主文、被告人は有罪!
裁判長 「主文、本件区分事件の各公訴事実につき、被告人はいずれも有罪。以上になります」
うおぉ、これを聞きたくてっ、今日も朝一から、眠くてたまんないのを我慢して裁判所へ出かけたのだ。
約14分間の言渡しの最後に、裁判長は言った。
裁判長 「この判決をもとに、さらに裁判所としては…別の裁判員裁判事件を含めた…になります」
ほぉ~、そうですか! ※「…」部分は、あまりに暗く早口すぎてよく聴き取れなかった部分。裁判員裁判では絶対そんなことはない(笑)。
何のことだ? 犯罪事実がたくさんあるとき、そのうち裁判員裁判対象事件以外を裁判官だけでやり、「有罪」とだけ決め、その後、対象事件と併せて裁判員裁判で審理し、ぜんぶまとめて裁判官が、量刑も含めた判決を言い渡す、その、「有罪」とだけ決める判決が今日あったのだ。
「被告人は無罪」はだいぶ何度も傍聴してきたが、「被告人は有罪」は初めて。だから興奮してるわけ。
本件被告人は整体師。区分事件は、女性客に睡眠薬入りのアルコール飲料等を飲ませてマッサージ、女性客が寝入ったところで、AV(アダルトビデオ)かよっ! と言いたくなるほど好き放題を次々と8件もやり、女性客らは警察から告げられるまで気がつかず、気がついて大変なショックを受け…というもの。事件名は「準強姦、準強制わいせつ」。
今日も夕方まで裁判所にいて、ほか報道された事件もいっぱい傍聴した。
「池袋、危険ドラッグ暴走、7人死傷」とか大報道され、脱法ハーブが危険ドラッグと呼ばれるきっかけとなった「危険運転致死傷」は、今日は論告・弁論。
検察官の主張に、俺は唖然となったょ。数カ月前に同じ学者証人を呼んですでに有罪としてる事件と、主張がぜんぜん違う。こっちは如何にもムリムリに聞こえる。弁護人の主張が如何にもまともに聞こえる。どうなってんの?
どれもこれもあれもこれもメルマガ 「裁判傍聴バカ一代」でレポートする。忙しいっす! じゃねっ。
古書店の3冊200円で、『上杉隆の40字で答えなさい』と『この国の「問題点」』と、あと何か1冊ぜんぜん違うの(もう忘れた)を買った。
上杉隆さんの1冊を、奈良地裁へ行くとき鞄に入れ読んだ。けっこう面白くって、池井戸潤さんの『下町ロケット』と同じくらい楽しく熱中して読めた。帰京後、もう1冊(上杉さんのやつ)もすぐ読んだ。
人気の小説って、読んでる間は面白いけれども、だから何なの、というものを俺はいつも感じる。上杉さんの著書は、何が残るか。それは、記者クラブ制度って悪質だなぁ、諸悪の根源だなぁ、ということかな。
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