性交写真、昭和の臭いのリベンジポルノ
以下は6月3日付け埼玉新聞。
「納得できない」速度超過の疑い、女を逮捕 出頭要請応じず/草加署
県警運転管理課と草加署は2日、道交法違反(速度超過)の疑いで、越谷市東大沢4丁目、無職女(40)を逮捕した。
逮捕容疑は2013年11月27日午後2時5分ごろ、草加市稲荷6丁目の市道で乗用車を運転、指定速度が時速30キロのところを時速53キロで進行した疑い。
同署によると、女は反則金(1万5千円)を納付せず、再三の出頭要請にも応じなかった。女性は事実を認めたうえで、「逮捕は納得できません」と供述しているという。
任意で出頭しなければ逮捕する。ひどいように思えるが、これは、逮捕されずに取調べに応じる機会を与えますょ、出頭日の調整に応じることもありますょ、身柄じゃなく在宅のまま事件を処理することを現時点では考えてますょ、というふうに刑訴法を解釈すれば、あぁなるほどと思える。意味わかんない? ごめん。
んなことより、こうした逮捕がテレビのニュース番組、ワイドショーで扱われ、コメンテーターが以下のように言う日がきっとくる。
「こう言っちゃなんですが、たかが23キロオーバー、反則金1万5千円の違反で、出頭がどうとかでいちいち逮捕する。警察力の、なんという無駄な消費でしょう。違反者側の不利益も、違反自体に対して重すぎます。見直す必要がありますね」
行政制裁金制度(警察官の現認のみにより警察がペナルティを徴収してしまう制度)への移行の準備がいよいよ整ったとき、ニュース番組、ワイドショーで必ずそういうコメントが出るはず。
時期的には、東京オリンピックが近づき、テロに対する厳重警備に警察力を振り向けねばとの世論が出来たとき、それがいちばんいいんじゃないかと俺は読むね。
んなこと言ってる間にも、メルマガ 「裁判傍聴バカ一代 」を着々と発行してる俺。6月はすでに以下の2号を発行した。
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第1710号 性交写真、昭和の臭いのリベンジポルノ
事件名は「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律違反」。2014年10月27日に公布された、いわゆるリベンジポルノ防止法だ。しかし被告人は40代、被害女性は50代、ネットは使わず写真を路上等にバラ巻き…。第1709号 オービス86キロ超過、懲役2月って!
鉄板相場を打ち破る激レア判決、マニアックにレポート。 編集後記は、清原和博さんに対する運転免許の停止処分、あれは「危険性帯有に係る処分」というのだが、やりすぎではないのか。警察はこうして、大騒ぎされた事件で既成事実を積み上げていくのか。
「新型オービス小さくね!? 風景に馴染み過ぎてて見付けられない」というのがあると教えてもらった。
岐阜と埼玉で現在運用してる新型オービスは、捕まっても「一発免停」にはならない場合がある、てか多くはならないでしょ、と俺がさらり言ったらびっくりする?
その証拠文書、お宝文書を俺はゲットして、メルマガ第1680号「有名芸人、無免許で執行猶予中の無免許!」の編集後記で速報した。現在発売中の『ラジオライフ』に詳細を書いてる。ネットにもそのうち、と思いつつ忙しくて。
古書店の3冊200円のコーナーで、3冊のうち1冊として『メディア・コントロール──正義なき民主主義と国際社会』つーのを買った。ノーム・チョムスキー氏の名前は聞いてたが、読むのは俺は初めて。いや面白いね~。社会や統治に対する見方というか認識の仕方というか、なんか俺に似てるような気がする。
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