死んじゃうというか、そういう気持ちで…
先々週だっけ裁判.inを見て、うわ! 東京地裁に「重過失致傷」の新件があったと知った。久々に出てきた自転車の事故か! 期日を調べ、おかげで今日、傍聴できた。
9時50分からその判決。やっぱり自転車の事故だった。
終わって出ようとしたら、ま、とりあえず伏せとくが、なんだ? と気になる状況があり、その法廷(513号、福嶋一訓裁判官)で10時から「出入国管理及び難民認定法違反」の新件を傍聴。
傍聴人は俺1人っ。今日は中学生君の団体がいて、隣の法廷(やはり20席)へは10数人が入ったのに。
こっちの被告人はベトナム人の留学生で…。
11時から東京簡裁で「遺失物横領」の新件。これは見所の多い事件だった!
群馬から所持金2万円で着の身着のまま上京、公園で野宿していた被告人(60歳。料理人)が拾ったのは、120万円相当の腕時計。売らずに自分で使用、発覚の経緯が、いやはやびっくり。
そうして被告人質問で、こんなことを言うのだった。
弁護人 「お金、なくなったら、どうするつもりだったんですか」
被告人 「………………死んじゃうというか、そういう気持ちで…」
傍聴は午前で終え、転げるように逃げ帰ると言ってた俺なんだが、やむを得ない流れというかそういうのがあって、東京簡裁で「窃盗」の判決を傍聴。
被告人は老紳士、しかし男クレプトマニア、万引きで執行猶予中の万引き。三輪泉裁判官が言い渡した判決は、ななっ、なんと再度の執行猶予!
その理由がまた、説得力があって! 俺は感心、感動しちゃったス!
帰宅後、超絶マニアックデータを調べたら、その被告人の執行猶予の前刑を俺は傍聴してるのだった。老紳士は銀座の…!
以上、3回に分けてメルマガでレポートしよう。
ところで「電通の略式起訴は「不相当」 東京簡裁、正式裁判を決定」と7月12日付け朝日新聞。
たぶん東京地検の判断により、手続き的には東京区検が略式起訴。ところが東京簡裁の略式担当(4室だっけ5室だっけ)は略式不相当とし、そうして東京簡裁の公判廷へ出てきた事件を、俺は過去に傍聴したことがある。
大きく報道された、2人死亡の重大事故だった!
そんなのをなぜ検察は罰金刑で済ませようとしたのか、正式裁判でどうなったか、メルマガ第1229号「居眠り運転、死亡被害者は母71歳と姪9歳!」でレポートしたっけ。
今日、裁判所の地下の至誠堂書店でこの本を買った。こんな、誰がどう見ても真っ白無実だろうケースで無期懲役を確定させ、検察も裁判所も無罪を嫌がって徹底抵抗…震撼するよね。
7月15日、守大助さんのご両親、阿部康雄弁護士が仙台から来て、集会がある。俺は行くよっ!
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