末期がん患者の大麻、裁判所はどう裁く
「あれはあの事件ですよ!」と、お世話になってるマニア氏から聞いた。マジっすか! 行ってみた。傍聴席20席の法廷で、すでに大行列。きぃ~っ。
次の期日を調べて今日、その「大麻取締法違反」を頑張って傍聴してきた。以下は4月24日付け産経新聞の一部。この事件である。
末期がん患者が最後にすがった大麻は違法か? 劇的改善の被告が「命守るため」と無罪主張 司法の判断は…
大麻を所持したとして大麻取締法違反(所持)罪で逮捕・起訴された末期がん患者の男性=東京地裁で公判中=の裁判が注目を集めている。同法は大麻の栽培や所持、医療目的の使用や研究などを禁止。男性は「全ての医師から見放された中、大麻ががんに効果がある可能性を知り、治療のために自ら栽培し使用したところ症状が劇的に改善した。憲法で保障された生存権の行使だ」と無罪を主張。大麻を使用した末期がん患者が生存権に基づいて無罪を訴えるケースは初とみられる。欧州諸国や米国の20州以上で医療用大麻の合法化が進む中、日本での医療用大麻解禁の是非が争点になる可能性もある。司法はどう判断するのか-。(小野田雄一)
被告人は“大麻信奉者”とかではなく、じつにまともそうな、お洒落なおじさんだった。ただ、失礼ながらお顔につやがなく、だいぶ具合が悪そうだった。
こういう事件で裁判所はどうするか、俺には手に取るように分かる気がする。裁判官が悪いってわけじゃない。裁判所には裁判所の役割があるのだ。そのへん、これからメルマガでレポートせねば。特定傍聴事務は、かつてないほど滞留してるし、もう大変なのっ。でもそんな中、メルマガの発行部数が少し伸びた。何よりうれしい。ありがとございます~。
※ 画像は、究極の居酒屋昭和の、ある日の酒肴。左は蕗(ふき)などの煮もの。右はベーコンステーキ。1品110円。だいたいどれも旨いんだわ。黒ホッピーはセットで200円。中は100円。俺は中を少なくとも4回はおかわりする。千べろ(千円でべろべろ)とはよく言ったもんだ(笑)。
東京もそろそろ梅雨入りだそうだ。梅雨といえばナメクジ。先日、盛り付けが終わりかけた野菜サラダに、もぞもぞ動く、色の濃いナメクジを発見! 近所の農家で100円で買った大量のなんとかレタス、あれにくっついてたんだろう。黒いつぶつぶがやたらあるな、と思ったのだ。あれはナメクジの糞だったのだ。
もちろん、ナメクジは箸でつまんで捨てた。もし気づかず食べたら、どんな味がしたんだろ。食感は? あんまり考えたくないです~。
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コメント
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何年か前に、大麻解放運動みたいな感じの人が被告人になったことがありました。
あのとき俺は、妙な人がいるなぁ、程度にしか思わなかったんですが、今回の事件で根っこからひっくり返りました。恥ずかしいです。
投稿: 今井亮一 | 2016年7月10日 (日) 00時22分
昔々ある大麻の売人が捕まり刑事裁判となった。
彼は裁判の冒頭で「大麻を禁止する日本の法律は間違っている」と吠え
裁判官激怒で「閉廷」。
私も彼の意見は正しいと今でも思う。
投稿: はるな | 2016年6月 7日 (火) 10時32分