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2014年6月25日 (水)

ブレーキなし自転車で逃げたら10万円以下の罰金

 道交法が改定されて新しい規制や罰則が設けられ、「全国初の摘発」とか「当県初の逮捕」とか報じて、周知をはかる、見せしめとする…。
 以下は6月19日付け埼玉新聞。約1週間遅れでやっと気づいたのか? すみません、うぅ。

ブレーキなし自転車の男逃走 検査拒否容疑で全国初の摘発
 ブレーキのない自転車を運転し、停止を求めた警察官の指示に従わなかったとして、蕨署は19日、道交法違反(検査拒否、制動装置不良自転車運転)容疑で、川口市のアルバイトの男(23)をさいたま地検に書類送検した。同署によると、昨年12月1日の改正道交法施行後、検査拒否容疑での摘発は全国初。
 書類送検容疑は、今年3月17日午後4時35分ごろ、戸田市美女木東1丁目の市道で、ブレーキのない自転車を運転。パトカーで警戒中の同署員が、男の自転車にブレーキが取り付けられていないのを発見して停止を求めたが、従わなかった疑い。
 同署によると、男は停止の求めを無視して逃走。同署員はいったん男を見失ったが、約300メートル離れたマンション駐車場内にいるのを再び発見し検挙したという。男は自転車でマンション駐車場に逃げ込んだ際、駐車場内を走行していた乗用車と接触する交通事故を起こした。男と乗用車を運転していた女性にけがはなかった。
 男は容疑を認め、「以前にもブレーキのない自転車を運転して検挙されたことがあり、捕まるのが嫌で逃げた」などと供述しているという。

 以下は道路交通法第63条の9第1項。

(自転車の制動装置等)
第六十三条の九
 自転車の運転者は、内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがある自転車を運転してはならない。

 内閣府令ってのは道路交通法施行規則第9条の3。要するに、ちゃんと効くブレーキを前輪にも後輪にも付けろってこと。罰則は5万円以下の罰金。
 
 そして以下は法第63条の10第1項。

(自転車の検査等)
第六十三条の十
 警察官は、前条第一項の内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがある自転車と認められる自転車が運転されているときは、当該自転車を停止させ、及び当該自転車の制動装置について検査をすることができる。

 こっちの罰則は、「警察官の停止に従わず、又は検査を拒み、若しくは妨げた者」は5万円以下の罰金、という形になってる。

 『執務資料道路交通法解説16訂版』によれば、「自転車制動装置等不備」と「自転車検査等拒否等違反」は併合罪の関係になるんだそうだ。
 以下は刑法第48条第2項。

 併合罪のうちの二個以上の罪について罰金に処するときは、それぞれの罪について定めた罰金の多額の合計以下で処断する。

 だから報道の件は10万円以下の罰金ってことだ。
 実際はどうなるんだろう、頑張って略式で罰金1万2000円か、それとも普通に不起訴か。
 以下はメルマガ「裁判傍聴バカ一代」の第1263号「留置場は、今までの僕の人生で、天国です!」、その編集後記より。

 警察庁では、文書3件の開示を受けた。うち1件、2013年の「自転車の検挙件数」、びっくらこいたよっ!
 2006年=268件、2007年=598件、2008年=903件、2009年=1326件、2010年=2403件、2011年=3956件、2012年=5321件、とぐぃんぐぃん増え続け…。
 2013年=7193件
 新しいペナルティ「自転車違反金」(俺の仮称)の創設と、その取締りの民間委託へ向け、警察庁は頑張ってるんだなぁ。俺も頑張ろうっ。

 なわけで、単行本の原稿を書かねば! じゃねっ。

  

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