傷害致死、裁判員裁判の重罰がまたひっくり返った
9月26日(火)、たぶん誰も知らない芸能関係の「過失運転致傷」を傍聴に行った。
ところが、1階の開廷表を見たらば、同時刻から東京簡裁で「道路交通法違反」の新件あり。うおぉ、被告人氏には申し訳ないが、超ラッキー! 当然そっちを傍聴するわね。
オービス73キロ超過の、近頃めっちゃ珍しい否認だった。しかも、これまで見たことのない展開に!
それが終わってから、本来今日の狙いだった「過失運転致傷」へ。もう法廷は閉まってた。しょーがない。
それから東京地裁の「住居侵入、窃盗」の新件へ。
被告人(身柄、拘置所)は、すっごい特徴的なヘアスタイルの若者で、人定質問すらせず、2分で閉廷。強姦致傷で追起訴となる可能性があり、それだと裁判員裁判になるので…と。
あとでネット検索してみた。9月20日付けの報道がヒットした。本件「住居侵入、窃盗」で逮捕され、任意でか令状でかDNA検査をされ、強姦致傷が発覚したと推理され。
それから東京高裁で「傷害致死」(当然、一審は裁判員裁判)の控訴審判決を傍聴。
懲役6年の原判決を破棄、なんと懲役2年に!
要するに、傷害は認められるが死亡との因果関係は認められないと。
別の法廷で裁判員裁判の判決が始まる時刻が近づき、傍聴人がだいぶ出た。でも終わりのほうで、うわぁ、そうだったんだぁ、という下りがあったんですょ。
ともあれ、裁判員らが科そうとした重罰を、裁判官がひっくり返す、というシーンをまた目撃ちしゃった…。
それから東京地裁で「窃盗、恐喝未遂」の判決を傍聴。
被告人(身柄、拘置所)は、ばりばりアウトローな印象の若者。なんと、昨年4月に世田谷区内の一般道で、飲酒運転のうえ160キロの速度で信号無視をやりタクシーの横っ腹に激突して6人を死傷させ逃げた、というあの事件の犯人の…!
しかし、ネットのまとめサイトとか見ても、こっちの事件のことは全く出てこないのだった。ネットってそんなもんなんだょね~。
帰り、北区滝野川の究極の居酒屋「昭和」へ寄った。毎回メニューが若干異なり、どれも旨そうなうえ、なんたって1品チケット1枚(110円相当)なもんだから、あれもこれもと食べ、すぐに満腹して眠くなり…困ったもんだ。![]()
画像上は、酢豚とヒレカツ。画像中は、茄子とタマネギのそぼろあんかけ。画像下は、皇居のお堀端に佇立(ちょりつ)していた、なんか鳥。じーっと何を見てたんだろう。
あそうそう、26日(火)は東京地裁の地下の書店で2冊買った。
「昭和」へ行く電車で2冊とも少し読んだ。『万引き女子』は、いきなりすっごい話から始まる。こっちを読了してからのほうが、『条件反射制御法入門』の理解は深まるかと。
さぁ、今日、27日(水)は、「主文、被告人は無罪」を傍聴に行かねば! 無罪と分かってる事件があるのだ。じゃねっ。
« 自閉症スペクトラム、自分が何者か初めて! | トップページ | 簡裁の道交法、公訴棄却! »
「刑事/その他刑事」カテゴリの記事
- 立花孝志、勾留理由開示と鑑定留置理由開示(2025.11.11)
- 無罪の証拠を隠して有罪、しかし逆転無罪に(2025.11.06)
- 明け方に襲えそうな泥酔女性を探して街を(2025.10.28)
- 人を殺すのは、端的に言って気持ち悪いことですから(2025.10.01)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント