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2018年1月 3日 (水)

究極の居酒屋「昭和」とは

1707056 じつは喪中につき新年のご挨拶は控えさせていただきます。旧年中はさまざまお世話になりました。本年も引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 さて、週に1度は行かねば人間がダメになってしまう、などと私が言っているところの、北区滝野川の究極の居酒屋「昭和」について、まとめて書いておこうと思う。

 

 住所は東京都北区滝野川6丁目47-3だと思う。埼京線の板橋駅からも、都営三田線の西巣鴨駅からも、すたすた歩いて約7分か。  

 

1707053 2番目の画像は、西巣鴨駅から行ったときに撮影したもの。「御代の台 仲通り商店街」に「昭和」はある。板橋駅から向かっても、同様の看板を見つけることができる。
 どの道を歩いてどの角を曲がるか、なかなか説明が難しいので、地図で調べてみてください。

 

 「昭和」の外観は、普通に昭和の時代の居酒屋風だ。特別究極を感じさせる風はない。
 3番目の画像は、西巣鴨駅から行ったときに撮影したもの。板橋駅から行くと、狭い商店街の左側に見えることになる。
 開店は17時。閉店が何時か私は知らない。遅くまでいたことがないので。定休日は日曜と月曜、ほか火曜に休むこともあるようだ。1カ月分の営業日について店内に掲示がある。

 

1707054 4番目の画像は、17時の開店から間もないときに撮影した店内だ。
 キャップ帽のおじさんがいるところが窓口というか。あそこで、素敵なお姉様からまずはチケットを買う。

 

 チケットは10枚つづりで1200円。昨年まで1100円だった。今年からさすがに1200円になった。

 

 料理はほぼ全品チケット1枚と交換だ。たまに焼きガキ3個が2枚とかあるが、基本は全品1枚だ。

 

1709211 付近の冷蔵ケースやカウンター上にラップをかけて置いてある料理を1品取り、窓口で見せてチケット1枚と交換する。

 

 電子レンジが2台あり、温めたいものは自分で温める。1704072 さんまとか豚バラの串焼きとかピザとか、焼きが必要なものは、冷蔵ケース等から取って窓口に出す。焼けたら焼けたと声がかかる。耳を澄ませて待とう。
 5番目の画像、さんま焼きの上に見えるのは食べかけの煮物。いずれもチケット1枚。

 

 120円(昨年まで110円)相当の料理って、どうせたかが知れてる(笑)、と思うでしょ。私もそう思ったさ。
 だがっ、初めて行ったとき叫んだね。こんなバカな! あり得ない! おかしい! 罠だ!

 

1704251 私が感心するのは、揚げ物やトンカツなどに必ず野菜がつき、その野菜に赤黄緑といった彩り野菜が必ずあることだ。心配りがあるのである。煮物は旨いし。

 

 量がまた、120円ではあり得ない量なのだ。あれもこれも旨そうで食べたいが、私の場合、3品でもう腹いっぱいになる。頑張って5品か。
 6番目の画像は、春巻きと酢豚。1品1枚って、あり得ないでしょねぇ。

 

1710275 飲み物は、シングルがチケット1枚、ダブルは2枚、トリプルは3枚。ホッピーセットは2枚、ナカ1枚、ソト1枚だ。

 

 私の場合、まず黒ホッピーのセットをもらい、ナカを4回ほどおかわり。芋焼酎・さつま五代のストレートのダブルをもらい、カウンターにあるポットからお湯をちろっと入れる、こいつがいける。魚介を食べるときは桃川やまびこという清酒のダブル。これもいける。
 7番目の画像は、マニア氏が注文したキムチ鍋だっけ。信じられないだろうがこれもチケット1枚。

 

1712263 だんだんと分かってきた。「昭和」は、チケット10枚分、料理だけ食べられたら赤字。酒類でぎりぎり儲けを出してるんじゃないかな。
 8番目の画像は、おでん。これも1枚。やんなっちゃう。

 

 あと、チケットの有効期間は3カ月。10枚を使い切れず、3カ月以内にまた来ることができない人がたまにいるはず。それも「昭和」の経営を若干助けているかも。
 というか、もしチケット制ではなく1品毎に120円だったら、釜飯(やはり1枚)と料理1~2品で大満足の夕食を済まそうとする人が毎日大行列をつくり、「昭和」はたちまちつぶれるに違いない。チケット制ゆえに「昭和」は成り立っている、という面は確かにあるだろう。

 

1712261 かく申す私は、上着の内ポケットに仕舞ったまま忘れてしまい、3カ月をとうに過ぎたチケットを、合計10枚近く持っている。どうしたもんだか、もう捨てようか(笑)。

 

 いちばん下の画像の左上のほうに、そのチケットがちらっと写っている。
 料理は、豚肉の何とか焼きの食べかけと、オム焼きそばの食べかけと、ポテサラ付き生野菜サラダ。手前に少し見えるのが、ほぼ食べ終えたビーフシチュー。いずれもチケット1枚。

 

 客層は、やはり常連さんが中心だが、カップルもよく来る。珍しい居酒屋の探訪を趣味とするらしい女子学生が数人で来ることもある。
 週1回程度しか行けない私の不確かな印象では、男子学生のグループは、女子ほどには見かけないような。もしや、男子の酒は女子を酔わせるためにこそあり、探訪など考えないからか。本当にそうだとすれば興味深い。

 

 激安居酒屋が東京にはいろいろあり、私も何軒か行ったことがある。つくづく思った、「昭和」と比較してはならない。「昭和」は別格中の別格だ。ただし、おされ~な店で気取るのが好きな方には向かないと思う。
 今のところ、外国人は見かけない。訪日外国人旅行者がSNSに「Amazing ultimate senbero izakaya SHOWA!」とかアップしたら、たたっ、大変なことになりそう。
 I love SHOWA。

 

※2018年12月31日追記:  11月30日をもって「昭和」は閉店した。時代がひとつ終わった。だいせんじがけだらなよさ。

 

 ←1月3日18時00分現在、週間INが100で2位~。 

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