でっちあげの可能性を示唆する無罪判決!
今日も早起きして、しかし今日は東京地裁のいつもの本庁ではなく立川支部へ行ってきた。
以下は今日付けの毎日新聞、の一部。この無罪を傍聴するために。
被告に無罪判決 「証拠の尿すり替えた疑い」 地裁立川支部
覚せい剤取締法違反(使用)に問われた東京都町田市の男性(47)の判決で、東京地裁立川支部は16日、無罪(求刑・懲役2年)を言い渡した。深野英一裁判官は「警察が採取した尿を誤って廃棄し、これを取り繕うために尿をすり替えた疑いがある」と証拠捏造(ねつぞう)の可能性に言及し「捜査は極めてずさんだ」と警視庁の対応を批判した。
前回の期日で、尿の鑑定書(被告人の尿とされるものから覚せい剤の成分が検出されたという鑑定書)を証拠採用しないことになったと寺澤有さんから聞いた。そしたらもう判決は無罪と思われる、普通は。
無罪だとして、深野裁判官はどんな無罪を書くのか。有罪とする証拠がないから無罪だと、必要十分なことだけ淡々と書くのか。
そしたらなんと、報道にあるとおり、警察が尿をすり替えた可能性もあると、凄いことを言ってのけたんである! 「デタラメ」という批判も出てきたょ。
聞いてて痛烈に感じたのは、こんなムチャクチャな事件で検察官はなぜ有罪主張を維持したのかってことだ。
やっぱ検察は、有罪でも無罪でも、有実でも無実でも、公判請求した以上は何でもかんでも有罪にする組織なんだねと痛感した。
どぉしてそんなクソバカになったかといえば、どんなにムチャクチャな事件でも、検察が七転八倒、頑張れば、裁判官は有罪にしてくれるかもと、思うからでしょやっぱ。頑張りの成功例は、「北陵クリニック事件」等々、枚挙に暇(いとま)がないってやつだし。
ところが同日、「大阪・東住吉区の女児焼死 2人無罪へ 再審で検察、有罪主張せぬ方針」と毎日新聞。
「大阪高検は…」としてるけども、あの組織がそんな方針を決定できるはずがない。内部に誰かとんでもない人物がいたものと思われる。いったい誰が抵抗を押し切って押し通したのか!
とにかく立川支部の無罪については今日中にメルマガで詳細をレポートしたい。
じつは今日、午後は本庁へ行く予定だったのを急遽ヤメ、帰宅して1時間ほど仮眠したのだ。俺も頑張るです。じゃねっ。
スマイリーさんの本を古書店で、3冊200円の1冊として買った。トイレで少しずつ読んでる。面白い! 事実無根の誹謗中傷がなぜ再燃したのか。「元警視庁刑事」と称する人物の著書がどうやら原因だったらしい。その「元警視庁刑事」ってもしや、2008年に傍聴した名誉毀損による損害賠償請求事件の、あの被告?
※ 民事は「被告」、刑事は「被告人」。
※ 画像は、前々回の期日、被告人質問を傍聴に行ったときの立川支部。
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