裁判員制度は犯罪者を救う
あれれっ? と思った。
以下、5月19日付け産経新聞、の一部。太字は今井。
裁判員制度、2万8千人が経験 1審破棄率大幅減
裁判員制度が21日で施行3年を迎えるのを前に、最高裁と最高検は18日、実施状況を発表した。これまでに約2万8000人が裁判員(補充裁判員を含む)を務め、3600人超の被告に判決が出された。控訴審の1審判決破棄率は裁判員制度導入前よりも大きく減少。国民の判断を尊重する傾向が表れた。
裁判員法は施行3年以降に必要であれば見直すと規定している。「制度はおおむね順調」との評価が大半で実際に法改正をするかどうかが今後の焦点となる。
最高裁によると、今年3月末までに裁判員裁判で判決を言い渡されたのは3601人。2万817人が裁判員を務め、7257人が補充裁判員を経験した。一方、最高検は4月末までを集計し、4708人が起訴され、3690人が判決を受けた。今月18日現在で死刑とされたのは14人、全面無罪は18人だった。
あれれっ? と思い、制度施行前から最高裁、法務省が配った諸々のブツ、を入れた引き出しを当たってみた。マニア秘蔵コレクション。酒井法子さん主演の発禁DVDもあるょ。![]()
最高裁が2007年1月に発行した、カラーで上質紙、112ページの冊子、『裁判員制度 ブックレット――はじまる! 私たちが参加する裁判――』。
2005年の「裁判員制度の対象となる事件」の「終局人員数」は、3231人。この数字をもとに、「想定される裁判員候補者数と…」とかデータが載ってる。
裁判員制度が始まる前は1年間で3231人。3を掛ければ9693人…。始まってから3年弱で3690人。ありゃりゃっ![]()
確かに刑事事件自体が減少してるとはいえ、約3分の1にまで激減ってこたぁない(笑)。
裁判員裁判はたいへんなので、「罪名落とし」がけっこう行われていると、判決風に言えば、優に推認できる。
ほんとは強盗致傷で重い刑が科されるはずだったのに、窃盗と傷害に分けて、裁判員裁判対象事件から外された…。強姦致傷が強姦だけに落とされた…。
裁判員制度のおかげで助かった犯罪者が、ずいぶんたくさんいるってことだ。あぁ、よかった、よかった。っておいっ![]()
※追記: 危険運転致死傷が自動車運転過失致死傷に落とされたケースもだいぶあるんだろうなぁ。と思ってたら、まさにそういう「自動車運転過失致死傷」を、22日(火)傍聴したょ。メルマガに書こうっ。
21日(月)の裁判員制度廃止大集会、関東学院大学教授・宮本弘典さんの話、なるほどね~と。その宮本さんに聞いたところ、国家刑罰権の関係で分かりやすい(かつ安い)本は小田中聡樹さんの『裁判員制度を批判する』だそうだ。
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