横断歩道聖域幻想
以下は8月28日付け朝日新聞。太字は俺。
徳島)横断歩道の事故なくせ 県警が取り締まり強化
横断歩道で、歩行者や自転車が車にはねられる事故が後をたたないことから、県警は「横断歩行者妨害」の取り締まりに力を入れている。今年は7月末までに205件を摘発。昨年同期の約8倍にあたる件数だ。
今月17日、徳島市内の県道を自転車で渡っていた小学4年生の男児が、左折しようとしたトラックに巻き込まれ、死亡した。現場は信号機のある交差点。「横断歩道では歩行者優先、という意識が低いために起きた典型的な事故」と県警は指摘する。
また、大きい建物が近くにある交差点などでは特に、横断者の発見が遅れて事故につながるケースが多い、という。
裁判の法廷へ出てくる交通死傷事故、その多くは、青信号の横断歩道で、歩行者や自転車が車にはねられる事故だ。
ホーンを鳴らして横断歩道へ突っ込み、なんてのは例外的。ほぼすべて、歩行者優先は分かっており、安全確認したつもりなのに、あるいはたまたまぼんやりして、横断者(徒歩または自転車)を見落とした、というものだ。
人間に、ふとした不注意はつきもの。事故は過失で起きるのである。
ところが警察は、てか世間は、「横断歩道は聖域」と吹き込む、刷り込む。
吹き込まれ刷り込まれた横断者は、「ふとした不注意で自分を見落としてるクルマがいるかも」とは毛ほども考えない。なぜって自分は聖域に居るのだから。
そうして事故は起こる!
そんな事故を防ぐためにと警察は、取締りを強化する。現場の警察官にノルマを課し、横断歩行者妨害(道交法第38条第1項違反)の取締り件数を上げさせようとする。そうして、違反が成立しないのに取り締まることも出てくる。
この構造は変わりそうもない。当記事をお読みのあなただけは、「横断歩道聖域幻想」から解き放たれ、被害者にならないでほしい。そのこと、ご家族にも口を酸っぱくして言い、吹き込み刷り込んでほしい。
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コメント
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そうですか、中国の状況も、「横断歩道は聖域」と刷り込む日本も、どっちもどっちですね~。
投稿: 今井亮一 | 2014年9月21日 (日) 17時33分
中国に行った事があるのですが
中国人達に
「横断歩道は道路に色が塗っているだけだから
歩行者は車を避けながら通らないと命がいくつあっても足りない」と言われました。
中国のモラルはひどいとは思いますが
日本も大して変わりないですね。
取り締まりに十分な人員をそれだけに確保するのは
税金の効率もかなり悪くなります。
車と歩行者が同時に青信号にならない設定のところがごくまれにありますがああいう事でしか対処できないでしょう。
呼子笛をいつも持参して自他に危険が迫っていそうな時には必要に応じて鳴らして警告するようにしていますが、変なのに絡まれる可能性もありますし。
投稿: sonohigurashi | 2014年8月29日 (金) 18時12分