出会い系で会った男(女)に運転させたら事故った
以下は9月13日付け熊本放送。
人身事故で身代わりたてる、28歳の女を逮捕
今月10日の夜八代市で起きた車同士の交通事故で28歳の女が過失運転傷害の疑いで 当初、女は別の人が運転していたとうそをついていました。
逮捕されたのは住所不定無職の■■■■■容疑者(28)です。
警察によりますと今月10日夜、八代市千反町の県道交差点で■■容疑者が運転する乗用車と軽乗用車が衝突し、軽乗用車に乗っていた男性2人が軽いけがをしました。
■■容疑者は当初、同乗していた50代の男性が運転していたと警察に話していましたがその後の調べで■■容疑者が運転していた事が判明、また、赤信号で通行していたこともわかり12日に逮捕されました。
無免許や酒気帯びで事故って逃げ、社員や後輩を身代わり出頭させ、バレて、交通人身事故&措置義務違反(つまりひき逃げ)に「犯人隠避教唆」をくっつけて公判請求(正式な裁判への起訴)をされる、というのは何件も傍聴してきた。
ところが本件は、逃げたわけじゃないらしい。
「50代の男性」とは出会い系サイトで知り合った、とか当初は供述してたのかな。そのパターンは珍しい。俺は傍聴したことがないと思う。
熊本地裁へ電話して期日を調べ、傍聴する? そんな余裕はないうえ、「軽いけが」では略式による罰金刑で終わる可能性が高い。
もしも公判請求されれば執行猶予付きの禁錮刑。痛くもかゆくもない。まちょとかゆいかも。しかし罰金刑だと「その罰金を完納できないときは1日を金5千円に換算した期間被告人を労役場に留置する」というのが付いてくる。
その「28歳の女」に金がなければ、労役場留置だ。罰金30万円なら60日。実質、軽作業の懲役2月を意味する。
それはともあれ、本件に照らせば、ひき逃げ犯のこんな弁解はあり得る。
犯人 「出会い系で知り合った男(女)に運転させたら、事故ってしまい、止まれと言ったのに逃げました。逃げて止まり、私のスマホをとって、やりとりのデータを全部消去し、逃げてしまいました。私は頭の中が真っ白になり、とりあえず帰宅しました。どうしようか困っていたら、警察の人が来ました」
そんなのすぐバレる? といった理性はしかし、動物のような思考になった人(もとからそういう思考の人)にはないのだ。
そのタイプの弁解は、すでにとっくにしばしばあるんだろうか。
しまった、申し訳ない、これを注文するのを忘れてた!
万引き病を追っかけるなら、こっち方面の専門家の著作も読まねば。弁護士さんたちも、また専門医の方々も、読んどくほうがいいんじゃないでしょうか。
裁判傍聴にはまり始めた方、エロ裁判は若い男女に任せ、上掲の本、また前回のブログ記事で紹介した本を読みつつ、女性被告人の「窃盗」に注目する、これはやり甲斐があると俺は思いますよぅ、社会的意義もあるし。
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