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2012年7月10日 (火)

奈良地裁、視野狭窄で死亡事故、無罪

 9日(月)夜、新宿ロフトプラスワンで「木嶋佳苗とは何者か? なぜ男たちは騙されたのか? 今夜全てを解剖する」というイベントがあり、行ってきたょ。
 開演ぎりぎりになってしまったのは、出かける前にメルマガを1本発行しようと焦ってるところに、電話でコメント依頼があったから。
 イベントは、若めの女性がやけに多かった。少なくとも3分の1 3分の2閉めて 占めてたんじゃないか。内容についてはメルマガ次号で。

 コメント依頼というのは、この判決に関して。以下は7月9日付け日経新聞。

視野狭窄で死亡事故、無罪 奈良地裁判決
 奈良市で2011年、歩行者をはねて死亡させたとして自動車運転過失致死罪に問われた男性(43)に、奈良地裁は9日、無罪判決(求刑禁錮1年8月)を言い渡した。
 弁護側は、難病「網膜色素変性症」で視野狭窄(きょうさく)になっていたのに、病気であることを知らずに運転しており、過失はなかったと主張していた。
 判決理由で今井輝幸裁判官は「事故の原因は視野の欠損によるもの」と認め、過失責任を否定した。言い渡し後「運転免許を更新する際、視野を検査するプロセスが必要かもしれない」との考えも示した。
 検察側は「病気でも注意義務はあった」と主張していた。
 男性は、11年3月21日午後3時55分ごろ、奈良市の国道で軽貨物車を運転中、横断してきた男性(当時69)をはねて死亡させた、として起訴された。〔共同〕

 7月7日付け毎日新聞の記事にこんな部分がある。

 現行犯逮捕されいったん容疑を認めたが、起訴後に「男性が見えなかった」と訴え、同11月に三重県の病院で網膜色素変性症と診断されて、公判で否認に転じた。

 難病に罹患していると露知らなかったことが優に推認できる。被告人に過失(すべき注意義務を怠ること)があったとは到底言えないでしょ。
 検察官は公訴を取り下げるべきだった? いやいや、40年前に建設が決まったダムの、その建設理由が40年経って失われても、いったん決めた以上は遮二無二建設しようとするのと同じく、、検察は有罪へ向かって遮二無二突き進むのだ。
 その体質に何の反省悔悟もない以上、いわゆる可視化は…と思う。

 念のため言っておくと、経歴に「検事」や「最高裁」があるエリート裁判官とかなら、「視野狭窄があっても必要な注意をすれば被害者を発見できた。被告人は必要な注意を怠った」と有罪にしたかも。
 その意味で、必ずしも本件検察官を責めることはできないと思う。

 なんかこの言い方、今井はどっちの味方なんだ、とおっしゃる方もおいでかも。私はどっちの味方でもない。現実をあるがままに見て述べる交通違反マニアで裁判傍聴マニアだ、との思いがますます深まる今日この頃。

 ま、それはともかく、日経新聞の記事のこの部分。

 言い渡し後「運転免許を更新する際、視野を検査するプロセスが必要かもしれない」との考えも示した。

 プロセス…。
 運転免許の更新時、適性検査として目の検査が行われる。要する時間は、長くて5秒かからない。運転免許人口は今年4月末時点で8137万9870人(前年比23万6508人増)。大量迅速処理の、チョー最低限の検査だ。
 そうして、更新事務は警察の天下り法人・交通安全協会に委託されている。

 交通違反・取締りにこだわり続けて約30年、私が見るところ、免許更新制度の1つの大きな目的、別の言い方をすれば制度の存在目的は、安協にカネを落とすこと。
 本件「難病」の患者が「全国で少なくとも約2万5000人」だと知ってあらかじめ手を打つなんてあり得ない。

 車両の運転において目の能力、機能が大事なら、どういうことがなぜ大事なのか明らかにしたうえで、運転に必要なことに絞った検査を、あらかじめ(更新の半年以内とか)眼科医で受けさせ、その合格証を更新申請書に貼付させるとかすべきと思う。
 それはできない話? いやいや、眼科医の協会みたいなものに警察幹部を天下りさせ、更新申請書に貼付する用紙を安協に販売させるとか、やり方はあると思う。
 交通利権と交通安全を両立させ、交通事故のない社会を、である、うん。

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