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2018年10月22日 (月)

新聞のネット記事の「更新」で新発見!

 諸君! 非常に興味深いことが偶然分かった。これってば誰もあんまり気にしてなかったマニアック・スクープでね?
 まず、以下は10月3日付け神奈川新聞の記事だ。

法廷で刑務官の頰を鉛筆で突き刺す 公判中の被告逮捕
 神奈川県警加賀町署は2日、公務執行妨害と傷害の疑いで、千葉県八街市、無職の男(51)を現行犯逮捕した。
 逮捕容疑は、同日午後1時40分ごろ、横浜市中区日本大通の横浜地裁法廷で、横浜拘置支所の男性刑務官(29)の右頬に鉛筆を突き刺して職務の執行を妨げた上、1週間のけがを負わせた、としている。調べに対し「一切記憶にない」と容疑を否認している。
 署によると、容疑者は器物損壊罪の被告として公判に出廷していた。鉛筆は筆記用に所持を許可されていたという。地裁職員が署に通報し、駆けつけた署員に引き渡した。

 これを私はメルマガ第2165号の編集後記で引用(コピペ)し、なんと現場を目撃したマニア氏から聞かせてもらった貴重な詳細を報告した。
 一部だけ言うなら、被告人は刑務官6人によりたちまちねじ伏せられ、それから担ぎ上げられ、アンパンマンが両手を前に突き出して空を飛ぶように、連れ出されたという。たかが編集後記でそんなことも書いちゃうのがメルマガ「裁判傍聴バカ一代」なのである。バカでしょぉ(笑)。

 それでだ、今回当ブログにもアンパンマン云々のことを書こうと思いつき、当該記事をまた開いた。こうだった。

法廷で刑務官の頬を鉛筆で突き刺す 地裁公判中の被告を逮捕
 加賀町署は2日、公務執行妨害と傷害の疑いで、千葉県八街市、無職の男(51)を現行犯逮捕した。
 逮捕容疑は、同日午後1時40分ごろ、横浜市中区日本大通の横浜地裁法廷で、横浜拘置支所の男性刑務官(29)の右頬に鉛筆を突き刺して職務の執行を妨げた上、1週間のけがを負わせた、としている。調べに対し「一切記憶にない」と容疑を否認している。
 署によると、容疑者は器物損壊罪の被告として公判に出廷していた。鉛筆は筆記用に所持を許可されていたという。地裁職員が署に通報し、駆けつけた署員に引き渡した。

 ん? となった。
 いや我ながらよくそんなことに気づいたねぇ、と感心する。
 前者の記事のタイトルに「公判中の被告逮捕」とある。
 後者の記事ではその部分、「地裁公判中の被告逮捕」となっているじゃないかっ!

 よくよく見ると、タイトルのすぐ下にこうある。

公開:2018/10/03 19:33 更新:2018/10/03 19:49

 ははーん、「公判中」を「地裁公判中」と16分後に更新したのだね!
 ほかにも更新箇所はないか、よぅく見てみた。
 あった。前者の記事の冒頭は「神奈川県警加賀町署は2日…」であるところ、後者の記事は「加賀町署は2日…」となっている。
 私の精査によれば、ほかに更新された部分はない、と思う。

1810161 「公判中」を「地裁公判中」とした、これは分かる気がする。
 テレビや新聞は、全く興味のない人、全く無知な人をも対象とする。「公判」とは、いわば刑事裁判における公開法廷での裁判手続きなのだが、そんなこと普通は知らない。「公判」という熟語は一般になじみが薄いはず。「公判中」と見て「大判焼き?」と思う人もいたりして。
 そこを上司から指摘され、「ええ~、めんどくせえな、じゃあ地裁の2文字をくっつけておけ」となった…のかも、かも。

 そこまでは分かる気がするのだが、なぜ「神奈川県警」の5文字を減らしたのか。
 なるほど加賀町署は横浜地裁の近くにある。横浜地裁は管轄内なのだろう。でも加賀町署こそ、地元の方以外は知らないのでは? 正直私も知らなかった、申し訳ない。
 「神奈川県警」の5文字があるほうがいいのでは?

 ただ、「神奈川県警加賀町署」だと漢字が9文字続くことになる。そういう場合、私だと「神奈川県警の加賀町署」とするが、新聞社としては「の」でつなぐなど間抜けすぎる、ということかもしれない。
1810162 かといって読者の多くは漢字9文字連続に耐えられない。かといって「加賀町署」を省いて「神奈川県警」だけとしては誤報になる。県警本部が出張ったことになるから。逮捕手続きをとったのはあくまで加賀町署…。
 つーことで「神奈川県警」の5文字を減らした、のかも。
 あるいは、タイトルで2文字増やしたから本文で2文字以上減らさねばならず…とか?

 ネット記事には公開日時と更新日時がよくある。どこが更新されたのか、今回初めて発見した。マニアはこういうところに興奮するのである(笑)。

 なお、刑事は検察官vs被告人、民事は原告vs被告、なのだがマスコミは徹底的に刑事の被告人を「被告」とする。その理由は何なのか、いずれ調べようかと。

 などと言いつつメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」、10月は以下の9号を発行した。

第2168号 すべてマニュアルどおりにやった集団準強姦
 リアルナンパアカデミー(RNA)の塾生の「準強制性交等、集団準強姦」の判決。3週間前に言い渡されていた別の塾生の判決をあわせ、検察官の求刑は軽すぎたようだ。  編集後記は最近“流行”の逃走について。逃走にはじつは3種類あり…。

第2167号 生後2カ月の女児の解剖を執拗に求められ
 フジテレビへ車で突っ込んだ事件を傍聴するはずが、ついふらふらと記者クラブの記者たちについて行き「殺人」(裁判員裁判)の法廷に入ってしまった。被告人はちょっとアイドル顔の若い女性。生後2カ月の長女を殺害したと大きく報道された事件なのだった。  編集後記はあの『交通の教則』に起こった異変について!

第2166号 人格障害の20歳、元カノの母親を牛刀で
 「人質による強要行為の処罰に関する法律違反、殺人未遂、銃砲刀剣類所持等取締法違反、住居侵入、窃盗」という長い事件名の裁判員裁判、の判決を傍聴してみた。元カノのあることに激昂し鹿児島から車を運転して上京、元カノの母親を…! 警察の特殊部隊が閃光弾を投げ込んで制圧したのだそうだ。犯行時20歳…。

第2165号 失礼ながら、弁護人多くして事件山に登る?
 いわゆるシルバーストーカーの事件。同じ女性を執拗に追いまわし、とうとう実刑判決。服役で果たして収まるのか。  プラス、弁護士が裁判所のトイレに“放火”したとされる事件。弁護人はなんと10人。最終弁論を聞き、私が弁護人なら…とちらり思いました。

 以下の3号は10月14日にお知らせした

第2164号 あの寺澤、あの今井と警察官は気づかずに
第2163号 築地市場、ターレットトラック、無免許運転
第2162号 そのセリフ、裁判官が堂々と言うかねっ!

 以下は10月7日にお知らせした

第2161号 シャブと言うだけで心臓バクバク、汗が出て
第2160号 集合ポストの迷惑チラシ業者を詐欺った男!

 いま購読登録すると、以上9号がどどっと送信される。そして月末まであと4号が順次送信される。面白いよっ。私はもう30年以上も物書きで食ってきたが、こんな読み物は唯一無二、誰も書けないと思う。ぜひ試し読みをしてみてください。

※ 画像はマニア氏からのいただきもの。最初、えーっ、なにこれ珍百景! と驚いたが、岐阜県、近江鉄道の“パトバス”らしい。こういうのをラッピングバスというらしい。へ~。

 ←8月21日0時00分現在、週間INが160で2位~。 

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