取締り件数の多寡で実績を評価する
俺のメルマガ「裁判傍聴バカ一代」、8月は以下の15号を発行した。
いま購読登録すると、この15号がどどっと送信され、月末まであと3号が順次送信される。そこまで無料だ。
第1963号 芸能事務所若社長のシャブ、じつは前科が!
またも芸能系の覚せい剤事件。被告人も情状証人の母親も、「被告人は依存症ではない。間違いなくきっぱりヤメる」と自信を持っている。依存症の場合、その自信がいちばん危ない。裁判官はたっぷり時間をとって説教し、予定時間を30分以上オーバー。じつは本件は同種薬物前科がある。果たして執行猶予はつくのか。第1962号 俺はJALの社長の息子、愛人契約月330万
俺は寂しいんだ。愛人になってくれたら月330万円やる。しかし俺は金しか信じない。俺がつくる口座に全財産を預けて管理しろ。そんな詐話で、シングルマザーのデリヘル嬢から7百数十万円を騙し取り、カジノとホテル代と飲食費にぜんぶ費消してしまったという事件。被告人の容貌、髪型、表情に俺は「うわぁ…」となり。第1961号 典型的オレオレ詐欺、架け子も使い捨てか
第1960号 大物音楽プロデューサーの覚せい剤事件!
第1959号 誰にも知られたくない恥ずかしい性的なこと
第1958号 地位と財を築かねばSEX不可、男の宿命!
第1957号 本邦初のタブレット開廷表、触ってきたよ!
第1956号 バカが調子こいてるから! ナメやがって!
第1955号 万引き病のセレブお婆ちゃん、裁判中に眠り
第1954号 金沢地裁、ここでもクレプトマニア裁判が
第1953号 原因に気づかずひたすら反省、またやるぞ?
第1952号 夫は元パイロット、海軍で鍛えた精神でね!
第1951号 そういうこと一切、殺されてもしませんっ!
第1950号 民主党(当時)の長妻昭議員の、秘書の事件
第1949号 違法なラーメン屋台が普通に存在する理由
第1960号を寺澤有さんに見せたら、「いくらなんでも長すぎる、バカじゃないの?」という趣旨の感想をもらった。
本文(裁判のレポート)は、被告人、弁護人、検察官、裁判官などのセリフも交えるので、長くなるのは──もちろん改善していくとはいえ──ある程度仕方ないかと思う。
ただ、編集後記は確かに長すぎた。ちょっとした記事1本分のことを編集後記に書いちゃうのは、さすがにもうヤメようと思う。
第1960号の編集後記の一部はこうだったのだ。
俺の愛読誌『月刊交通』(東京法令)、7月号は交通機動隊の特集だ。 ※俺は定期購読しており、各号その月の末に送付される。
戦後のモータリゼーションで死亡事故がぐんぐん増えた。1970年には、日本の交通事故死者のピーク、1万6765人に達した。
そこで1972年9月18日に「交通機動隊設置運用基準要綱」が制定され、全国的な運用が始まったんだそうだ。警察庁交通局交通指導課取締指導補佐の安藤英樹さんの「交通機動隊の現状と方向性」という記事に、「現在の体制」が載ってる。
2017年4月1日現在、隊員数は3418人。うち女性が192人。
白バイの台数は2850台。
平均年齢は、白バイ乗務員が33.6歳、パトカー乗務員が36.1歳。そんなこと知らなかったでしょぉ。俺も知らなかったよぉ。酒の席で話の種に、なりっこないっすね(笑)。
「適正な実績評価」というところに、こんな言及が。
…実績評価に当たっては、取締り件数の多寡だけではなく、警戒走行や駐留監視活動などの、数値にすることが難しい、いわゆる潜在実績に対しても、適切な評価を与え、そのような活動が更に積極的に推進されるよう、工夫を重ねていく必要がある。
取締り件数の多寡で実績を評価している、それは警察庁も認める事実なわけだ。
ゆえに、実績を上げたくて、とにかく取締り件数を増やそうとする。
結果、取締りが、交通の安全と円滑を図り事故を防止するところから、離れてしまうことになりやすい。
実績稼ぎの取締りを受けた運転者たちに、反警察感情を植え付ける…。じゃあどうするか。
いっそ、取締り件数を一切問わず、事故件数の減少、渋滞の減少、数字はそこだけにしたらどうですかね。
加えて、交通利用者、地域住民への全国一斉アンケート調査で“顧客満足度”を見る、どうですかね。ただ、取締りからは──近年だいぶ減ってるとはいえそれでも──毎年莫大な金が生まれ、警察のいわば縄張りへ流れ込んでいる。
その金を激減させるわけには、ちょっといかないでしょ。
難しいなぁ、と思う。
こんなことまで編集後記に書いてるから、本文とあわせての執筆に軽く5時間以上かかり、俺は疲弊していくのだ。ほんと、タイトルどおりバカとしか言いようがない。
よし、次号からもっと軽快にいこう。うむっ。
« 誰にも知られたくない恥ずかしい性的なこと | トップページ | 控訴審の進行に怒りを爆発させた被告人! »
「「裁判傍聴バカ一代」」カテゴリの記事
- メルマガ、終了!(2022.11.30)
- 心がぐんぐん傾きもうそっちしか目に入らず(2022.11.15)
- 忙しく彷徨う裁判傍聴マニア(2022.11.03)
- そしてトー横キッズのリンチ殺人(2022.10.24)
- 犯行動機は陰茎の手術(2022.10.04)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント