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2018年12月の14件の記事

2018年12月29日 (土)

福井県警、やっちまったか?

 こっ、これはいろいろ見所のある“事件”だ! 以下は12月29日付け読売新聞。

「僧衣で運転」に青切符、法事行けぬと宗派反発
 福井県内の40歳代の男性僧侶が9月、僧衣を着て車を運転したことを理由に、同県警に交通反則切符(青切符)を切られていたことがわかった。県の規則が「運転操作に支障がある衣服」での運転を禁じているためだが、僧侶の多くは日常的に僧衣で運転しており、男性は「法事に行けない」と反則金の支払いを拒否。所属する宗派も反発する異例の事態になっている。
 県警や男性の説明によると、9月16日午前10時過ぎ、福井市内の県道で、男性が軽乗用車を運転していたところ、取り締まり中の警察官に制止された。警察官は「その着物はだめです」と告げ、青切符を交付。違反内容は「運転に支障のある和服での運転」と記され、反則金6000円を納付するよう求められた。男性は法事に行く途中で、裾がひざ下までの僧衣を着ていた。20年前から僧衣で運転しているが、摘発は初めて。
 男性に適用されたのは、福井県道路交通法施行細則にある「運転操作に支障を及ぼすおそれのある衣服を着用して車両を運転しないこと」との規定だ。
 警察官は、男性が着ていた僧衣の袖や裾が運転に支障があると判断したとみられるが、県警交通指導課は「僧衣がすべて違反ではなく、状況による」と説明。基準は明確ではない。

 まず、「福井県道路交通法施行細則」(公安委員会規則)の第16条第3号、これに違反するとされたわけだね。

 下駄、スリツパその他運転操作に支障を及ぼすおそれのある履物または衣服を着用して車両(足踏自転車を除く。)を運転しないこと。

 これに違反すると、道路交通法第71条第1項第6号の違反、すなわち「公安委員会遵守事項違反」になるのである。反則金は普通車で6千円。違反点数はナシだ。

 この公安委員会規則は各都道府県にある。どこもだいたい同じだが少ぉし違う。積雪とか地方の特徴的な気候状況を反映した部分とかあったりする。
 福井の第16条3号に相当するのは、「東京都道路交通規則」だと第8条第2号、これだ。

木製サンダル、げた等運転操作に支障を及ぼすおそれのあるはき物をはいて車両等(軽車両を除く。)を運転しないこと。

 東京は「衣服」についての言及がない。福井と東京、何が違うのか。福井といえば永平寺! だが…。

米又 永平寺 十穀がゆ 250g
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181229 と書きつつ気づいた。この話、長くなる。「取り締まり中の警察官」は、なぜ本件で違反切符を切ったのか、最終的に本件はどう決着するか、検察官は困るだろうなぁ、等々見所がいろいろある。そこまで書いてる時間がない。ごめん、またの機会にっ。

※ 十穀がゆは私のアフィリエイト。画像は今朝農家の直売所を自転車でまわって買い集めた野菜。白菜とブロッコリーは各150円。キャベツとほうれん草と大根は各100円。合計600円だ。冷蔵庫にネギがだいぶあるので、これで年越しできる。ちなみに大根は葉っぱと首の部分が凍っていた。寒いね~。

※12月30日追記  福井の件、私の読みをメルマガ最新号(第2197号)の編集後記に書いてしまった。一部言えば、福井の公安委員会規則の「衣服」の部分はしらっと消え去るんじゃないかと。消し去ったうえでの落としどころ等にも言及しましたので、福井県警の方はお読みいただければと。

※1月8日追記  「日本の僧侶が投稿、「#僧衣でできるもん」動画がネットで拡散」と1月4日付けBBC NEWS JAPAN。

 ←12月29日17時00分現在、週間INが140で3位~。

2018年12月28日 (金)

横浜地裁で日本無線JMA-230の証人尋問!

 27日(木)午後に関東圏の某裁判所で非常に興味深い期日があると、ある弁護士さんから聞いていた。行きます行きます! とお返事した。

1812274 ところがその後、横浜地裁のマニア氏から、レーダー式のネズミ捕りの否認事件の期日が27日(木)午後にあるとの情報が入った。

 東京地裁(本庁)でネズミ捕りの裁判は滅多にない。東京23区でネズミ捕りに捕まった人たちは滅多に否認しないか、否認しても東京地検、東京区検はほぼ全部不起訴にしているか、どっちかと推認される。東京地裁を根城とする裁判傍聴師にとってレーダー式のネズミ捕り裁判は捨て置けない。
 しかも、マニア氏の情報を分析すると、日本無線の、私が言うところの「証言専門社員」氏が証人出廷しそう。日本無線のその担当は代替わりしたはず。新しい方の証言を私はまだ傍聴していない。これは見逃せない! 読みが外れても悔いはないっ!

1812271 というわけで27日(木)、行ってきました横浜地裁へ。
 今回は読みがずばり当たり(汗)、代替わりした担当氏の尋問だった! いろんな情報が出てきて私はもう大喜び。約1時間、存分に堪能させてもらいました。

 ただ、1カ所ちょっと気になる部分があった。おっかしいな、速度違反の測定装置については超絶マニアである礼田計さんに電話してみたところ、やはり、それは考えられないという。
 被告人が何をどう否認しているか、私は知らないのだが、もしも測定値の否認なら、そのへんに真相が隠れているのではないか。詳しくはメルマガで。 

 傍聴を終えて関内の駅へ歩く途中、帽子屋があり、いったんは通り過ぎたのだが、戻って思い切って帽子を買った! 

 こんなふうなやつだ。来年、東京地裁へかぶって行くかも。笑わないでね~。
 買った帽子をかぶり、横浜地裁のマニア諸氏と軽く忘年会をしたのでありました。

※ 画像は横浜地裁、が入る合同庁舎。いつも利用していた玄関が閉鎖されていた。聞けば閉鎖は今年3月1日からで、手荷物検査と金属探知ゲートが反対側の玄関(そっちが正面玄関)にしかなく、なのでこっち側の玄関からの入庁は禁止になったのだという。
 めんどくせ~! ではあるのだが、おかげで私は(東京地裁において)刃物で襲われる恐怖をあまり感じずにいられる。東京地裁のX線手荷物検査と金属探知ゲートの恩恵を日々いちばん受けているのは私かも…。

 ←12月28日10時40分現在、週間INが130で3位~。

2018年12月26日 (水)

反則金値上げは携帯電話使用だけ?

 連休明けの12月25日(火)、警察庁が「「道路交通法改正試案」に対する意見の募集について」をネットにアップした。読んだ。
 なんと、12月21日(金)の私の読み(先読みというかニュース報道の読み方というか)は大外れ。反則金の値上げは携帯電話使用についてだけだった、申し訳ないっ!
 なぜ大外しをやっちまったのか。報道はこうなっていた。

 反則金の限度額は、大型自動車が1万円から5万円、普通自動車が8000円から4万円、小型特殊自動車は6000円から3万円にそれぞれ引き上げる。

1812241 携帯電話使用の違反は、危険違反と使用違反に分かれる。2017年の取締件数は、危険違反が174件。使用違反が91万5623件。ほぼ全部が使用違反といえる。
 報道にある引き上げ前の限度額、「大型自動車が1万円」とかいうのは、使用違反についてだ。道路交通法の「別表第二(第百二十五条、第百三十条の二関係)」というところにある。
 その限度額のなかで、使用違反の反則金額は現在、大型車が7千円、普通車と二輪車が6千円、原付車が5千円だ。

 それでだ、要するに私は、いっくら「限度額」だといっても一気に5倍は凄すぎるだろ! と思ったわけ。
 たとえば現在の普通車の使用違反の反則金額は、限度額の75%。引き上げ後も同じ割合にするなら、4万円の75%は3万円。3万円ってのは、スピード違反と過積載を除いては破格の、飛び抜けた金額だ。危険きわまりない赤信号無視だって、普通車の反則金は9千円なのだ。一時不停止は7千円なのだ。
 はは~、反則金収入が近年激減していることもあり、こりゃあ他の違反の反則金額も引き上げるんだな! 私はそう読んでしまったのだ。

 警察庁の「道路交通法改正試案」にはしかし、他の違反についての限度額の引き上げについて言及がない。たしかに「ながらスマホ」の運転は超ヤバイけど、バランスというものがあるでしょ。「ながらスマホ」だけ突出して引き上げたら、他の違反がやたらしょぼく見えてしまう。私が警察庁だったら…。とにかく今後注目だ。

 さて、今日の私の手帳に、15時から東京地裁で「大麻取締法違反」の審理の期日があった。マニア氏から教わってメモった記憶なのだが、なぜわざわざメモったのか思い出せない。
 しかし、警察庁へ行ける日が今日しかないので、ついでにと警察庁のお向かいの裁判所へ行き、傍聴してみた。そしたらびっくり、マニア氏ょありがとう! 被告人は和装の素敵なご婦人で、その最終陳述、おっしゃるとおり! なんか涙が出そうになった。検察に殺されたというべき山本正光さんが思い出された。
 「大麻取締法」は、第1条に目的が明記されていない。また、医療用大麻をわざわざ明文で禁止している。なるほどね~、と。

 そのレポートは次号として、メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」、12月は以下の11号を発行した。

第2196号 結婚詐欺的な投資用マンション販売の判決
 たまたま通りかかった法廷の前に、黄色い腕章をつけた裁判所職員がいた。テレビカメラの撮影が入るという。開廷表の原告名は「閲覧制限」、被告名は某株式会社。なんだっ? 傍聴してみたら…!

第2195号 特別公務員暴行陵虐致傷、無罪の警部補は!
 法務省のデータによれば、この事件が法廷へ出てくるのはチョーの三乗くらい珍しい。かつ、不起訴の理由が尋常じゃない。そんな事件が出てきた。私はもう飛びついて傍聴したよ(笑)。

第2194号 日本が我が国に来て沢山の人を殺しました
 前号からの続きだ。南京大虐殺81周年の前日を選んでなぜ抗議行動をしたか、被疑者(中国人男性)は淡々と語るのだった。こんな勾留理由開示の裁判を詳細にレポートするのは世界で私1人だろう(笑)。自嘲の意味ですょ。

 以下の2号は12月21日にお知らせした

第2193号 靖国神社で逮捕、中国人の勾留理由開示!
第2192号 フジテレビへ高級外車で突っ込んだ男は…

 以下の4号は12月16日にお知らせした

第2191号 弁護人は無理ムリあらゆる屁理屈をこね?
第2191号 ニヤニヤと、あからさまに見下す裁判官!
第2189号 東京にあこがれた女子が万引き病に至るまで
第2188号 犯行はムチャクチャだけども正直な若者君

 以下の2号は12月7日にお知らせした

第2187号 特殊詐欺の若者、身内らに囲まれ懲役7年
第2186号 謎の厳重警備事件に遭遇、その正体とは?

 いま購読登録すると、以上11号がどどっと送信される。そして月末まであと2号が順次送信される。
 ごめん、次号は、上記大麻の事件じゃなくて、マニア的に大注目のネズミ捕りの事件(27日傍聴予定)になるかも。AV女優に対するストーカーの事件は来年送りになりそうだ。
 メルマガに追われつつ雑誌原稿もあるし、おかげさまでいろんな媒体からコメント依頼をいただくし、たまにテレビのお仕事もあるし、何より渾身の単行本を書かねば! 健康のため有酸素散歩もしなければならず、毎晩酒も飲まねばならず…ってどさくさ紛れに何いうとんねん(笑)。

※ 画像は農家の野菜直売所、庭先販売。こういう自販機タイプのところが多い。対面販売のところもあるし、台に並んだ野菜を手に取り貯金箱みたいな投入口へ100円玉を入れるところもある。農家によって値段や野菜の種類や量に違いがある。たとえばブロッコリーならどこがお得だとか頭に入れ、ポケットに100円玉をたっぷり入れ、10数カ所を自転車でまわる。いつも買いすぎ、傷ませないようじゃんじゃん食べる。これが健康の秘訣ですよ。

 ←12月26日22時40分現在、週間INが130で3位~。

2018年12月24日 (月)

国破れて正義あり?

 遅い朝食を摂りながらテレビのワイドショーを見ていたら、日産のゴーン氏の事件について元特捜部だっけいわるヤメ検の人が言っていた。検察に国家を守るという考えはない、検察は「国破れて正義あり」ですと。格好いい~。

Photo_2 しかし私は、刻み大葉をまぶした納豆(50g)を食べながら思ったね、検察破れて国も正義もあらへん、でしょと。
 私が見るところ、良い悪いは抜きに、官僚組織は自省庁の利権やメンツを何より重んじる。聞くところによると遅くとも戦時中にはそうだったらしい。

 なので今回、「もしかしたらゴーン氏は無罪かも」と考える必要はないと思う。仮に真実は無罪でも、いったん逮捕してここまでマスコミを盛り上げた以上、検察は何がなんでも有罪を勝ち取る。大阪の特捜部は厚労省の村木厚子さんの件で下手を打ったが、最高裁、最高検のお膝元、東京の特捜部が大阪ごときの二の舞は断じて許されない。七転八倒、艱難辛苦を乗り越え、見事ゴーン氏の首をとり、それ、その増上寺へお入りになるよう、陰ながら…。なんか「赤穂浪士 勧進帳」が混じってしまった。

Photo_3 ただ、勾留延長の請求を東京地裁が却下したのは、検察としてはびっくりだったんじゃないか。この野郎、てめえだけ欧米向けにいい顔しやがってと。
 却下してもどうせ検察は別件で逮捕するだろうと踏んでのことだったかしれないが、それにしても…。却下したのは刑事第14部勾留係の裁判官かな、この先ずっと検察から嫌がらせを受けたりしないのか、いがみあいはよくないので最高裁のほうで配慮して、その裁判官はこの先ずっと支部回りだとか、ないのかな。心配だ。

 ところで、フランスの人たちは日本の勾留が長いとか文句を言っているらしいが、日本の検察には、伝家の宝刀、無罪の証拠隠しがあるってこと、ご存じなんだろうか。
 警察、検察が強制捜査権をもって集めた証拠の数々から、有罪に必要なものだけ法廷に出し、無罪の証拠、有罪が揺らぐ証拠は出さない、隠す、それは日本では合法なのだ。まさかフランスも同じだとか?

 裁判は東京地裁の刑事第8部がやるのか。8部は経済部だっけ、脱税などの事件をよく扱っている。
 本件は日産も三菱もルノーも、もしかしてフランス政府も傍聴したがるだろうから、傍聴席が98席の法廷を使うかも。傍聴券の抽選にはどれくらい並ぶだろう。有名芸能人の場合と同様、並び屋さんだけで軽く千人を超えるかもね。大変だ!

※ 画像上は埼玉県内の、下は岐阜県内の、センシス社の固定式オービス「SWSS(Speed Warning Safety System)」。マニア氏からのいただきもの。ありがとうございます!
 岐阜の背後の電柱に「クスヒコ」とある。学生服、作業服等のクスヒコさんかと。大日本帝国の大礼服ってのがすごいね。

 ←12月24日13時00分現在、週間INが140で3位~。

2018年12月21日 (金)

ついにきた、反則金値上げ!

 いったいどうするのか心配していたら、うわぉ、こんな手できましたか! やるっすね! と私なんかは思ってしまうのである。
 以下は12月20日付け時事通信。

運転中の携帯、罰則強化=道交法改正試案―警察庁
 警察庁は20日、自動車や原動機付き自転車を運転中の携帯電話の使用について、罰則を強化するとともに反則金の限度額を引き上げる道交法改正試案を発表した。
 来年の通常国会に提出し、来年中の施行を目指す。
 罰則は、現在の「5万円以下の罰金」から「6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金」に変更。事故を起こしかねない危険を生じさせた場合は、現在の「3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金」から「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」とする。
 反則金の限度額は、大型自動車が1万円から5万円、普通自動車が8000円から4万円、小型特殊自動車は6000円から3万円にそれぞれ引き上げる。事故を起こしかねない危険を生じさせた場合は、反則金の対象から外し、刑事手続きのみとする。

 流し読むと、携帯電話使用の反則金をどかんと引き上げるようにも読める。
 しかしそうじゃないでしょ。すべての違反の反則金を上げるってことでしょこれは。

181221 反則金は1986年に全体に「1.5倍」の値上げが行われた。1986年は約613億円だった反則金収入は、翌1987年に約1036億円になってしまった。値上げしたのに取締件数をあまり減らさなかったからだ。

 その後、おおむね800億円前後で推移していたのだが、2011年に700億円を割り、2016年に600億円を割った。大変だ、警察庁はいったいどうするのか。余計なお世話と叱られるかもしれないが、私は心配していた。
 そしたら値上げ、なるほど、なのである。ほっとしました、と言っちゃ各方面に誤解を招くか(笑)。
 値上げによって変わるものはといえば、反則金収入が増加に転じる以外に、特に変化はなかろうと私は予想する。ほかにもっといろいろいじれば話は別だが。

181221_2 ところで2018年は、常軌を逸した猛スピードで運転して犯行動画投稿サイトに投稿して捕まり、大ニュースに、ということがよくあった。これを好機ととらえ、スピード違反の罰則を引き上げるって手はある。
 また、あおり運転が大きな話題になった。その罰則引き上げに異を唱える者はいないだろう。

 道交法の改正試案、早く見たい、どこにあるのか、警察庁に電話した。Webサイトへのアップはいつになるか分からないという。でも、“あそこ”へ行けば見られるはずだ、うふふ。
 警察庁といえば、9月に大量に開示請求してあったものの一部、一部といってもかなりの文書についてようやく開示決定が出た。どんな文書があるか分からないまま大雑把に開示請求したところ、えーっ、そんな文書があったの! というものが開示される。楽しみ~。
 こうして今年も暮れていくのだ。

※12月25日追記! 警察庁がパブリックコメントの募集を発表した。その「別紙」を見ると、私の読みは見事に外れ! 反則金の限度額の引き上げは携帯電話についてだけらしい。詳しいことは別記事で書く。今ちょっと忙しく、読みの外れについてだけ急遽お知らせ。
※ 追記: 12月26日付けで書きました

 メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」は創刊10周年を迎え、粛々と発行を続けている。12月は以下の8号を発行した。

第2193号 靖国神社で逮捕、中国人の勾留理由開示!
 あっ、もしやこれは! と気づいて頑張って傍聴しました、靖国神社の神門前で南京虐殺等に対する抗議行動をして逮捕された中国人男性の、勾留理由開示の裁判を。傍聴席は20席。一般傍聴人は9人ぽっち。なのにチョー厳重警備で…! ちなみに「司法珍百景」といえるシーンもあったょ。

第2192号 フジテレビへ高級外車で突っ込んだ男は…
 フジテレビの湾岸スタジオの玄関にベンツで突っ込んだと全国報道された事件。どこも被疑者を匿名とした。その理由は…。 編集後記は、東名あおり危険運転にからんで自己愛性パーソナリティ障害について。

 以下の4号は12月16日にお知らせした

第2191号 弁護人は無理ムリあらゆる屁理屈をこね?
第2191号 ニヤニヤと、あからさまに見下す裁判官!
第2189号 東京にあこがれた女子が万引き病に至るまで
第2188号 犯行はムチャクチャだけども正直な若者君

 以下の2号は12月7日にお知らせした

第2187号 特殊詐欺の若者、身内らに囲まれ懲役7年
第2186号 謎の厳重警備事件に遭遇、その正体とは?

 いま購読登録すると以上8号がどどっと送信される。そして月末まであと5号が順次送信される。年末年始のお供に是非どうぞ。

 ←12月21日17時10分現在、週間INが190で2位~。

2018年12月19日 (水)

靖国神社で中国人が抗議行動した事件!

 メルマガ第2189号「東京にあこがれた女子が万引き病に至るまで」の判決1件を見届ける、そのためだけに行くのか、パソコンご臨終騒動の影響でめっちゃ忙しいのに、どぉしよう、思い切って休もうか…。

05081522 悩みつつ東京地裁の傍聴券交付情報を見たら、「建造物侵入」が傍聴券抽選になっていた。
 事件番号からして勾留理由開示かも。抽選締切り時刻の設定等から、厳重警備の事件かも。いわゆる過激派か? 申し訳ないけど私はそっち方面は興味がないのだ。もちろん裁判傍聴師として「好みじゃないから無関心」は許されない。頑張って傍聴したことは過去にある。でもこの忙しいときにまた…?

 あるいは、有名芸能人の女子トイレ侵入か? 最近そんなのあったっけ。ヤフーでニュース検索してみた。あっ、靖国神社! これに違いないっ!
 ラッキーにも近い時刻に「児童福祉法違反、児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、傷害」の傍聴券抽選もあった。
 よし「建造物侵入」のほうは楽勝で傍聴できるはず。行こうっ!

 そうして、んまぁ、いつに増して厳重警備の「建造物侵入」の勾留理由開示を傍聴してきましたよ! 「靖国神社でぼや、横断幕も=中国籍の男を逮捕」の動画の事件だ。傍聴席の取り方、傍聴人の人数、おおぅ! だった。

05081541_3 ちなみに「児童福祉法違反、児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律違反、傷害」のほうは「児童買春で逮捕の“社交界のプリンス”悪評続々! ジャニーズJr.も毒牙に!?」などと報じられた事件らしかった。

 この日はなんと、11時30分から東京高裁のほうで、極めて珍しい「特別公務員暴行陵虐致傷」の控訴審があった。
 13時05分、たまたま偶然、原告氏名が「閲覧制限」でTVカメラの撮影が入る地裁民事の判決に遭遇、傍聴してしまった。
 13時30分、東京高裁で「重過失傷害」、たぶん自転車の事故も傍聴。

 14時30分、「ストーカー行為等の規制等に関する法律違反、名誉毀損、強要未遂」の新件を傍聴。10月31日付け日刊ゲンダイが「AV女優・市川まさみを凍り付かせた40歳ストーカーの“狂気”」と報じた事件だった。

 非常に濃い、かつ被告人には申し訳ないが幸運な1日だった。何が幸運って、「特別公務員暴行陵虐致傷」と「重過失傷害」に1日のうちに遭遇するってあり得ないです。
 とりあえずメルマガ次号では、靖国神社のほうをレポートしよう。

※ 画像はいずれも2005年の8月15日に靖国神社で撮影したもの。あれから13年、少なくとも8月15日には行ってない。来年行こうか。

 ←12月18日10時20分現在、週間INが210で2位~。

2018年12月18日 (火)

そんな間抜けなことで重過失失火、重過失致死

 「札幌爆発事故「スプレー缶120本ガス抜き」で引火か」と、これは12月18日付けテレ朝ニュース。
 今朝、遅めの朝食を摂りながらワイドショーを、リモコンでチャンネルをぷちぷちやりながら見た。日テレ、テレ朝、TBS、フジテレビ、どこもそろって札幌のスプレー缶を取り上げていた。

 ぷちぷちやるうち気づいた。テレ朝の「羽鳥慎一モーニングショー」だけが、爆発元の不動産業者が使っていたのと同じスプレー缶を入手していたようだった。

 これは私のアフィリエイト。これとはちょっと異なるようだが、まぁこんなようなスプレー缶だ。
 4つの局が、同じ事件をほぼ同じやり方で扱うわけで、現物があるとないとではぜんぜん違う。他局は「ちっきしょう!」だったのではないか。にしてもテレ朝、どうやって入手したのだろう。

 札幌のその事件の刑事処分がどうなるか分からないが、事件名に「失火」の2文字がある刑事裁判は、滅多に法廷へ出てこない。私が8100事件ほど傍聴してきたなかで、たった5件だ。
 うち1件、メルマガ第192号でレポートした部分を、一部加筆等して以下に。

 2010年7月12日(月)13時30分~15時30分、東京地裁718号法廷(鹿野伸二裁判長)で「重過失失火、重過失致死」の新件。

 傍聴席は52席。男子高校生らしき若者が20人ほどいて、なんと最前列から埋めていた!
 この裁判所へ私が通いつめるようになって7年ちょい。52席の法廷で、最前列から埋める団体を、初めて見たょ。

 被告人は非身柄、62歳。濃いグレーのスーツがけっこうキマっている。
 会社役員か? と思ったらタクシー運転者だという。大卒後、新聞社に勤務してたのだという。へ~。

 おおむねこういう事件だった。
 2007年1月、板橋区の●●荘(1階に2部屋、2階に2部屋)の1階に、被告人は内妻と暮らしていた。
 21時半頃、就寝するに当たり、ネズミを追い払うためにと、常用の軟膏のプラスチックケースにロウソクを立てた。
 内妻は消すよう言ったが被告人は消さず、燃え尽きれば自然に消えるだろうと、寝てしまった。
 ロウソクは短くなり、軟膏のプラスチックケースを溶かし、石油製品である白色ワセリン80%の軟膏が、燃えて溶けながら木製テーブルに…。
 重大な過失より、延べ床面積104平米の●●荘を全焼させ、2階に住んでいた81歳男性を焼死させた…。

 これは公判前整理手続きを経た否認事件で、
  7月12日、このあと消防署の職員を尋問
  7月26日、ロウソクの燃焼実験を行った者など3人を尋問
  7月28日、被告人質問
  9月1日、論告と弁論
  9月27日、判決
 という予定だそうだ。いずれも午後の期日。

 同意書証の要旨告知をして14時06分、証人尋問が始まった。
 私は、公判前整理手続きの事件と分かると急激に興味が薄れる。決められたスケジュールを埋めていくだけの裁判になってしまうから。裁判員裁判もそうだ。

 ま、時間があれば7月28日の被告人質問だけ傍聴しようかな…。ということで14時10分、そっと退廷。
 この選択が大正解だった。次に傍聴した事件が…!

 この「重過失失火、重過失致死」は、求刑が禁錮2年、判決は禁錮1年6月だった。最初から勾留されてないのか、されたけれども早くに保釈されたのか、未決算入はナシ。

170706 そんなことをしたらそうなるに決まってるだろ! 決まってるとまでは言えなくても、そうなる可能性は高いだろ! どぉしてそんな間抜けな、いい加減なことをやっちまったんだ! となる事件はときどきある。
 しかし…。
 私も含め人間は、多かれ少なかれ間抜けでいい加減なことを日々やってるんじゃないか。他人を責めてバカにして偉ぶるより、自戒したい。

 ちなみに「次に傍聴した事件」とは、東京簡裁で虎井寧夫裁判官(当時)が、世にも珍しい執行猶予付きの罰金刑とし、検察官が控訴した事件。その控訴審にたまたま遭遇したのである! 弁護人が、申し訳ないけど爆笑の弁護をし、東京高裁の矢村宏裁判長(当時)はどうさばいたか、んまぁ強烈だった。
 どうです私のメルマガ、面白そうでしょ。面白いのだよぅ。よしうまく宣伝できたな(笑)。

※ 画像は奥尻島の珍しい標識。マニア氏の撮影による。

 ←12月18日10時20分現在、週間INが180で2位~。

2018年12月17日 (月)

東名あおり危険運転、控訴審はどうなる

 そもそも「国民の常識」とやらを裁判官も存分に持っている。すなわち、警察が逮捕したら犯人で間違いし、マスコミがこぞって犯人視して世間が盛り上がった事件がまさか冤罪とは考えない、という常識だ。
 たとえ再審無罪になっても「ほんとはやってんじゃねーの?」との憶測を捨てきれない、それが世間の常識ってやつだろうと思う。

05081553_2 そんななかで、東名あおり危険運転である。
 国民が世間がこれだけ盛り上がる事件は滅多にない。司法の威信のためにも危険運転を適用せざるをない。結論を正当化するレトリックを立てる、それが裁判官の重要な仕事のひとつだし。

 ただ、何度も言うけど法律上は現場へ突っ込んだトラックの運転手の責任がいちばん重いのだ。
 なので私は、危険運転を適用しても、求刑23年のところ判決は懲役2年程度、世間の盛り上がりに目一杯押されてもせいぜい3年じゃないかと考えていた。

 念のため言っておくけど、これは「裁判的には」という話だ。本件被告人の罪が軽いとは毛ほども思っていない。被告人が懲役何十年に処されようと被害者の命は戻らず、空しいだけかもしれないが、しかし重罰に処されてほしいとは私も思う。

 14日の判決は懲役18年(未決算入は不明)。控訴はあるのか。

 控訴は被告人も弁護人も、そして日本では検察官もできる。
 検察官は、23年を求刑したのに18年は軽いからと控訴することは、ないはずだ。危険運転の認定と18年を勝ち取ったんだもの。

 被告人は控訴するか。
 自分がやったことの重さを反省悔悟し、控訴せず粛々と刑務所へおちる…。しかし私が8千件ほど傍聴してきたところによれば、そうじゃない被告人がよくいる。
 被告人が控訴したため、被害者・遺族の怒りが強まる、そんな控訴審をよく傍聴してきた。

 控訴は、被告人もできるし弁護人もできる。
 被告人は控訴しないのに弁護人がすることもある。被告人が控訴の取下げを求めることもある。
 本件は、被告人の意思にかからわず弁護人が控訴し、被告人は取下げを求めないんじゃないか。なんにしても、このまま確定に至るとはちょっと考えにくい。

 控訴審はどうなるのか。
 そこはほんと分からない。定年(65歳)間近の裁判官に当たるかどうかにもよるだろう。

1、危険運転についての、反対論も強くある解釈適用を定着させる。
2、原判決破棄、軽い量刑として、危険運転についての新たな法条をつくる。
3、本件は特例的にそのままとし(懲役18年を維持し)、新たな法条をつくる。

 司法の威信的には、3が落ち着きがいいのかなと思う。

 なんにしても! 控訴審は被告人の出頭を要しない。被告人は出頭せず、弁護人が法律論を述べる書面を提出したことを口頭で確認しておしまい、となる可能性が高い。
 だから! 傍聴してもたぶんつまらないです。傍聴券抽選になっても、並ばないようにしましょう! でないと私が傍聴できないかもしれないので。 ←それが言いたかったのだね、よしよし(笑)。

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※ 新しいパソコンになり、画像のサイズをこのブログに載せられる大きさに変更できるようになった。そんな当たり前のことが、前のパソコンではできなかったのだ。
 画像は、2005年8月15日に靖国神社でデジカメ撮影したもの。

 ←12月17日23時10分現在、週間INが220で2位~。

2018年12月16日 (日)

弁護人は無理ムリあらゆる屁理屈をこね?

 メルマガでちらっとお知らせしただけの、だから「裁判傍聴マニアの」ではなく「メルマガ読者の」忘年会を13日(木)、冷たい小雨の中、銀座の晩杯屋でやった。1時間ほど1人で飲んで帰ろう、と思ったらなんとメルマガ創刊時からの読者氏が来てくれた。ありがとーん。

 メルマガの編集後記で詳報したとおり、11日(火)にパソコンが壊れた。ご臨終、といえるような壊れ方だった。「たった二年と二ヶ月で」どころか、2年も経たずにご臨終とは。
 12日(水)、新しいパソコンを買った。壊れたやつの2倍以上、その前のやつの約3倍の価格の、高性能のを。HDDではなくSSDだ。速くていいね~。

181216 ただ、キーボードカバーをつけるとやっぱり邪魔。13日(木)、2千円弱の外付けの薄いキーボードを買った。元のキーボードにシリコンのカバーをかけ、さらに厚紙を敷いて、その上に外付けのを置いた。
 非常に調子が良い。原稿を書くのが楽しくなる。焼酎をどばっとこぼしても、外付けのキーボードだけ交換すればいいわけだし。
 てか単体のキーボードは焼酎に強い。過去にどばどばこぼしたとき、逆さにして振って済んだ。ノートパソコンはキーボードの下に心臓部、マザーボードがあるから脆弱なのだねきっと。そういう構造のものが平然と大量に販売されているとは、焼酎飲みには驚きだ。ビール飲み、コーヒー飲み、お茶飲み、つまりノートパソコンで作業しながらちょいちょい液体を飲む諸氏も同様だろう。

 そんなこともありつつ創刊10年目に突入したメルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」、12月は以下の6号を発行した。
 2191号が2つあるのは、パソコンのトラブルで動転して焦って2190号を2191号と間違えて発行したためだ、申し訳ない。

第2191号 弁護人は無理ムリあらゆる屁理屈をこね?
 父親の首を絞めた「殺人」、弁護士が裁判所内のトイレに放火と報じられた「器物損壊、威力業務妨害」、どっちも有罪は明らかなのに弁護人があらゆることに無理ムリ食らいついたように聞こえて。あんな主張でなければもしかして…?

第2191号 ニヤニヤと、あからさまに見下す裁判官!
 電車で雲古(うんこ)を漏らした。駅のトイレでパンツを脱いだ。履かずに電車に乗った。ズボンのチャックを閉め忘れた。陰茎が見えたとして駅の事務室へ連行される途中、トイレでパンツを洗って履いた。そう供述する被告人を裁判官は…!

第2189号 東京にあこがれた女子が万引き病に至るまで
 東京へのあこがれが忘れられず13年前に上京。東京は楽しかった。しかしお金がいくらあっても足りない。万引きで執行猶予前科2犯、自己破産、生活保護、双極性障害にうつ病に窃盗症。証人、被告人の話を裁判官はちゃんと聞かず、検察官はまさに馬鹿のひとつ覚えのDSM-5を持ち出し…。嗚呼。

第2188号 犯行はムチャクチャだけども正直な若者君
 今回はさいたま地裁。「脅迫、強姦未遂」で懲役3年、執行猶予4年を宣告され、その宣告の少し前にやったひき逃げで、約半年後に懲役6月、執行猶予3年。それから1年後、免許は取消処分を食らっているのに車を運転して遊びに出かけ、酒を飲み、物損事故。警察官が免許照会をしている間に逃走。直ちに手配され逮捕、かと思いきや…。

 以下の2号は12月7日にお知らせした

第2187号 特殊詐欺の若者、身内らに囲まれ懲役7年
第2186号 謎の厳重警備事件に遭遇、その正体とは?

 いま購読登録すると、以上6号がどどっと送信される。そして12月末まであと7号が順次送信される。
 ようく9年間も続いたもんだと思う。読者諸兄(諸姉)に読み支えていただいたおかげだ。その感謝は山より高く、司法の闇より深い、ってなんだそれ(笑)。

 ←12月16日19時30分現在、週間INが190で2位~。

2018年12月14日 (金)

東名あおり危険運転、重罰のために安全運転義務を捨てた

 交通ジャーナリストで裁判傍聴師でもある私から少しコメントしとこう。以下は12月14日付けTBSニュースの一部。 

“危険運転”認め懲役18年、両親失った長女「危険運転認定に感謝」
 去年6月に東名高速で起きた夫婦死亡事故の裁判で、横浜地裁は危険運転致死傷罪の成立を認め、石橋和歩被告に対し、懲役18年を言い渡しました。
 石橋和歩被告(26)は去年6月東名高速で萩山嘉久さん夫婦の車を追い越し車線に無理矢理止めさせ、追突事故を招き夫婦を死亡させたとして、危険運転致死傷などの罪に問われています。

 私は、せいぜい懲役3年程度の実刑、の可能性ありと思っていた。なぜなら、何度も言うように、法律上もっとも重い落ち度は現場へ突っ込んだ後続のトラック運転手にあるからだ。
 ところが! 以下は2018年1月6日付け産経新聞。これを私は知らなかった。読者氏から教わった。ありがとうございます!

追突のトラック運転手を不起訴 東名夫婦死亡事故
 神奈川県大井町の東名高速道路で昨年6月、静岡市の夫婦が死亡した事故で、横浜地検は大型トラックで夫婦のワゴン車に追突したとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で書類送検された男性運転手(63)を不起訴処分とした。地検は処分の理由を明らかにしていない。
 この事故では、夫婦のワゴン車の進路をふさぐなど妨害行為を繰り返し、無理やり追い越し車線に停止させて事故を誘発したとして、福岡県中間市の建設作業アルバイト、石橋和歩被告(26)が同法違反の危険運転致死傷罪などで起訴されている。

 もっとも重い落ち度があるはずの者を、検察は不起訴にしたのである。なぜ?
 はは~、追い越し車線に停車していれば後続車が突っ込むのは当たり前=停車させた石橋和歩は極めて悪質! という形をつくりたかったのか! 私は直ちにそう思ったね。 ※念のため付言すると、こういう場合の「処分の理由」とは、起訴猶予とか嫌疑不十分とかそういう数文字だ。

05102111 だがそうなると今後、交通の状況に応じて安全に運転する義務(道交法第70条)は空文、ザル法ってことにならないか。
 というか、「後続車が突っ込むのは当たり前」なら、未必の故意による「殺人」で起訴し、「危険運転致死傷」を予備的訴因とするほうがすっきりストレートなんじゃないか。
 「後続車が突っ込むのは当たり前」という点について検察官は論告で、裁判官は判決で、どう言及したのかしなかったのか、そこが大事なのにっ。

 昼間ちらっとテレビを見たところによれば、求刑23年のところ懲役18年に下げた理由を裁判長は述べなかったそうな。
 量刑の理由に触れないってことはないはず。普通は、悪い情状と良い情状と並べ「以上を総合勘案して主文の刑が相当と判断しました」とか述べるものだが、下げる理由=良い情状に触れなかった、てことなのだろうか。
 私が傍聴していれば、そういったところもしっかり見て、他の多くの事件と比べてレポートできたろう。もちろん未決勾留日数の算入もお伝えできたのに、残念。

 評議において裁判官と裁判員はどんな意見を述べたのか、強硬な厳罰意見が出てモメたりとかあったんじゃないか、モメにモメ、“8掛け原則”に落ち着いたのか、すごく気になる。もし本当に、5年下げた理由を述べなかったなら、評議でかなりモメ、言えなかった、のかもね。
 しかしそこは制度上、永遠の秘密だ。裁判官は何も語らず、裁判員は表面的な当たり障りのないことしか言えない。この秘密は墓場まで持っていかねばならないのだ。

 控訴は、被告人も弁護人もできる。検察官もできる。東京高裁でひっくり返る可能性はありだと思う。
 ま、とりあえずそのへんで。忙しいのだよぅ。

 画像は今回の事件とは関係ありません。

 ←12月14日18時30分現在、週間INが180で3位~。

2018年12月11日 (火)

東名あおり運転、似た事件は懲役1年4月だった

 どうもおかしい、そう感じているのは私だけじゃなかろうと思うのだが。以下は12月10日付けFNNPRIME。

東名あおり運転 「反省していない」懲役23年を求刑
 神奈川県の東名高速であおり運転の末、一家4人が死傷した事故で、危険運転致死傷などの罪に問われている男の裁判で、検察側は、懲役23年を求刑した。
   (中略)
 一方、弁護側は、最終弁論で「あおり運転と死傷との因果関係は認められず、法の解釈は曲げられない」などと、危険運転致死傷罪は適用されないとして、重くて懲役7年が相当と主張した。
   (後略)

 弁護人の主張がそれっぽっちのはずがないと私は思うのだ。

181211 そもそも高速道路の本社線上に、故障か事故か理由を問わず、車両が動けなくなっていることはあり得る。ハシゴとかタイヤとか落下物があることもあり得る。
 そして運転者には安全運転の義務がある。ハンドルやブレーキを適切に操作し、交通の状況に応じて安全に運転しなければならない(道交法第70条)。

 東名高速での本件事故というか事件で、いちばん悪いのは法律上は現場へ突っ込んだ後続車なのだ。後続車の運転者の処罰はどうなったのか。どれくらいの刑に処されたのか、また処されなかったのか。
 本件被告人を、後続の運転者より重い刑に処することは相当とは言い難い。弁護人ならそのへんを主張したはず。「いやいや、後続の運転者に大した責任はない。いちばん悪いのは本件被告人だ」と弁護人自身が密かに思っている場合を除いて。

 また、一連の報道を見ていて私が感じるのは、この石橋和歩被告人は幼少期に虐待を受け、中学生頃からはヤンキー仲間から理不尽に殴られ蹴られてきたのではないかということだ。
 もしそうなら、弁護人はそこも主張したはず。生育歴、生育環境に同情すべき点があった、と。

 しかしそういう話は、私が見た限りでは、一切出ない、どうもおかしい、と思うわけ。
 私自身が傍聴すればいいんだが、傍聴券抽選でかつ横浜地裁としては珍しく“並び屋さん”が大挙動員されているそうで、とても出かける気になれず…。

 ちなみに私は2012年に東京高裁で、よく似た事件を傍聴している。
 東北道で44歳の男が、高速バスの車線変更に腹を立て、高速バスの前に回り込んで走行車線に停車させ、その運転手に対して降りてこいと執拗に食いつき、そこへ後続のトラックが突っ込み、トラックの運転手が死亡、高速バスの乗客多数が負傷したという事件だ。
 原審は宇都宮地裁で、懲役1年4月、未決30日算入。東京高裁の判決は控訴棄却だった。
 控訴審の中で、民事の賠償責任は、死亡したトラック運転手の側が7割、残り3割を高速バスの運転手と男が分け合うが、その割合がまだ決まらないという話が出てきた。メルマガ第1989号でレポートした。

 東北道のその事件と、東名高速の本件と、どこがどう違うか、すると予想される判決は…。ずっと勾留されているから、未決算入が250日か300日かあって…。そうなった場合、これまでタブーだった未決算入をマスコミは初めて報じるかも。

 とにかく、危険運転に新しいカテゴリーが設けられることになるのだろう。死傷事故にまで至らないけれどもチョー悪質な行為はあるわけで、道交法に新しい禁止規定が設けられることも十分に考えられる。

※ 画像は今朝自転車で農家の直売所(庭先販売)を回って買い集めたもの。ブロッコリーのみ2個で100円。ほか各100円。すべて税なしまたは税込み。黄色いのはゆず。こいつを3個、絞り器でぎゅうぎゅう絞ってグラスに入れ、25度の焼酎甲類を200㏄注ぐ、旨いよぅ。
 今朝も寒かった。自転車で頑張って走ると汗が出て、それはいいのだけど、頭が寒いっ。寒いのを通り越して痛くなり、頭蓋内の血管が収縮するのか軽く頭痛が。やばい。なんとかしなければ。

 どれがいいと思う? にっ2番かなぁ。これかぶって裁判所へ行ったら、玄関に入った瞬間ばかうけするだろうなぁ。そんで私は、ウィッグを外してX線手荷物検査のトレイに乗せるのだ。検査機を通過したトレイからウィッグを取り、かぶるのだ、恥ずかしげに顔を赤らめ。おお、その者、青き衣をまといて金色(こんじき)のウィッグをかぶるべし…言い伝えは本当ぢゃった。大婆(おおばば)様! なんの話やねん(笑)。

 ←12月11日13時10分現在、週間INが130で3位~。

2018年12月10日 (月)

バスを止めたシルバーモンスター

 路線バスの始発&終点の場所で、交通整理のおじさんは一般車両を止めているのに、バスがなかなか出ない、というシーンに遭遇した。

 よく見れば、バスの前部に大柄な高齢男性が寄りかかって動かないのだった。なんだぁ?
 自転車で買い物へ行く途中だった私は、すぐにそばへ移動し、いったいどうなるのか見届けることにした。

 肉声だったかマイクを通じてだったか忘れたが、運行の妨害はヤメるよう運転手が言っていた。高齢男性は知らん顔で動かない。うわぁ、これは何の法律の何条の違反になるんだろ。

1811022 やがてバスの前部のドアがプシーッと開いた。
 高齢男性はバスに乗り込み、運転手に怒りの罵声を浴びせた。要するに、発車時刻に遅れた自分は何とか乗ろうと走ってバスに向かった、運転手はそれが見えたはずなのに発進しようとした、許せない! という趣旨と聞こえた。

 心情的には「運転手は無慈悲」ってことになるのだろうが、しかし…。
 バスの運行は細かく定められている。交通渋滞とか物理的にやむを得ない理由なしに、定められた発車時刻を守らないことは、できないはず。
 乗客は、発車時刻に10秒遅れたら次の発車を待たねばならない。電車なんかは完全にそうだ。

 運転手に対して罵声を浴びせる高齢男性に対し、車両の中ほどに座っていた乗客のおばさんが「あんたのせいで遅れてみんな迷惑している。いい加減にしなさいよ」という趣旨のことを言った。
 すると高齢男性は、飛ぶようにそのおばさんのところへ行き、がががーっと罵声を浴びせた!

 開いたままのドアのほうから私はそれを見て、肩とかつかんで揺さぶったかどうか定かじゃないが、暴行罪には当たると思えた。
 私はバスに乗っちゃって(笑)、スマホを手に運転手に言った、これドライブレコーダーに映ってるんでしょ? 110番通報しますか?
 ばっちり証拠があり、高齢男性は逮捕されることになるかも。目撃者として供述調書を取られるのは私は久しぶりだ。単行本原稿のほうには申し訳ないが、数時間を食ってもいいや。

 しかし運転手は、事件にせず、高齢男性に謝罪して出発することを選んだんだねぇ。
 偉いやっちゃなぁ! と私は思った。その思いを込めて「お疲れさんです」と言い、私はバスを降りた。高齢男性は、優先席と思われる席に座り、まだ何かわめいていたが、バスは発進した…。

 この程度のことはときどきあり、いちいち警察を呼んでいたら会社のほうからお目玉を食らう、という事情もあったのかもしれない。
 ともあれ、シルバーモンスター、恐るべし、と思った。

 今井もいずれシルバーモンスターに?
 絶対なりまっせん。私はハゲだから、なるならシャイニングモンスター、Shining Monster だもん、えーん。

 以上、第2183号「刑務官の頬を鉛筆で刺した男はなんと…!」の編集後記に若干加筆等した。
 考えてみれば、「シルバー世代」とか「シルバーパス」とか、あの「シルバー」って何なんだ。髪の色をいうなら、俺らハゲ族には極めて失礼な話だ。ハラスメントだ、禿げハラ、ハゲハラだ。貴様ら、ハゲ族の逆襲に恐れおののくがいい。えーん。 ←結局泣くんかぃ(笑)。

※ 画像は2カ月ほど前の私。この1年で急速に禿げた。自分でもびっくり。ホルモンのバランスとか何かが変わったのだろうとの推測は論理則、経験則等に照らして合理的であり、ほか弁護人が縷々主張するところを検討しても、頭髪の復活は認められない。

 ←12月10日18時00分現在、週間INが130で3位~。 

2018年12月 7日 (金)

特殊詐欺の若者、身内らに囲まれ懲役7年

1811308 雑誌3誌の締切りがあるところへテレビのロケでほぼ1日費やし(取材に同行させていただき感謝)、翌日は東京地裁で慶応大学生ラッパーの「大麻取締法違反」の共犯女性の裁判等を傍聴し、その翌日は冷たい雨の中さいたま地裁へゆかねばならぬ男がひとり 忙しかったのですょ。
 さいたま地裁ではご当地のマニア氏と交流。けっこう本格の傍聴人とお見受けした。もし可能なら裁判所の帰りに一杯やりたいところだ。

 メルマガ「今井亮一の裁判傍聴バカ一代」は、この12月で創刊10年目に突入する。読み支えてくだすった全国の読者諸氏のおかげだ。心より感謝したい。
 10年目の最初の月の12月は、現時点で2号を発行した。

第2187号 特殊詐欺の若者、身内らに囲まれ懲役7年
 老人ホームの入居資格を譲ってほしい、名義貸しは違法だ、解決金が必要だ、という特殊詐欺グループの事件。うち1人について判決が言い渡された。懲役7年、未決120日算入。判決理由を聞きながら、嗚呼、裁判所がこれだから特殊詐欺はなくならないのだと…。

第2186号 謎の厳重警備事件に遭遇、その正体とは?
 事件名は「住居侵入、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反、傷害」。傍聴人は少ないのに傍聴券抽選、法廷前で手荷物預かり、高感度のハンディ金属探知機で厳重チェック、多数の警備職員が厳重監視。いったい何の事件!? 謎を解くため傍聴してみた…。

 いま購読登録すると以上2号がどっと送信される。そして月末まであと11号が順次送信される。そこまで無料。
 月末までに購読解除を怠ると、1月分は購読料が課金される。毎週火木土の発行で1カ月108円! 安いからいいやとまた解除を怠ると2月分の108円も課金される。うち6割が私の取り分となり、裁判傍聴、司法監視の助けになると、そういう仕掛けです、ふふ。

1811306 12月6日のさいたま地裁で偶然、ある意味珍しい事件に遭遇した。聞き取れたところによれば、「脅迫、強姦未遂」で懲役3年、執行猶予4年。その約半年後に「過失運転傷害、道路交通法違反」で懲役6月、執行猶予3年。その1年後に無免許運転で捕まり「道路交通法違反」の被告人として法廷へ。
 こう書けばあっさりしているが、私なんぞからすればムチャクチャな事件なのだった。さすがに今回は実刑かも。2つの執行猶予は取り消され、長く下獄することになるのか、まだ若いのに。
 なぜさいたま地裁へ行ったのかも含め、次号(本来は12月6日発行予定)でレポートしたい。

※ 画像は、惜しまれつつ11月末で終わった究極の居酒屋「昭和」の、いつ頃からか店内にあった掲示だ。いったいどんな宿に転身するのか、楽しみです!
 てゆっか千葉県館山市といえば、なんと千葉地裁・館山支部と館山簡裁があるじゃないか! 事件数はものすごく少ないんだろうけど、開廷を調べて泊まりにいくのはアリだねっ。

 ←12月7日21時40分現在、週間INが140で3位~。 

2018年12月 3日 (月)

もうひとつの“撃墜あおり運転”

 9月3日(月)10時から横浜地裁で「危険運転致死傷及び暴行(予備的訴因監禁致死傷)、器物損壊、強要未遂」の第1回公判があると、マニア氏から早くに聞いていた。
 昨年、東名高速で悪質あおり運転の末、とんでもない死亡事件を引き起こした、メディア報道によれば動物のような男、を被告人とする事件だ。

18113014 傍聴席98席の法廷を使う可能性ありという。メディアの動員は東京地裁ほどは多くないはず。よし、行こう! 横浜は拙宅からは遠いけど、行って余人にマネのできないディープなレポートをしてやろう!

 ところが、前日にマニア氏からメールあり。いちばん広い法廷を使うものの、傍聴券抽選の当たり券は40枚ぽっちだという。
 記者クラブ等が58席もとるとは考えにくい。死傷被害者の関係者が、被害者参加人として検察官の横に座るほかに、傍聴席にもかなりの方が座るのだな? そうでなければ、裁判所は大きな法廷を使わないはず。

 嗚呼、と息を吐いて私はあきらめた。今月は、秘密の重要事件であちこちの裁判所へ行かねばならぬ。雑誌原稿も単行本原稿もある。3日(月)はあきらめよう。

 ところで、あおり運転は上記事件のようなものばかりじゃない。
 狙った相手に速度を上げさせるためのあおり運転もあるように思われる。いやネットを見ると、そういう者が確かにいるようだ。
 以下は、車雑誌『ドライバー』に以前書いた原稿の一部だ。若干加筆等する。

 午後10時半ころ、首都高速・都心環状線の外回り、新富町付近(制限50㎞/h)のオービスにより97㎞/hと測定・撮影された被告人の主張は、要するにこうだった。

被告人 「友人と、別の友人の幼児を乗せて、いちばん左の車線を走行中、フルスモークのグレーのベンツが右側に並んだ。ベンツの窓ガラスが開き、刺青のある腕が鉄パイプ様の棒を振り回してきた。棒は1度、こちらのガラスにゴンと当たった。私のクルマはランサー・エボリューションだ。私は〝走り屋〟ではないが〝走り屋つぶし〟がいると聞いていたため、パニックにおちいり、とにかく逃げなければとスピードを上げた。そのときオービスに撮影された」

 午後10時半ころ、首都高速7号線下り(制限60㎞/h)をスカイラインで走行中、錦糸町ランプ先のオービスⅢにより131㎞/hと測定された被告人はこうだった。

被告人 「当時の交通の流れにのった程度で走っていたら突然、黒いクルマが前方に割り込んで急ブレーキをかけた。そこで追い抜いたら、その黒いクルマはあおるようにくっついてきた。正直、あそこまで迫られたことは初めてだ。速度を上げて遠ざかるしかなかった。あの道路はほぼ毎日とおっておりオービスがあることは知っていたが、それさえ忘れるほど恐怖を感じた」

 環状7号線(一般道)内回り、高円寺付近(制限40㎞/h)のオービスにより93㎞/hで捕まった被告人はこうだった。

被告人 「新青梅街道のあたりから後ろのトラックがクラクションを鳴らしたり幅寄せしたりしてきた。無視していたが、トラックの窓から木刀か何かがふり回され始め、あんなもので殴られたらたいへんなことになる、これは逃げるしかないと思ってスピードを上げた」

 そうしたことを、どの被告人も法廷で必死に語る。でも、ほんとうかウソかわからない。どっちにしても確かな証拠がない。
 じつはそれは当然というか、そもそもオービスは、犯行に至る状況には関係なく、オービス設置地点にさしかかった瞬間のスピードだけで処罰しようとする機械なのである。そういう機械が全国に600基以上も設置され、日々粛々と取り締まりを行っているのである。

 もちろんパニック状態での大幅なスピード超過は危険だが、酌むべき事情は酌まなければならない。緊急避難とか正当防衛とか難しいことをいう以前に、刑法第66条がこう規定している。

第66条 「犯罪の情状に酌量すベきものがあるときは、その刑を減軽することができる」

 刑法の規定を無視するわけにはいかない。ではどうするか。検察官、裁判官は、こういう形へ持ち込もうとする。

裁判官 「暴走車が存在したという証拠がない。パニックだったという被告人の説明は、細かな点に矛盾を見出すことができる。よって暴走車は存在しなかったのだ。
 仮に暴走車が存在したとしても、地図によれば付近に交番や警察の寮がある。そこへ駆け込めばよかったのだ。停止してやりすごすこともできた。わざわざ追突するクルマなどいるはずがないし、追突すれば追突したほうが処罰されるなりすればいいのだ。相手はヤクザだと思ったと言うが、止まって確認したのか。確認せずにスピードを上げたのは悪い」

 この論法で、どの被告人もあっさり負けていく。相場どおりの罰金刑とされて終わる。

 こうして、いわば警察、検察、裁判所の協力を得て、狙った獲物を“撃墜”して遊ぶ者が、確かにいるようだ。
 しかし裁判所等は、そんなことを国民に伝えたりは絶対にしない。
 そこを伝え、国家の治安ではなく国民の安全を図る、それが裁判傍聴師のひとつの役割だ。 ←おお、風呂敷を広げたな~(笑)。

 冒頭の横浜地裁の事件で私が気になることのひとつは、死傷被害者の車両後部に激突した車両の、その運転手の処罰はどうなったか、である。
 法律上は、そっちの運転者(以下後続車)がいちばん悪い。私が過去に傍聴した事件では、民事の賠償責任は後続車が7割だったそうだ。
 本件では、被告人の罪を軽くするために弁護人が後続車の落ち度に言及するかもしれない。しかし世間は被告人をひたすら悪く言う流れなので(いや私も被告人がいちばん悪いと強く思うが)、メディアは後続車に触れない可能性がある。そのへん、横浜のマニア諸氏にお任せしたい。

※ 画像は、11月29日(木)だっけか「昭和」の帰りに裏路地の質店で買った腕時計。700円ぽっきり、皮革のバンドの色もつやもいい。これはお得だ。
 なぜ右手左手の内側なのか。高校生の頃、ヨーロッパ映画にかぶれた影響だ(笑)。 ※赤色部分、読者氏から指摘され誤記を訂正。ありがとうございます!

 ←12月3日0時50分現在、週間INが140で3位~。 

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