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2018年4月 6日 (金)

自殺幇助と承諾殺人

 「西部邁さん遺体、両手緊縛 自殺手助けか、警視庁捜査」と3月15日付け東京新聞。そして4月5日、「西部邁さんの自殺を手助けした疑い、知人の2人を逮捕」と朝日新聞。
 以下は刑法だ。

(自殺関与及び同意殺人)
第二百二条
 人を教唆し若しくは幇助して自殺させ、又は人をその嘱託を受け若しくはその承諾を得て殺した者は、六月以上七年以下の懲役又は禁錮に処する。

 「自殺幇助」を2件、「承諾殺人」を2件、私は過去に傍聴した。
 2005年2月の「自殺幇助」の被告人は、若めの女性だった。けっこう美人で、子ども3人あり、前科なし。
Img_1425 ダブル不倫。被告人は離婚したが、男のほうは妻子を捨てきれず、死にきれない男の自殺を被告人が幇助した、というのが検察官の主張。論告を聞いていると、被告人は弱い男を死なせた悪い女、のような。求刑は懲役2年。
 一方、被告人のほうでは、男の自殺および心中を、止めたことはあっても自ら持ちかけたことはない、と主張。最終弁論を聞いていると、男はぜんぜんダメダメじゃないか、とも聞こえ…。
 男の妻の意見陳述はこうだった。
「…主人は号泣して電話を切りました。■■さん(被告人)に豹変されると、どうしても手をつけられなくなると言っていました。2人でしたことなら、主人は罪をつぐなったのだと思います。残りの半分は■■につぐなってもらいたいです」
 私の脳裏に「天城越え」が流れた。判決は懲役2年、執行猶予4年だった。 ※画像は天城峠じゃない。安房峠またはその周辺だ。

 2010年4月の「自殺幇助」の被告人は、30代の男性だった。メルマガ第123号「助けて、このまま死ぬのかな、怖い、殺される」でレポートした。一部拾えば…。

 被告人は大学院を卒業し、裁判官になろうと司法試験を目指した。が、受験には失敗した。母親が亡くなり、司法試験はあきらめざるを得なくなった。
 書店に就職したが退職、次の仕事が見つからず…。

 夏ごろ、携帯電話のサイトで被害女性(18歳、以下女子高生)と知り合った。
 サイトは、精神的に悩みを持っているような人が集まるところで、初めは軽い興味からアクセスした。言い方は悪いが、自分より下の人がいるんだなと…。

 女子高生とメールのやり取りをした。学校の愚痴を聞いたりしていた。
 精神的に悩みを持ったサイトで知り合ったので、自殺をやったことがあるかと尋ねてみた。ほんの興味で。
 自分が自殺するなら凍死と言ったところ、凍死なら具体的にどうするんですかと尋ねられ、話が具体的になっていった…。

 自分が自殺願望を持ったのは、人生に対して、生きることに対して、疲れてしまったから。大きな悩みは、借金だった。奨学金の返済もあり、積もり積もって500万円くらいになっていた。仕事のこと、父親の介護のこと…。
 しかし自分1人ではどうしても踏ん切りがつかなかった。

 女子高生と八甲田山で凍死しようと考えた。睡眠導入剤を飲んで酒を飲んで、雪の上に寝る、という方法で。
 しかしうまくいかず、烏帽子岳へ行ったがうまくいかず…。
 “自殺マニュアル”を見て、車の中でガス自殺をしようと思った。
 青森から東京へ向かう新幹線の中で、“自殺マニュアル”を見た女子高生が、より完璧な首吊りがいいと言った。

 ホテルなどを転々としながら、ロープの結び方をネットで調べつつ、首吊りの場所を探して東京中を彷徨(さまよ)った。公園を探し、八王子のほうへ行ったりした。
 そのうち女子高生が、表でやるのは寂しくて嫌だと言い、ホテルを探して彷徨った。

 池袋のホテル■■■■405号室に入室した。
 被告人としては、お互いに首吊りの準備をして、ぎりぎりまで行ってヤメようと思った。やはり死への恐怖に勝てなかった。
 「もしヤメると言ったらどうする?」と尋ねてみた。女子高生は「先延ばしにするのか、ヤメて次はどうするのか」と言った。「普通の生活に戻りたい」と答えると、女子高生は「それは嫌だ」と言った。
 女子高生だけ死ねば自分は自殺幇助で捕まるか、自分も自殺するしかないから、ヤメてくれと言った。
 「もしヤメるなら1人でやる」と女子高生は言った。

 ロープを輪状に結び、両端をベッドの足にくくりつけ、女子高生を縊死させた。あれであっさり人の命はなくなるんだなと思った。
 10分くらいで戻るとホテル従業員に言い、退去。このあとどうするか考えながら、ずっと歩いた。戸塚署へ行き…。

 甲11号証は、女子高生が書いた日記。検察官が一部を読んだ。

 1月24日 バイバイ、なんだかつらい。
 1月25日 in 東京、助けて、このまま死ぬのかな、怖い、殺される。
 1月26日 in 八王子、今ネットカフェ、今日の夜、殺される、助けて、逃げたい。

 なんという悲鳴! 被告人の供述とのなんという落差!

 2件の「承諾殺人」は、表面的にいえば心中崩れと介護殺人。だが2件とも被告人とそれぞれの被害者(とされる母親)が可哀想すぎて、傍聴席から鼻水をすする音が聞こえる事件だった。

 ところで突然ですけど、事情と勢いってものがあり、ついに私もガラケー同盟から抜けた。スマラーになった。
 スマホ、めんどくせっ! 電話の着信をうまく受けられない。Cメールを送れない。どうしよぅ…。

 ←4月6日18時00分現在、週間INが130で2位~。happy02

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