オレオレ詐欺を振り込め詐欺と命名したことの罪
28日(火)、いつもより20分ほど早く、9時半前に裁判所(東京高地簡裁合同庁舎)へ行った。
いつもより早い電車は、いつもより混み、軽くモンスターな乗客がいたね。すなわち、首を前へ曲げて手に持ったスマートフォンに熱中、どんなに混雑してきても、自分の立ち位置、存在を頑として譲らない乗客が。
スマホモンスター、略して「スマモン」はどう? パッとしない?
連続5時間睡眠で疲れたのと、警察庁へ寄る約束があったので、今日は15時30分頃までだったけど、じつにいっろんなのを傍聴した。
たとえばオレオレ詐欺の受け子の「詐欺未遂」。
判決を聞く限り、被告人の否認は如何にも不合理。てゆっかさ、裁判官がどういうレトリックで詐欺の故意を認めるか、全く承知してなかった、としか思えない。もしかしたら弁護人も。
受け子のスカウト係、および見張り役から「こう言い訳すれば平気だから」と言われ、そのとおりに否認したのかな、との印象を受けた。
しかし、辛くもぎりぎり執行猶予判決となり、被告人は顔をおおって泣いたょ!
思うんだけど…。
突然電話をかけ「俺、俺だけど」と親族(主に息子)を装い、主に「電車に鞄を忘れた。鞄にケータイと小切手が入ってて…」とかいって数百万円の現金を用立てさせようとする手口、これ、しっかり「オレオレ詐欺」と呼ばれてたのに、他の手口も出たことから、警察は一律に「振り込め詐欺」と命名、新聞・テレビは易々と従ったんだよね。
それゆえに、「あ、これは振り込めとは言ってないから詐欺じゃないはず」と思った被害者、また同様に思って、受け子になるハードルが低くなったケースが、たっくさんあるんじゃないか。
命名の恐ろしさょ。
俺の脳裏に直ちに浮かぶのは、ジョージ・オーウェル氏の『1984年 (ハヤカワ文庫)』だ。
究極の監視社会のポスターは「偉大な兄弟があなたを見守っている」、そして ネーミングとは真反対のことをやる愛情省、真理省、平和省…。
ちなみに俺が傍聴してきた限りでは、最近は検察官も裁判官も、オレオレ詐欺については「振り込め詐欺」とか言わず、「オレオレ詐欺」という語を用いてる。
だぁって、振込事実なんかどっこにもないんだもの。それで「振り込め詐欺」と言ったらバカ以外のなにものでもないもん(笑)。 ←バカがバカって言っちゃいけないんですぅ~。![]()
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