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2012年10月19日 (金)

己の愚行が誰かの人生を狂わすことに想像が及ばぬ、高慢な未熟者

 以下、10月18日の朝日新聞、天声人語

 捕まらない自信があるのだろう。他人のパソコンを遠隔操作し、殺人予告などを送信させた「真犯人」から、手口や目的を詳述した犯行声明である。東京の弁護士と放送局に届いたメールには、犯人だけが知り得る事実が含まれていた▼この人物は、事件で逮捕された4人に「巻き込んですみません」と謝る。一方、警察と検察には「あそんでくれてありがとう」とふてぶてしい。望み通り、捜査当局に「ネット冤罪(えんざい)」という恥をかかせた形である▼逮捕の決め手はいずれも、インターネット接続時に残るIPアドレス、いわばパソコンの指紋だった。ネット犯罪では、これの特定が犯人に迫る早道とされるが、犯行現場に他人の指紋を残せるとなれば、サイバー捜査のイロハが揺らぐ▼逮捕時は否認したのに、訴え空しく動機まで「自白」した人もいるらしい。「動かぬ証拠」をもとに、またぞろ密室で強引な調べがあったのではないか。体は拘束を解かれても、心の傷はなお残る▼ネットの闇には、面白半分に腕試しをしたがる狂気が潜んでいる。乗っ取りウイルスの主も、そこそこの手練(てだ)れなのだろう。そして、己の愚行が誰かの人生を狂わすことに想像が及ばぬ、高慢な未熟者に違いない▼誤認逮捕で人権を侵し、時間と血税を無駄に使った警察は、まなじりを決して逆襲するしかない。この手のモンスターが野放しでは、おちおちクリックもできない。愉快犯の続発を防ぐためにも、うぬぼれの仮面をはがし、素顔を拝みたい。

 この書きぶり、昔からこうなんだっけ。昔、私も天声人語を気に入っていた時期があるんだが、今、なーんだか、ある種の“年寄り像”が透けて見える気がして、むむーんと眉をしかめてしまう。こんな年寄りには、なりたくねーなぁ、みたいな。もうなってる? いやーん。

 それでだ、「己の愚行が誰かの人生を狂わすことに想像が及ばぬ、高慢な未熟者に違いない」という部分、朝日新聞読者の何%が「なぬ?」と感じたんだろう。
 「巻き込んですみません」と謝ったと書いたあとで「…想像が及ばぬ」は、わかりやすく矛楯するというか、引っかかる。
 この事件で、「己の愚行が誰かの人生を狂わすことに想像が及ばぬ…」というべきは、IPアドレスで犯人と決めつけ、否認に耳を貸さず、“落として”自白を取り、送致、起訴をした、つまり、いつものやり方をとった警察官、検察官じゃないの?

 もちろん、逮捕、勾留され、どう無実を訴えてもガンガン自白を強いられ、パソコン内および自室内のプライバシーを徹底的に暴かれた方々は、大変だったなんてもんじゃなかろうと、心よりお察しするが、そのうえで、あえて言いたい、今回、犯人が良心的でほんと良かった、と。

 遠隔操作で削除もできるというウイルスを、犯人が犯行声明を送信後ぜんぶ直ちに削除していたら、かつ、犯人しか知り得ない真実の暴露を含む“犯行声明”をしなかったら、パソコンを操られただけの真っ白無実の方々は、たぶん間違いなく有罪とされてたよ。
 あくまで無実だと争えば、「不合理な弁解を弄して反省の情は皆無」とされ、懲役の実刑を食らうケースもあったかも。

 今回、こうして大きな話題になったことで、パソコンの遠隔操作により誰かをハメることが難しくなったといえる。だから犯人に感謝しましょう、とは到底いえないけども。

 さて今週は、毎日裁判所へ行くことになる。「少なくとも週に1~2日は行かないっ」と年始に決めたのにぃ。
 今週は、バーベキューこんろで遺体を焼いたと報道された被疑者らと同姓同名の被告人らの「詐欺」と、スピード違反で捕まり偽造免許を使用したと報道された被疑者と同姓同名の被告人の「道路交通法違反」、どうしても傍聴しなければと早々行ったのに、いずれも期日取消に。がーん。
 でも、そういう日って、珍しいのに当たることがあるんだよね。「窃盗」が認められず「占有離脱物横領」とされて逆転執行猶予とか、いろいろ傍聴した。メルマガのネタは、ほんと尽きない。
 今日は、ネットで「探しています」と書かれてる、いわば行方不明者のアレと、前回期日が2月だった否認事件を傍聴予定。両方とも交通違反と関係ないのに、こうして裁判所へ通う…最低の愚行かなぁ(笑)。じゃねっ。

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