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2014年7月19日 (土)

中国の駐車取締りは遅れてる?

 中国の駐車違反について興味深いニュースが!
 以下は7月17日付け新華ニュース。■は、まだれに「龍」かな。

中国、車内の蛇を退治して違法駐車、処罰を受けた運転手は異議申立て
中国・貴州省遵義市で■さんが走行中に車内に蛇がいることを発見し、直ちに車を道路脇に止めて退治したが、違反駐車として道路防犯カメラに記録された。
■さんは違反駐車として罰金50元と3点滅点の処罰を受けた。
■さんは「実に悔しい。故意ではなく、緊急事態だった」という。■さんは蛇の写真を持って交通部門に異議を申し立てた。遵義市交管局法制大隊は当日の映像を見て、■さんは本当に車内から蛇を取り出したことが分かり、処罰を取り消した。 (翻訳 王秋)

 記事の全趣旨に徴すれば、「当日の映像」とは「道路防犯カメラ」の映像と解される。
 日本だと、警察が治安や検挙のために撮影した映像を、すでに執行を終えた行政行為をひっくり返すために利用することは考えにくい。「調査に着手したときは保存期間が過ぎ、自動消去されていた」「他者のプライバシーに関わる映像があり、開示できない」「技術上のトラブルで紛失した」などと言うはず。
 また、仮に、映像があったとして、裁判になれば…。

 

裁判官 「その蛇が危険な毒蛇であり、かつ乗員に襲いかかろうとしていた事実は、全証拠を精査してもうかがえない。差し迫った危難は何らなかった。仮に危険な毒蛇であり、乗員に襲いかかる危険があったとしても、蛇の存在は、車両管理の不手際によるものであり、自招(じしょう)危難であって、緊急避難には当たらない」

 

 とかなんとか言われるんじゃないか、日本では。
 その意味で、まだまだ中国は日本に遅れてる…ん? 何か変かな。

 

 いや、そんなことより、「違反駐車として道路防犯カメラに記録された」という部分である。
 道路上に監視カメラを仕掛け、違法駐車車両を撮影、そのナンバーから、車両の持ち主に対し「罰金」や、おそらくは車両使用禁止処分のための「減点」を課すのかな。

 

 そのやり方はマズイだろ、と俺は思う。
 だってそんなことじゃ、違法駐車したら必ず取締りを受けることになってしまい、誰も違法駐車をしなくなる=その道路における「罰金」等の稼ぎがなくなってしまうから。
 日本の駐禁商法の人たちからすれば、「中国人はアホやなぁ。日本のノウハウを中国へ持ち込めばボロ儲けやなぁ」かも。

 

 ま、とりあえずそんなことで。急ぎメルマガを書かねば。ここんとこ、超濃ゅいのばっか傍聴してて、次号で何をレポートしようか、悩んぢゃう。被告人質問の途中で裁判官がマジ激怒したあの事件をまずご報告しようか。じゃねっ。

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駐車違反/民間委託後」カテゴリの記事

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