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2017年11月13日 (月)

これを温情判決と感謝したらアウトですぞ!

 パブロフの犬に喩えれば…。
 エサを見て犬は唾液を出す、と一般に思われているが、ある条件付けが為されれば、ベルの音に反応して犬は唾液を出す。

 同様に、万引きは利得のために行う、ヤメようと思えばヤメられる、と一般に思われているが、平井愼二医師が言うところの「動物脳」に条件付けられているので、利得とは関係なく、また本人の意思には関係なく、ストレスやシチュエーションに反応して万引き病者は万引きをする。

 同様に、個別の事情等に沿って判決が決まる、と一般に思われているが、司法村においては、量刑相場にしたがって裁判官は判決を…。

 そんなことばっかり頭を駆け巡り、メルマガ「裁判傍聴バカ一代」は11月は以下の6号を発行した。

第2007号 これを温情判決と感謝したらアウトですぞ!
 前号からのつづき。被告人質問! 右上の監視カメラに気づき、店員と目が合ったのに、なぜ万引きをやったのか。一種のSOSだったのか。判決は執行猶予付きだったが、これは本件特有の事情や反省や誠意とは無関係なのだ。万引きが止まらない方、またそのご家族にぜひお読みいただきたい。

第2006号 足利の検察官も裁判官もどうなってんだ!?
 前号からのつづき。マラソンの過酷な体重制限から摂食障害になり、そこから発展した、やはり万引き病(窃盗症、窃盗病、クレプトマニア)なのだった。同種裁判を多数傍聴してきた私が驚いたのは、警察官も検察官も裁判官も万引き病のディープさをよく理解している風だったこと!

第2005号 女子マラソン選手の万引き、足利支部へ!
 女子マラソンの元日本代表選手が万引きで逮捕された、起訴されたと大報道された事件。裁判傍聴師としては万引き病の臭いを感じ、頑張って宇都宮地裁・足利支部へ出かけた。傍聴券抽選、当たり券は34枚のところ並んだのは15人ぽっち。被告人の認否と弁護人の意見までをレポート。つづくっ!

第2004号 不倫で覚せい剤の警部補を逮捕したのは
 覚せい剤で執行猶予前科がある女が、また覚せい剤を使用し始め、しかし断ち切りたいと警視庁に自首。そして2カ月ほどのち、その女と千葉県警の警部補が千葉県内で覚せい剤所持により逮捕された。警部補は女と不倫しつつ覚せい剤を使用していた。別の法廷で別の日に言い渡された2人の判決を傍聴してしまった。

 以下の2号については11月7日にお知らせした。

第2003号 少女買春のみが生きる喜び、実感なのか
第2002号 ヤバイ人物が来るらしい法廷へ行ってみた件

 いま購読登録すると、以上6号がどどっと送信される。そして月末まであと11号が順次送信される。そこまで無料。特に興味深い事件のみレポートしようと思っているのだが、特に興味深い事件が多すぎて…。

 ←11月13日9時20分現在、週間INが130で2位~。

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