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2017年12月の12件の記事

2017年12月28日 (木)

70歳主婦、万引きで夫の愛を取り戻した?

 居酒屋「昭和」での待ち合わせにすでに遅れているのに、あっ、電車の降車駅を乗り過ごしてしまった。本(新書)に夢中になってしまって。
 その新書とは、高橋ユキさんの最新刊、『暴走老人・犯罪劇場』だ。

 推理小説ファンの諸兄(諸姉)に隠れてこそっと私見を言わせてもらえば、推理小説よりよっぽど、えっと、その…。
 数々のリアル事例を経ての、春日武彦医師へのインタビューが、非常に考えさせられる。あとで私の過去のブログ記事「被害妄想は甘美か」を読み返してしまった。

 それを12月27日、裁判所からの帰りの電車で読了し、同日夜、風呂の湯船で伊東ゆうさんの『万引き老人』を読み始めた。

 これまたすごいっ。私が日々傍聴している万引き病の──というか検察、裁判所のほうが病的とも思える──女性たち、とは全く異なるタイプの万引きがリアルに書かれている。犯罪処理システムとは何なのかってことも含め、深く考えさせられる。裁判官も読んだらいいと思いますよ。
 てか裁判官は、平井愼二医師のこれをまず読まなきゃでしょ。

 読んだら、今までと同じ安穏な裁判はできなくなるかも。ヤバイです。

 そんな本も読みつつ、26日(火)と27日(水)、朝から夕方まで裁判所に居続けてしまった。是非にもお伝えしたい事件をいっぱい傍聴してしまった。
 その中でメルマガ次号は、家庭内DV独裁暴君、娘が幼稚園の頃から性的虐待を続け、中学生になって、という事件をご報告しようかそれとも…。

 メルマガ「裁判傍聴バカ一代」は、12月は以下の14号を発行した。

第2032号 店員もカメラも見てない万引き、なぜ発覚?
 女性の万引き裁判はしょっちゅうあるが、これは非常に珍しい。店員や保安員の調書がなく、監視カメラの画像解析報告書もなく、なんと帰宅途中に職務質問を受けてすらすら万引きを自白、そこから被害店舗が判明したんだという。  編集後記は、街頭の監視カメラの録画を警察はどう入手するのかという話。

第2031号 芸能系薬物事件、美人妻は泣いて食い下がり
 超人気アイドルグループをブレイクさせた立役者の1人、とされる芸能事務所社長の薬物事件。裁判的にお約束な考え方を、被告人もそのセレブ風な母親もどうしても言わず、一審は実刑だった。社長は大ショックだったようだ。その控訴審を傍聴…。判決は来年。逆転執行猶予かも。

第2030号 70歳主婦、万引きで夫の愛を取り戻した?
 夫が自分に無関心でケンカばかり、そのストレスと「捕まれば心配してくれるかも」という気持ちから万引きしたという老婦人。その後、「2人で罪を償って穏やかに仲良く暮らしていこうね」と言ってくれるまでになったんだという! だがそれは老婦人が頭で考えたストーリー、果たして…。

第2029号 天下りの鑑定のみで有罪は完全に明らか?
 勤務態度に腹を立て上司が部下を殴り殺したとされる事件。弁護人は3人。主任はあの高野隆弁護士。裁判長の訴訟指揮に憤った。被告人のゴネに乗っかって無理ムリな主張を弁護人はしているのか。それともこれは冤罪なのか!

第2028号 目撃者と警察とでつくった痴漢事件、無罪!
 夜の池袋駅、埼京線を待つホーム上で、白いファーコートの女性の後ろを通り過ぎざまお尻を触ったとされる事件。ファーコートの女性は気づいておらず、同種痴漢に腹を立てていた女性の目撃証言により…。警察、検察は、どうせ泣き寝入り、罰金を払って終わると思ったのか。

 以下の5号は12月16日にお知らせした。 

第2027号 こういう世界から足を洗えってなんだよ(笑)
第2026号 反省が通じての執行猶予じゃないんですよ!
第2025号 膣内射精、これという理由があるわけじゃなく
第2024号 泣きたくても何に泣いていいのか分からない
第2023号 誰もが「重すぎ!」と思う実刑判決をなぜ?

 以下の4号は12月9日にお知らせした

第2022号 元声優アイドル、判決が終わり廊下で…!
第2021号 店員が外で待ち構えていたので万引き無罪
第2020号 覚せい剤も速度違反も戦争もなし崩しで 
第2019号 国民に知らせたくない国民の義務とは

1712261 いま購読登録すると、以上14号がどどっと送信される。そして月末まであと3号が順次送信される。そこまで無料。年末年始のお供に是非どうぞ。heart02

 画像は電車を乗り過ごし遅刻した日の、北区滝野川の究極の居酒屋「昭和」の、私のじゃなく先に入店して食べ始めていたマニア氏の酒肴。
 奥から、豚ロース焼き、オム焼きそば、ポテサラ付き生野菜、手前にちらっと見えるのがビーフシチュー。いずれも1品チケット1枚。チケットは1綴り10枚で1100円。あり得ない値段だ。来年からさすがに1200円になるそうだ。

 ←12月28日12時10分現在、週間INが90で2位~。happy01 でもちょっと前まで3位だったようだ。

2017年12月24日 (日)

失われなくていい命が無残に失われていくのは仕方のないことなのか

 自分の過去記事をちょと調べてて、こんなのを発見した。
 2012年6月発売の『ドライバー』に書いた原稿だ。あのとき私はだいぶ熱くなって書いたんだが…。
 以下に転載しよう。写真は本文とは別の事故。ガードレールのおかげで歩道へ突っ込まずに済んだ。

 4月23日の朝、京都府の亀岡市で、集団登校の小学生の列にクルマが突っ込み、多くの死傷者が出るという、とんでもない事故が起こった。
 4月27日の朝には愛知県でも、集団登校中の小学生の列にクルマが突っ込んだ。同日、時間的にはその約15分後に千葉県で、登校のためバスを待っていた小学生の列にクルマが突っ込んだ。同じタイプの事故が3件連続とは!

080811_05250001 とくに京都のケースは死傷者が多いうえ、加害者が無職の少年で無免許だった。報道は過熱した。
 現場にブレーキ痕はなく、居眠り運転と判明! 加害少年は元暴走族の中心メンバー! 仲間とともに夜通し走り回っていた! インターネットではさっそく少年らの実名暴きが始まった。
 さらに、被害者らの氏名や連絡先を無断で、警察が加害少年側に教えたことが発覚! 死亡被害者の父親の携帯電話番号を教えたのは小学校の教頭だった!

 テレビ・新聞を見ると、けしからん! 許せん! わっしょいワッショイと日本中が熱狂しているかのような。私は思った。ああ、いつもこれだから同じタイプの事故、起こらなくていい事故が起こり続けるんだ、と。

 加害少年が無免許だったとか、居眠りだったとか、そんなのはハッキリ言ってどうでもいいのだ。大事なのは、進路を外れたクルマが小学生たちに突っ込んだという事実なのだ。
 警察庁が「原付以上運転者(第1当事者)の法令違反別死亡事故件数」というデータをとっている。事故原因のデータといっていいだろう。
 2011年の総計は4118件。もっとも多いのは「信号無視」でも「最高速度」でもなく「安全運転義務違反」。内訳は、
  漫然運転  733件
  脇見運転  648件
  安全不確認 429件
 などで合計2503件。要するにちょっとした不注意が6割以上を占めるのだ。

 クルマがどんなに高性能になっても、運転する人間のちょっとした不注意は避けられない。クルマが進路を外れることもある。
 ハッと気づいてハンドルを戻せばいいが、気づかず電柱に激突することもある。田んぼや崖下へ落ちることもある。路側帯へハミ出してしまうこともある。

歩行者の通行の用に供し、又は車道の効用を保つため、歩道の設けられていない道路又は道路の歩道の設けられていない側の路端寄りに設けられた帯状の道路の部分で、道路標示によつて区画されたものをいう」(道路交通法第2条第1項第3号の4)。

 これが路側帯の定義だ。白線で区画されたにすぎない「帯状の道路の部分」、そこへついうっかりハミ出してしまうことは、いくらでもあり得る。運転者が居眠りした場合、路面が水はけのため左側へやや傾斜していれば、左側の路側帯へハミ出しやすい。
 京都のケースでは、そんな路側帯を集団登校の通学路としていたのである。いつか必ず事故が起こるに決まっているではないか!

 防ぐ方法は明らかだ。ガードレールを設けておけば、うっかり進路を外れた運転者はガードレールに衝突してハッと気づく。路側帯の白線をこえて小学生たちの列にまで進んでしまう、ということが避けられる。
 現場は府道。京都府はどう考えているのか。5月3日付けの産経新聞によれば、京都府の道路管理課はこうコメントしているそうだ。
「ガードレールを付けたことで逆に道幅を狭めて危険が増したり、道路沿いの民家に不便を掛けたりすることもある。どこにでも付けられるわけではない」
 どこにでも付けなくていい。せめて集団登校の通学路には必要だ、との認識はないらしい。

 ガードレール以外にも方法はある。たとえばハンプ、つまり車道に設けるカマボコ型の盛り上がり。道路構造令第31条の2がいう「凸部」だ。騒音対策のためゴム製のハンプもある。
 また、ボラード(頑丈な鉄柱)を車道に設置して「狭窄部」をつくっている場所もある。ボラードや街路樹を利用して車道をわざとじぐざぐにする手もある。
 これらは、運転者の自発的な注意に頼らず物理的にスピードを落とさせ、注意を喚起する方法だ。

 ところがニュースを見る限り、京都の現場にはそんな安全施設はなにもない。ただ白線で区画された「帯状の道路の部分」があるだけだ。つまり、
「人間は不注意な生き物。クルマが進路を外れることは当然にあり得る。しかし、進路を外れたクルマが歩行者(とくに集団登校の小学生)と交錯してはならない」
 という考え方が欠落しているのだ。

 そうして、加害少年が元暴走族だとか言って、世間は(マスコミが先導して?)攻撃する。ずっとそれでやってきた。だから、起こらなくていい事故が起こり続ける、罪もない子どもたちが犠牲になり続ける、私はそれが口惜しくてならない。

 2006年9月、埼玉県で、公園へ出かける途中の園児たちの列にクルマが突っ込み、大勢の死傷者を出す事故があった。運転者(37歳)は、助手席に置いた音楽プレーヤーを左手で操作、脇見していたんだという。やはり路側帯での惨劇だった。あのとき、対策として出てきたのは、ガードレールではなく現場の制限速度を30km/hにすることだった。
 その後も、通学の児童、生徒へクルマが突っ込む事故は全国で起こり続けた。そうして今回の京都の事故に至るわけだ。
 悲惨な事故が起これば加害者を責め、規制強化、取り締まり強化、厳罰化を求めて盛り上がる。どうかしてるよと私は思う。

 ただ、京都の事故に対する熱狂は急激に収束した。4月29日の未明、群馬県内の関越道で、高速ツアーバスが居眠り運転で路側の防音壁に深々と突き刺さり、多数の死傷者が出たのだ。
 インターネットが使える方は「貸切バス事業に関する実態調査」を検索してみてほしい。2007年3月付けの、国土交通省の近畿運輸局とバス協会の調査結果がヒットする。その「自由意見」には、こんな声が噴出している。

「近年バス事業者全体が旅行会社の言いなりにならざるを得ない状況に陥っている…」
「規制緩和により、新規事業者がアルバイト運転手を使い安い運賃で走るために、正社員で運行しているバス会社は大変です…」
「自由競争の奨励は反面弱い所に色々な無理がしわ寄せされる事になり、いずれ事故に…」

 今回の関越道のような事故が起こることは予想されていたのだ。そうして、進路を外れたバスが突き刺さる構造の防音壁が…。
 失われなくていい命が無残に失われていく、それはもう仕方のないことなんだろうか!

 そんなことを長年にわたり言い続けているのは、私が知る限り、どうも私だけらしい。なぜ? 結局、分かりやすいシンプルな“悪”を叩けば十分、叩き尽くしたら次の悪=獲物を追えばよろしい、そういうことなんだろうか。

 私はこっち方面が専門だからこんなことを言うわけだが、他の方面も同様なのかもね。

 upアフィリエイト、つまりここから楽天へ入って何か買うと、その一部が私の手数料収入になる、そういう仕掛けです。

 ←12月24日0時30分現在、週間INが80で2位~。happy01

2017年12月23日 (土)

アメリカの交通事故死者5万人って

 こんなのがあると、また読者氏から教わった。

 そこかよっと笑われそうだが、私が注目するのは「交通事故で去年5万人も死んだんだぞ」という部分(字幕)だ。

 11月25日の当ブログ記事で紹介した2016年の「交通事故統計年報」(警察庁交通局)によれば、2015年のアメリカの交通事故死者は3万5092人。他国に比べ、突出して多い。
 警察庁のそのデータは2000年から載っており、2000年から2007年までアメリカは4万人台が続く。2005年は4万3510人だ。そこからすると、YouTubeで切り取られている映画は1999年以前のものかと思われる。

 アメリカの社会は国民は、交通事故をどう捉えているんだろう。どんな事故が多いんだろう。「危険運転致死傷罪」みたいな処罰規定はあるんだろうか。
 日本はアメリカべったりだとか言われるのに、そういうところは聞こえてこない。残念だ。

 ところが先日、某国大使館の広い会議室で、世界の交通安全思想について3時間以上も話を聞く機会を得られた。スピード抑止対策、スピード違反取締りのあり方についても聞いた。へえ~! ほ~! の連続だった。いずれ『ラジオライフ』に書こうと思う。
 その前にメルマガを書かねば。

1712231、70歳女性は万引きのおかげで夫婦仲が劇的に改善したかに言うのだが、しかしきっとまたやるんじゃないかと、私だけでなく裁判官もたぶん思い…。

2、少年被疑者の「強制性交等致傷」の勾留理由開示。コンビニへ買い物に行っている間にマンションでそんなことが起こっているとは知らなかったと…!

3、公然わいせつ」は駅ホームの待合室内でのチンコ出し。懲役前科だけで9犯。うちの2犯の裁判を私は傍聴している。被告人(60歳)は今回初めて、女性たちはチンコ出しを気持ち悪く思っていることを知ったのだという。

4、窃盗、威力業務妨害、詐欺」。若いときからやんちゃだったらしい男は、特殊詐欺にどう荷担し、報酬はどうだったか、リアル供述。

5、家族も殺すと脅されて日本へ覚せい剤を運んだというアフリカ人をどう有罪にするか、その論法。

6、被告人は大物芸能プロデューサー。一審は、覚せい剤を裁判を甘く考えていることがありあり見えて実刑判決、その控訴審。飛び抜けた美人妻が普通ちょっとあり得ない誠実本気証言を。裁判長の訴訟指揮具合からして、ああ、これは逆転執行猶予だなと私は思った。

 以上のうちどれを次号でレポートするか、悩む!

 暮れは野菜が高い。4分の1のしかも小ぶりな白菜がセールで158円(税別)だったり。
 画像は、農家の直売所で勝った野菜。小松菜100円、ブロッコリ200円、白菜200円。いずれも税無し。白菜はかなりでかく、自転車のおばちゃんから「立派な白菜ね~、どこで買ったの!」と言われ思わずドヤ顔になったのは私である(笑)。

2017年12月22日 (金)

万引き病、動物脳と人間脳!

 次にやったら間違いなく刑務所行き、もう絶対やっちゃダメと十二分に承知し、もう絶対やりたくない、絶対やらないと固く固く誓っているのに、また万引きをやってしまう。窃盗症、病的窃盗、クレプトマニア、私は万引き病と呼んでいる。
 ばりばりそのパターンの、いずれも女性被告人の「窃盗」を12月20日は3件傍聴した。

 60歳、清掃員。万引きで執行猶予中の万引き。
 49歳、主婦。少なくとも2回服役。前刑出所後約1年での万引き。
 51歳(?)、無職。万引きで執行猶予中の万引きで実刑判決を受け、控訴審で逆転執行猶予に。その執行猶予判決から間もなくまた万引き。

 大げさにいえば天からの神々しい光に浮かび上がったというか、強烈に認識できた。
 メルマガ第1906号「「DSM-5は間違っています」ときっぱり!」、第1907号「天敵の多いジャングルに育った小動物の脳」でレポートした、 独立行政法人国立病院機構下総精神医療センターの薬物依存治療部長で条件反射制御法学会の会長、平井愼二医師の証言、まさにあれなのだと、強烈に認識できた。

 私の理解で簡単に言えば…。
 人間には2つの脳がある。犬や猿も持つ「動物脳」と、考える「人間脳」。万引き病の女性たちは、動物脳が万引きをさせる。もう絶対やっちゃダメ、絶対やらないと人間脳がいくら考えても、動物脳には勝てない。だから万引きをしてしまうのだ。
 ところが検察官、裁判官は──ほとんどの弁護人も──人間は人間脳だけで動くと思っている。人間脳が万引きをくり返すのだとして人間脳を責める。動物脳の存在をまったくこれっぽっちも考えない。
 被告人もその考え方にのせられ、人間脳のどこが悪かったのか、言葉を探す。

 バカじゃん! と私は強烈に感じた。
 地動説を唱えたコペルニクスが、天動説の国家により断罪される、そんなシーンを見ているような気がした。「熱湯に手を突っ込んで火傷しなければ無罪」とかいう昔の裁判を、ぜんぜん笑えない気がした。

 万引きが止まらない方、またそのご家族等に、上述の第1906号、第1907号をぜひお読みいただきたい。その証言の中で、平井医師は治療法についても言及している。
 第1906号、第1907号はバックナンバーの扱いになり、無料じゃない。1カ月分まとめて108円になる。その2号がある2017年5月分には、抱腹絶倒でかつディープな労役場体験記も含まれる。かなりお得な月だと思う。
 それからこの本を読むことをお勧めする。

 この本、東京地裁の地下の書店、至誠堂にあるはず。至誠堂にはネットで買うよりお得な点がある。それは何か、公開の場所では言わない。ネットで広く知られると、バカな奴が食いついてダメにしてしまう、ということがあるので。
 ちみなにこの本を私は、当方の意外な手違いでというか2冊買ってしまった。必要としているどなたかに1冊差し上げようかと。

 ところで! 裁判所前の男こと大高正二さんがまた逮捕され、21日、東京地裁で勾留理由開示の裁判があった。朝、マニア氏から連絡があったが、第2029号の編集後記に書いた事情により行かなかった。
 でも裁判員.inに傍聴記がある。けっこう知的な書きぶり。ありがたいです~。
 あと高畑麗子さんのTwitterにいろいろ載っている。
  https://twitter.com/7ropongi

 ←12月22日1時40分現在、週間INが90で2位~。happy01

2017年12月17日 (日)

新型オービス、北海道の検証現場!

171217 なにぃ~~~っ!!! と叫んでしまった。
 「北海道に登場した国内最新型オービス」というまとめ記事である!

 北海道、千歳空港付近の国道36号線に、いわゆるHシステム(三菱電機のRS-2000系。レーダー式)があり、そばになんと東京航空計器のスキャンレーザー式の測定機(LSM-100)が設置され、さらになんとなんとループコイルが埋設されているというのだ。

171217_lsm1003 道端の箱の上に乗っかっているのは、確かにLSM-100かと。
 別のマニア氏が北海道と沖縄で、パトカーの屋根に妙なものを発見、との情報を得て私は北海道警に対し契約書等を開示請求。そうして東京航空計器のスキャンレーザー式、LSM-100と判明したのである。
 文書の画像はその契約書の一部だ。契約書等を読む限り、オービスとしての運用(※)はまだしていないようだった。 ※現場では測定&写真撮影のみ行い、後日違反者を呼び出して違反切符を切る運用。

 そのLSM-100をパトカーの屋根から下ろし、道端の箱に乗っけたわけだ。この箱の中にはループコイル式の制御部とか入ってるんじゃないかな。 ※LSM-100に酷似して、まさか幻のLSM-200とか?

 レーダー式と、スキャンレーザー式と、ループコイル式。3種類の測定方法を1カ所に集めた、マニア大興奮、おしっこちびりそうな(笑)これは、いったい何なのか。

 私としては、速度取締りの民間委託と行政制裁金を見据えてのことと読む。
 警察官=信頼できる、速度監視員=大丈夫かぁ? と一般には思われがちなところ、有識者会議とかにこう言わせたいんじゃないかな。

171217_lsm1001_2偉い先生 「○カ月にわたり慎重に行われた、従来の測定機器との比較検証の結果、スキャンレーザー式の測定は完璧と分かりました。しかも、従来の測定機に比してこれこれの利点があります。従来以上に完璧な測定機というべきです。
 装置自体が完璧ですので、貴重な警察力をテロ等の重大犯罪の捜査に集中させるべく、速度取締りを民間委託し、民間の速度監視員に使用させるべきかと考えます。
 また、これほど完璧な測定であれば、検察官や裁判官にチェックしていただくことなく、この測定のみをもってペナルティを課すことにも何ら問題ないと考えます」

171217_lsm1002 そこまではもう時間の問題。秒読み段階に入った! と言っちゃ言い過ぎですかね。
 おっと光電式を忘れちゃいけない。光電式の測定機は、警察車両を用いて検証する日に設置するんじゃないかと。もしも光電式を仲間外れにするなら、日本無線、何があったんだ!? だょね。

 ただ、謎がひとつある。警察庁がやけに念入りに時間をかけ何重もの手順を踏んでいるように見えることだ。一部の高速道路の最高速度を引き上げるなんて、かつて考えられなかったことにも手を付けたし。
 オービスを“赤切符の制約”から解き放ち、青切符の違反も(つまりすべての速度違反を)取り締まる、それを完全に正当化するには最高裁の判例変更を待たねばならず、だから…か? そこはややこしい話になる。別の機会に。

 とにかく、ものすご~く大がかりな、警察国家へ向けてのことを、おっぱじめようとしているのではないか。あれこれ妄想しつつ見張るのが、こう言っちゃなんだけど私は楽しみでもう(笑)。

 ときどき貼り付けている楽天のこれはアフィリエイトです。若干の手数料が私に入り、開示請求の費用の足しになったりしますので。

※2018年1月4日追記: 現時点で分かりつつあるところによれば、今回の北海道のこれは、2016年4~6月に埼玉県と岐阜県で行われたモデル事業のような形で警察庁がおこなったもの、ではどうもないようだ。  また、警察庁が採用しようとしている(これは私の読みによる)東京航空計器のレーザー式オービス、LSMシリーズにとって対抗馬は、センシスガッツォ社のレーダー式だけであり、光電式との比較検証は不要ということかもしれない。ループコイル式も設置したのは、それが東京航空計器の看板的測定方法ゆえについでに念のために、か。であれば光電式との比較検証は理由がないことになる。

 ←12月17日19時10分現在、週間INが130で2位~。happy01

2017年12月16日 (土)

こういう世界から足を洗えってなんだよ(笑)

 セルスターの小林恭二さん、私はお初の、パトカー写真でおなじみ大井松田吾郎さん、先日「TVタックル」のスタジオでお会いした、JAFメディアワークスの鳥塚俊洋さんという豪華メンバーの対談というか懇親会というか、不肖私も参加させていただいた。

 なんでそんなこと知っとんねん! マジっすか! という話が続々。私の話がいちばんつまらなかった。なぜなら、私の話は私自身がすでに知っているから(笑)。

 この12月で創刊9年目に突入したメルマガ「裁判傍聴バカ一代」は、懲りるどころかますます熱中し、着々と発行し続けている。
 12月は以下の9号を発行し終えた。

第2027号 こういう世界から足を洗えってなんだよ(笑)
 オレオレ詐欺のリーダー格(指名手配中)を自宅マンションに匿った事件。被告人も仲間もEXILE系というか。実刑を覚悟していたろうに執行猶予判決。法廷の外で…。  プラス、無車検・無保険車運行。罰金35万円は重すぎると控訴したら、あっさり棄却されたうえ訴訟費用を負担させられ…。

第2026号 反省が通じての執行猶予じゃないんですよ!
 83歳のお婆ちゃんは万引きが止まらない。何を言われても「ハイハイすみません、ハイハイ大丈夫です」。こりゃあ、きっとまたやるぞ。即日判決、量刑相場どおりの、テンプレートの執行猶予。そのウソが再犯を生むんじゃないか。もしも私が裁判官ならこんなふうに言い渡す…。
 
第2025号 膣内射精、これという理由があるわけじゃなく
 前号からの続き。強制性交を終えた被告人は、たくさん入っていれば奪おうと女性の財布をチェックしたそうな。情状証人は被告人の母親。事件の詳細は今日初めて聞いたという。傍聴席には被告人の交際女性がいる。裁判が始まる前は、交際を続けて支えると言っていたそうだが…。そして求刑は…。

第2024号 泣きたくても何に泣いていいのか分からない
 いわゆる婚活居酒屋で、22歳女性を完全に酔いつぶして駅の公衆便所へ運び、強制性交(刑法第178条第2項)して膣内射精、下半身あらわな女性を放置して逃げた事件。病院のベッドで目を覚まし、「発見が遅かったら命が危なかった」と言われた女性は、何を思ったか…。

第2023号 誰もが「重すぎ!」と思う実刑判決をなぜ?
 「強制わいせつ」の控訴審判決を傍聴した。原判決破棄、逆転執行猶予! ほ~、原判決後に被害弁償、示談したのか? そうじゃなかった、単に原判決が重すぎて不当とされたのだ。私は原判決も傍聴していた。確かに重いと思った。原審裁判官はベテランだ。ひっくり返されるだろう実刑判決をなぜ言い渡したのか。

 以下の4号は12月9日にお知らせした

第2022号 元声優アイドル、判決が終わり廊下で…!
第2021号 店員が外で待ち構えていたので万引き無罪
第2020号 覚せい剤も速度違反も戦争もなし崩しで 
第2019号 国民に知らせたくない国民の義務とは

 いま購読登録すると、以上9号がどどっと送信される。そして月末まであと8号が順次送信される。
 以下は第2027号の編集後記の一部だ。

 22日(水)の傍聴を終え、私は北区滝野川の究極の居酒屋「昭和」へ向かった。
 地下鉄はまぁまぁ混んでいて、同じ制服、ランドセル等の女子小学生が3人、固まって立っていた。高額授業料の私立の、3年生くらいか。
 1人は大人の乗客の陰になって見えなかったが、1人は本を読み、1人は新聞を読んでいた。小学生向けの新聞のようだ。それを大人のように折りたたんで読んでいた。

1711221 うわ~! と私は思った。なんと賢そうなお嬢ちゃんたち(笑)、スマホでゲームとかやっている大人と差が出るな~。

 感動しつつ「昭和」へ。この日はママさん風の女性3人組やカップルが多かった。
 女子大生3人組が来て、細長い立ち飲みカウンターの、我々の向いに立った。
 3人とも柔らかそうなセーターを着用しており、その色が青系、黄系、赤系で…。

今井 「諸君のセーターは、信号灯火を狙ってのことかい?」

 そのような意図はなかったとのことで、3人はきゃらきゃらと笑った。
 私はもう3年ほど「昭和」へ通っているんだろうか。スマホで調べていろんな居酒屋を巡る女子大生2人組、3人組がときどきくるね。

 12月20日(水)はその「昭和」で、傍聴マニアの第2次忘年会をやろう。私は行くので、もしよかったらご一緒に、というほどのことだが。sweat01

※ 画像は22日の「昭和」。とんかつと刺身とマグロの山かけ。いずれも1品チケット1枚。透明な飲み物は、芋焼酎さつま五代のダブル、これはチケット2枚。黒ホッピーは外1枚、中1枚。とんかつはホッピー、刺身は焼酎(本当は御酒が最適)、そういうもんでしょ。ビールを飲んで寿司とか私は信じられない。
 チケットは10枚綴りで1100円。来年から1200円になるそうだ。1250円でもぜんぜんオッケーです~。50円とはケチくせぇ奴だ(笑)。

 ←12月16日16時10分現在、週間INが120で2位~。happy01

2017年12月15日 (金)

女子学生のスマホ事故

 以下は12月14日付け時事通信。

スマホ自転車で女性死亡=女子大生を書類送検へ―神奈川県警
 スマートフォンを見ながら電動自転車を運転し、女性に衝突して死亡させたとして、神奈川県警麻生署が、重過失致死容疑で川崎市麻生区の大学2年の女子学生(20)を年内にも書類送検する方針を固めたことが14日、分かった。
 同署によると、事故は7日午後3時15分ごろ、同区上麻生で発生。遊歩道から車道へ出ようとした女子学生が、前を横切った無職の女性(77)に衝突。女性は転倒して頭蓋骨を骨折し、2日後に死亡した。
 事故当時、学生は左手にスマホ、ハンドルに添えた右手に飲料カップを持ち、左耳にイヤホンをしていた。「スマホをいじっていた」と話したという。同署は前方不注意が原因とみている。発進直後だったが、電動式で初速が高く、勢いよく衝突したことが死亡の要因になったとみられるという。

 スマホにつながったイヤホンが、もっと深く脳に入り込み、人間に自動ブレーキをかける、そんなアプリが普及しない限り、こうした事故は止まらないように思う。

17080216 この事件は公判請求(正式な裁判への起訴)が為され、禁錮刑が求刑される、かもしれない。
 来年1月の終わり頃から、横浜地裁・川崎支部へ問い合わせてみようか。

 判決はもちろん執行猶予付きとなるはずだ。が、執行猶予付きでも禁錮刑は禁錮刑。猶予期間が終わるまでその女子学生は、国家資格等を取れなかったり、公務員になれなかったりする。
 就職等のため、どうしても禁錮刑は避けたい場合、公判請求されてからいろいろ主張・立証しても、まぁず無駄だ。法廷で主張・立証したいことは、公判請求される前に、捜査段階でしなければならない。という話はメルマガ等でさんざん書いてきた。

 あと、こういう自転車事故の報道を見て私が直ちに思うのは、女子学生は個人賠償責任保険に入っていたのかなぁ、ということだ。
 個人賠償責任保険は、家屋の火災保険や自動車の任意保険の特約として加入している人が多いんじゃないかな。年間の掛け金は1500円前後か。水漏れで大変なことになってしまったとか、商店で誤って高価な商品を壊してしまったとかいう場合に、そして自転車の事故にも保険金が出る。
 私は自転車事故の裁判を狙ってかなり傍聴してきた。痛感するのは、刑罰なんかどうでもいい、被告人(または同居の親)が個人賠償責任保険に加入しているかいないか、そこが加害者側も被害者側も天と地の違いだ! ということである。
 ご自分や同居のお子さんが自転車に乗っていてもし未加入なら、すぐに加入をと、保険会社から金をもらってないのに言いたい。

 ←12月15日2時10分現在、週間INが100で2位~。happy01

2017年12月14日 (木)

運転免許試験に32回落ちた理由

 これも読者氏から教わった。以下は12月13日付けJ-CASTニュースの一部。

運転免許試験「32回落ちた」19歳アイドル なぜ連敗?教官との「苦闘」本人に聞く
 私、運転免許の試験に「32回」落ちました——。アイドルユニット「ナナランド」メンバーの小泉留菜さん(19)が2017年12月12日、運転免許を取得したことをツイッターで報告した。
 小泉さんが教習所に通い始めたのは17年4月下旬。運転の技能試験はスムーズにクリアできたが、学科試験で大きくつまずいた。教習所を卒業するまでの試験で計31回、本試験でも1回落ちたという。J-CASTニュースは、約8か月にわたる苦闘について、小泉さん本人に聞いた。

 思い出すのがメルマガ第2015号「免許試験に数十回落ちて20歳の爆破予告」だ。
 まぁ要するに、東京の重要な観光スポット(メルマガでは実名称)などに「爆弾10個仕掛けた。×時×分に爆発する」とかネット送信した事件だった。
 被告人質問で、被告人君が抱えていたストレスに関してこんな部分があった。

弁護人 「(自動車運転)免許の試験、何回も落ちたのは…心当たりは?」
被告人 「数十回落ちてますけども、両親もキレてまして」
弁護人 「なぜ何十回も?」
被告人 「自分の努力が足りないからです」

 努力が足りない程度で数十回も落ちるはずがない!
 被告人君の表情等も含め、被告人質問全体を通じて、私はこう感じた。相手が何を望んでいるのか、自分がどういう立場に置かれているのか、把握が困難なタイプの人間なのかな?

 そして冒頭のJ-CASTニュース。小泉留菜さんのコメントにこんな部分がある。

「私、テストとかの『ひっかけ問題』がすごく苦手で…。運転免許の試験って、そういう問題が多いじゃないですか。だから、本当に苦労しました」

 小泉留菜さんは真っ直ぐ素直な人柄で、出題者は自分を騙そうとしていると裏を読む、流行の言葉を頑張って用いれば忖度(そんたく)する、そういうことが非常に苦手なのかも。裏のある人間と接することなく、接しても気づくことなく、育ってきたのかも。

Img_1475 メルマガ第2015号を読み返すと、確かにあの被告人君は、検察官、裁判官が何を求めてその質問をしているのか、全く忖度できていなかった、可笑しくなるほどに。
 ま、我々裁判傍聴師は芸能ニュースを見てそんなことを思うって話。我々って誰だよ(笑)。

 ちなみに小泉留菜さんの今後の運転はどういうことになるか。
 自動車学校(教習所)で教わるのは、頭の固いお役人が机上でつくったタテマエ、実際の運転は違う、などと裏を読んだりせず、真っ直ぐ素直に教わったとおりの運転をするかも。制限速度以下で走るはず。万が一事故っても被害が小さくすむ。であれば、けっこうじゃないか。ベテランドライバーは「邪魔だぁ!」とかイライラするかもしれないが。

 ←12月14日11時00分現在、週間INが90で2位~。happy01

2017年12月11日 (月)

人リモコン、ヒトリモコン、略してヒトリモ

 「自動車ニュース&コラム」でこんなのを見つけた。

 冒頭部分で、スマラー(外国でもそのように呼ぶと聞いたような)をズームアップして追いかけ、スマラーが車庫へ入ってから引いてる。妙だ。“ネタ”かもしれない。が、ありそうな“事故”だと思わせることは思わせる。

 10月15日、朝日新聞が「高速道路に誤進入、目立つ若年層 原因はナビアプリか?」と報じた。その記事中にこんな部分がある。

 高齢者の認知能力の低下による誤進入が多いと思われがちだが、50歳以上の誤進入が11年度から16年度で約1・3倍に増えたのに対し、50歳未満の件数は約2・2倍に増えている。
 11~16年度の合計数を年代別に比べると、最も多いのは20代の3345件だ。次いで70代の3101件、60代の1649件、10代の1580件、30代の1542件となっている。
 誤進入の要因の一つに、急速に普及しているナビアプリの存在がある。

 若い世代のほうが認知能力が低下しているとは、へぇ~! ではないか。

 今どきの「強制わいせつ」は、路上で歩行中の女子を背後から襲うものが多い。検察官も裁判官も言わず、弁護人も突っ込まないが、被害女子は耳にイヤホンをつなげてスマホに集中してたんじゃないか。そういえば深夜にスマホの灯りで女子の容貌が好みと分かり襲った、という事件があったかどうか。

 今や儲かるものはすべてスマホ関連、スマホいじりの時間を奪うものは廃れる、そんなことがいえるのかも。
 全員が手にスマホを持ち耳にイヤホンをつなぎ、首を45度前方へ傾け、銃弾も地雷も何ら怖れずざっくざっくと敵陣へ突進する軍隊、その兵士たち全員を何秒で殺せるか競うスマホゲーム、出てきそう。もうある?

 追記。読者氏からこんなYouTube もあると教わった。

 このアニメのテイストは日本じゃないでしょ。外国でも問題になっているらしいとうかがえる。

 ←12月11日15時20分現在、週間INが130で2位~。happy01

2017年12月 9日 (土)

被告人の身柄の別 ※元声優アイドルの事件

 12月7日(木)、5分前にのんびり法廷へ行くと、行列ができていた。裁判所の職員も複数人いた。簡裁のたかが侵入盗の判決なのに、なんでっ!?
 あとで分かった、「窃盗で裁判所に出廷した元アイドルが誰か画像も判明?判決の裁判日程は?」などとネットで話題になっていたのだった。ひ~。sweat01

 その判決を第2022号「元声優アイドル、判決が終わり廊下で…!」でレポートした。以下はその一部だ。

 んなことよりこの事件で大事なのは、被告人の勾留場所が警察留置場だったことだ。
 他の裁判所はまた違うが、東京地裁、東京簡裁で執行猶予判決を言い渡された場合、勾留場所が拘置所か留置場かで決定的に違う点がある。

  拘置所=官の車両に乗せられ、拘置所へ戻り、それから釈放される。
  留置場=直ちにその場で釈放される。留置場にある私服等を自力で取りに戻る。

 本件被告人は、言渡しが終わって傍聴人たちが去ったのち、傍聴席の後ろのドアから廊下へ出た。
 あら~、あの上下グレーのジャージと便所サンダルで電車に乗るのかぁ。
 後ろ姿を見送ろうと、私も廊下へ出た。
 するとっ…。

 そういうこともあり、メルマガで私は、被告人の身柄の別に必ず言及している。こんな具合に。
  被告人は非身柄…。
  被告人は身柄(拘置所)…。
  被告人は身柄(警察留置場)…。
171231 それらは私独自の表現なのかもしれない。ここで少し解説しておこう。以下は、東京における基本的なあり方だ。例外的なこともある。

 非身柄  いわば自由な身。勾留されたが保釈された場合と、最初っから勾留されてない場合とがある。

 身柄(拘置所)  勾留中の身であり、勾留場所は拘置所。手錠と腰縄を付けられ、刑務官2人に挟まれ、奥のドアから入廷する。判決が実刑でも執行猶予でも、いったん拘置所へ連れ戻され、それから釈放される。

 身柄(警察留置場)  勾留中の身であり、勾留場所は警察の留置場。この場合の留置場を代用監獄という。手錠と腰縄を付けられ、警察官2人に挟まれ入廷する。東京地裁、東京簡裁では執行猶予判決の場合、その場で釈放される。被告人は、私物を取りに自力で警察署へ行くことになる。困っている被告人に地下鉄の回数券をあげたことが私はある。

171024 入廷した被告人の勾留場所が拘置所か留置場か、同行の2人の官の階級章や制服で分かる。また、警察は被告人の腰に太く頑丈なベルトをがっちり巻き、そこに腰縄を取り付ける。何年か前に被疑者が腰縄を外して逃走したことがあったせいだろう。そのベルトによっても勾留場所は留置場と分かる。
 どっちにしても、被告人からすれば屈辱だという。

 そんなことも踏まえてしまうメルマガ「裁判傍聴バカ一代 」、12月は以下の4号を発行した。

第2022号 元声優アイドル、判決が終わり廊下で…!
 ぎょっ、たかが簡裁の侵入盗なのに傍聴人の行列が! なんとネットで騒ぎになっている事件なのだった。判決の言渡しが終わると、傍聴人たちはどっと去った。執行猶予判決のためその場で自由の身となった元声優アイドルは廊下へ出て…。

第2021号 店員が外で待ち構えていたので万引き無罪
 東京オリンピックのロゴを不正使用したピンバッヂをネットで売り無罪主張の事件の判決。  プラス、お金持ち風なおばさんの「窃盗」。よその中国人と間違えて犯人にされた、自分の弁護士は「これは事件じゃないから動けない」と言い、いま法廷にいるのは自分の弁護人じゃない等々と、無限ループのように…。

第2020号 覚せい剤も速度違反も戦争もなし崩しで
 「覚醒剤捜査「違法」と認定 裁判官、被告ねぎらう一幕も」と朝日新聞報道。うわぉ、無罪か! いやそうじゃない。捜査は違法と認定しながら判決は有罪、なのに美談感がある。その不思議さについて解説。違法だけどOKというのは、スピード違反の追尾式取締りでとっくに確立されているのだという話。
 
第2019号 国民に知らせたくない国民の義務とは
 本当かどうか現金だけで80億円の資産があるという父親、の殺害を依頼したとされる息子の判決。  プラス、覚せい剤の密売人を捕まえボコボコにした「傷害、逮捕」の判決。被告人は傍聴席の母親をふり返りガッツポーズを。  編集後記は、恋愛感情由来じゃないつきまとい等を処罰する条例について。

 いま購読登録すると、以上4号がどどっと送信される。そして月末まであと13号が順次送信される。そこまで無料。無料だからと試し読みをすると、面白くてヤメられない仕掛けになってます。coldsweats01
 しかしこのメルマガ、あまり知られてないようだ。“ネットの人”は基本的にただの情報しか見ない傾向があるのかと。たかが月額108円でも、有料は超高いハードルだ。あと、メディアの人はこのメルマガの存在を同業者に知られたくないらしい。そんな話をぽろり聞いた。うれしいけど困るんだよね~(笑)。

 次号は、「強制わいせつ」、原判決破棄、逆転執行猶予にしようかと。原判決後に100万円ほど払って示談を成立させ…か? いやそうじゃないんである! たぶん私にしかできないレポートをしよう。

※ 画像上は、ある夜の家飲みの酒肴。キャベツの千切りに米酢をかけ、家人からご下賜いただいた賞味期限切れのスモークサーモン(解凍)を載せ、思いついてブロッコリを配してみた。右側は豚肉と青梗菜を炒め、思いついて卵でとじてみようとしたもの。美しくはないが、どれも旨かった~。
 画像下は、姫ゆずをグラスに絞る直前。このサイズが7個くらい100円(税無し)のところ、だいたい3個くらい絞り、焼酎甲類25度を200ccくらいだぼっと入れてちびちび飲む。旨いのですよ。

 ←12月9日16時00分現在、週間INが120で2位~。happy01

2017年12月 5日 (火)

裁判傍聴マニアの大忘年会、銀座晩杯屋で!

 遅くなってすみません!
Img_1192 裁判傍聴マニアの大忘年会、どこでやるか、ネットで探してみました。虎ノ門、内幸町、有楽町辺りを。

 しかし、究極の居酒屋「昭和」に慣れた目には、どこも高く見えて…。
 やっぱり銀座の晩杯屋(ばんぱいや)にしましょう!

 東京高地簡裁からは、日比谷公園の南側を真っ直ぐ東(東南東)へ進み、東京電力の前も真っ直ぐ進み、山手線や新幹線のガードをくぐり、銀座中央通りを超えて間もなくの十字路(信号なし交差点)の、右手前角です。中央区銀座8丁目4-21です。
 心に迷いを生じさせず真っ直ぐすたすた歩いて10分くらいでしょうか。

Img_1703 12月6日(水)17時頃から、1階の立ち飲みカウンターにて飲み始めましょう。人数が集まってきたら、2階のテーブル席へ移る、そんな感じで。
 予約や連絡は不要です。都合が合えばぶらりおいでください。
 会計方法は、おおざっぱな割り勘とします。たくさん飲食した方と、小食な方と、おおざっぱに差をつけます。

 19時頃までは飲んでいます。
 18時頃に来る方は、1階でまず飲食し始めて個人の伝票をつくり、という手もあるかと。

 画像は、銀座晩杯屋の酒肴等。上の画像は、野菜天ぷら(ちくわ天付き、130円だっけ)と、小粒なにんにく揚げ(5個くらい刺さった串が2本、130円だっけ)と、半分ほど食べたレバフライ(130円)です。
 下の画像は、壁に貼られたメニューの一部。

 12月20日(水)17時から、東京都北区滝野川の究極の居酒屋「昭和」で、第2次忘年会を執り行う予定です。
 1月10日(木)17時から同「昭和」で、軽く新年会をやりましょうか。
 「昭和」の場所等についてはまたお知らせします。

 本日、マジックで使うため貨幣に穴を開けたという「貨幣損傷等取締法違反」の新件を傍聴予定だったのですが、雑誌原稿の締切りがヤバイ状態になっており、泣く泣く休みます~。sweat01

 ←12月5日8時36分現在、週間INが100で2位~。happy01

2017年12月 2日 (土)

交通違反で逮捕できなくなる日がくる?

 マスコミ報道の宣伝効果を利用し、他の不出頭者をびびらせ、出頭をうながす=未済事件を減らす、それは基本的な行政手法といえる。
 以下は11月28日付け西日本新聞。

反則金納めず、交通裁判所呼び出しにも応じず 4人を容疑で逮捕 福岡県警
 福岡県警は28日、交通違反の反則金を納付せず、交通裁判所への再三の呼び出しにも応じなかった交通違反者の男4人を逮捕したと発表した。
 県警交通指導課によると、福岡市博多区の会社員の男(22)は平成27年6月に右折禁止道路を右折、同市城南区の会社員の男(28)は平成27年3月に速度超過、福岡県糸島市の無職の男(49)は平成27年4月に交差点の赤信号に従わずに通行、北九州市戸畑区の無職の男(40)は平成28年7月に速度超過ほか1件の違反をした交通違反容疑で、それぞれ反則金の納付を求められたが納付しなかったため、県警が再三にわたって交通裁判所に出頭するよう求めた。しかし、この呼び出しにも応じなかった疑い。

 この種の報道は、「反則金を納付しないと逮捕だ!」と読めることがある。反則金の納付は任意であり、逮捕の理由になどなり得ない。その点からすれば誤報だ。
Sta_1712 ま、警察からすれば、出頭がどうこう以前に反則金の納付をうながしてくれるわけで、ありがたい誤報といえる。
 しかし上掲記事は、「反則金を納付しないと逮捕だ!」とは、見出しからも本文からも読めない。そこは偉いと思う。偉いって言い方、変ですか(笑)。

 ただ、記事の最後の「この呼び出しにも応じなかった疑い」という部分は誤りだ。
 実質は、不出頭ゆえに逮捕されたわけだが、不出頭罪とか呼出無視罪というのはない。4人の逮捕容疑は、あくまで道交法違反なのである。
 記者は「この呼び出しにも応じなかった」で止めたのに、誰かが「疑い」を加えちゃったとか?

 ところで、新型オービスとの関連でこの記事は興味深い。
 警察庁は、新型オービス(東京航空計器のLSM-300かその改良型)を目玉にというかきっかけにというか、行政制裁金制度の導入を考えているはず。

Stb_1715 簡単に言うとだ、現在の反則金は、納付が任意であり、納付せずに刑事手続きで不起訴や無罪を得ることもできる。それに対し、納付は義務、強制徴収、刑事手続きへは進ませない、というのが行政制裁金だ。非常に便利。警察庁は1990年頃からそれを目指しており、1993年頃には行政制裁金待望論とでもいう論文がいろいろ出た。
 それを今、新型オービスを目玉、きっかけとしてゴゴゴと進めようとしている、私はそう見ている。

 だが、刑事手続きから外してしまうと、逮捕ができなくなる。勾留もできない。職務質問もできなくなる。警察庁としては非常に悩ましいはず。
 新型オービスをどかんと全国展開し、オービスで青切符の違反も取り締まり、そのペナルティは違反者ではなく車両の持ち主から強制徴収する、取り締まりは民間委託する、そこまではすぐ出来そうなのに、なんかぐずぐずしている。
 その先に行政制裁金制度が当然にあるところ、刑事手続きから外しても逮捕、勾留、職務質問の対象とする方法について検討に手間取っているのか。
 そんな観点から興味深いのである。

※ 画像は北区滝野川の究極の居酒屋「昭和」。とんかつでホッピーを飲み始め、鯖の塩焼きと味噌煮で、桃川っていうのか清酒を飲んだ。旨かったな~。
 桃川のダブルはチケット2枚、ホッピーの外は1枚、中は1枚、料理はいずれも1皿チケット1枚。チケットは10枚綴りで1100円。この日は太っ腹にも10枚全部使い切り、満腹満足。

 この本を読み始めた! プロローグでいきなり引き込まれる。裁判所への往復の電車内で読もう、楽しみっ。

 ←12月2日19時40分現在、週間INが100で2位~。happy01

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