切断チンコを食べた事件、警察、検察のほうがド変態?
これっておかしくないっすか?
以下は9月18日付け産経新聞。
「人体食」イベントで男女を書類送検 局部を他人に提供
東京都杉並区のライブハウスで今年5月に開催された「人体の一部を食べる」と称するイベントをめぐり、警視庁保安課と杉並署が18日、自分の局部を他人に提供したなどとして、わいせつ物公然陳列の疑いで、相模原市に住むイラストレーターの男(23)と東京都渋谷区に住むダンサーの女(29)ら男女4人を東京地検に書類送検した。
同課によると、全員容疑を認め、男は「男性であることに違和感を持っており、局部を切断したが、手術代が高かったので、イベントで稼ぎたかった」などと供述しているという。
送検容疑は、5月13日夜、杉並区のライブハウスでイベントを開き、約70人の客を前に事前に切断していた男の局部をスクリーンに映し出しながらフライパンで調理したほか、客5人に食べさせたとしている。
イベントは有料で、追加料金2万円を払った客に食べさせていた。男が3月に局部を切断後、インターネットの短文投稿サイトで購入希望者を募ったところ、閲覧したダンサーの女らが男にイベントの開催を持ち掛け、企画したという。同区が6月、同署に男を告発していた。
以下は刑法。2011年7月14日からこうなった。
(わいせつ物頒布等)
第百七十五条 わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、二年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする。
2 有償で頒布する目的で、前項の物を所持し、又は同項の電磁的記録を保管した者も、同項と同様とする。
以降、私が傍聴した限りでは、裏DVDの頒布目的所持は懲役刑(通常は執行猶予付き)に罰金刑(これは実刑)が併科されるようになった。電磁的でない裏本は併科されないのか、そこは分かんない。
ってそんな話じゃなくてぇ、わいせつってのは性的興奮とか性的羞恥心とかに関係するものでしょ?
“切り取られたチンコ”に、その種の性的な感情を持つか? てか私だったら――私はそんなの見たことないですっ――羞恥とは完全無縁な、どっちかといえば恐怖に近いものを感じ、性的に興奮するどころか、キンタマ縮こまっちゃう、だろうと思う。
“切り取られたチンコ”に性的興奮や性的羞恥心を感じるとすれば、こんなこと言って失礼かもしれませんが、性的に極めて異常な、平易な言葉で言えば「ヘンタイ」じゃないですかね。
したがって、本件を「わいせつ物公然陳列」で検察送致することを発案し、送致を決済した警察官らは、かなりのヘンタイ、と推認できる。当然、東京地検に相談したんだろうから、地検にもかなりのヘンタイがいる…。
いまにとんでもない事件を起こすんじゃないか、不安である…。
性転換手術で切除したチンコをフライパンで調理してみんなで喰う、なんてことを放っておいてはいけない。ズバリの法条はないが、公序良俗を守る使命感から、ムリムリ「わいせつ物公然陳列」で…というなら、まぁ、統治側の心理として分からないではないが、でもそれはそれでマズイんじゃないの?
果たして東京地検は起訴するのか。事件は公判廷へ出てくるのか。東京簡裁はたぶん地裁へ移送するだろう。地裁は例によって平気で傍聴席20席の法廷を使うかも。13時30分からの場合、事件名に「わいせつ」の4文字があることもあり、13時前には優に50人を超える行列ができるだろう。どうしよう、うむ~。直ちにそこまで考えて悩む裁判傍聴マニアかな。字余り。
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