庶民型パナマ節税?
平日の昼間に自宅にいると、いろんな電話がかかってくる。
屋根、外壁、排水、床下、ぜんぶ点検を、ただいまキャンペーン期間で3千円…そこまで聞いて俺は「お断りします」とソク電話を切った。
だぁって、とりあえず家へ入り込み、なんだかんだと100万も200万円も巻き上げ、男たちはキャバクラで豪遊しようってのがミエミエだもん。
じゃあ、こんなのはどうか。
おいしいパナマ節税は、残念ながら億単位でないと成立しないのです。こう申しては何ですが、庶民の方々には無縁なのです。
そこで当社が、大型節税法人を設立し、庶民型パナマ節税を手がけることとなりました。慈善事業ではありません。手数料をいただきます。ですが当社にご登録いただきますと、支払う税金は従来のなんと20~5%程度になります。消費税も実質1%になります。手続きは簡単、書類のみです。
そこから入り込み、なんだかんだと金を巻き上げるんである。
「消費税も実質1%」ってとこにぐらぐらくるよね~(笑)。
裁判の傍聴席から見ると、寸借詐欺、髪の毛詐欺、無銭飲食は今や絶滅危惧種。特殊詐欺が裏産業として確立してるかに見える。
捕まるのは多くが受け子や出し子。1回1万円かせいぜい5万円程度の報酬で、捕まるまで使われるんだから、そりゃ捕まるわね。
「詐欺とは知らなかった。なんか事情のある書類の受け取りと思った」
そんな言い訳は、裁判では通用しません!
依頼者の所在を知らず、渡された携帯電話のみで指示を受け、スーツを着て偽名を名乗り、「荷物」を受け取ったら暗証番号式のコインロッカーに入れるなど、いかにも怪しい。通常人(つうじょうじん)であれば「詐欺かもしれない」と気づくはずである。したがって少なくとも未必の故意が認められ、刑事責任に欠けるところはない。
この論法で有罪は免れない。
んで、既遂で被害金額がでかければ(普通でかいでしょ)、本人が懐(ふところ)にしたのは1万円ぽっちでも、でかい金額全部の責任を問われ、すっこーんと実刑を食らうんだょ、懲役2年6月とか懲役3年とか。
受け子や出し子をやっちゃ絶対ダメですぞ。
もし働かずに金がほしいなら、コンビニ前とか公園付近とか、あらゆる場所で、なんか不安そうにしてる高齢者を探そう。
スーツを着た若者(若者に限らないんだけど)に何かを手渡そうとしたらビンゴ! 受け子が現れる前であっても、声かけにより詐欺被害を未然に防げれば、10万円くらいの謝礼をもらえるかもっ。
ただし、受け子を装って金を横取りしちゃダメだからねっ。![]()
※ 画像上は検察の秋霜烈日バッジ。下は裁判所のバッジ、八咫鏡(やたのかがみ)っていうんだっけ。いずれの画像も頂き物。ありがとね~。 ※当ブログ容量オーバーが判明。画像は削除。
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