逃走痴漢犯を目撃した!
「「痴漢冤罪」は人生終了か? 相次ぐ線路逃走報道と「冤罪コワイ」論の不可解」と6月4日付けmessy。
俺が「傍聴ジャーナリスト」と紹介された。そのネーミング、考えたことがなかった。でも、なるほど、ありかもしんない。メルマガ「裁判傍聴バカ一代」の基本は傍聴ジャーナリズムだもの。
電車内痴漢に関しては、つい先日、逃走する痴漢犯(痴漢の疑いをかけられたらしい人)を、なんと偶然目撃しちゃった。メルマガ第1916号の編集後記から以下に。
6月1日(木)は、北区滝野川の究極の居酒屋「昭和」へ行った。
19時半過ぎか、学生さん10人くらいの団体が来て、俺ら(マニア3人)は出た。
出て、ドラグストアで缶酎ハイとか買い、埼京線板橋駅の前のベンチで飲んだ。20時半過ぎだっけ、駅の改札を走り出る男がいて、続いて駅員が走り出てきた。
男は左手の交番の前を走りすぎ、走り去った。制服の警察官が追った。間もなく、良い感じにお洒落な女性が、駅員とだっけ改札から出てきて、交番に入った。
駅のホームを見上げると、埼玉方向へ行く電車が止まったまま、長く動かない。
間もなく、パトカーのサイレンがこっちからあっちから、けたたましく聞こえてきた。スマホを持つマニア氏が何か検索したら、埼京線の車内で痴漢事件があった旨のツイートがヒットした。
うわ~! 近頃流行りの逃走痴漢犯人だったのか~。いったいどうなるのか、俺らはしばし交番の前で(狭い道路を挟んで)観察した。
痴漢犯(被疑者)は捕まったのか捕まってないのか、女性はパトカーに乗せられ、どこかへ消えた。スマホのマニア氏によれば、痴漢犯は半袖ワイシャツで会社員風だったという。
俺はそこをまるで憶えてない。警察官の動きに注意を向けたせいか。人間の記憶ってそんなもんなんだねぇ。6月2日(金)、上記ツイートを探してみたが、俺の能力では見つからず、かわりに「痴漢記録日記」というのを見つけた。
そういえば以前、「痴漢帝国」というサイトに誘われ、複数人から被害に遭っている女性を見つけて自分も触った、という「迷惑条例違反」を傍聴した。
同種執行猶予中で、判決は懲役3月だった。痴漢サイトを見て、痴漢犯人に好意を寄せてくれると思って16歳少女を追い回し、逮捕され、離婚され…という、これは「ストーカー」も傍聴した。
痴漢の前歴1件、求刑は懲役6月。判決は傍聴してない。そうしたサイトとか児童ポルノとか、「バーチャルな世界で満足させ、リアル社会へ手を伸ばさないために役立つ」みたいな論があるでしょ。
傍聴席の住人(なんだそれ。笑)からは、そうは思えない。漠然としたいわゆる変態欲望、犯罪に当たる欲望が、バーチャルの刺激的なネタによりエスカレートして強く身につき、さらなる刺激を求めてリアル社会へ出てくる、そっちのほうが断然、見逃せない状況になってるんじゃないか! と傍聴席からは思える。
どんなもんでしょね。
メルマガ「裁判傍聴バカ一代」は、交通関係専門じゃない。交通関係は、特別すごい事件でなければレポートしない。多岐にわたる事件をレポートしてる。
んが、痴漢の事件名である「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反」「強制わいせつ」は、基本的に、俺は意図して避けてる。
なぜなら、そういうのは一般傍聴人に大人気。傍聴ノートを取りやすい席をゲットするには少なくとも30分前に行かねばならず、ぎっしり満席、窮屈で暑いことが予想され、かつ、裁判所をして「国民なんて裁判を監視する気はない、エロが好きなだけ(笑)」と思わせる1人に、なるべくなりたくないって事情もある。
けど、これからは、従来とは違う痴漢事件が出てくるかもしない。狙ってみようかな、どぉしよう。
一般傍聴人の方のエロ嗜好をバカにするつもりはない。俺だって傍聴マニアになりたての頃は、エロを好んだもの(笑)。ちなみに「公然わいせつ」が特に好きだった。なんか男の哀愁が感じられる事件が多かった。女性諸氏には申し訳ないけども。
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