女性ストーカーの裁判は大人気
事件番号的に昨年7月の起訴(公判請求)の「強制わいせつ」、の判決を傍聴した。いろいろ被害者特定事項が秘匿されていたが、どうやら演劇方面の事件か?
それから、新しい小林裕行裁判官の東京簡裁534号法廷で「窃盗」の審理と、やはり新しい吉田要裁判官の東京簡裁728号法廷で「窃盗」の新件を続けて傍聴。
2件とも、被告人は女性、万引きで執行猶予中の万引きだった。窃盗症、クレプトマニア、万引き依存、私がいうところの万引き病の女性が続々と、ほんとに続々と法廷へ出てくる。
二度としないと固く誓っているのに、なぜまたやってしまうのか、リアルな供述がまた聞けた。
本人の意思や刑事処罰では抑止できないケースが多々あることはもう明白なのに、二度としませんと固く誓わせ、刑事処罰の手続きにのせ、最終的には刑務所へ落とし、何度でも落とし、満足する、あんたらバカですか、あんたらこそ重篤な病気でしょと、傍聴席からはしみじみ思える。私がいちばんバカ? そ、そうかも…。
下の書籍に、傍聴席から見た病的万引き事件について13ページ書かせてもらった。
最後に「ストーカー行為等の規制等に関する法律違反」の新件を傍聴。
被告人は女性。当然、大人気だ。傍聴席は早々ぎっしり満席に違いない、とはしかしたいていの弁護人は想像もしないのだね。例によって、被告人のたぶん親族が、法廷に入れず外で待つことになった。
鉄板で執行猶予の事件なのに、弁護人は私選なのか被告人質問(主質問)に39分半もかけた! しかも最終弁論を9分間も! 1時間の枠なのに、弁護人からの被告人質問と最終弁論だけで合計約48分間って(笑)。
けどおかげで、警察署長から警告を受けても、公安委員会から禁止命令を受けても、罰金刑に処されても、なぜストーカー行為をやったのか、「うわぁ!」な話が聞けた。執行猶予中にまたやる可能性は有りと思えた。
裁判所を出たのが17時ちょい過ぎ。究極の居酒屋「昭和」へ行くべく歩いていたら、法務省の玄関先に「勲章伝達式式場」という大きな立て看板が。あぁ、またその季節がきたのか。
さらに歩いていくと、空に複数のヘリコプターの爆音が。何かあったんだな? 「JR新橋駅前で女子高校生7人が体調不良 過呼吸か」とその日のNHKニュース。それだったのかも。
さらに歩いてマリカーの集団走行に遭遇。そうしてようやく地下鉄に乗り、北区滝野川の「昭和」で満腹満足。帰宅して超絶マニアックデータの入力作業をして早めに寝たのであった、ふぅ。
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