盗撮犯狙いの手口がエスカレート
手っ取り早い犯行へとエスカレートしてるのかな、という気がする。以下は9月13日付け日刊ゲンダイ、の一部。
撮る方も愚かだが…ミニスカで盗撮を誘う“美人局”が横行中
新手の“美人局”が横行している。
ミニスカ姿の妻を盗撮させるように仕向け、盗撮した男性(29)に因縁をつけて現金を脅し取ったとして、会社員の■■■■容疑者(31)と妻の●●容疑者(21)ら3人が10日、大阪府警に恐喝で逮捕された。
■■容疑者らは男性に暴行を加え、現金1万円を脅し取った疑い。「妻が約1年前に盗撮被害に遭って、手口を思いついた。20回ほどやった」と供述しているという。
「妻の●●容疑者は、太ももまでの長さのワンピース姿で背伸びをしたり、わざと前かがみの姿勢を取って胸元をのぞかせるなどして盗撮を誘っていた。ちなみに、盗撮してしまった男性は引っかけられたということで、罪には問われないようです」(捜査事情通)
撮る方も撮らせる方もどっちもどっちという気はするが、スケベ心がなくても美人局被害に遭う恐れがある。
2年ほど前からか、盗撮犯に因縁をつけて現金を脅し取ったという事件が何件か出てきてる、東京地裁の法廷へ。
だが、上掲報道のとは手口が異なる。
被告人自身が元々盗撮魔で、前科もあったりして、盗撮犯の狙いや動きがよく分かる。そこで、盗撮犯がうようよいそうな場所へ行き、たちまち盗撮犯を見つけ、何だかんだと脅し、付近のATMで何十万か引き出させたり…。
メルマガ第734号「盗撮前科4犯、盗撮する男の心理が読める」、第796号「盗撮犯を狩って今年中に1億円達成!?」、第1179号「簡単に稼げる、盗撮犯狙いの恐喝犯、続々!」、第1189号「盗撮ハンター2人はエグザイル似と爬虫類似」などでレポートしてきた。
街を歩いて盗撮犯を探すんじゃなく、手っ取り早く罠を仕掛ける、そのへんがエスカレートしてるのかな、と。
11年以上も裁判傍聴に通ってると、犯罪の変化、刑事司法の変化みたいなものが感じられる。
事件名に「詐欺」とあるのは、今やほとんどすべて、オレオレ詐欺など特殊詐欺の受け子。受け子は使い捨て、どんどん捕まるのである。たまに無銭飲食に当たると、ほっとするっつーか。
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