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2018年6月の11件の記事

2018年6月24日 (日)

警部補の66キロ超過、なぜアウト?

 私のほうでコメントしておこう。
 以下は6月20日付け産経新聞の一部。

警部補、公用車で66キロオーバーで赤切符 助手席に部下 滋賀県警
 滋賀県警の警察署勤務の30代男性警部補が、公用車を運転中に制限速度(70キロ)を66キロ超過したとして、道交法違反の疑いで交通反則切符(赤切符)を交付され、所属長訓戒の処分を受けていたことが20日、県警への取材でわかった。処分は5月30日付。
 県警監察官室などによると、警部補は4月8日、三重県伊賀市内で、公務で公用車を運転中に制限速度(70キロ)を超過し、三重県警から赤切符を交付された。助手席には部下が同乗していたという。
 警部補は「仕事で急いでいた。部下を指導する立場で違反をしてしまい、反省している」などと話しているという。

 66キロ超過を反則金で処理したとは、なんと大胆なことを! それも犯人隠避に当たるのか? と一瞬大興奮した方が全国に5人くらいいたかも。
1806231
 「交通反則…」までで大興奮せず、落ち着いて「(赤切符)」とあるところを読み、はは~、産経新聞は「反則」に法的意味があることを知らないのだな? と分かった方は、これは全国で100人、いやもっと千人も万人もいたかも。
 ちなみに私は5人のうちの1人だ(笑)。わけ分かんない話ですみません。

 さて、超過速度が30キロ(高速道路等では40キロ)以上は「非反則行為」とされ、交通切符(赤切符)が交付され、罰金刑とされる。
 超過速度がもっともっと高い場合、罰金刑ではすまず“体刑事案”とされ、当初は交通切符(赤切符)を切られていても、あとで通常書式でやり直しになる。公判請求(正式な裁判への起訴)をされ、懲役刑を求刑される。

180623 警部補の件は、制限速度が70キロってところからして、罰金処理のケースかと。警部補は「交通罰金前科1犯」になるのだ。

 それはそれとして、「仕事で急いでいた」という点について。
 警察の仕事は緊急を要する場合が多々あるはず。事件の被害者等からすれば一刻も早く来てほしいはず。犯人からすれば、頑固に制限速度を守ってゆっくり来てほしいはず(笑)。
 なわけで「スピード違反くらい、いいじゃないか」という意見が当然にあるだろう。

 今回の画像はぜんぶ、警視庁から開示を受けた「不送致事件検討表」だ。
 都内のオービスが違反車として測定・撮影したのは、警察官運転の車両だったけども、これこれの理由があるので不送致、つまり検察庁へは送らないことにしたい(する)という文書だ。

180623_2 私は一時期、この文書をだいぶゲットした。ま、kingファイル1冊程度だが。
 多くは「正当業務行為」で、何が正当業務だったかは墨塗りだ。速度違反の取締りを理由とするものが一部あり、それは墨塗りがない。
 そこから推察するに、速度取締りではない「正当業務行為」でぶっ飛ばすことがだいぶあるらしい。

 んで、今回の滋賀県警のケース。
 「仕事で急いでいた」ものを、警視庁だけが「正当業務行為」で「不送致」とし、滋賀県警、三重県警はダメ、とは考えにくい。

 滋賀県警のは、とくに急ぐべき「仕事」とはいえなかったのか。あるいは、警視庁だって超過速度が66キロだと「正当業務行為」とはしないのか。どっちか、かなと思える。

 そうしたこととは別に…。
 上掲の産経報道には「三重県警から赤切符を交付された」とある。
 A県のオービスがB県の違反車を測定・撮影した場合、写真等をB県へ送ってB県で切符処理させることは普通にある。ところが本件では、滋賀県警の警部補を三重県警へ後日呼び出した、と読める。
 誤報でないなら、滋賀県警からすれば屈辱だろう。いったいどんな機微があったのか、滋賀県警と三重県警の関係は今後悪くなったりしないのか。

 いま裁判所への往復の電車内でこれを読んでる。15年以上前の本とはいえ、面白いわ! 

 ←6月24日1時40分現在、週間INが140で1位~。happy02

2018年6月23日 (土)

放火無罪のあの被告人がまた!

 月~金、毎日は絶対裁判所へ行かないようにしています!
Img_0118 常々そう言ってきた私なのに、今週は月~金ぜんぶ通ってしまった。しかも、月~木は朝一から! 消耗した~。

 私が悪いんじゃない。どうしても傍聴したい事件が毎日あったのだ。しょーがないでしょ、ねぇ。
 ところが、嗚呼、どうしても傍聴したい事件の多くを、裁判所の庁舎内にいながら傍聴しなかった。なぜ?
 もっと見逃せない事件に偶然遭遇したり、ちらっと入っただけの法廷でとんでもないことが行われていて出られなくなったり。体はひとつ、人生は1回限り、仕方ないとはいえ。

Img_0119 殺人に等しいというべき“あおり運転”も傍聴した。求刑どおり懲役14年。重い。しかし満期でも30歳代で社会へ出られる。被害者は18歳で死亡し、二度と戻らない。そんなのも傍聴した。

 マニア的に今週いちばんは、あの被告人の事件だ!
 侵入窃盗&放火で起訴 → 東京地裁(裁判員裁判)は放火無罪、侵入窃盗のみ有罪(実刑) → 東京高裁は破棄・差戻し → 最高裁は破棄したうえで東京高裁へ差戻し…。
 結局最終的に、放火は無罪、侵入窃盗は実刑だったが、未決勾留日数(※)の算入で刑期はぜんぶチャラ。 ※じつはマスコミタブー。

 その被告人が2014年、また東京地裁の法廷へ出てきた。下着ドロで、真っ向否認だった。
 あの被告人と同一人物であることを各方面から私は確認し、傍聴し続けた。たかが「窃盗」なのに傍聴席はほぼ毎回かなり埋まった。一般傍聴人は少なく、ほとんど警察官、検察官だった。私は熱中し、メルマガでレポートし続けた。

1804273 そうして今週、同姓同名の事件がまた東京地裁へ出てきたのである!
 まさか…。傍聴してみた。なんと同一人物だった。今回も下着ドロ。
 前回の弁護人は、6文字でまとめれば非常に個性的、だった。今回の弁護人は、私の古くさい表現でいえば、おぼこい娘さん、刑事弁護は初めてじゃないのかな、戸籍の写しまで不同意とした。福嶋一訓裁判官が優しくサポートした。私も暖かく見守りたい。本件はどう転んでもまた実刑、しかしあなたを大きく成長させてくれるはず。だから私のことも暖かく見守ってぇ~(泣)。

 二転三転の放火無罪といい、前回今回の弁護人といい、被告人は波瀾万丈の星の下にあるのかもっ。これは追っかけよう。
 警察、検察の方々は、わざわざ傍聴しなくても、私のメルマガをお読みいただければ。うんうん。

 そんなメルマガ「裁判傍聴バカ一代 」、6月は以下の8号を発行した。

第2115号 「刑事免責」初適用のシャブ密輸、傍聴した!
 これってもしや? と念のため確認に行ったらば、記者クラブ記者の行列だけで15人、ずばりその事件なのだった。若い中国人3人が登場する覚せい剤密輸。不可解なことに検察官が、無駄にダブる証拠説明を大幅に時間超過してまで続けようとした! 無能呼ばわりを覚悟で死守したかったものは…。

第2114号 鑑定は儀式の道具、刑事司法、無惨なり!
 万引き病の女性が続々と法廷へ出てくる。この被告人は、前刑の裁判時から眠るような無表情だった。ところが今回、最後の最後、魂の叫びとでもいう陳述を。しかし求刑は懲役5年。そんな刑事司法に不可欠なのが御用医師の鑑定で…。

第2113号 必ず捕まることを前提に成り立つ商売とは
 好きなときに働けてそれなりの稼ぎになるのが繁華街での客引きだという。だが続けていれば必ず捕まる。罰金前科を重ね、執行猶予付き懲役刑を食らったあたりで普通は去る。ところが本件被告人は、2犯を服役してもまだ続けた。なぜ?  そのあと、大がかりな危険ドラッグ製造の事件を傍聴。似たところがあった。
 
第2112号 弁護人も裁判官もバカ野郎なので仕方なく…
 事件名は「児童福祉法違反、売春防止法違反」、被告人は女性。傍聴人が押し寄せるに決まってる! ところが弁護人は、前回に続き今回も、被告人の父親のために特別傍聴席(取置席)を申請しなかった。今回も父親(高齢)は傍聴を許されず「ダメですか?」と寂しそうに出て行った。ちっきしょう…。こんなのをリアルレポートするのは、嗚呼、世界で私だけかも。

 以下の4号は6月11日にお知らせした

第2111号 槇原敬之さんの“パートナー”の覚せい剤
第2110号 駅ホームで男子学生が肩をぶつけてきた?
第2109号 6400ccのアメ車で235キロ、求刑は?
第2108号 前代未聞、弁護人が被告人質問を放棄っ!

 いま購読登録すると、以上8号がどどっと送信される。そして月末まであと5号が順次送信される。毎月そう思うけど、今月もまた、いちばん濃いかも。

※ 画像は皇居付近の案内板。これは現在の銀座側から見た図、というか図のずっと下のほうが東京湾だ。桜田門を左側へ出て、左上の角に、現在の警視庁の庁舎がある。

 ←6月23日0時20分現在、週間INが130で2位~。happy02

2018年6月19日 (火)

桑名市議はいずれ刑務所へ?

 以下は三重県のNHKのニュース、の一部。

万引きの桑名市議に辞職勧告決議
 桑名市の51歳の市議会議員が、5月、愛知県内で万引きをしていたことがわかり、市議会は議員に辞職を勧告する決議を可決しました。議員は、おととし9月にも盗みの罪で執行猶予付きの判決を受けていて「万引きは事実でご迷惑をおかけします」などと話しているということです。
 辞職勧告決議を受けたのは、桑名市議会の大森啓議員(51)です。
 議会事務局によりますと、大森議員は、5月下旬、名古屋市の書店で雑誌や衣類あわせて4点を万引きしました。
 店員が気づいて大森議員が約6000円の代金を支払ったため被害届の提出などはなく、市議会の竹石正徳議長が、19日朝、電話で話をしたところ「万引きをしたことは事実です。ご迷惑をおかけします」などと事実を認めたということです。
 このため、19日の市議会の本会議では大森議員に対する辞職勧告決議の採決が行われ、欠席と退席の議員を除く20人全員が賛成して可決されました。
 大森議員は桑名市のアウトレットモールでネクタイを万引きした罪で、おととし9月にも懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けて執行猶予中でした。

 このニュースを観る方の99%以上が、「万引きを2度もやるとはけしからん!」とだけ思って終わるのだろう。だが…。

 警察に通報された万引きは、微罪処分、不起訴、罰金刑の階段をそれぞれ1段乃至複数段ずつのぼってようやく公判請求(正式な裁判への起訴)をされ、執行猶予付き懲役刑を言い渡される、それが基本だ。
 したがって本件は、警察に通報されたものだけでもかなりの回数ある、と推認できる。

 市議ともあろう者が、過去に万引きで辞職勧告を受けたことがありながら、執行猶予中でありながら、なぜそこまで万引きをやるのか!

 単に「手癖が悪い」とか「金を節約したかった」とか「見つからないと思った」とかでは説明がつきにくい。
 51歳という年齢的にまず疑われるのが、前頭側頭型認知症、いわゆるピック病だ。病的万引きを広げているのが、じつは検察官、裁判官なのだ、というびっくりな話はメルマガでさんざんレポートしてきた。

 とにかくね、市議はきっとまた万引きをやるだろう。いずれ刑務所へ堕ちることになるだろう。少なくともそのコースにあることは間違いないと、万引き病の裁判をさんざん傍聴してきた立場で上掲ニュースを見るとき、直ちに予測せざるを得ない。もちろん、真実は全く別のところにある可能性は否定しない。

180613 万引きといえば今日の午前11時30分、すっげぇのを傍聴した!
 東京高裁の大熊一之裁判長が、本格のクレプトマニアの万引きを逆転執行猶予にした。しかもなんと! クレプトマニアという病気の存在を認めたとしか聞こえなかった。日本の刑事司法的には病気由来の万引きは認められないはずなのにっ! 大熊さん、いったいどういうつもりであんなことをしたのか!
 記者さんたちも知らなかったでしょ。いや、少なくとも1人、記者さんがいた。私は21日(水)、17時頃から「昭和」へ行く。あの判決を語りながら飲みましょうよ、ねぇねぇ。

※ 画像は、うちの台所のテーブルにあった商品のラベル。「乾燥桜えび」の原材料名が「桜えび」のみ! 「さけフレーク味付け」の原材料名が「白ざけ(北海道)、食塩」! そんなことってあるのか、感動して撮影に至ったわけ。
 摂食障害(特に食べ吐き)の女性たちはこういうのをしみじみ食べたことがないのでは? とちらり思う私は,見当外れの甘ちゃんでしょうか。

 ←6月19日23時00分現在、週間INが150で2位~。happy02

2018年6月18日 (月)

刑事免責、第1号事件を幸運にも傍聴できた!

 4時間半睡眠、眠くて眠くて、ええい、いっそ休んでしまおうかと心は揺れに揺れた。しかし…。
 今日は10時からで「没収取消」という超珍しい期日がある。事件番号は「平成29年(収ろ)第1号」、そんなの見たことない。いったいどんな事件だろ。
 これをメルマガでご報告せねば裁判傍聴師の名が廃(すた)る! そんな意味不明(笑)の義務感にしがみつき…。

 9時40分頃に裁判所着(※東京高地簡裁合同庁舎)。念のため1階のタブレット開廷表を見てみた。
 そしたら、10時から東京地裁813号法廷(家令和典裁判長)に裁判員裁判の新件が入っていた。「覚せい剤取締法違反(変更後の訴因 覚せい剤取締法違反、関税法違反)、出入国管理及び難民認定法違反」。
 うむん? ゆうべどなたかのTwitter で見た、なんだっけヤバイ新制度適用第1号の事件? 今月中に始まると報道されていたが、こうも都合よく遭遇するかね。
 もしビンゴなら、記者さんが何人も来るだろう。「没収取消」へ行く前にちらっと確認しとこう。

 9時52分頃、813号法廷の前へ。
 すでに行列が10数人、まではいいとして、裁判所の職員が腕章を付けて何人もいた。記者さんたちが、一般傍聴人の行列とは別に続々と集まり、15人にまでなった。
 ビンゴだったのだ! なんという幸運、休まなくて良かったぁ~!

 以下は今日付けの毎日新聞、の一部。

<東京地裁>「刑事免責」で証言へ 覚醒剤密輸、共犯被告
 刑事裁判の証人に、刑事責任を追及しないと約束して他人の犯罪を証言させる「刑事免責制度」が初めて適用される刑事裁判が18日、東京地裁(家令和典裁判長)で始まった。中国籍の被告が覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)などに問われた裁判員裁判で、共謀したとされる別の被告が証人出廷し、同制度に基づいて証言する予定。同制度は今月1日に導入されたばかり。
 初公判が始まったのは、林■■被告(22)の裁判員裁判。起訴状によると、昨年4月、中国の郵便局から覚醒剤約280グラムを国際郵便で日本に密輸したとされる。林被告は午前の公判で、密輸について「郵便物に覚醒剤が入っているのは知らなかった」などと起訴内容を否認した。
 関係者によると、刑事免責制度が適用されるのは、同じく中国籍の陳●●被告(24)。検察側が陳被告の証人尋問について同制度の適用を求め、地裁が今月12日付で認める決定を出した。

 この事件である。
 メルマガの次の発行日は19日(火)。19日も傍聴して詳しくレポートしよう。メディア報道と私のメルマガと、どのへんがどれくらい違うか、存分にご堪能いただきたい(笑)。

Img_1511 午前の休廷時間(20分間。裁判員裁判は必ず長い休廷が入る)に非常階段を上り下りし、「没収取消」をちらっと見てきた。何の没収を取り消せと言っているのか分かった。近頃よく報道されるあの“錬金術”がらみだった。

 午後は、覚せい剤密輸のその事件へすぐ行かず、凄いのを2件傍聴した。凄かった。こうして、メルマガで是非にもレポートしたい事件が溜まっていく。嗚呼、興奮しすぎて血圧が心配だ(笑)。
 今夜は早寝しよう!

※ 画像は、東京地裁のタブレット開廷表の契約書!? そんなの開示してもらったんだっけ、ころっと忘れてる、えーっ!

 今これを裁判所への往復の電車内で読んでいる。面白いわ! 初版2002年の本だが、今はどうか、若い女性検察官たちに聞いてみたい。

 ←6月18日21時10分現在、週間INが160で2位に落っこち~。happy02

2018年6月16日 (土)

三菱が速度取締りから撤退の根拠

18051813 最近分かった。
 何年にもわたり私が『ドライバー』や『ラジオライフ』やメルマガ等でさんざん書いてきたあの文書が、どうやらネットではヒットしないようだ! ネットには何でも無料でありそうに見えて、結局はそんなものなんだね~。

 三菱の撤退は、噂とかそういうレベルの話じゃない。ちゃんと文書があるのだ。
 タイトルは「弊社交通取締機器 新規販売終了及び保守対応終了についてのご連絡」。

 当記事1番目の画像は、平成20年(2008年)3月24日付けで三菱電機株式会社(以下三菱)の官公システム部長が警視庁の交通部交通執行課に宛てたもの。

18051811 2番目の画像は、同年6月付けで三菱の社会システム部長が大阪府警本部の交通部交通指導課に宛てたもの。
 私は石川県警からも同様の「ご連絡」をゲットした。三菱は同じ頃に他の道府県警へも同じ文書を出したはず。情報公開条例的にはとっくに保存期限が切れており、もう手に入らないかと。

 文書には、撤退の理由が記載されている。非常に興味深い。上記『ドライバー』等でさんざん紹介してきた。

 文書には大きな一覧表が付いている。オービスも含めさまざま速度取締り機器についてそれぞれいつまでに何の対応を終了するかという一覧表だ。
 最終期限は平成29年度末=2018年3月31日。一覧表にあるすべての速度取締り機器について、すべての対応を三菱は終了した

 ただ、一覧表に載っていない装置がひとつあり…。そのことは『ラジオライフ』に書いた。

 とりあえず今回はここまで。三菱の撤退は、噂とかじゃなく、10年前に三菱から警察に対し文書でもって連絡というか宣言したのだと、そのことだけご記憶いただければ。

 ←6月16日19時50分現在、週間INが170で1位~。happy02

2018年6月13日 (水)

警察官が飲酒運転を見逃す理由

 ネットの匿名サイトでは、警察は間抜けだとか、その「69歳の男」と親しかったとかいう話になっているんだろうか。たしかにそうかもしれないが…。
 以下は6月9日付けNHKニュースの一部だ。

警察が飲酒見落とし その後事故
 ことし4月、徳島市で酒気帯び運転で事故を起こし、1人にけがをさせてそのまま逃げた罪に問われている男が、その2時間前に物損事故を起こした際、警察が飲酒検査をしていなかったことがわかりました。
 警察は「必要な捜査はしたが、結果的に飲酒を見落としたのは事実で再発防止を徹底したい」としています。
 警察によりますと、ことし4月3日の夕方徳島市東沖洲で、酒気帯び運転で対向車と衝突し男性1人にけがをさせてそのまま逃げたとして、藍住町の69歳の男がひき逃げなどの罪に問われています。
 男は、この事故のおよそ2時間前にも、市内の川内町で車を運転中、別の車に接触する事故を起こしていたということです。
 警察によりますと、男はこの日朝から酒を飲んでいたということですが、徳島板野警察署の警察官は、川内町での事故の際、通報者が飲酒の可能性を指摘したのに、男の様子やにおいなどから飲酒していないと判断し、飲酒検査をしなかったということです。

 典型的な記者クラブ文体だ。上掲だけで5つの段落があり、上から順にどの段落まででもそれなりに警察の記者発表を報じた形になる。プロフェッショナルな技だ。

 ま、それはいいとして、ご記憶だろうか、2015年に奈良地裁で4回にわたってあった、警察官が交通違反をもみ消したとされる裁判。あれをぜんぶ傍聴してきた私としては、次のようなことを思う。

 飲酒運転の検挙は、警察官的に点数が高い。通報者が飲酒運転の可能性を指摘していたと聞けば「よっしゃぁ!」と普通はなるはず。
 しかし…。

 その程度の飲酒運転は、昔は切符処理、略式による罰金で済んだ。ところが近年、物損事故を伴っていたりすると「飲酒運転の危険性を顕在化させた」ってことで、ソク体刑事案、懲役求刑の事案とされるようになった。全部必ずってもんでもなかろうと思うが。
 体刑事案だと、検察官が書証として法廷へ出せるような捜査状況報告書、実況見分報告書等々を作成しなければならない。原則逮捕の運用かもしれない。ものすごぉく手間がかかる、時間がかかる。
 そこにおいて、徳島県警板野警察署のその警察官は、翌日から休暇をとっており、日勤を終えて帰宅後すぐに家族とともに旅行に出かける予定だった。なので飲酒運転は見逃した…。

 真相は分からないが、私としては直ちにそんなことを想像する。
 奈良地裁の事件は、メルマガ「裁判傍聴バカ一代」で8号にわたってレポートした。以下そのバックナンバーから拾う。

第1530号 無免許もみ消し、収賄事件、奈良地裁へ!
 奈良県警の巡査部長(すでに懲戒免職)による交通違反もみ消し&収賄事件。傍聴人の集まり具合、本起訴分の検察立証、その詳報!

第1564号 奈良地裁、オービスもみ消し2万4800円!
 第2回公判、もちろん傍聴してきた、高速バスに乗って。前回のもみ消しは無免許だったが、今回はオービス3件。全国の警察官諸氏はぽかーんとなるんじゃないか!

第1565号 違反もみ消し代、それじゃ安いと10万円を
 奈良県警の巡査部長が交通違反を多数もみ消した事件の後編、8月7日付け追起訴の2件。一言でいえば、違反者もいろいろ!

第1592号 巡査部長は6年間、1人でオービス担当を!
 奈良地裁、警察官による交通違反もみ消し&収賄事件。今回のことで離婚した元妻が情状証人。事件の背後にいったい何があったのか、驚くべき話が出てくるのだった!

第1593号 巡査部長のランク表で自分は最下位でした
 奈良地裁のもみ消し&収賄事件。いよいよ被告人質問! 管区警察学校で「アカセン」を付けられた被告人は、そこに2、3年座ってれば引き上げてやるからと言われ…ところがっ!

第1594号 オービス担当はぶっちゃけどんな仕事ですか
 奈良地裁の被告人質問の続き。オービスの赤いストロボを浴びて呼出しを受け、突っぱねてたらうやむやになった、という違反者がときどきいるが、うわ~、なるほどそういう裏があったのか!

第1595号 違反もみ消し&収賄事件、求刑は懲役4年!
 警察官犯罪の裁判の、おそらくは歴史に残る被告人質問を、一気に最後まで! 求刑は懲役4年。重い。俺の判決予想は…。

第1607号 奈良地裁、判決、警察の暗部は完全スルー
 ずっと追いかけてきた交通違反もみ消し&収賄事件の、とうとう判決。本件の奥底の原因と思われること、すなわち警察組織による早い話“いじめ”について、判決は触れず、マスコミも触れず…。

180610 警察官が現職時にやった犯罪の裁判を、私はだいぶ傍聴してきた。しかし本件ほど警察組織の腐れぶりが明らかになる裁判はなかった。非常にショッキングな裁判だった。はっきり言って私は、被告人(元巡査部長)に同情した。
 全国の警察官諸氏に、またそのご家族にお読みいただきたい。バックナンバーは有料となり、1カ月分108円なんだけども。

 画像は、最近の家飲みの酒肴、というか夕食。きうりとブロッコリとトマト、ちょっと焦がしてしまった厚揚げ焼きと、その薬味の生姜とネギ、スーパーで半額だったシャケ、長いもをすりおろして刻み海苔をぶっかけたやつ。米や小麦は食べないが、これで十分満腹になる。
 酒は25度の焼酎甲類を約1合半~300cc。ポッカのレモン果汁をだばだば入れて安い炭酸で割る。
 飲み始めにミヤフローラEXを4錠ほど噛み砕いて服用。歯をブラッシングして寝る頃にはもう酔いが覚めている。5時間ほどの睡眠で、すっきり腹ぺこで起きる。
 ミヤフローラEXを知っていれば酒気帯び運転で捕まらずに済んだケースがだいぶあるんじゃないかと。個人差は捨象し、知らぬは百年の損だと思う。

 以上2つは私が貼ったアフィリエイトです。
  ←6月13日1時20分現在、週間INが160でついに1位~。happy02

2018年6月11日 (月)

袴田事件、無罪の石橋は叩いて叩き割る

 ちょうど2カ月前の4月11日、東京高裁・第8刑事部の大島隆明裁判長が、典型的万引き病の控訴審について、泣きたくなるほど感動的な判決をやってのけた。
 私はメルマガ第2086号「罰金50万円は軽すぎて不当と検察控訴!」と第2087号「クレプトマニア感動判決は袴田事件ゆえ?」に分けてレポートした。
 第2087号の終わりにこう書いた。

 私は感動しつつ興奮した、大島隆明さん、どうしちゃったんだ!?
 近々定年なのか、あるいは定年を待たずに退官する腹を決めているのか、絶対マトモじゃない!
   (中略)
 袴田事件の記録を読み込み、あまりのひどさに良心が目覚めてしまったのか、あるいは、それでも立場上検察主張を認めざるを得ないことに良心が耐えかね、今回の判決理由につながったのか。
 前者であってほしいけれども…などと裁判傍聴師はそんな妄想に耽るのですょ。

 大島隆明さんは今日、袴田事件の再審開始決定を破棄した
 「石橋を叩いて渡る」とは慎重なことの喩えだが、刑事裁判は、無罪方向の石橋は叩いて叩いて叩き割る、有罪方向の石橋は使い慣れた木槌で上手に叩いて渡る、もともとがそういうものだ。刑事裁判は有罪に傾いたピサの斜塔とも言われる。傾いて傾いてほとんど倒れそうな斜塔だ。
 司法はぶっちゃけ国家の治安、秩序、維新を護る装置なのである。
 大島さんもまた意識せずそこにずっぽりはまり込み、しかし無意識の奥底の良心が悲鳴を上げた、その悲鳴があの万引き病の裁判だったのか。

 こんなこと言う傍聴マニアはいないでしょ(笑)。裁判が公開とされているのは司法を国民に監視させるため。そこを忘れず、私は裁判傍聴を続けていこう。
 メルマガ「裁判傍聴バカ一代 」は、6月は以下の4号を発行した。

第2111号 槇原敬之さんの“パートナー”の覚せい剤
 “男のシャブ”の審理なんて普段は超人気薄なのに、行列ができていた。これは芸能系事件なのだ。情状証人にも被告人本人にも、覚せい剤の依存性の怖さを徹底的に叩き込むのがこうした事件のお約束。ところが…。被告人の特異なキャラクターのせいか。

第2110号 駅ホームで男子学生が肩をぶつけてきた?
 駅の通路で通行女性に次々と肩をぶつけながら歩く若者の動画が話題になっている。そんななか、駅のホームでの“肩ぶつけ事件”が法廷へ出てきた。ぶつけた若者は、被害者にとがめられるや急に「助けてください」と周囲に言い出した。こうして加害者、被害者が逆転した、とは弁護人の主張。ぶつけた若者は有名私立大の学生だという。今後証人出廷することになるはず!

第2109号 6400ccのアメ車で235キロ、求刑は?
 中央自動車道でナンバーなしのダッジ・チャレンジャーを運転し、本邦初の高速度で捕まったと大報道された事件。公訴事実はなんと第6まであった。被告人はなかなかスジの通った人物と思えた。一方、試験に勝ち上がってきただけで人生経験が如何にもなさそうな若い検察官が、申し訳ないけど哀れに見えたス。

第2108号 前代未聞、弁護人が被告人質問を放棄っ!
 首都高速のオービスによる81キロ超過(測定値131キロ)。もう鉄板で懲役3月、執行猶予が2年か3年の事件だ。弁護人の立証は「ありません」。書証も人証ない、それは珍しくない。「被告人質問もやらないんですか?」と裁判官。意地悪な揚げ足取りだね(笑)と思ったらなんと弁護人が「はい」と答えた。にゃんだとぉ~っ! 前代未聞の裁判を傍聴したっ。

18061120172 いま購読登録すると、以上4号がどどっと送信される。そして月末まであと9号が順次送信される。そこまで無料。単なる裁判傍聴記じゃない。是非1カ月の試し読みを!

 上の画像は、最近警察庁から開示を受けた、2017年のオービスの都道府県別の取締り件数の一覧表。
1806112017 下の画像は、昨年開示を受けた2016年分と並べたもの。
 メルマガ次号の編集後記で解説するに当たり、やっぱ現物をお見せするのが良かろうとここにアップした次第。編集後記では、その号の本文の裁判には関係なくても、最新情報、びっくり情報を惜しむことなく出しているのです。

 ←6月11日17時20分現在、週間INが170で2位~。 

2018年6月 8日 (金)

傍聴券抽選、当たり券は7枚!

 早起きして仕事を片付け、ネットで電車の乗り継ぎを調べてプリントし、着替えて戸締まりして用意万端整え、出がけに念のため前橋地裁太田支部へ電話してみた。原裕美子さんの今日の公判期日、ありますよねと。
 そしたらなんと、あることはあるが、傍聴券抽選で、一般傍聴券つまり当たり券は7枚だという! なにいぃぃーっ! 私は絶句。しばし立ち尽くしたのち、断念した。

1804248 私は万引き病の裁判を追いかけレポートし続けている。万引きで執行猶予中にまた万引きの裁判はさんざん見てきた。本件の機微を見届け、レポートしたい。それで往復約6時間と約5千円をかけて出かけ、もし抽選に外れたら、「マスコミはどうせ横並びの浅い短報しかしないくせに、ぞろぞろ席を埋めんな! 俺の邪魔をすんな!」とか偉そうに悪態をつきまくり、脳の血管がぷちんと切れて死んぢゃうかもっ、との不安は論理則経験則等に照らして合理的といわなければならない。それで断念したのです。

 前回(第1回)の公判についてはメルマガ第2091号「マラソンの原裕美子さん、摂食障害は重そう」でレポートした。
 以下はその号の編集後記の一部だ。  ※原さんの初めての刑事裁判は2017年11月8日、宇都宮地裁足利支部。私は傍聴してメルマガ第2005号、2006号、2007号で3回に分けて詳細レポートした。即日判決、懲役1年、執行猶予3年とされた。その猶予中にまた万引きをやり、2018月4月24日、今度は前橋地裁太田支部で第1回公判があった。第2091号はそのレポートだ。

 前橋地裁のサイトで予め確認したところ、本件は傍聴券抽選だった。
 足利支部のときも傍聴券抽選で、傍聴席は48席。記者クラブに12席、ご両親に2席が取り置きされ、抽選の当たり券は34枚だった。
 でも抽選に並んだのは15人ぽっちだった(笑)。

 今回の太田支部は、傍聴席がなんと18席、当たり券は11枚!
 しかし、足利支部と同様、傍聴マニアがいるとは思えない。こんな遠くへマスコミが並び屋さんを動員するとも思えない。かつ、2回目の万引きとあってはマスコミ報道もしぼむだろう。
 だから今回も楽勝、抽選は定員割れだろう、私はそう予測した。

 ところがっ! 抽選の締切時刻(15時20分)の30分前に10人が並んだ。
 おいおい、ウソだろ、と思ううち、なんと16人も集まってしまった。年配のご夫婦っぽいカップルが数組いた。

 私は片道約3時間、一部パスモを使ったので定かではないがたぶん2千数百円をかけてここまで来ている。
 万引き病の裁判を突っ込んで傍聴しており、足利支部も傍聴した。今回、何が何でも傍聴したい。
 そんな私が、抽選に外れてとぼとぼ帰ることになるのか? また約3時間、2千数百円をかけて!

 理不尽にも、全くの運に生殺与奪権を握られた、ちっぽけな小動物、ようなものを感じて、ほとんど気を失いそうだった。

 15時20分を少し過ぎて、当たり番号が発表された。
 2、3、4、5、6、7、8、9、10、14、16。私は3番、当たった。4番の女性と思わず手を握り合って歓喜した。

 1番は若い男性で、記者クラブに属さない記者のようだった。同じ社の誰かに席を譲ってもらったかどうか、確認してない。

 手荷物預かりとハンディ金属探知機によるチェックを経て、法廷へ。
 18席の傍聴席のうち5席に「司法記者クラブ」と印字された紙があり、驚いたことにその後ろに横長のソファーがあってそこにも同じ紙が4枚あった。
 記者クラブに対し、傍聴席を5席、ソファーを4席与えたわけだ。
 そんなの東京地裁では見たことがない。どゆこと?

 私が想像するに、記者クラブの9社が取置席を請求し、そしたらご両親の分と併せて11席が取置になる。
 一般傍聴人の席は7席。7席ぽっちを傍聴券抽選に付すのは、いくらなんでも体裁が悪い。
 そこでソファーを置いたんじゃないか。

 今回、18席に占める「司法記者クラブ」の席は9席と推測できる。ご両親2席+一般7席+記者9席=18席、と。
 今回も4人掛けのソファーが置かれるなら、13社が押し寄せるってことか。なぜ?
 押し寄せる理由がもしあるなら、記者クラブ以外の記者も来て、傍聴券の当選倍率は大変なことに、その可能性は否定できない。

 今日はメルマガ執筆に充てよう。次号は駅のホームでの“肩ぶつけ事件”だ。ま、とりあえず少し仮眠してから。

 画像は浅草。前回、太田支部への乗り換え駅へ行く途中、そんな風景があったのだ。

 ←6月8日10時50分現在、週間INが170で2位~。 

2018年6月 7日 (木)

駅ですれ違いざまに肩をぶつけてきた若者は!

 万引きを重ねに重ね、とうとう公判請求(正式な裁判への起訴)をされて執行猶予付き懲役刑に。その猶予中に万引きをやり、今度は懲役の実刑に。控訴して、なんとか再度の執行猶予に。それから3カ月後、また万引き! すべてを捨てまっしぐらに刑務所へ向かうかのような。刑務所もまた通過点、でなければいいのだが。

 6月6日(水)午後、その女性被告人の控訴審判決があった。控訴棄却以外あり得ないが、見届けねばなるまいよと裁判所へ。

 ほか、気になるのをいろいろ傍聴した。

 「暴行」の新件(東京地裁、大川隆男裁判官)。
 開廷2分前に行くと、傍聴席は空っぽ無人なのに総務課広報の素敵なお姉様が腕章を付けて1人立っていた。えっ?
 弁護人いわく、地下鉄某駅のホームで意図的に肩をぶつけてきた若者を取り押さえたら、若者は俄(にわか)に被害者に変身、「助けてください」と周囲に、という経緯なのだそうだ。若者は某有名私立大学の学生。証人出廷することになる。
 あとでネット検索してみたがヒットなし。でも、じゃあなぜ広報のお姉様が? うむぅ、謎だ。次回、絶対傍聴しなければ。 ※下の動画は本件とは無関係、かどうか現時点では不明。

 「道路交通法違反」の控訴審判決(東京高裁、芦澤政治裁判長)。
 酒気帯びで罰金30万円。その免許取消処分中の無免許運転、一審は懲役5月、執行猶予3年。被告人は土地家屋調査士で、執行猶予でも懲役刑を受けると登録が取り消されるのでどうか罰金刑に、という事件だった。
 昔だと、この程度は略式による罰金で済んだ。ところが…という話はメルマガほか私の著作の読者氏以外は──つまりほぼすべての人は──知らない。知らない者は損をする、これは本当に本当だ。

 「道路交通法違反」の新件(東京地裁、倉知泰久裁判官)。
 無免許で執行猶予中の無免許運転。「情状に特に酌量すべきもの」があれば再度の執行猶予を付すことができる(刑法第25条第2項)。検察官は当然、そんなものはないのだと熱い論告をした。一方、弁護人の最終弁論からは第25条第2項が感じられず…。

 「道路交通法違反、出入国管理及び難民認定法違反」の判決(東京地裁、鈴木巧裁判長)。
 事件番号は合議事件のものだった。なんで合議なのっ? その興味で傍聴してみた。52席の広い法廷に傍聴人は私1人。むひひと意味不明な満足感(笑)。
 なぜ合議なのか、意外なことが分かった!

180606 ちなみにその隣の傍聴席20席の法廷は、同時刻から「強制わいせつ」の新件が入っていた。ぎっしり満席、廊下に行列が。
 52席と20席、法廷を交代しよう、という発想は裁判所には金輪際ない。「エロ見物の客に便宜を図る必要はない」との意見が裁判官会同で多かったから? いやそんな理由すらないのだろうと私は見る。

 そうして雨のなか、究極の居酒屋「昭和」へ。この日の酒肴は私が好きそうなものだらけ。全部食べたいが、如何せん1皿の量が多くて悔しいのなんの(笑)。
 画像は、最初にイッキに並べた3皿、茄子の味噌焼きと、ハンバーグと、さんまの野菜あんかけ。いずれも1皿チケット1枚。チケットは10枚綴りで1200円。そんなバカなっ! しかし本当なのである。

 ←6月7日17時30分現在、週間INが170で2位~。happy01

2018年6月 5日 (火)

ダッジ・チャレンジャーで235キロ、傍聴した!

 東京都内の中央自動車道、松任谷由実(荒井由実)さんとは反対方向、上り車線を、排気量6400㏄のアメ車、ダッジ・チャレンジャーでなんと235キロメートル毎時でカッ飛ばしたと大報道された事件、宣言どおり傍聴してきました。

 その東京地裁710号法廷(傍聴席52席、山下博司裁判官)は、13時15分~13時20分、「公然わいせつ」の判決が入っていた。30数席か埋まった。
 それが13時17分に終わると、ほぼ全員がどっと出て行った。多くは13時30分からの、東京高裁622号法廷(42席、合田悦三裁判長)の「強姦致傷、無免許過失運転致傷、道路交通法違反」へ移動したんじゃないかな。

1805131 この庁舎(東京高地簡裁合同庁舎)では、エロ裁判からエロ裁判への“民族の大移動”がしばしば見られる。
 エロをバカにしてる? いいえ、明らかに見られる現象について言及しているに過ぎない。私もその大移動に加わったことあるもん。エロを嗤(わらう)者はエロに泣くとも言うし。言わない? あそ。

 710号法廷は、新たに少し傍聴人がやってきて10席ちょいか埋まり、13時30分~14時30分、「道路交通法違反、道路運送車両法違反」の新件が始まった。
 なんと! 公訴事実は第6まであった。こう言っちゃ何だが「お~、そうですか」と思える、なかなかの被告人だった。一方、試験勉強に勝ち上がってきただけで人生経験が如何にもなさそうな若い検察官が、申し訳ないけど哀れに思えた。
 メルマガ次号で詳報しよう。

1805132 それが14時21分に終わり、私はもう傍聴予定がない。どぉしよう。
 いつもお世話になっている若い傍聴マニア氏に「これからどこ行くの? 俺もついてくよ」と言ってみたら…。

 14時30分~15時30分、東京地裁725号法廷(52席、中山大行裁判官)で「覚せい剤取締法違反」の審理。
 被告人はなんと、歌手の槇原敬之さんの“パートナー”と報じられた人物なのだった。
 今日は追起訴(覚せい剤の所持)から始まった。そして証人尋問、被告人質問、結審して直ちに判決…。

 裁判所を出て、まずは警察庁へ寄った。毎年もらっている、オービスの都道府県別取締り件数と設置数の2017年分をゲット。ほ~、そうですか! と。
 続いて警視庁へ行き、3件を開示請求。
 この日は早起きして車雑誌『ドライバー』の原稿を仕上げ、それから裁判所へ飛び出したもんだから、もう眠くて眠くて。

※ 画像は5月中旬のもの。散歩中に民家の庭で見かけたさくらんぼだ。桜が散ってから、さくらんぼがないか私はけっこう探しているのだが、こんな立派なのを見たのは初めて。味は? いやいや窃盗でパクられちゃたまらないんで、我慢しました。てか鳥がつついてないところを見ると、まだ甘くないのだろうと(笑)。

 ←6月5日23時30分現在、週間INが150で2位~。happy01

2018年6月 1日 (金)

弁護人、バカですか!

 「児童福祉法違反、売春防止法違反」の被告人は、なんと女性。珍しいでしょ。しかもこれ、報道されている。第1回公判を傍聴し、メルマガ第2090号「息子の彼女に売春させた母親と注目検事!」でレポートした。

 メルマガでも書いたとおり、当然に傍聴人がわんさか押し寄せ、大変だった。早々とぎっしり満席っ! 証人出廷のために来た、被告人の父親(だいぶ高齢)が、法廷へ入れなくなった。
 弁護人は特別傍聴席(取置席)を裁判所に請求しておらず、開廷直前までそばの待合室に父親といたのだ。
 自分を棚に上げて(ごめんね)私は思った。弁護人、バカですか? バカですかと思った理由がもうひとつある。そのへんはメルマガに書いた。

1805111 そして今日、15時30分からその判決があった。
 15時05分頃に行った私は、行列の8番目だった。行列は延び、15時11分にはちょうど20人となった。傍聴席は20席なのだ。
 それからしばらくして、そばの待合室から父親が出てきて行列の後ろに並んだ。もう傍聴できないよ~。

 15時18分頃に法廷のドアの施錠が解かれ、傍聴人が吸い込まれた。たちまち満席っ!
 またも弁護人は、特別傍聴席を請求していなかったのだ。
 ダメですか? と父親は哀しげに事務官(若い女子)に言い、出て行った。

 事務官と書記官が何か話した。さすがに可哀想と思ったのか、書記官が奥へ引っ込んだ。特別に21席目を設けていいかと裁判官に尋ねに行ったようだ。
 しかし裁判官は許さなかった。

 くっそう! 私は席を立って廊下へ出た。待合室の入口のところに父親はいた。お父さんですね。今日来ると弁護人に行ってあったんですか? 困ったもんですねぇ、こうなることは分かりきってるのに。
 私は父親を傍聴席へ案内し、交代した(席を譲った)。法廷を出る私に事務官が会釈した、ように見えた。

 以上のことから確かに言えるのは、ずばりっ、弁護人も父親も私のメルマガを、少なくとも第2090号を読んでないってことだ。なんてこった(笑)。

 画像は、ある日の“宅飲み”の酒肴。厚揚げ焼き、茄子焼き、その薬味としてたっぷりのネギと生姜、小松菜とひき肉と油揚げの煮浸し、スーパーで半額だったニシンかイワシ、いやたぶんコハダの何か。豪華でしょぉ、旨かったよぅ。

 ←6月1日22時30分現在、週間INが160で2位~。happy01

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