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2012年9月14日 (金)

同乗者に違反キップを切って虚偽有印公文書作成等で起訴、可哀想

 可哀想に…と思う。以下は9月14日付け時事通信。

大阪府警元巡査長を起訴=同乗者に反則切符―大阪地検
 信号無視をした車の運転手の代わりに、同乗者に反則切符を交付したとして、大阪地検は14日までに、虚偽有印公文書作成・同行使罪で大阪府警大正署の元巡査長■■充紀被告(33)を起訴した。起訴は11日付。同被告は13日付で依願退職した。
 起訴状によると、■■被告は3月11日、大阪市大正区で車の信号無視を取り締まった際、運転していた男性が運転免許証を携帯していなかったため、助手席にいた妻の免許証で虚偽の反則切符を作成したとされる。
 ■■被告は8月、減給10分の1(3カ月)の懲戒処分を受け、書類送検されていた。

 交通安全のために道路交通法(道交法)はある。したがって道交法に違反する行為は交通安全を脅かす危険な行為なのであり、個別違反の具体的な危険性は関係ない。
 この考え方がまず基本にある。

 そうして、警察は現場を“数字”で評価、管理する組織。現場は数字を上げようと、あるいは無能者と呼ばれまいと、精を出す。何ら危険のない違反ほど多くの運転者がお菓子安い、あれ? 犯しやすいので、待ち伏せて取り締まる。
 交通安全はどうでもいい。ときに違反の事実すらどうでもいい。とにかく違反キップを切ればいい。
 その果てに、「違反者が誰かもどうでもいい」となってしまい、かつ、不運にも記者発表せざるを得ない事態になってしまったのが本件か…そのように思う。
 以下は刑法第155条第1項。

(公文書偽造等)
第百五十五条
 行使の目的で、公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造し、又は偽造した公務所若しくは公務員の印章若しくは署名を使用して公務所若しくは公務員の作成すべき文書若しくは図画を偽造した者は、一年以上十年以下の懲役に処する。

 罰金刑の選択肢がないので、略式でオシマイってわけにいかない。「起訴」は公判請求。被告人として法廷に立たされ、懲役刑を求刑されることになる。判決は鉄板で執行猶予とはいえ…。

検察官 「交通安全のために日々交通指導取締りに従事している全国の警察官たちを裏切る行為だと、分かってますか、え?」

 とか試験エリートの若造検察官に突っ込まれ、儀式の性格上、本心を語るわけにもいかず、

被告人 「申し訳ありません…」

検察官 「分かってるかと聞いてるんです! どうなんですか、え?」

 なんてことになり、判決には「警察に対する国民の信頼を失墜させた」とか、これまた偉そうに書かれるんだろう。
 可哀想に…と思う。

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