そんなバカな! と誰もが思う無罪
2ちゃんねるによると、11月27日、NHKがこう報じたらしい。太字は俺。
五條市で自転車が軽乗用車にはねられ、男性が大けがをした事故で、自動車運転過失傷害の罪に問われた女性に、奈良地方裁判所五條支部が「事故を避けることはできなかった」 として無罪を言い渡し、その後、判決が確定したことが、関係者への取材で分かりました。
検察官と酒を飲んでたら、「こないだ、参っちゃいましたょ」とかいう話が出て…かな?
ともあれここまでは、へぇ、そんな無罪もあったのかと読める。ところが…。
無罪判決を受けたのは、五條市に住む25歳のパート従業員の女性です。女性は、去年1月、五條市今井の国道24号線で、軽乗用車で右折して駐車場に入ろうとした際、前から来た自転車をはねて、50代の男性の頭などに全治4か月の大けがをさせたとして、自動車運転過失傷害の罪に問われました。
奈良地方裁判所五條支部の岡本康博裁判官は、10月、 「けがをした男性のすぐ前を対向車が走っていたため、右折を始めたときに男性を見つけるのは難しく、事故を避けることはできなかった」 として無罪を言い渡しました。
これに対し検察が控訴せず、女性の無罪が確定したということです。
普通に想像できるシチュエーションだと、んなもの無罪のはずがない。すれちがって走り去った対向車の、後方の安全も確認して右折しなきゃいけない、当然だ。そんなバカな! と誰もが思うでしょ。
岡本康博裁判官、検事の履歴もあって五條支部長なのに、アホな無罪を書いちゃったのか? 検察に控訴され、さくっと原判決破棄だなぁ…っておい、検察は控訴せず無罪確定だっちゅうじゃないの。
NHKニュースの結びはこうなってる。
奈良地方検察庁の坂本順彦次席検事は「遺憾だが、判決を覆すことはできないと判断した」としています。
なぜ!?
新聞・テレビの報道──現場の記者諸氏が何を書いたかは知らない。巨大企業としての商業発表──を見て、ごくシンプルな部分で首をひねってひねって360度回っちゃいそうなことは多い。
何が何でも有罪をもぎ取ろうとする検察が、控訴を断念…そこから推測できることは?
自転車(軽車両)は、道路の左側端に寄つて通行しなければならない(道交法第18条第1項)。
本件自転車は、道路の中央寄りを通行していたのか。
かつ事故時は夜間で、本件自転車は無灯火だったとか?
あるいは、軽乗用車が自転車を認めて停止したところ、本件自転車が急制動の措置を講じて転倒、突っ込んだ…いや、それだけじゃダメだと思う。急制動&転倒の原因をつくった側に過失ありとされるから。
ま、今夜はそんなところで。
※ 画像上は、大阪高等地方簡易裁判所合同庁舎。巨大だねぇ。
画像下は、ある夜の俺の酒肴。皿の底に紫のタマネギのスライスを敷き、米酢をぶっかけてマヨネーズをかけ、その上にレタス、ピーマン、セロリ、キャベツ等を、適宜マヨネーズをかけながら山盛りに積み上げる。さらにその上に、塩胡椒と醤油少々とにんにくで焼いた豚肉を載せる。肉と各種野菜をいっしょに食べると、旨いのなんの。最後に、いろんな味が溶けた米酢をじゅじゅっとすする。サイコー!
究極の居酒屋、板橋の「昭和」へ通ってから、普通の居酒屋へ行くのがなんかもう…。
そんな俺が奈良地裁行きで発見したのが、スーパーで酒類とお総菜を買い、イートインコーナーで飲食する方法だ。俺みたいなオッサンにとって、いろんな酒類を選び放題、安く飲めるのが楽しくてありがたい。
最近、黒ビールならぬ黒発泡酒を置くスーパーが増えてきた。これは良いねぇ! 俺はもう普通の発泡酒は飲まないよ。諸君も試してみてくれ。
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