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2014年6月19日 (木)

郷ひろみさんに言いたい3つのこと

 有名芸能人が交通取締りに苦言を呈することがたまにある。
 6月13日付けのトピックニュースに、「郷ひろみ、自身をスピード違反で捕まえた警察への不満をポロリ 「そんな顔でチケット切るなよ」「その程度のスピードしか出してないのに」」との記事が。
 以下はその一部。

12日放送のラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、歌手の郷ひろみが、過去にスピード違反で捕まった際のエピソードを明かした。
   (中略)
その日、自動車で高速道路を走っていた郷は、2度も覆面パトカーが車を捕える様子を目撃したそうだ。普段からスピードを出さない郷だが「気をつけなきゃ」と、気持ちを引き締めて直して運転していたが、その直後にパトカーが後方に現れたという。結局、郷は「左に寄りなさい!」と指示され、スピード違反で停車させられることになったそうだ。

スピードを出したつもりがなかった郷は、その時の気持ちを「どうしようかな『すいません許して下さい』って言おうかなと思ったけど」「いいや、と思って。ムっとして」などと語り、不満に思っていたことを明かしている。

車を止めた警察官は「いやー、ど真ん中なんですよね!郷さんは私たちの(世代の)」と、自分が郷のファンであることを笑顔で明かしたそうだ。ところが、違反切符はきちんと渡されたようで、郷はその時の振り返り「そんな顔でチケット切るなよ」「(ど真ん中のファン)だったら、許して欲しいよ!」と、警官への不満を笑いながらも漏らした。

郷自身が警官に聞いたところによると、郷は80km/hの制限速度の高速を108km/hで走っていたため、28km/hの速度オーバーで捕まってしまったという。「僕、高速道路はずっと(制限速度が)100km/hだって思ってたから」「その程度(8km/hオーバー)のスピードしか出してないのにって、ちょっとムッとした」と、勘違いから不満を抱いていたことを明かす郷。

しかし、自分を捕まえたパトカーが「覆面」ではなく、「白と黒」の明らかに警察とわかる車両だったことを明かし、「誰もが速度を落としてるのに、僕だけが(制限速度が)100km/hだと思っていた」「ちょっとムッとしたけど、まあこれはしょうがないな」と苦笑いしながらオチを語っていた。

「すぐに気持ちを切り替えた」と、その後の気持ちを語った郷だが、神奈川県警から違反の点数や講習の詳細が届いた際にも「ちょっと、ムッとした」という。

 「その日」が何年なのか不明だ。だいぶ昔のことって可能性はあるよね。

 俺は郷さんに3つのことを言いたい。
 高速道路のスピード違反取締り(2012年、以下同)について、警察庁のホームページから拾える件数は…。

  超過40キロ以上   3万6283件
  超過40キロ未満  38万7183件

 情報公開でゲットした文書によれば…。

  超過35~40キロ   4万1185件
  超過30~35キロ  10万3239件

 38万7183 -(4万1185 + 10万3239) = 24万2759。
 つまり、郷さんが受けた取締り(超過30キロ未満)は、ちっとも珍しいものじゃなく、それこそ「ど真ん中」なのだ。

 それが、言いたいことの1つめ。
 2つめは、郷さんは「交通取締りは危険で悪質な違反に対して行われる」と思ってるように見受けられるが、それは大いなる勘違いだってこと。

「交通安全を守るために道路交通法はある。したがって、道路交通法に違反する行為は、危険で悪質なのである。不幸な事故を防ぐためには、道路交通法に違反する行為をがんがん取り締まらねばならない」

 この論法のもと、現場警察官に事実上のノルマを課して取締り件数(実績)をあげさせる、そういうもんなのである。
 それが、俺が30年間、交通違反・取締りを取材・研究してきての結論だ。

 「厳密にいえば違反はしょっちゅうだけど、危険で悪質な違反は絶対しない。だから僕は×年間、取締りを受けたことがない」とおっしゃる方もおいでだろう。

 それも勘違い。そもそも交通違反の検挙率は極めて低いのだ。拙著『最新版 なんでこれが交通違反なの!?』でも述べてるように、1%を遙かに割るのだ。
 いつか“運の波”が変われば、「えっ、こんなのでなんで?」という取締りを立て続けに受けることになるょ。

 3つめは、いや、これは特に郷さんにってわけじゃないです。
 2013年6月、国家公安委員長が速度取締りに苦言を呈したと大きく報じられたでしょ。「よく言ってくれた!」との感想が大部分のようだが、俺からすれば真逆だ。
 あれはね、警察庁が、行政制裁金制度を導入して、駐車違反だけでなく速度違反の取締りも民間委託するために、国家公安委員長(自民党の大臣)に旗を振らせた、と評価すべきなのだ。
 そのことは『ドライバー』などでさんざん書いてきた。

 とにかく、「安全運転してれば取締りを受けない」という幻想は、直ちに捨てるべし。今日はそれだけ心に刻んでいただければ。

  

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コメント

はじめまして
スーパースターってのは本当に世間知らずも甚だしいですね
マネージャーも平気で路上駐車するし、郷さんに女性を斡旋してるし、その女性にタクシー代の3万円しか渡さないし…
世間ずれが半端ない
側近がもっと厳しくしないと、子供と一緒だから(笑)

当夜のラジオを聞いていたリスナーです。
郷ひろみさんは、「このまま運転をしていたら
事故を起こしていたかも知れない。
戒めと思いました」とも話されていました。

ビュンビョンもノロノロも
事故や渋滞のもとで、安全運転は
時速(数値)より、行き交う車の流れに
乗ることが一番ですよね。

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