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2017年7月16日 (日)

守大助さんの無期懲役をつくった鑑定人は!

 東京地裁(本庁)の傍聴マニアたちの間で今断然話題なのは、104号法廷だろう。
 裁判員裁判開廷期日情報(東京地方裁判所本庁)によれば、7月24日から始まる「覚せい剤取締法違反等(事件番号 平成29年合(わ)第2号等)」の法廷が、なんと104号法廷なのだ! ※俺は読者氏からメールをいただいて知った。

Img_0637 東京地裁の裁判員裁判は通常、4階~8階の、傍聴席が52席か42席の法廷を使う。
 104号法廷は1階にあり、傍聴席は98席!
 104号を裁判員裁判に使ったのは、2009年8月の、全国第1号の裁判員裁判、あのときだけじゃね?
 あれは最高裁主催のお祭りだった。全国民に好意的に伝えてもらおうと、記者席を40席も設けた。52席の法廷でやったら、一般傍聴席は12席、「国民参加」がキャッチフレーズなのに。  ※罰則付きで出頭を強制しといて「国民参加」はないでしょ(笑)。

 じゃあ、今回の「覚せい剤取締法違反等」は何なのか!
 事件番号は「平成29年合(わ)第2号等」。普通に考えれば起訴は昨年11月。その頃、あるいはもうちょい前に、超有名芸能人とかの覚せい剤事件があったっけ?

Img_0638 そう考えるのは甘い。酒井法子さんだって清原和博さんだって、104号は使わなかった。52席どころか、警備のためにあえて傍聴席を減らした38席の法廷を使ったんだっけ?
 てか覚せい剤の自己使用や所持は、裁判員裁判の対象事件じゃない。覚せい剤で対象事件になるのは密輸入のはず。
 自民党の大物議員の息子が覚せい剤の密輸入をやり、まだ報道されてない?

 熟練の裁判傍聴師(笑)である俺はね、2つの可能性を考える。
 ひとつは、「なるほど、それはあり得る!」というもの。もうひとつ、「それっぽっちのことで? いやでもあり得る。かつてあったんだから」というもの。
 具体的には…。
 ごめん、そこはメルマガ次号の編集後記でご披露しようと思う。月額108円とはいえ、ネット社会においては超高いハードルを越えて購読してくれてる3桁の読者氏らを、なんというか裏切るわけにはいかなくて。sweat01

※追記: 7月18日に裁判所へ行き、「2つの可能性」のうちの1つ、「それっぽっちの…」が当たりだったらしいと判明しました。

 ま、そんなわけでメルマガ「裁判傍聴バカ一代」は、7月は以下の9号を発行した。

第1939号 守大助さんの無期懲役をつくった鑑定人は!
 子育て支援の方面で有名な大学教授が、別の大学で非常勤講師だった頃、教え子の女子と不倫。そこからスタートした、とんでもない事件の、とうとう判決。実質は公訴事実の大部分が無罪、しかし…。  表題の件は編集後記に。あの鑑定をやった土橋均氏は現在…!

第1938号 ベトナム人留学生の不法滞在、なぜ広報が!
 「重過失傷害」は、やっぱり自転車の事故だった。それが終わって次は「出入国管理及び難民認定法違反」。なぜか広報のお嬢さんが張り付いてる。どしてっ! 気になって傍聴してみたら…。  編集後記は、福崎伸一郎裁判官の定年退官の日、大阪高裁は巨大シャンデリアに灯りをともすか! という話。

第1937号 酒気帯び検査拒否、まさかの判決に感動っ!
 酒気帯び検査拒否、それ自体、なかなか公判廷で出てこないうえ、なんと判決は、無罪よりよっぽど珍しい執行猶予付き罰金刑! 日本の司法的にこれ以上ない、良い判決。しかし被告人(医学方面の博士)は腹立たしそうなのだった。なるほど、そりゃそうだ…。

第1936号 愛は地球を、裁判員制度は犯罪者を救う?
 開廷表に前代未聞な記載があると、マニア氏が興奮のうちに教えてくれた。なるほど確かにっ! 傍聴してみた。事件は、大きく報道された連続“放火”だった。裁判員裁判になる可能性があるという。ほ~。  表題の件は編集後記に。制度スタート前の2003年に3089件だった裁判員裁判対象事件は、2016年には…! その裏側で凶悪犯罪者たちが…。

 以下の5号は7月9日にお知らせした

第1935号 制限速度を誤認識した場合の有罪論法は
第1934号 取調室と法廷、自白強要はどっちが執拗?
第1933号 公訴事実を間違えたり、非常に珍しい裁判!
第1932号 耳にイヤホンの18歳女子、背後から犯人が
第1931号 面識ない客を一升瓶で殴り、割れた瓶で刺し

 いま購読登録すると、以上9号がどどっと送信される。そして月末まであと9号が順次送信される。そこまで無料だ。

 次号は、番組を突然降板、番組自体廃止、いったい何があったのかとネットで言われてるDJ、その人が東京地裁の法廷へ出てきたという話…にしようかどうしようか悩み中。

 画像は、警視庁の掲示板にあった、東京都公安委員会告示118号。遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則第6条の「遊技機の型式に関する技術上の規格」に適合していると認められたことから、第9条第1項の検定を行ったので告示する、んだそうだ。
 こうやって警察はパチンコ、パチスロを傘下においてるわけだ。カジノが解禁になったらルーレットとかも規格をつくり検定するのかな。俺にも100円くれ~。sweat01  ←意味わかんねーよ(笑)。

 経営難から高齢で重篤の患者をどんどん受け入れ、かつ救急処置のできる常勤医がおらず、なのに国から高額の補助金を受けていた、そんな病院で6歳女児の容体が急変した。ミトコンドリア病という難病だったのだが、当時は分からず、東北大学の法医学教授が口を出した。
 そこから「筋弛緩剤点滴殺傷事件」なるものを警察がつくった。拠り所は、宮城県警ではなくなぜか大阪府警の科捜研の、土橋均という技術吏員の、医学的に薬品的にあり得ない鑑定だった。
 しかし、大報道させてしまった以上、警察も検察も絶対に後戻りしない。突き進む! 純粋無垢(むく)な裁判所は、警察を検察を疑うことを知らない。国家の治安と威信を護る仲間でもあるし。そうして今、守大助さんは無期懲役の牢獄から無実を叫んでいる。
 非常に分かりやすい冤罪事件を、さらに分かりやすく解説したのがこの本だ。

 この本を、俺は裁判所の地下の書店「至誠堂」で買った。
 カバーなどかけず、表紙のタイトルが他者に容易に見える形で、裁判所への往復の電車内で少しずつ読んでる乗客がいたら、それは俺だぁ(笑)。

 ←7月16日14時10現在、週間INが180で1位~。happy01 

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