これで子どもの違反も取り締まれる!
「自転車もナンバー/都が義務化を検討/危険運転や放置抑止に期待」と9月4日付け朝日新聞。
キターッ 警察の悲願「行政制裁金制度」が、2006年6月1日の放置違反金制度の導入に続き、またゴゴゴと動き始めたぞーッ
今年1月20日発売の『ドライバー』で予言したとおり、自転車ナンバー制度は必ずくるのである。
自転車ナンバーの最大の目的は、自転車の持ち主(登録者)から迅速簡易にカネ(自転車違反金。私が付けた仮称)を徴収できるようにすること。
自転車の違反を大々的に取り締まるに当たり、ネックの1つは子どもの違反。そこを、子どもの自転車を父兄の名で登録させることにより、「登録自転車の安全管理を怠った」として、子どもの違反で父兄からカネを徴収できるようになるわけ。
クルマ、バイクの放置違反金は、現在のところ一応、違反者本人が刑事手続きで争うこともできる。
しかし自転車違反金は、刑事手続きの扱いを完全に廃止し、完全な形の行政制裁金になるだろう。そうして、クルマ、バイクの違反へ、さらには、現在90%くらい不起訴で終わってる交通人身事故も、行政制裁金に取り込まれていくだろう。
警察利権は飛躍的に拡大…というか、新たな時代に入るのだっ
記事中、社団法人自転車協会は「都内だけ購入費が上がり、売り上げに影響が出る」などと反発している、とあるけど大丈夫。行政制裁金は全国規模の制度なのです。
ただし、自転車違反金は都道府県の収入になるだろうところ、自転車利用が少ない自体から「大都市ばっかり儲けてずるいぞ」という反発が出るかも(笑)。
追記: 自転車のナンバー義務化、北朝鮮ではとっくにやってるんだね。「日本は我が国をマネた」とか、北朝鮮のテレビは言うのかなぁ。
でも、日本のナンバー義務化は、莫大なカネを生む制度のためなんだぞ。北朝鮮こそマネすんじゃねーぞ。 ←威張りつつ情けなく感じるのはなぜ?
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