原裕美子さんの二度目の万引きを傍聴に太田支部へ
ぎりぎりまで単行本の原稿を書き、あわてて飛び出したら、いつもの傍聴ノートと手帳を忘れたっ。しかし取りに戻る余裕はない。
都営浅草線から東武鉄道へ乗り換えるなんて初めて。
途中、浅草の神谷バーがあった。お~。30年かもっと前か、可愛い娘ちゃんとあそこで電気ブランを飲んだことがあるよ。などと思い出にひたる余裕もなく、浅草は外国人だらけだった。すごいねっ!
浅草から群馬県の太田へ向かう、東武鉄道の特急に乗った。全席指定席で、別に特急券を買わねばならないのだった。ひ~。
そうして雨の中、前橋地裁・太田支部へ。
昨年11月、マラソンの原裕美子さんの万引きの裁判が宇都宮地裁・足利支部であった。私は傍聴し、メルマガ第2005号「女子マラソン選手の万引き、足利支部へ!」、第2006号「足利の検察官も裁判官もどうなってんだ!?」、第2007号「これを温情判決と感謝したらアウトですぞ!」で3号にわたってレポートした。
即日判決。懲役1年、執行猶予3年だった。
今年2月9日、また万引きで捕まり、今度は前橋地裁・太田支部の法廷へ出てきたのである。
足利支部のとき、傍聴席は48席。メディアで大きく報道され、裁判所がびびったのだろうか、傍聴券抽選となった。
記者クラブのための記者席が12席、原さんのご両親の席が2席あり、私を含む一般傍聴人に与えられたのは34席。
抽選に並んだのは15人ぽっちだった。
傍聴券の抽選に人が押し寄せるのは、あれはメディア各社が“並び屋さん”を大量に雇うからだ。
原裕美子さんはバラエティ番組とかで活躍している芸能人ではないし、事件は殺人でも色情でもなく、たかが万引き。東京から並び屋さんを大量動員して交通費まで払う意味はないのだ、と私は推認した。
ところが今回の太田支部は、傍聴席は18席! 一般傍聴人に与えられたのは、たった11席だった! 11席って、ちょと前代未聞の抽選といえるかも。
それでも定員割れするだろうと私は予測した。もう二度目の万引き裁判、注目度は低かろうと。
ところがところが! 11人を超え、12人、13人、おいおい、と思っているうち16人も! 年配のご夫婦っぽいカップルが何組もいた。
私はもう何年も万引き病の裁判を追いかけている。レポートしている。本件もどうしても傍聴したい、レポートしたい! 往復たぶん5千円弱と5~6時間をかけ、抽選に外れましたと帰ることになるのかっ?
抽選の締切りは15時20分。あ、当たった…。なんか気を失いそうだったね。
足利支部のときは即日判決だったが、今回はそうじゃない。裁判官は奥山雅哉さん、かなり個性的な人だった。メルマガ次号でレポートしよう。今回は江川紹子さんが来なかったので、レポートするのは私だけかと。
ただ、今日中の発行はもう無理。メルマガ執筆は基本的に4、5時間かかるのだ。明日午後、2013年に横浜地裁で無罪論告を受けたと報道された被告人、とたぶん同一人物だろう被告人の事件が東京地裁である。行かざるを得ない。その夜、刑事裁判と監視カメラについて(かな?)講演っぽいことをさせていただくことになっており…。なので明日午前中に発行できるよう、頑張ります!
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