兼島ダンシング被告人は姿勢が良くて…
開廷1時間前に行くと、阿曽山大噴火さんがドアそば1番にいるのみだった。傍聴した人の多くは、他の法廷より早めのスタートだから、との理由で来ただけのように思われた…。
13時20分から「窃盗」の新件。報道記者席が14席もとられ、たとえばスポーツ報知が「元お笑い芸人・兼島ダンシング、自転車窃盗認める」と報じてる。
芸名「兼島ダンシング」さんは、よさげな生地のボタンダウンのワイシャツに、薄く縦ストライプが入った良さげなズボン(たぶんスーツのズボン)。
被告人としては非常に珍しく、均整の取れた体躯で、姿勢が良かった。下獄はすでに覚悟し、重く悔いてる風だった。なぜこんなことになってしまったのか。やっぱ“盗癖ウィルス”に罹患したのか。
追起訴続行で13時47分に終わり、続けて14時00分から始まった「傷害」、こっ、これがっ!
いや、じつはさ、被告人氏名で検索すると、9月11日産経新聞のこんな報道がヒットするのだ。
美人局の手口で現金奪う 容疑で男女5人逮捕 神奈川県警
美人局の手口で現金を奪ったなどとして、神奈川県警捜査1課と宮前署は11日、強盗致傷と窃盗の疑いで住居不定の無職、■■■■容疑者(20)ら男女4人を、窃盗容疑で自称東京都新宿区の飲食店従業員、●●●●容疑者(20)をそれぞれ逮捕したと発表した。
同課の調べによると、■■容疑者ら4人は6月7日、川崎市宮前区の駐車場で、スマートフォンの出会い系アプリで知り合った男性会社員(30)に「人の女に手を出すな」などと因縁をつけて暴行を加え、現金約3万8千円やキャッシュカードを奪った。その後、●●容疑者が合流し、そのキャッシュカードを使って現金約71万円を引き出した疑いが持たれている。
横浜地検は傷害と恐喝、窃盗の罪で■■容疑者ら3人をすでに起訴、大学2年の少女(19)を家裁送致している。●●容疑者は11日に逮捕され、「間違いないが、積極的に関わってない」と供述しているという。
そう報じられて、9月19日に東京地裁で「傷害」の第1回? 珍しい氏名からして、同姓同名とは考えにくい。どうなってんの? その興味で傍聴してみたわけ。
そしたらっ! まず、■■被告人の表情、動作等に、あっけにとられた。本件公訴事実は、ぜんぜん別件も別件。昔、“女子高生コンクリート詰め殺人事件”とかいうのがあったでしょ。あれを思い出させる、ものすっごい事件なのだった!
そしてなんと、被害女性は、どう言っていいのか、この世にいないのだった。
乙2号証、被告人の員面(司法警察員面前調書)の一部だけ、ここで紹介すると…。
乙2号 「…愛情の欠片(かけら)なんて1ミクロンもありません。当然です。俺は一流のホストなのです…地球上からバカな女がたった1人減っただけです」
メルマガ次号で書く予定なんだが…。
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