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2013年9月20日 (金)

包み隠さず正直に事実を述べるようでは警察官不適格!

交際女性に拳銃触らせる=銃刀法違反容疑で巡査書類送検-警視庁
 勤務中に交際相手の女性の家に行き、実弾入りの拳銃を触らせるなどしたとして、警視庁は20日、田無署地域課の交番勤務の男性巡査(23)を銃刀法違反容疑で書類送検し、停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。巡査は同日付で辞職した。
 送検容疑は、6月24日午前0時半ごろ、パトロール中に当時交際していた20代の女性宅を訪れ、職務上の必要がないのに拳銃を取り出し、実弾5発を入れたまま女性に持たせるなどした疑い。
 巡査は「女性に頼まれ、二人きりならばれないと思った」と、容疑を認めているという。
 同庁によると、巡査は2011年から田無署の南沢交番(東京都東久留米市)に勤務。12年5月から担当地区に住む女性と交際し、夜間パトロールの際に女性宅に約10回立ち寄っていた。1回につき数分から1時間程度勤務を抜け出していたという。いずれも制服姿で、拳銃も携帯していた。女性から話を聞いた親族が署に相談して発覚した。

 と9月20日付け時事通信、の一部。
 こんなことが、なぜニュースになるのか。

1、女性が巡査の行為を秘匿撮影していた。
2、巡査が、包み隠さず正直に真実を述べた。
3、拳銃を触らせる以上のとんでもないことがじつはあり、拳銃の件を理由に幕引きを図った。 ※“男の拳銃”を握らせた、なんて下品なことは俺は言わないのでっ。

 1なら、あまりに間抜け。悪知恵の働く犯罪者にハメられ、ヤバイことになりかねない。
 2なら、そんな弱気な正直者は、取扱事件(とくに冤罪デッチ上げ事件)でも正直に証言し、警察のメンツをつぶしかねない。

 よって、「懲戒処分→同日付で辞職」コースは当然だ。
 念のため警察を弁護しておくと、真犯人を確実に有罪にするためにも、ウソは必要なんだろうと思う。ゆえに、警察官はウソに麻痺していく、という面もあるんだろう。裁判傍聴師として、そこは酌んであげたい。 ←お前自身が麻痺してるぞっ!

 3なら、とくにコメントするまでもなく、警察組織としては普通のことかと。
 さらに念のため言っておくと、俺はべつに警察をことさら悪く言うつもりはないんです。閉ざされた組織はそうなるのが当たり前、“警察正義幻想”みたいなものを前提にあれこれ言うほうがよっぽど悪いと思ってるんです。
 メルマガ次号(第1153号)に出てくる、花園交番の警察官(巡査部長でしたっけ、メモ漏れ)の情報を犯人割り出しに役立てたあたり、警察は大したもんだと思いましたよ。

 さて、20日(金)は東京地裁で、若い男性2人、若い女性2人が被告人の「窃盗」を傍聴した。
 男女合計4人の窃盗、いったいどんな事件を想像する? 万引き団? 俺もいろいろ想像したさ。だが、全部すかっと外れた。想像もつかない事件なのだった! それはメルマガ第1154号か第1155号で。
 是非にもお伝えしたいネタが多すぎてっ!

 あそうだ、拙著『改訂新版 なんでこれが交通違反なの!?』は、最新データを盛り込んで、近々2刷が出ます。日本の交通警察、裁判制度のもとでハンドルを握るなら、『交通の教則』より何万倍も役に立つと思うです。よろしくね~。

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