世界から戦争がなくならない理由
有酸素散歩の途中で古書店に立ち寄り、3冊200円の何かを買った。
2冊は『ゴルゴ13』の文庫版で、1冊はインターネットはバカの巣窟だ的な新書だっけ。もう忘れた。帰宅してどこに置いたかも忘れた(笑)。
その3冊を買ったとき、レジ゙に珍しく先客がいて、待つ間、棚を見た。そしたら池上彰さんの『なぜ、世界から戦争がなくならないのか? (SB新書)』があった。なんと求心力あるタイトル。定価800円+税が400円ぽっきり。つい買ってしまった。
池上彰さんてものすごく深い博識に見えるでしょ。博識に加えていろんなことを読み解く力を持ってるんだろうとは思う。が、なんでもかんでも深く知ってるわけじゃないはず。
テレビの場合、何かテーマを決めたらスタッフが資料や専門家に当たる等してディープに調査し、その膨大な集積の中から、いちばん大事なことをいちばん分かりやすい形で、かつ非常にうまい語り口で伝える、それが池上彰さんの真骨頂なのかなと思う。
じつは俺も、専門家としてスタッフといっしょに、なんつーの会議的なことをやったことがある、たっぷりのマニアック資料を持参して。
俺はテレビのお仕事をけっこうやらせてもらったが、このときのスタッフの真摯さ、真剣さにはちょとびっくりした。テレビってここまで真剣にやるのか、と。
そんな池上彰さんの『なぜ、世界から戦争がなくならないのか? (SB新書)』、自宅での朝食、昼食の際、テーブルに広げて読んだ。あっという間に面白く読めてしまった。
フジテレビでやった番組の内容をまとめたものだそうで、大した内容じゃないんだろう、武器商人とか、広告代理店が戦争をあおるとか、そういうことは触れないんだろう、との予想は裏切られた。
この時代、池上彰さんは非常に希有な存在かと思う。
13日(木)は、久しぶりに朝8時半前から17時過ぎまで裁判所にいた。たくさん傍聴すれば、傍聴ノートの整理、超絶マニアックデータ(エクセルの巨大な表)への打ち込みが増える。これを残尿もとえ残業というのか。疲れた、もうダメだもう寝るっ。
※画像はある日の「昭和」。これ全品各110円。黒ホッピーのセットは220円、ナカ110円。
俺が古書店で買った3冊のうち1冊は、上杉隆さんのこの本じゃない。この本のことは知らなかった。上杉さんの本を俺は何冊か読んできたが、切れ味が良い。この本はそそられる。
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