量刑不当の主張なのに逆転無罪って!
全国コンビニATMから18億円超を一斉に不正引出した事件が、あちこちの裁判所へ出てきてる。
以下は9月5日付け千葉日報。
ATM不正事件で男2人懲役2年 名古屋地裁
全国のコンビニの現金自動預払機(ATM)から18億円超が不正に引き出された事件で、愛知県内で380万円を引き出したとして、窃盗などの罪に問われた中園竜男被告(28)と佐橋克哉被告(28)に名古屋地裁(西山志帆裁判官)は5日、懲役2年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。
検察側は論告で「報酬欲しさから犯行に及んでおり、動機に酌量の余地はない」と主張。弁護側はいずれも「反省している」と執行猶予付きの判決を求めた。
起訴状によると、2人は5月15日朝、同県内のコンビニ7店のATMで不正なカードを使い、380万円を引き出したとしている。
世間はこのニュースをどう見るのか。俺ら、つか俺みたいな裁判傍聴マニアはこう見る。
2人の役割分担は不明だが、ま、とにかく2人共同正犯なのかな。量刑からして、報酬を受け取っていてもいなくても、現金は回収役に手渡し済み、被害弁償できず、かつ2人とも前科がないんだな。
出し子とか受け子とか、前科なしでもさくっと実刑、刑務所へ墜ち、首謀者は大金を手にする。このシステムを支えている大きなひとつは「無知」だと思う。
すなわち、「ちょと頼まれただけ。詐欺(窃盗)とは知らなかった」は裁判的には原則通用しない。通用させない理屈を組み立てるのが裁判所の役割なのだ。
甘い言い訳は通用せず、前科なしでもさくっと刑務所行き、出し子や受け子はあまりにバカバカしいという、裁判傍聴マニアなら誰でも(ま、エロ専門の傍聴人以外は)知ってることを、出し子や受け子にスカウトされる者たちは知らないってことだ。
10月14日(金)、裁判傍聴を終えて北区滝野川の究極の居酒屋「昭和」へ行き、neet1978さんほかマニア氏からすごい話を聞いた。
同日午前、特殊詐欺の逆転無罪が東京高裁であったという。なな、なんと、弁護人の控訴趣意は量刑不当のみ、なのに裁判官が職権で無罪と判断したんだそうだ。ひゃ~、である。
その時刻、俺は1フロア上の、東京高裁の別の法廷にいたんだよね。悔し~! と言ってちゃきりがないんだが、でも悔しぃ~! メルマガ次々号で詳しく。
※ 画像はそのときの「昭和」。さんまの塩焼き、野菜の天ぷら、酸っぱいもずく酢、各110円。小っちゃなグラスは芋焼酎さつま五代、110円。特にさんまがメッチャ旨かった。やんちゃうよね~。 ※当ブログ容量オーバーが判明。画像は削除。
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コメント
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今井さん
金曜はありがとうございました。
詐欺、覚せい剤控訴審の一部無罪についてですが、
「詐欺の故意、犯意が認められる必要があるが、
被告人には故意があったと推認する事が出来ない。
詐欺の共同正犯とするには故意が認定できる事が必要」等の判決理由が述べられていました。
藤井裁判官は、職権を発動する事がままあり、今後注目しようと思います。
投稿: neet1978 | 2016年10月16日 (日) 00時40分