日本に風刺ジョークはあるのか
「第2回城山三郎賞受賞作家にして最高裁中枢を知る元エリート裁判官」である瀬木比呂志さんの小説『黒い巨塔 最高裁判所
』。
あとがきを含めて390ページのところ、裁判所への往復の電車で、また法廷前に早々貼り付いてドアが開くのを待つ間に、さらには傍聴席で開廷を待ちながら、216ページまで読んだ。
俺は普段、傍聴席で本は読まない。同書はよっぽど面白いから?
いやぁ、既存のエンタテイメントの面白さはあんまりないと思う。半分以上読んだのにまだ誰も殺されないし、格闘シーンもエロ場面もないし、泣けるところもない。
でもなぜか面白いんだよね~。次々出てくる人物のキャラが最悪に強烈だから、かな。
こういうのを読みつつ裁判傍聴に通ってると、今までとはちょっと違うものが見えてくる気がする。遠くにぼんやりしていたものが輪郭を得て浮かび上がるとか。
そういう意味では、『新 交通事件供述調書記載例集
』や『実務に役立つ最新判例77選―交通警察』なんかも面白い。
俺のメルマガ 「裁判傍聴バカ一代」はもっと面白いと思いますよ、うんうん。よし今回もうまく宣伝できたぞ(笑)。
そんなのを読む一方で、有酸素散歩のとき古書店へ寄り、また3冊200円のを買った。うち1冊は『世界反米ジョーク集』。
風呂で少し読んだ。ちょと居眠りして湯船にぽちゃんと落とし、一部ふやけちゃったが(笑)。
2005年の新書だけど、面白いっす。たとえば…。
●両者の違い
問い:神様とアメリカ人の違いは?
答え:神様は自分のことをアメリカ人だと思ったことはない。
アメリカ人は自分のことを神様だと思ってる、という揶揄、風刺なんだね。
●手を添えて
冬のある日、ホワイトハウスの庭には雪が積もっていた。ブッシュ大統領が窓を開けてみると、雪の上におしっこで「くたばれ大統領」と書かれているのを発見した。ブッシュは激怒して、すぐにCIAを呼んで犯人を捜させることにした。
数日後、捜査官からブッシュに連絡が入った。
「報告いたします、大統領。DNA鑑定の結果、おしっこは副大統領のものであると断定されました」
「すぐに副大統領を呼べ!」
「それから筆跡鑑定の結果、書いたのは大統領夫人であることも判明致しました」
ん? と一瞬止まってから、湯船を揺らして笑ってしまった。
日本にはこういうジョークの文化はあるのかな。こういうジョークを次々言う漫談とかあるのかな。 「ニュースにコメントする芸人たちはなぜ「反権力」になれないのか? マキタスポーツが原因を分析する」という記事からして、ないの?
よし、じゃあ俺が何か考えてやろう。つーことで風呂で秀逸のを思いついたんだが、風呂から出てみかんを食べたらころっと忘れ、消え去った。
天から啓治を受けるように思いついたアイデアは、即メモらないと消えちゃうんだよね~。
※当記事の上のほうにある画像2点は、本文とは全く関係ない。画像上は、坂本堤弁護士とそのご家族の慰霊碑。下は、奥さんが埋められていた場所だという。いずれも某氏の撮影による。合掌。
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