東京航空計器のオービスからループコイルが消えた!
スピード違反取締りのジャンルにおける大スクープであるっ!
大阪に妙なオービスらしき装置がある、何だろと、画像付きの情報をマニア氏からいただいた。ほほ~、なるほど、確かに妙な装置だ。何だろ…。
そんな発端だったかと記憶する。私は大阪府警に対し、情報公開条例に基づき開示請求することにした。オービスについての開示請求はちょっとコツがある。長年の経験から、請求件名を工夫して開示請求した。
そうしてゲットしたのが、まずは「速度違反自動取締装置設置工事(豊中警察署ほか1署管内)」の「建設工事請負契約書」だ。
契約日は2017年12月5日。工期は2017年12月5日~2018年3月15日まで。受注者は東京航空計器株式会社(TKK)。請負代金は5508万円。
オービス2台(2カ所)と、その撮影画像を受け取る中央装置の契約書だ。TKKにしては安めだな…。 →右の画像、申し訳ない、何をどう試しても逆さになる。どしてっ?
もう1通はその「仕様書」。
真っ黒墨塗りがやたら多い。ぱらぱらめくった私は「どっかーん!」と叫んで椅子から飛び上がり、天井に突き刺さった、というのはうそだけどさ(笑)、墨塗りが少ないページにこうあったのだ。目ん玉おっぴろげてよぅく見てくださいね。
「速度違反自動取締装置 オービスⅤ Ls [F型柱2車線] 端末装置 基本仕様書」
「速度違反自動取締装置 オービスⅤ Lp [自立型] 端末装置 基本仕様書」
オービスⅢLx が最新型と思っていたら、Ⅳ(ギリシャ数字の4)を飛ばして「Ⅴ」(ファイブ)って何だよっ。
よく見たら「計測部」が「スキャンレーザーセンサ」ではないかっ!!!
ループコイル式のオービス(オービスマップなどで言うところの「LH」)によく似て、しかしループコイルを埋設せずレーザー式で測定するオービスが登場したのである。それもLSMシリーズじゃなく「オービスⅤ(ファイブ)」として。どっかーん! 飛び上がって天井に突き刺さりたくもなるでしょっ。
けどこの装置、大丈夫なのかね。理由は、近日中に発売の『ラジオライフ』に書いた記事に関係する。
ほか、大阪府警がオービスⅤを導入したことの意味等々についてたぁっぷり語りたいことはあるが…。
« 空前絶後のキャラ立ち検察官が登場! | トップページ | 大阪のレーザー式オービスLs型とLp型の図面 »
「情報公開」カテゴリの記事
- スマホの普及により盗撮が激増!(2019.03.03)
- 袴田事件、無罪の石橋は叩いて叩き割る(2018.06.11)
- オービスの不思議な入札経過調書(2018.05.29)
- 白バイ巡査長が警部補の違反を見逃し犯人隠避(2018.05.26)
- 警視庁、LSM-300、1080万円!(2018.05.16)
「速度取締りの新時代!」カテゴリの記事
- 北海道警察の激しい怒りが紙面からたちのぼり!(2020.11.10)
- 「光電管式」の「移動式オービス」?(2020.10.04)
- LSM-300がダメなら「LSM-310」で!(2020.10.01)
- 新型オービスならぬ“珍型オービス”!?(2020.09.29)
- 新型オービスのさらに新型について開示請求のドタバタ劇(笑)(2020.09.25)
コメント