フォト
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 世界遺産の山に観音様のお告げで穴を掘って器物損壊 | トップページ | 検察レベルにおける日中友好を見た! »

2013年5月30日 (木)

検察の証拠を冤罪検証に用いてはならない

取り調べDVD:NHKに提供の弁護士 大阪地検懲戒請求
 法廷に証拠提出された取り調べの録画映像をNHKの番組に提供したとして、大阪地検が映像のDVDを提供した男性弁護士について、大阪弁護士会に懲戒請求したことが分かった。刑事訴訟法は、証拠の目的外利用を禁じており、地検は違法行為の疑いがあると判断したとみられる。
 NHK大阪放送局は4月5日、関西情報番組「かんさい熱視線」で「“虚偽自白”取調室で何が」と題し、密室の取り調べの問題点を指摘する番組を放送。傷害致死罪で起訴された男性の取り調べの録画の一部を放映した。
 映像は検察側が大阪地裁に証拠提出したもの。映像での発言との食い違いなどから男性の供述調書の信用性が否定され、男性は11年7月に無罪判決を受けて確定した。関係者によると、男性の弁護人だった弁護士がNHKの取材の趣旨に賛同し、男性の了解を取った上で、保管していたDVDを提供した。

 と5月30日付け毎日新聞、の一部。
 検察官が、被告人を有罪にするために、法廷へ出そうとする証拠、これを弁護人は、じっくり読み込んで(または視聴して)防御するために、コピーすることができる。
 事件をいちばん分かってるのは被告人なんで、弁護人は、さらにコピーして被告人に渡すこともある。
 裁判中に、あるいは裁判が終わってから、被告人または弁護人(元被告人または元弁護人)が、それらのコピーをジャーナリストに見せ、ジャーナリストが冤罪を究明する記事や番組をつくることが、かつてあった。被告人自身がネットにアップすることもあった。

 ところが、国家が推し進める「司法改革」は、それをダメとしたのだ(刑事訴訟法第281条の4)。
 被告人自身がそれをやると、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金(同第281条の5第1項)。弁護人が「対価として財産上の利益その他の利益を得る目的で」それをやると、やはり1年以下の懲役又は50万円以下の罰金。
 昔はこんなの、なかった。俺の手元に2001年の六法全書がある。第281条は「の2」までしかなかった。

 今回の大阪のケースは、第281条の4違反を理由に懲戒請求したってことなんだろう。
 そして、第281条の5第1項違反の、全国初の裁判が、東京地裁で始まってる。メルマガ第1050号「司法改革が牙をむいた、刑事訴訟法違反!」でレポートした。

 ところで、ごめん、「この被告人、もしかして過去に裁判員裁判で無罪判決を受けてるsign02」という事件は、今日、30日だった。29日の午前にあったのは、「もしかして逆転無罪sign02」という交通事故の控訴審判決だったの。
 なわけで昨日も今日も、「もしかしてsign02」と気になる1件だけのために、往復2時間かけて、行くわけですょ傍聴師は、裁判所へ。happy02

 

« 世界遺産の山に観音様のお告げで穴を掘って器物損壊 | トップページ | 検察レベルにおける日中友好を見た! »

報道にコメント」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。