吉澤ひとみさんは嘘つきか?
メルマガ第2157号の編集後記にこっそりちらっと書いたことを、ちょと漏らそう。
最近、日々思うことがある。
どこの報道も一律同じようだが、たとえば9月15日付けの東スポ、「吉澤ひとみ借金地獄 「ひき逃げ動画」で供述のウソがバレ億単位の違約金発生か」だとこんなふうだ。
「警視庁の取り調べに対し「車を止めるスペースがなかった」と供述しているものの映像を見れば、当時前方に十分な駐車スペースがあることもわかる。こうした映像が事実なら供述はウソだったことになる。」
これプラス缶酎ハイ3缶の件で、吉澤ひとみさんは「嘘つき」と決めつけられている。
マスコミも世間もどうかしている、あっぶねぇな~! と私は感じる。
「ひき逃げ動画」に写っているのは、事故発生場所から次の交差点までの間だ。
なるほどその間に駐車車両等はなく「車を止めるスペース」は優にある。
だが、吉澤さんはその間に「スペースがなかった」と言っているのか?
警察の発表またはリークの内容が事実としてだ、取調べの警察官がいろいろ質問し、被疑者がいろいろ答えたなかに「車を止めるスペースがなかった」旨の言葉があったということでしょ。
それはたとえばこんなふうな供述だったとみるのが自然かつ合理的じゃないのか。
被疑者 「事故直後、大変なことをしてしまったと動転して頭の中が真っ白になり、でも大変なことに直面する勇気が持てず、次の交差点まで行ってしまいました」
警察官 「そうだとしても、交差点を過ぎてからなぜ止まらなかったの。その後もだいぶ走ってるでしょ」
被疑者 「動転して、勇気がないまま、駐車車両があって車を止めるスペースがなかったときもあり…」
そんなやりとりから「車を止めるスペースがなかった」を抜き出して警察は発表かリークかしたのかも。その可能性を何ら考えず「嘘つき!」と熱狂する、やばくないですか? と私は思う。
缶酎ハイだって、350ミリか500ミリか定かじゃない。アルコールが4度か11度かでぜんぜん違う。
また、飲酒運転者が捕まって当初は少なめの飲酒量を言うのは――何を言おうが最終的な刑罰は相場どおりと承知の熟練者以外にとっては――極めて当たり前の、ごく普通のことということができ…。
そのへん、まとめて『ドライバー』の次号で書こうかと思ってます。
メルマガ「今井亮一の交通違反バカ一代」は、9月は以下の11号を発行した。
第2157号 シャブの女性は可愛そうなほど実刑におびえ
ネットでかな2万8千円で購入を申し込み、レターパックで覚せい剤0.975gを受け取ろうとした事件。警察に知られて受領できずに終わるのだが、これは未遂ではないのだ。その理由は…。被告人女性は可愛そうなほど実刑におびえ、言い渡された判決は…。第2156号 骨格標本のような万引き病女性、22kg!
被告人女性を見て私は傍聴ノートに書いた、「ガリ痩せ! よく生きてるねっ!」と。典型的な摂食障害でクレプトマニア。万引きで執行猶予中にまたやって逮捕され、勾留中に体重が22kgまで落ち、救急搬送されたという。そんな病者を、治療を絶ちきり刑務所へ落とすために検察官、裁判官は何を言うか、しっかりレポートするのが当メルマガの重要な社会的役割かと。以下の2号は9月21日お知らせした。
第2155号 中国人の白タク営業、微信のチャットから
第2154号 普通は死ぬ量の酒を飲まされ強姦され以下の3号は9月18日にお知らせした。
第2153号 リアルナンパ塾、イエーガーで泥酔させ強姦
第2152号 性嗜好障害等は人生を台無しにする難病!
第2151号 じつは私も池上彰さんの番組に関わった件以下の4号は9月11日にお知らせした。
第2150号 弁護士が裁判所のトイレに“放火”した事件
第2149号 自動二輪が90キロで信号無視、死亡事故
第2148号 息子を殺害、「鑑定留置理由開示」の裁判は
第2147号 重過失傷害、赤信号見落としの自転車事故
いま購読登録すると以上11号がどどっと送信され、月末まであと2号が順次送信される。
※ 画像は本文とは関係ない。ちょと遠くの農家の直売所。なんか真っ黒いものがあるな、と思ったら猫だった! えっ、猫も100円か200円っ!? 私の激しい戸惑いを察したか、猫は少し顔を上げて私を見た。そしてまた目を閉じた。肝が据わっているというか、どういうつもりなんだ。いやはや驚いた。
« 普通は死ぬ量の酒を飲まされ強姦され | トップページ | 吉澤ひとみさんは水に落ちた犬か »
「報道にコメント」カテゴリの記事
- 東京都の残骨灰、私企業が…?(2024.10.08)
- 維新の元議員の不同意性交は冤罪かもな理由(2024.09.12)
- 愛国事務執行機関が敵勢力殲滅事務を完遂した(2024.09.01)
- テレグラムのCEOをフランスは逮捕、日本では、、、(2024.08.30)
- ファクトを示され、誤った信念にさらにしがみつく!(2024.08.12)
「「裁判傍聴バカ一代」」カテゴリの記事
- メルマガ、終了!(2022.11.30)
- 心がぐんぐん傾きもうそっちしか目に入らず(2022.11.15)
- バカは自分がバカであることに気づかない(2022.11.08)
- 忙しく彷徨う裁判傍聴マニア(2022.11.03)
コメント