自転車ブレーキ違反で逮捕、略式罰金6千円で即釈放か
ブレーキなし自転車運転で全国初逮捕 警視庁、出頭要請無視の男性「こんなことで逮捕とは…」
後輪にブレーキがついていない自転車を運転したとして、警視庁交通執行課は11日、道交法違反(制動装置不良自転車運転)容疑で、アルバイトの男性(31)=東京都=を逮捕、東京区検に送検した。同日中に釈放される見込み。
制動装置不良容疑での逮捕は全国で初めて。男性は昨年3月に同じ自転車を運転しているところを同容疑で摘発されたが、出頭要請を7回にわたって無視し続けており、同課は逮捕する必要があると判断した。男性は「こんなもので逮捕されるとは思わなかった」と供述している。
逮捕容疑は昨年6月28日午後4時40分ごろ、渋谷区代々木の国道20号(甲州街道)で、後輪にブレーキがついていない競技用の自転車を運転したとしている。
道交法では自転車の前後輪にブレーキを付けるよう定めているが、男性は「数年前に知人から買ったときには付いていなかった」と供述しているという。
と11日付け産経ニュース。
よっぽど何か特別の事情でもない限り、略式で罰金6千円を納付して即釈放だろう。
てゆっか、いちおう出頭し、略式に応じなければ、99.999%不起訴だったろう。
0.001%は何か? それは、いっちょ「全国初起訴」として宣伝してくださいよと警視庁(&警察庁)からお願いを受け、検察が「分かったょ、1つ貸しだぞ」と手を打ったときだ。
こういうことは、自転車のブレーキ違反を抑止し、かつ、警察威信の発揚に、何億円もの宣伝効果があるのだ。
「こんなことで…」についてちょっと。
国家というのは、自分が絶対であり、一般国民にとってバカげたことでも、国家は全力をあげてどこまでも押し通す。逆に、一般国民にとってどんなに重要なことでも、んなものは国家にとって無価値、屁とも思わない。
そんなものだと痛感させられる「公務執行妨害、傷害」を、今日は傍聴してきたょ。おかげで、「「犯人逮捕に協力して」警察官装い200万円詐取容疑」と報じられた「詐欺未遂」も、「テレビにも出演…カミツキガメ飼育容疑でペットショップ経営者逮捕」と報じられた「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律違反」も、すかっと傍聴できなかった。くっそぉ~。でもしょーがないか、裁判傍聴師としては。
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