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2013年3月の7件の記事

2013年3月30日 (土)

捜査報告書の枕詞

 メルマガ「裁判傍聴バカ一代」、第1027号は「宇都宮簡裁、速度違反再審、9件次々傍聴っ」。そう、29日(金)、また宇都宮簡裁へ行ってきたんですな~。一日がかりで9件傍聴すると、見えてくるものがある…。

 疲れきって帰宅、ニュースサイトを開いてみたら、あらま、こんなのが。以下は29日付け読売新聞。

捜査報告ウソ記載、巡査部長を不起訴…京都地検
 バイクを無免許運転した男性(32)を逮捕した際、捜査書類にうその目撃内容を記入したとして虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検された京都府警山科署交通課(当時)の男性巡査部長(48)について、京都地検は29日、不起訴(起訴猶予)にした。
 男性も同日、不起訴(同)とした。地検は不起訴の理由を明確にしていない。
 巡査部長は昨年10月、京都市山科区内で無免許運転したとして、男性を道交法違反で逮捕。バイクがコンビニの駐車場に入るのを見ただけなのに、捜査報告書に「約50メートル走行していた」と記載したとして、12月に書類送検された。

 現認状況を、だからつまり違反態様を、でっち上げたわけじゃん。そんな悪質な事件がなぜ不起訴なのか。

 警察は、取り締まりたいとき取り締まる。取り締まった以上、違反は事実でなければならず、かつ、悪質でなければならない。
 ゆえに、そのような捜査報告書等を必ずつくる。
 たとえばスピード違反の測定値が100キロなら、そんなに出てないと思っても、あるいはよく分からなくても、「被疑車両は目測100キロだった」と書く。一時不停止なら、人が歩くほどの速度に減速して通過した場合でも、「漫然15~20キロメートル毎時の速度で通過した」と書く。有能な警察官なら、「左方から横断しかけた歩行者が驚いたように立ち止まった」などとも書くだろう。
 捜査報告書とはそういうものであり、「約50メートル走行していた」という部分は、枕詞(まくらことば)のようなもんなのだ。
 「うつせみの…」と聞いて「セミがうつ病になるはずがない!」と怒るとか、「あしひきの…」と聞いて「足は轢いてない。でっち上げだ!」と怒るとか、そんな人いないっしょ。
 だから不起訴でいいのだ、という一面もあると思う。

 捜査報告書に独特の枕詞があること自体は、いまさら驚くようなことじゃない。
 驚くべきは、「バイクがコンビニの駐車場に入るのを見ただけなのに」と、なぜ発覚したのかってことだ。
 コンビニには監視カメラがつきもの。証拠映像が残ってたのか。でも、不利な証拠はあっても出さないのが捜査の基本…。うーん、もしかしたら「バイクがコンビニの駐車場に入るのを見た」という事実すらないのかも。
 そうだとしても、その男性を不立件または不起訴にして終わらせれば済むだろうに、なぜこんな事態に? 新聞報道はいつも謎だらけだ。俺の読み方が悪いのか…。

2013年3月28日 (木)

運転免許の行政訴訟、原告が買っちゃった!

裁判長 「…訴訟費用は、これを5分し、その1を原告の、その余を被告の負担とする」

 なぬ? 俺は傍聴席でぽかーんとしてしまった。
 無実の違反(携帯電話使用)を理由とする行政処分(運転免許証有効期間更新処分)を取り消せ、との原告の主張の本体部分が認められたんであるっsign01
 27日(水)、冷たい雨の中、さいたま地裁へ行ってよかったぁーっsign01
 認められなかった5分の1とは何かも含め、メルマガ「裁判傍聴バカ一代」の第1025号「運転免許の行政訴訟、原告が買っちゃった!」でレポートさせてもらった。被告埼玉県(代表者兼処分庁は埼玉県公安委員会)の代理人弁護士の経歴もちらっと。coldsweats01

 この裁判から分かるのは、携帯電話使用の取締り(2012年は126万3636件)がいかにずさんかってこと、プラス、警察官が「現認した」と言い張りさえすれば通ってしまうと警察が思い込んでるってこと。びっくりしたよね~。
 俺はもう、裁判傍聴から抜けられないっ。びっくりな裁判をメルマガで日々レポートするのが、面白くてたまらないっ。困ったもんだ…。crying

 28日(水)は、「月収20万円で豪遊? 元国税マンがネット公開したド派手私生活」と報じられた「窃盗、公用文書毀棄、国家公務員法違反」の傍聴席を勝ち取ったsign01 そっちは第1026号「芸能人の税務情報を持ち出した理由とは」でレポートしたょ。

2013年3月27日 (水)

堀江貴文さん収監騒動から2年近くが過ぎ去り…

堀江貴文社長を仮釈放 午後、会見
 ライブドア(現LDH)の粉飾決算事件で旧証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)の罪で服役中だった堀江貴文元社長(40)が27日、服役先の長野刑務所から仮釈放された。同日午後に東京都内で記者会見を行う。

 と27日付け産経新聞、の一部。
 堀江さんが収監されたのは2011年6月20日(月)、そりゃあもうたぁいへんな騒ぎだった

 あれから2年近くが過ぎ去ったのだ、瞬く間に。
 刑事裁判というものについて、また服役(=公判廷で検察官が言うところによれば矯正教育)についての感想を、堀江さんに聞いてみたい…。
 そんなことより、この2年近く、俺はいったい何をやってきたのか、嗚呼、気が遠くなる、メルマガ執筆に戻るです…。

>

国家が推し進める「司法改革」とは

 裁判所の廊下で、いつもお世話になってるマニア氏が言うのだった。

「■■■■さん、逮捕されましたよ」
「ええっsign02

 ■■■■さんとは、昨年10月から今年1月にかけて東京地裁の「公務執行妨害、傷害」の被告人だった男性だ。
 第1回公判は10月12日。事件番号が若く、新件で10時~17時という時間の取り方だったので、ちょと気になって途中から傍聴してみた。そしたら最高裁第三小法廷を舞台とする事件でびっくり。メルマガ「裁判傍聴バカ一代」の第872号「ちゃんと裁判せねば首をへし折ってやる!」でレポートした。
 判決(たぶん第4回)は1月18日。いやはや、ちょっと考えられないようなすごい事件なのだと分かった。同第968号「欺?(ぎもう)手段により判決を取得?」でレポートした。

 その■■■■さんが逮捕されたsign02 後日、マニア氏から新聞の切り抜きをいただいた。記事中の文言で検索すると、こんなヒットがあった。

裁判資料ネットで公開し、逮捕
産経新聞 3月8日(金)7時55分配信
 裁判のために開示された捜査資料をインターネット上で公開したとして、東京地検公判部は7日、刑事訴訟法違反(開示証拠の目的外使用)の疑いで、愛知県江南市、会社役員、■■■■容疑者(47)を逮捕。山本容疑者は開示された実況見分時の写真などの捜査資料を動画投稿サイト「YouTube」で公開、不特定多数が閲覧可能な状態にした疑いが持たれている。

 はは~、裁判員制度を目玉に国家が推し進める「司法改革」のひとつ、この規定が牙をむいたんだね。

 被告人又は被告人であつた者が、検察官において被告事件の審理の準備のために閲覧又は謄写の機会を与えた証拠に係る複製等を、前条第一項各号に掲げる手続又はその準備に使用する目的以外の目的で、人に交付し、又は提示し、若しくは電気通信回線を通じて提供したときは、一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 ※刑事訴訟法第281条の5第1項

 検察が証拠として出したものを、裁判の場以外での論評や報道や検証に使えば、逮捕されるんである。
 オービス事件の被告人だったドライバーから検察書証のコピーをもらい、俺が雑誌に記事を書けば、ドライバーは逮捕される。そしてきっと、「今井さんから要求されて渡しました」という調書を取られ、俺は教唆犯として逮捕されるだろう。
 国家が推し進める「司法改革」とはこういうものなのだと、だーれも知らないんじゃないかな。

女性がおしっこする音を聞きたい、見たい

 この記事も、いつものパソコンのキーボードを押しのけ、借りもののノートパソコンを置き、光回線をつなぎかえてアップしてる。
 慣れないノートパソコンは使いにくく、かつ、じつは手根管症候群で右手の指3本が痺れており、やりにくいったらありゃしない。

 先ほど、いつものパソコンから、メルマガ第1024号の送信を終えた。

 第1025号は、運転免許の行政処分についての行政訴訟の、判決のレポートになる予定。この事件、証人尋問、本人尋問を傍聴したところによれば、違反を認めるに足る証拠が、あらびっくり、ないんだね。それでも処分は正しいとするのが日本の裁判所の役割分担とは思うが、いったいどういう理屈を立てるのか、あるいは、勇敢にも原告(運転者)の請求を認めるのか、わくわくするよぅ。

 第1026号は、あの珍しい事件をレポートする予定。何の事件? こんな公開の場所では言えないっす。傍聴人が押し寄せ、万が一にも俺が傍聴できなかったら大変だし、「こら今井、よけいなこと言うな!」とおっしゃる方々もおいでだろうし。

 第1027号は、スピード違反の再審(検察官が無罪請求)14件を予定してる。

 俺は24時間を、裁判傍聴とメルマガに注ぎ込んでる。そのうえで、雑誌原稿は120%のものを書いてやろうと毎月燃えてるんで、もう大変っ。
 手根管症候群は序の口、脳卒中、心筋梗塞等で、傍聴席で死んで伝説になるなら、それは本望だ、うむっ。 ←裁判所にとっちゃ迷惑なオッサンだよね~(笑)。

 以下は、前回お知らせして以降の、メルマガ記事。

第1024号 再犯を防ごうとする判決は司法権の濫用か
第1023号 あれとこれと差し引き計算すればシャブは損
第1022号 あの裁判官、軽くひっくり返される判決を?
第1021号 友だちは自分のためにお金使えるのに
第1020号 女性がおしっこする音を聞きたい、見たい
第1019号 黒い手袋の男が右手に拳銃を持って侵入
第1018号 法の権威、裁判の威信ってなんすか?
第1017号 ピンクのミニスカートをまくって陰茎を露出

 以下は、これから読もうと思ってる本。こいつ、まだ読んでなかったのか? うぇーん。

2013年3月21日 (木)

検察が控訴すれば逆転有罪が8割って!

 以下はメルマガ「裁判傍聴バカ一代」第1011号の編集後記より。一部加筆。

 国会図書館へ行けば『検察統計年報』として各年分厚い1冊にまとまってるものが、ネットではばらばらになってるのを拾い集めるような形になる。

 昨夜、久々に、冊子だと冒頭部分にある「結果の概要」(2011年、これが最新)を見てみた、プリントアウトして。

 その「8 検察官の上訴」、おっもしろいょ~!

 要するに、原判決(つまり簡裁、地裁の通常第一審判決)が無罪で検察官が控訴した40人、どうなったか。

 高裁により「原判決破棄、有罪」とされたのは32人(80.0%)、検察の控訴が棄却された(無罪が維持された)のは7人(17.5%)、残る1人(2.5%)は「破棄差戻し・破棄移送」。

 原判決が有罪で検察官が控訴した64人、どうなったか。

 高裁が原判決を破棄し、刑を重くしてくれたのは35人(54.7%)、刑が同じは5人(7.8%)、刑が軽くなっちゃったのは3人(4.7%)、控訴棄却は8人(12.5%)
 ※ 法律適用の誤りなどで原判決を破棄するけれども、新たに言い渡す(自判する)刑は同じ、ということはあるのだ。俺も傍聴したことある。

 原判決が無罪と有罪と併せると、検察控訴は104人、うち控訴棄却はたったの15人(14.4%)っ!

 被告人、弁護人からの控訴は、ほっとんど棄却、原判決後の情状で刑が軽くなるのはぽつぽつあるけど、逆転無罪は希有。
 それと比べると、ひぃ~! である。

 待て待て、被告人側からの控訴はやたら多いんだから、単純に比較すんな? いや、原判決ってほぼぜんぶ有罪なわけじゃん。無罪は年間数十件。
 つまり、被告人側が一審有罪に対しやたら控訴するように、検察は一審無罪に対しやたら控訴してるわけじゃん。

 そもそも無罪が希有なうえに、逆転有罪率は8割、やっぱすんごぃよね。刑事裁判は、検察側に傾いて傾いて、もうほとんど倒れちゃってるピサの斜塔…。

2013年3月17日 (日)

サイコーのチンポをやるんだからよ

 パソコンが不調で、ここ数回、原稿を高橋ユキさん(信頼できるうえ同じくココログのブログをやってる)へ送信し、パスワード等をお伝えし、ユキさんのパソコンから記事をアップしてもらう、ということをやってきたが、今回、約3カ月ぶりでの自力アップとなるっsign01

 パソコン、ついに直ったのか? いいえ、上記のような方法で記事をアップできるなら、俺自身が別のパソコンを入手して、電話回線をつなぎかえればいいんじゃないか、と気づいたんですな。なんて鋭い推理力sign01 ←遅ぇよっ。
 そうして、ようやく某女性からノートパソコンを借りることができ、慣れないキーボードをパチパチ叩いておるのです。

 この間、沈没してたわけじゃない。裁判傍聴通いとメルマガ「裁判傍聴バカ一代」発行で忙しく日々が過ぎてた。
 2月26日は、あの“なりすましウイルス”の勾留理由開示を傍聴したsign01 2月28日には宇都宮簡裁へ出張し、スピード違反の再審裁判を傍聴してきたsign01 それらはその日付けのメルマガでレポートした。
 3月15日には、“なりすましウイルス”の事件に関してマニアック情報を入手した。これからメルマガに書く。夏前に単行本を1冊書き上げる予定。もう忙しくて忙しくてっ。

 メルマガのサンプル号のページがリニューアルされた。あんな画像があんなに大きく載るとは思わず、恥ずかし~。sweat01
 以下は3月分のバックナンバー。

第1016号 100万円でフェラーリとランボルギーニを
第1015号 議員の兄、懲役7年、未決800日算入
第1014号 サイコーのチンポをやるんだからよ
第1013号 東京高裁の懲戒処分、盗撮、痴漢、万引き
第1012号 懲役8月、未決90日算入、執行猶予2年
第1011号 検察が控訴すれば逆転有罪が8割って!
第1010号 刑務所へ行きたくないのでエア痴漢を
第1009号 他人を疑うことを知らぬ純な心の少女は
第1008号 「検察の理念」は裁判官を安心させるため
第1007号 被害者は16歳少女、性交経験がなく…
第1006号 パイロット製サインペンで顔面を突き刺し
第1005号 空振りだったからと悔やむ奴はダメ組だ!
第1004号 7階の窓から隣室へ逃げようとし転落!
第1003号 裁判所にセーラー服のおじさん現るっ!

 第1014号「サイコーのチンポをやるんだからよ」は、いろんな面ですっごい事件だ。

 いま購読登録していただくと、これらがどどっと送信され、18日から月末まで、日曜を除き毎日送信される。
 月末までに購読解除すれば、ぜんぶ無料。しかし必ずや、面白くて解除できないはず、うん。
 そうすると、4月分から、月105円が自動引き落としとなる、そういうシステムです。スマホでも読めます。なお、どなたが購読してるか、俺のほうでは分からない(鋭い推理happy02の手掛かりさえない)仕組みですのでご心配なく。

 さぁ、来週は東京地裁に、絶対どうしても傍聴したい事件が3件くる。それまでに単行本のほうを進めねばっ。じゃねっ。

 『少年犯罪と向き合う』、裁判所への往復の電車内で読んでる。2001年の発行で古いが、内容は非常に興味深い。飛松五男さんの本は、申し訳ない、未読。これから買います~。

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