、日曜を除く毎日1本ずつ送信される、そういう段取りになっております。スマホでも読めます。
 初月無料なので、4月末までに購読解除すれば無料、解除しなければ5月分が送信され、月105円が課金される、そういう形です~。cherryblossom

 4月1日頃に始めた糖質制限食、まだ続けてる。思いついていきなり始めちゃったんで、始める前の体重を量ってないのだが、普段の体重と比較すると3kgは減った。
 よく続けられるな? だぁって、肉、魚、油、焼酎、赤ワインはOKだっていうから。夜の“独り酒盛り”が楽しみでさ(笑)。

2012年4月 7日 (土)

パト内で女性が失禁、警察官の狙いはたぶん…

 取締り警察官らの狙いがよぅく見えるような気がする…。
 以下は4月7日付け産経新聞の一部。

パトカー内で失禁 “被害女性”が持っていたボイスレコーダーの「中身」
 三重県四日市市で昨年9月、交通違反の事情聴取を受けた市内の会社員の女性(51)が、トイレに行かせてもらえずパトカー内で失禁した。警察官といえども見知らぬ男性の前で起きてしまった事実は人生最大の屈辱。女性は警察官2人を告訴したが、果たして真相は…。

 反則告知(青キップの作成)も調書の録取も、あとで出頭させて行うことはいくらでもある。なぜパトカー内に監禁し続けたのか。多くの違反者を見てきた警察官らは、まずこんなふうなことを考えたんでしょ。
「事件原票の供述書(甲)欄に署名押印を取れないと、否認事件になって面倒だ」
「この女、否認を続けるのが苦しくなって、とにかくこの場を逃れたいと思ってるのかも」
「否認したままの被疑者をいったん帰すと、よけいな入れ知恵をされてさらに否認が強固になる場合がある。呼び出してもなかなか出頭しなかったり面倒だ」

 そして、こう考えたんでしょ。
「あとひと押しで崩れて、署名押印するだろう」
「トイレへ行くため仕方なかったと自分に言い訳して署名押印し、署名押印しちゃったらもうダメだと勝手にあきらめ、反則金を払うだろう」

 メルマガ第675号「清楚な若奥さん、待ち伏せ取締りにハメられ」は、トイレではないけど、まさにそういう事件だった。3月25日発売の『ラジオライフ』にも書いた。
 つまり、否認者が切迫した事情を訴えれば訴えるほど、長くその場に拘束されやすい…そうした交通取締りの手口、特徴を予め知っておかないと、損をしますよ。交通取締りの罠(罠というべき取締り)にかかったが最期、「ちゃんと説明すればわかってくれる」は通用しないのだから。

2012年4月 6日 (金)

前後撮影Nシステム!

P1040920 警察庁は既にご存知か、久しぶりに浜島望さんと“Nシステム踏査”に出かけたょ。
 や~、今回はいろんなものを見ましたわsign01 裁判傍聴とメルマガ書きに埋もれてる間に、世の中は変わってたんだな~、というか。weep

 今回走行した限りでは、三菱電機のオービスは姿を消して東京航空計器のオービスが取って代わり、あるい新設され、また東京航空計器のフィルム式オービスは姿を消し、2車線撮影可能な佇立式で電子式のオービスがあんなところに登場…sign01

 そうして見つけました、“前後撮影タイプ”のNシステムをsign01 あそこを通行してて、意識ある人は、とっくにお気づきだろうわけで、今頃興奮するかょ(笑)なわけだが、や~、びっくりしまスた。

 隅田川沿いには桜が咲きcherryblossom、屋形船か観光船が浮かんでたけど、でも俺はそっちよりこっちのほうが興奮するよ~。heart04

 ニューNシステムの写真等は「Nシステムブログ」のほうにあとで送信します。その前にメルマガを急ぎ1本書いて、雑誌原稿を書いて…だから8日(日)くらいになっちゃうかも。取り急ぎ以上っsign01

 浜島望さんの上掲2冊up、古い本だけども資料的価値は大いにある。オービスやNシステムについての、ネットで拾える筆者不明、出典不明の“訳知り解説”、その多くは上掲2冊からの無断拝借ではないかと思われる。
 そんな本が現時点でロープライス168円と214円。安っsign01

2012年4月 5日 (木)

違反点数の抹消上申、まとめて107件って!

120405 現在発売中の『ドライバー』で、警視庁の「抹消上申」のことを書かせてもらってる。抹消上申とは、交通取締りを行った所属(署や隊)から、交通部長(運転免許本部)に対し、理由を示して、交通関係法令違反点数の抹消を上申する文書だ。
 非常に興味深い文書で、かつ大量にゲットしてしまったので、半分に分けて次号(4月20日発売号)でも取り上げる。
 いま、そのための後半部分の読み込みを進めてる最中なのだが、なんと107件まとめて抹消上申というのがあったsign01 ん? そういえば…。
 以下は2011年11月26日付け朝日新聞、の一部。

右折禁止標識2カ所、誤認取り締まり116件 警視庁
 警視庁は25日、一昨年12月~今年10月に東京都内の交差点2カ所で右折禁止の交通標識をめぐり計116件の誤認取り締まりをしたと発表した。うち4件で運転免許の取り消しや停止の処分につながったという。同庁は対象者に謝罪して違反点数を取り消し、反則金を還付する。また、通行方向を限定する標識の設置場所約5万2千カ所について点検を進めている。
 警視庁交通部によると、今年6~10月、板橋区前野町4丁目の交差点を右折した車両について、志村署が道路交通法の通行禁止違反で107件を誤って取り締まった。交差点の入り口に設置された右折禁止標識は、並行する2本の道路のうち手前の道路への右折だけを規制するものだったが、署員が奥の道路も右折禁止と間違えたためという。

 志村署の交通課長から志村署長への報告によれば、その右折禁止の規制について、あることから、ある巡査長が交通規制係の巡査部長に確認したところ、規制の効力は交差点全体に及ぶと回答があったことから、巡査長は取締りを開始、しかし違反者から「申出」があり、本庁の交通部交通規制課に確認したところ、規制が及ぶのは交差点手前の一方通行路に対してのみと「判断された」…。

 そのほかにも、「違反不成立」が多くて多くて。しかも、外部からは想像もつかない、いろんなケースがあるんだね。「氏名詐称」事案で、ぎょっとなるのがあったし。交通取締りも、ああ見えてなかなか大変なんですね~と。
 こういうのが雑誌記事になるのは本邦初だと思う。だって、こんな文書を大金かけて入手し、マニアックに興奮するのは私だけだろうから。ひーん。shock

追記: 本邦初じゃないです。『ドライバー』2009年3月号で1回やってました。『改訂新版 なんでこれが交通違反なの!?』のQuestion114にも書きました~。crying

2012年4月 4日 (水)

俺は何度言うのか「またも出ました逆転有罪!」と

 4月4日(水)14時00分から、東京高裁・第3刑事部(金谷暁裁判長、土屋靖之右陪席、伊東顕左陪席)410号法廷で、原審無罪の「覚せい剤取締法違反、関税法違反」の判決。
 またも出ました、逆転有罪っsign03
 証拠がないからと無罪をひっくり返し、証拠がないのに有罪を認定する。一貫しないじゃないか。いや、同じ第3刑事部(左陪席は山内昭善裁判官)でその午前にあった「危険運転致死傷、道路交通法違反」(原審は求刑超えの懲役12年)の判決、控訴棄却、あれと対比すると、裁判所というものの太い背骨が見える気がする。
 やっぱねぇ、政治でも原発でも、背骨を見極めなきゃいけないんだと思う。
 今井の背骨? それはズバリっ、マニアですょ。交通違反マニア、裁判傍聴マニア、正邪善悪関係ナシに突き詰めた先にこそ、真実は立ち現れるんじゃないか、うむっ。 ←格好いいこと言ったつもりだろ(笑)。

 というわけで、裁判所地下の食堂状況、1階喫煙所そばの自販機状況、逆転有罪の法廷がぎっしり満席となった理由等々も含め、詳細はこれからメルマガに書きますね~。
 事情があってメルマガをご覧になれない方もおいででしょうが、どうかお許しを。coldsweats01

 ちなみに今日は、奥付によれば3月31日第1刷発行のこの本upを鞄に入れ、裁判所へ行った。往復の電車と開廷待ちの時間で、3分の1ほど読んだ。
 285ページもあるハードカバーで分厚いし重いんだけど、その重さを受け取りましょっsign01 と言いたくなる本だ。扉ページにこうある。

 これは、北海道新聞社で二五年間記者を務めた筆者の記録である。
 二〇〇三年十一月ころから最近まで、北の大地で新聞と警察のあいだにいったい何が起きていたのか。それを筆者の目に映った限りで記した。もとより、社会的なできごとは多様である。私の目線と他人の目線は違う。映る風景も違う。
 それが前提になっている。

 お~sign01 そういうのをこそ読みたいのである。大上段から正義ぶった社説とか、当局発表を客観報道と言い張る記事とか、糞食らえなのであるっsign01 ←ふふ、なんか偉そうじゃないか、逆転有罪の興奮、覚め遣らずってか?

新東名、遵法闘争!

 警察もなかなかやるじゃないか、と一瞬思えるけれども、結局これは、報道を利用して(ニュースの形を取って)の政府公報ってことなんだろうねぇ。
 以下、3月30日付け中日新聞。

新東名にペースメーカー パトカーが県内区間を制限速度で走行
 4月14日に開通する新東名高速道路の静岡県内区間(御殿場-三ケ日両ジャンクション間)で、利用者が速度超過しないよう「ペースメーカー」役となるパトカーが登場する。スピードが出やすいとされる新東名で、開通初日からゴールデンウイーク終了までの計18日間、ドライバーの安全運転に一役買う。
 新東名の制限速度は法定通り普通車、大型乗用車、オートバイが時速100キロで、大型貨物自動車が80キロ。カーブや坂道が緩やかで快適に運転できる特徴がある半面、利用者がスピードを出しすぎる恐れもある。このため県警は、法定速度の目安となるよう時速100キロで常時走る「ペースメーカー」のパトカー8台を県内区間に配置する。実施期間は4月14~22日と、28~5月6日まで。
 県警交通企画課は「新東名は走りやすく、大事故に直結する恐れがある。協力してほしい」と呼び掛けている。

 「カーブや坂道が緩やかで快適に運転できる特徴がある」高速道路では、100㎞/h程度のスピードは、運転席のドライバーには、女子高生がスマートホンをいじりながら駅のホームをよたよた進む程度にしか感じないだろう。
 しかし、感じ方はどうであってもクルマは鉄(鉄等)の塊。人間は不注意な生き物。スピードを出せば出すほど、事故が発生した場合の被害は大きくなる。安全と円滑とは相矛盾するなか、制限速度を決めた以上は守りましょう。
 遵法運転を身につけてもらうため、パトカーがペースメーカーとなる、古い言葉でいえば遵法闘争の大行列をつくる、それはすじがとおってる。
 けど、「御殿場-三ケ日両ジャンクション間」の距離は167.4km。往復だと300kmを超える。パトカー8台では少なすぎるでしょぉ。
 だからこれは、「警察はスピード違反を野放しにしないぞ。やる気だぞ」と、ニュースの形をとって広報したと、そういう意味なわけだ。
 オービスはどこに何台設置されるんだろう。開示請求してみるかな。

 以下は、裁判傍聴の参考になるテンプレート。

 違反したことは相違ない旨記載のある供述書(甲)欄に、行使の目的をもってほしいままに■■■■と冒書したうえ指印し、もって他人の署名を使用して事実証明に関する文書1通を偽造し、即時同所において、同巡査部長に対し、これをあたかも真正に成立したもののように装って提出して行使したものである。

 さぁ、今日は私の新年度初登庁、初傍聴。刑事の開廷が極端に少ないなか、春休みの学生、生徒、親子連れ諸氏が…。それでも今日は、メルマガでお知らせしたとおり、アレがあるのだっsign01 早々と法廷前に張り付き、この本downを読もうsign01

2012年4月 3日 (火)

警視庁に「モバイルチーム」発足

警視庁に防犯カメラ映像の画像解析やデータ分析などを行う「モバイルチーム」発足
 防犯カメラ映像の画像解析やデータ分析などを行う通称「モバイルチーム」が、警視庁で全国に先駆けて発足した。
 警視庁はこれまで、防犯ビデオの画像解析や、コンピューターや携帯データの復元などの分析作業を、霞が関の警視庁本部で行ってきたが、今回新たに発足した「分析捜査班」、通称「モバイルチーム」は、現場などに直接出動して、情報の分析作業にあたる。
 捜査班は1班5人で、2班構成されるという。

 と4月2日付けFNNニュース。
 傍聴マニアとして直ちに思い浮かべるのは、2010年8月17日、東京高裁(岡田雄一裁判長)が言い渡した「公務執行妨害」の逆転無罪(原審は江見健一裁判長)。メルマガ第225号でレポートした。

 監視カメラだらけというべき新宿・歌舞伎町の、コマ劇場前での事件。当然、一部始終が警察の防犯(監視)カメラにより撮影、録画されていた。
 ところが警察は、ちょうど犯行(があったとされる)場面だけ出さなかった。理由はプライバシー。その前後の録画については、無関係な第三者も映ってるのに。
 そうして1週間後、肝心の場面は自動的に上書きされ、この世から消えてしまったんだという。否認事件なのに。しょんなバカにゃsign03
 北陵クリニック事件でも、筋弛緩剤が検出されたという点滴や尿や血液を、警察は鑑定で全量消費したと言い、再鑑定を防ぎきった。
 いったん逮捕したらもう止まらない、有罪に仕立てるためナンでもやる、そんな体質の警察が、新たに「モバイルチーム」を設ける…。

 ちなみに、小沢一郎議員およびその秘書の事件は、秘書が密かに録音していたため検察のウソが暴かれた。
 だから可視化が大事だ、という話になってるようだけど、あれは被疑者による隠し録音だから、ムリムリ有罪にしよう(事件をつくろう)としたことがバレたんでしょ。
 現実に進められてる可視化(取調べの録音・録画)は、警察・検察がやるのだ。こう言っちゃなんだが、泥棒の見張りを泥棒にさせるようなもの。泥棒は泥棒自体を反省してないんだから、見張りがない場所で泥棒をし、見張りの前では良い顔だけするに決まってるじゃん。
 私はそう思うんですけどね。weep

2012年4月 2日 (月)

『交通取締りアウトorセーフ』 4月3日発売!

P1040912 4月3日(火)、拙著『交通取締りアウトorセーフ』(サプライズBOOK。税込み580円)が、一般書店ではなく全国のファミリーマートサークルKサンクスで発売されるそうです~。bellbellbell

「あれっ? もうとっくに買った(見かけた)よ」
 という方もおいでかも。
 それは試験販売かと。少し印刷して特定の店舗で試験販売し、売れ行き好調なら大量に刷って全国のコンビニ(サプライズBOOKの場合はファミマとサークルK)で本販売(本番の販売)をする、そういう形なんですね~。
 ちなみにこうした本は雑貨の扱いで、レジでピッとバーコードを読み取ると追加注文が本部か配送センターへ行く、そんなふうなことになってるらしいです。

 松木和哉さんの『駐車監視員は見た!』(太田出版。税込み600円)と並べて置いてくれるといいのに?
 それはダメみたい。あっちは確かセブンイレブンだったかな、出版社によってルートというか“縄張り”があるらしいです。

 道路交通法は、私たちにもっとも身近な法律といえるのに、分からないことだらけ。その謎を解いていくのは楽しい。

 とは『交通取締りアウトorセーフ』の前書きの一部。
 駐車違反、スピード違反、飲酒運転等々についての分かりやすい解説はもちろん、「追い付かれた車両の義務違反」って具体的にナニ? 「乗合自動車発進妨害」ってどの時点でナニをやると違反? 早口言葉みたいな「道路外出右左折合図車妨害」って? 等々いろんな謎解きもやってます。
 いや~、道路交通法(道交法)ってほんとクイズの問題にいいねと、書きながら思いましたよ。happy01

 今回の『交通取締りアウトorセーフ』で、私の“交通本”は共著も含めて30冊目くらいになる。
 反則金は反則金、そうした基本は動かないが、話の流れで説明の仕方が異なってくるし、やっぱ私は交通違反マニアなのか、話のタネは尽きないんだねぇ。今回はこんなQ&Aも収載した。

 歩行者をけちらすように我が物顔で走る自転車が許せない。あれは具体的にどういう違反になるの? 僕がとっ捕まえても問題ないですか?

 警察官に文句を言おうとしても、どうしてもやりこめられてしまう。腹が立ってならない。うまく反論するコツってある?

 次に交通本を出せるなら…ま、アイデアはあるけど、準備に月日と費用がかかる。なんといっても今は、裁判傍聴に通ってメルマガを書くので目一杯というか、そっちが楽しすぎて。たとえば東京簡裁の刑事公判担当の裁判官は、6人のうち5人が交代するんだもの、わくわくしちゃって。lovely

 裁判官、検察官、書記官、事務官…誰が何度交代しようと、傍聴マニアだけは変わらず傍聴席に居続ける、これですよっ。桃栗三年、傍聴百年sign01 ←百年って、死んぢゃぅ~sweat01 

2012年4月 1日 (日)

東京高地簡裁、新年度第一週は

 東京地方裁判所は,首都を管轄する裁判所として,毎年多数の事件が提起されており,年間の事件受理数,裁判官数及び法廷数等は全国一で,日本における最大級の裁判所です。

 と東京地裁のHPで見て、わくわく裁判傍聴に出かけようとしてる学生、生徒諸君、お子さん連れのお父さん、お母さんがおいでかも。2日(月)~6日(金)の東京地裁、東京簡裁、東京高裁があんなことになってるとは露知らずに…。
 もしどうしても行く場合、メルマガ「裁判傍聴バカ一代」を予め見ておくとおかないでは大変な違い…とだけちらっと申し上げておきます。
 もちろん、何をもって「大変な違い」とするか、人それぞれでしょう。情報ナシで出かけるのもアリとは思います。ただ…と傍聴マニアはよけいな心配をしてしまうのです、すみません。weep

 こんな本upが出てるんだね。『週刊アサヒ芸能』を風呂で読んで知った。
 ちょうど、下腹にぽにょぽにょ肉がついて靴紐を結ぶのもつらく、これはヤバイぞと思ってたところ。読んだその夜、メルマガを書きながらの焼酎のつまみは、豆腐&生姜、キャベツの千切り&マヨネーズだけにした。今朝は、豚肉とキャベツとピーマン&オリーブオイルとオイスターソース炒めのみ。
 たちまち1.5kg痩せたっsign01 つーのはウソだけど(笑)、次に裁判所へ行くときにはズボンのベルトの穴が少なくとも1つ減るに違いない、ふふ。
 増えたベルトの穴数で、あなたの嘘が分かるのょ、何かいいもの食べたのね、食べ~たっあっのっおっね~note とかもう言わせないっ。crying

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